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映画で英語を(PART 1)

2020-03-03 03:48:48 | 英語・英会話
 

映画で英語を(PART 1)

 


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デンマンさん。。。 今日は 映画で英語を 勉強しようというお話ですか?



そうです。。。 いけませんかァ~?

でも、どうして急に 映画で英語を 勉強しようと思い立ったのですか?

実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。

 



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映画にしてもドラマにしても、分からないながらも英語で観てみると、こういう場面でこういう表現を使うのか、この単語はこういう時にはこう発音するのか、などという発見がたくさんあります。

言ってみれば、映画で英語を学ぶことは、特定の状況(コンテクスト)でどのように言語が使われるのかを理解することにつながるのです。(略)

 

まずは、字幕ではなく英語を聞いて映画を楽しむことです。(略)

 

もっとも英語学習という目的で洋画を観るなら、映画は選んだ方が無難です。

ヤクザ映画で日本語を学んだアメリカ人が、英語字幕に“How do you do?”とあったので、せりふの日本語がそれに対応していると思い込んで暗記し、来日してから初対面の日本人に「おひけえなすって」と挨拶してしまった、という失敗談を聞いたことがあります。

 


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同様に、西部劇映画で英語を覚えた日本人が、やたら乱暴でぞんざいな英語をテレビ番組の出演者に対して使うので、びっくりしたこともあります。

選んだ作品が、どういう種類の映画で、登場人物はどのような人たちで、ふつうの会話に使って構わない英語を話しているのか、などを見極める必要がありますが、そのような判断をすること自体が勉強になります。 (略)

 

発音訓練といえば、何と言っても“My Fair Lady”です。

 


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ロンドン下町育ちのイライザが訛りを矯正して上流階級の品の良い発音で英語を話せるようになるまでの物語は、外国語としての英語を学ぶ身にも参考になるところが大でした。

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




128-130ページ 『本物の英語力』
著者: 鳥飼玖美子
2016年5月12日 第8刷発行
発行所: 株式会社 講談社

 



アメリカ人の失敗談が面白いですわねぇ~。。。



ジューンさんは「おひけえなすって」という言葉の意味を知ってましたか?

池部良さんの映画を見て意味を覚えましたわァ~。。。

 


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あれっ。。。 ジューンさんはヤクザ映画まで観て日本語を勉強したのですかァ~?



いけませんか?

いや。。。 別にかまいませんけれど。。。 だけど、ジューンさんみたいな淑女がヤクザ映画というのはないでしょう!?

デンマンさんは わたしを熟女ではなく、淑女だと思っているのですかァ~?

僕はジューンさんは熟女でもあり、淑女でもあると思っているのですよ。。。 うへへへへへへ。。。

 


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そういうヤ~らしい笑いを浮かべるのは止めてくださいなァ~。。。



あれっ。。。 藤純子の緋牡丹の「お竜さん」のような声を出しましたねぇ~。。。

 


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デンマンさんが藤純子のファンだと言ったからですわよう! うふふふふふふ。。。



ジューンさんが、そこまで日本のヤクザの世界に興味があったとは思わなかったなああああァ~!?

いけませんでしたかしら?

あのねぇ~。。。 ジューンさんは、どちらかと言えば「お竜さん」よりは、本物の “Fair Lady” なのですよ。。。

デンマンさんは “Fair Lady” の意味を知っているのですか?

知ってますよ! これでもカナダで20年以上暮らしているのだから。。。

じゃあ、どういう意味なのですか?

だから、ジューンさんのような女性のことですよ。。。 うへへへへへへ。。。

そのような笑いでごまかさないでくださいなァ~。。。 デンマンさんにもよく理解できるように説明いたしますわァ~。。。

 


"fair lady" の意味

 


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まずは "lady" の意味から説明しましょう。

"lady" の主な意味は次のようなものです:

1.上流階級の上品な女性

2.御婦人(女性を上品に指し示すときの言い方。例えば「レディーズ&ジェントルメン」の「レディーズ」)

3.(騎士道物語などで)男性に愛を捧げられる女性

4.ガールフレンドや妻

5.女性の貴族(騎士や準男爵の未亡人)の称号(Queen や Countess と同じような感じで、Lady という肩書を使う)

6.身分の高い女性に呼びかけるときに使う言葉

7.一般の女性に冗談や皮肉で呼びかけるときの言葉

 

"fair" の意味

「フェア」というカタカナ語は一般的には、「フェアなジャッジ(公平な審判)」などのように「公平な」という意味になります。

英語の "fair" も「公平な」という意味で頻繁に使われます。

しかし、"fair" には「公平な」という意味の他に「清純で見目麗しい(顔立ちが良い)」となどの意味もあり、「フェアレディ(fair lady)」や「マイ・フェアレディー(my fair lady)」の "fair" はこの意味で使われています。

「麗しい」は「うるわしい」と読みます。

「見目麗しい」は「みめうるわしい」。

"fair" には「肌や髪の色が明るい(金髪で色白)」という意味もありますが、「フェアレディ」の "fair" は恐らくこの意味ではないでしょう。

 

"fair lady" の意味

上記から "fair lady" は「見目麗しい女性」という意味です。





「見目麗しい女性」というだけの意味ではないと思いますよ!



あらっ。。。 ネイティブ・スピーカーである わたしにデンマンさんは はむかうのですかァ~?

あのねぇ~、いまや英語は世界共通語ですよ。。。 だから、ネイティブ・スピーカーの言う事がすべて正しいというわけじゃないのですよ。。。 それは、上の映画を観れば解る。。。

あらっ。。。 デンマンさんは “My Fair Lady” を観たのですか?

もちろんですよ。。。 バンクーバー市立図書館で DVD を借りて観ました。。。

 


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『拡大する』

『実際のページ』


 



この映画を観れば、ただ単に「見目麗しい女性」というだけじゃなく、ミーハーにはない教養と品がある女性のことですよ。。。



あらっ。。。 デンマンさんは、いつから国際語の権威になったのですか?

別に国際語の権威になったわけじゃないけれど、上の映画を観れば、明らかじゃありませんかァ~! 映画で英語を学ぶということは、そういうことじゃありませんか!



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 (すぐ下のページへ続く)







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