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デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

杜の都と安子さん PART 2 OF 3

2009-04-01 07:11:06 | 海外留学・国際化・グローバル化

  
杜の都と安子さん (PART 2 OF 3)



Subj:マルサの女・ナンシーに会いました。

大きな女ですよ。\(^Д^)/うしししし。。。




Date: 31/03/2008 6:29:06 PM
Pacific Daylight Saving Time
(日本時間:2008年4月1日 火曜日 午前10時29分)
From: green@infoseek.jp
To: fuji@adagio.ocn.ne.jp
CC: barclay1720@aol.com


うん、うん、うん。。。会いましたよう。
ニコニコしながらエレベータから出てきましたよ。

僕はドアを開けて廊下で待っていました。
エレベーターはすぐそばにあります。

大きな女ですよ。うしししし。。。
ちょっとビックリ!
喧嘩したら負けそう!
なんと!身長175から180センチ。
体重75キロから80キロ。
日本人の目から見たら、女子プロレスラーですよう!



特に、ブスでもないし、美人でもありません。
表情の印象は強くは無いです。
肌はあめ色で、もしかするとインド系の血が混ざっているかもしれません。
良い家系の生まれだという感じはします。

つまり、話し方や、動作に洗練されたものを感じます。
そういう点で、女子プロレスラー的ではありません。うへへへへ。。。

初め黒ぶちの目がねかけていましたよう。
でも、笑っていたから怖くは無かった。
初対面の挨拶を交わした後、
メガネをはずしました。
そうしたら、けっこう魅力的な表情に変わりました。

でも、あの大女がムカついた表情をしたら、きっと怖いでしょうね!?
\(@_@)/ キャハハハ。。。

声の感じだと45歳から50歳だったけれど、
実際に会ってみると、意外に若い。
28歳から35歳ぐらいですよ。
32歳。僕の推定。

始終ニコニコムードですよ。
もちろん、僕だって必要以上にニコニコしていましたよ。

初対面の印象は悪くは無い。
ナンシーにも、これまでに電話を折り返し、かけて寄越さなかったり、書類を間違えて送って寄越したり、落ち度があるから、良い印象を与えようと必要以上にニコニコしていたようですよう。
(見え見えだよう!内心で僕はそう思っていました。)

「おおおォ~~ 眺めがすばらしいわねええェ~」
ナンシーが、まず、お世辞を言いましたよ。

「そうですよ。素晴しい眺めだけがご馳走ですからね。
他に何も出ませんよ!」
(アホのように笑いながら僕が軽く冗談を言いました。)

「う~♪~ん。すごい眺めだわぁ~。
食べるよりも眺めの方がいいわよ。
眺めているだけでお腹がいっぱいになるわ。
日本円にすると、このマンションは1億円ぐらい、するのでしょうね。」
ナンシーがさらにお世辞を言いましたよう。

僕は言いました。
「それ程でもないよう。このマンションはチープだよ。
ただ、眺めだけは1億円の値打ちがあるよ!」
そう言って、また、僕が馬鹿笑いをして見せてから、おもむろに仕事の話になりましたよ。

ナンシーは、税務署の役人と言うよりは、スーパーマーケットのレジ係のように、フレンドリーな表情を浮かべていましたよう。
電話の声の調子とは全く違うのですよ。
電話の声は、日本のお役人みたいにブスッとして愛想が無いのですよ。
でも、僕と話している間は始終ニコニコしていました。

まず、次の手紙を僕に見せました。


Canada Revenue Agency
Our File: 2007-12-28-7827 (架空番号)

Sayuri Fujiyama
c/o Denman
#905 - 1532 Robson Street
Vancouver, B.C. V4H 2J5

March 28, 2007 (<- ナンシー の間違い! 2008年だよ!)

Dear Ms. Fujiyama:

RE: Rental Business
Property Description: 1234 Deer Lake Side, Burnaby, BC

We acknowledge receipt of the Notice of Disposition, Form R1073,
submitted by you on December 28, 2007.

A review of the notification indicates that the date of disposition
was September 18, 2007.

Subsection 227(4) of the Income Tax Act (the "Act") requires
non-resident vendors to notify the Canada Revenue Agency (CRA)
within ten days of disposing of business.

As the notification was not received within 10 days of the date of
disposition, it is considered late. All non-resident vendors who
fail to comply with subsection 227(4) of the Act will be assessed
a penalty under subsection 273(8) of the Act, equal to the greater of:

1) $100 (minimum penalty); or

2) $25 multiplied by the number of days, not exceeding 100days,
during which the filure continues (maximum penalty is $2,500)

As the notification was received 91 days late, the vendor is required
to remit a payment for the penalty pursuant to the subsection 273(8)
in the amount of $2,275.00 and a payment of the arrears interest on
this penalty pursuant to subsection 272(22) in the amount of $97.96.

If you have any questions or concerns regarding this letter, please
contact the writer at the number or address below.

Also, you can find most CRA forms and publications, as well as
information on taxes, credits, programs and filing information,
on our web site at www.cra.bc.ca.

Yours truly,


Nancy McKay (仮名)
Non-resident Audit

Tel: 604-587-2086
FAX: 604-587-2646

Burnaby-Fraser Tax Services Office
9737 King George Highway
P.O. Box 9070 STN Main
Surrey, B.C. V3T 5W6




デンマン注:
 
文中の固有名詞、法令番号等は、すべて架空です。
この文章をカナダの税務書類の一例として使用しないでください。
使用すると、あなたが恥をかくことになります。信用丸つぶれになりますので、念のため。。。



次に、バンクブック(銀行貯金通帳)の話になって、
小百合さんがバンクブックをコピーして見易いように作っていたのを褒めていましたよ。
この辺のところは、ナンシーの落ち度をカバーするかのように、相手の心をくすぐるような事を言うのですよ。
(でも、見え見えだよう!\(^Д^)/ギャハハハハ。。。。)

しかし、実際、あのバンクブックのコピーは良くできていると思いますよ。

She is well-organized, isn't she?

そう言って小百合さんを褒めましたよ!
うしししし。。。
40%はおだて! でも、60%は本音のようでした。
(やっぱり、カナダにも社交辞令ってあるんだよね。)

それから、きつい事を言いましたよ。

「グロース・レントの合計に対して税金をかけますわよ。」

「ん? マジで。。。?」

「冗談なんて言わないわよ。これマジよ!
ここからは、マジで話しましょうね。」

かな~♪~りきつい事ですよ!

「しかし、経費があるでしょう?経費を差し引いてから税金をかけるのが常識ですよ。そうでしょう?」

「でも、私がすることは税金を徴収する事なのよ。」

「経費はどうするのですか?」

「それは特別のフォームに書いてオタワの事務所に提出してくださいね。」

「どのフォームですか?」

「S216 Late File Policy と言うフォームよ。
Canada Revenue Agency のウェブサイトから
このフォームをダウンロードできるから、そのフォームに書いてオタワの税務署に提出してよね。」

「またですかア?すでに、あなたに1998年から2006年のRETURNSを渡してありますよう!」

「でもねぇ、遅れた場合のフォームは違うのよゥ。とにかく、そのフォームにもう一度記載して私ではなく
オタワの事務所の方に送ってちょうだいね。」

(また、責任逃れか?僕はそう疑ったほどですよ。)

つまり、グロース・レントに対して、すぐに税金を徴収すると言うのですよ。
。。。で、いくらぐらいになるの?
僕が尋ねたら、卓上計算機を出して計算しましたよ。

「う~~ん 16,000 ドルぐらいだわ。」

「かなりの額になりますね?」

「はっきりしたら手紙で知らせるけれど、すでにHOLDBACKを保存してあるから、
新たに小百合さんが支払う事は無いと思うわ。
とにかく、はっきりしたら手紙で知らせますわ。」

「なるべく早くお願いします。」

「いづれにしても、デンマンさんが S216 のフォームを使って1998年から2006年までの経費を申告してちょうだいね。
そうすれば、 16,000 ドルから経費相当分が払い戻しになるわよ。」

そう、ナンシーは言いましたよ。
なんとなく責任逃れをしているように感じたけれど、
僕は、この事情をすべて書いて、FAXした内容もすべて書いてオタワの事務所に送るつもりですよ!
ナンシーの落ち度も追求するつもりです。

それから、ナンシーはちょっと優しい表情になって、うししし。。。
次のように言いましたよ。

「あのねぇ、小百合さんも、いろいろと税金を納めるに際して不満があると思うのよね。
だからねぇ、そういう不満に対して税務署も聞く耳を持っているのよォ~。
つまり、事情によったらば、HOLDBACKの額を減らしたり、
払い戻しもするわけなのよ。
この10ページのパンフレットをあげるから、良く読んで参考にしてね。」

そう言って、僕にくれたのが次のパンフレットですよ。

IC07-1 Taxpayer Relief Provisions.

http://www.arc.gc.ca

国税庁のウェブサイトを見れば、このパンフレットが読めるはずですよ。

これには Request For Taxpayer Relief という申請書が付いています。
RC4288E と言うコード名がついています。

僕もじっくりと読んでみますが、小百合さんも読んでみてください。

一応言っておかないと、後で問題が起こるので、ナンシーは言ったようですが、
このRelief フォームを提出しても 大きなお金が戻ってくる、とは考えられません。
でも、読むだけの値打ちがあると思います。

とにかく、ナンシーが言ったように、 S216のフォームを使って、
僕は経費を書き込む必要があるようです。
そうしないと、HOLDBACKが戻ってこないそうですよ。

なるべく早めにやるつもりです。
遅くとも来週の金曜日(2008年4月11日)にはオタワの税務署に郵送するつもりです。

4月2日の水曜日には町子さんが2007年のTAX RETURNの資料を持ってやってきます。
町子さんは話し好きですからね。3時間ぐらい話をして帰ってゆきますよ。

ナンシーは2時間話をして帰って行きました。

来るときは道を間違えてしまったらしく
デンマン・ストリートを通り越してスタンレーパークまで行ってしまったと言ってましたよ。

いづれにしても、今日は快晴で、素晴しい天気でした。
ナンシーの気持ちもルンルン気分でしたよ。
始終、和(なご)やかムードで話をする事ができました。

ナンシーの話で、小百合さんに何か質問があったら折り返し書いてください。

ところで、3月31日の『小百合物語』では、僕のマンションの表と裏に咲く「サクラ」を紹介しています。
20年見慣れていたのに、記事を書く都合があったのでUBCのホームページで調べて初めて名前を突き止めました。
ぜひ見てください。写真もはってありますよ。

■ 『思い出のフライ』
     (2008年3月31日)

じゃあね。

P.S.:
近いうちにヘンリー・マンシーニの懐かしい音楽のページを小百合さんのために作ろうと思いますよ。作ったら知らせます。
小百合さんが、TAXから開放されて癒しの時間を持てるように。。。


 (すぐ下のページへ続く)

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