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デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

かぎろいミステリー

2021-09-04 01:50:32 | 日本人・日本文化・文学論・日本語


 

かぎろいミステリー

 


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デンマンさん。。。どうして「かぎろい」を持ち出してきたのですか?


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あのねぇ~、夕べ、たまたま『なぜ万葉集は古代史の真相を封印したのか』という本を読んだのですよ。

それが「かぎろい」と関係あるのですか?

もちろんですよ。 その本の中で柿本人麻呂が詠んだ、あの有名な「かぎろい」の歌が出てきたのです。

それで、今日「かぎろい」を取り上げる気になったのですか?

そうです。。。 小百合さんも柿本人麻呂が詠んだ、あの有名な「かぎろい」の歌を読んでみてください。

 


人麿が見た「かぎろい」とは何か

『万葉集』巻(まき)1の48番に柿本人麿(かきのもとひとまろ)の有名な「かぎろい」の歌がある。

東(ひむがし)の

野に炎(かぎろひ)の

立つ見えて

かへり見すれば

月傾(かたぶ)きぬ


歌意は「東方の野には曙(あけぼの)の光がさしそめるのが見えて西を振りかえると月が傾いて淡い光をたたえている」(『万葉集』日本古典文学大系、岩波書店)というものだ。 ここで「かぎろひ」は「曙の光」とあるが、人麿が見たのはどんな現象なのだろうか。


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「かぎろい」は『古語辞典』(岩波書店)では、まず「揺れて光る意。 ヒは火。 炎」とあり、また「立ちのぼる水蒸気に光があたり、光がゆらめいて見えるもの」とし、「陽炎(かげろう)、地面が熱せられたときに見られる」の意をあげている。

さて日の出前には日中われわれがよく見る陽炎のようなものは出現しないので、「陽炎説」は成立しない。 「かぎろい」は万葉集では「炎」という字があてられていることに注目したい。 「かぎろい」にはこれまで天文学的に意味のある説が二つある。

その一つは、戦前、中山正実画伯が「かぎろい」にちなむ大作「阿騎野(あきの)の朝」を描くにあたってなされた考証にもとづくものである(中山説)。 それによれば柿本人麿の「かぎろひ体験」は、場所(東経135°.9、北緯34°.4)だけでなく、日時をも特定できるという驚くべき説で、持統天皇の朱鳥(しゅちょう)6年11月17日(ユリウス暦ではA.D.692年12月31日)、午前5時50分(日本標準時、日の出前約1時間)、月は望(満月)をわずかに過ぎて西の地平線の上10°の高さにあったという。 中山説はこのときの東の空の現象が「かぎろい」だとするものである。

もう一つは黄道光(こうどうこう)説である。 黄道光とは、太陽系の地球の公転軌道の付近に分布している固体微粒子が太陽光を受けて散乱しているものである。 この説を提唱している斉藤国治氏によれば、古天文学にもとづき、「かぎろひ」とは、季節は黄道光がもっとも見えやすい秋の朝とし、東の空に「舌」のような形で、日の出約1時間前に「立って見える炎状の光体」という形であらわれるというものである。

この二つの説はどちらも、主要点として「かぎろひ」は日の出前1時間の東の空の現象としているが、この日の出現象という一連の過程からみると、つぎのような疑問がわいてくる。 日の出前1時間というのは、日本列島の地理的位置を考慮すると、平均して太陽が地平線下12°にあるときということになる。 そのころ、東の空では薄明がはじまってはいるものの、よほど暗く、その色もせいぜい薄く青白いという程度で、当然ながら空全体が静かで何らの動きも感じられない。 また、黄道光も実際にはぼうっとした白っぽいもので、じっとしたまま動きもなく、日本のようにしめっぽい空ではそれを見分けることさえたやすくない。 まして「炎」ないしは「炎が立つ」というような強烈な印象には欠けるように思われる。

ここで私の「曙光説」を挙げてみたい。 私にとっての「かぎろひ」とは、太陽が地平線下約8°から6°にあるあいだで、数分間持続する空の現象の動的過程である。 時間でいえば、日本の各地、季節を平均して、日の出前約40分から数分間ほどになる。 このとき、東の空では、地平線上にまさに暗黒の天と地を切り裂くように、鮮やかな赤い光の帯が真横にあらわれる。 その上に橙色や黄色の帯がつづく。 光の帯はみるみる発達して、その幅も明るさも増し、さらに空気が澄んでいるときには、東の空高く、のし上がるように高度にして50°ぐらいにもおよぶ明るい大きな円形の発光が見えることがある。 その色は透明な赤橙色ないしはサーモン・ピンクで、まさに「炎」ないしは「炎が立つ」というのはこういう光景を指すのではないかと思われる。 「かぎろい」の歌には、火のようにゆれた燃え輝くものに直面したときに湧きいでる歓喜の心情が率直に歌われていると思う。 日の出前40分ころの東の空で一瞬一瞬にあらわれる劇的な変化こそ、それにこたえうるものと思う。

(注: 赤字はデンマンが強調
写真と地図はデンマン・ライブラリーより)




17 - 19ページ 『空の色と光の図鑑』
著者: 斉藤文一・武田康男
2002年8月1日 第8刷発行
発行所: 株式会社 草思社


 



そもそも“かぎろい”ってぇ、どのようなものなのですか?



次の写真を見てください。


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柿本のおっさんは、こうして「かぎろい」を見ながら歌を詠んだのですよ。 おっさんのバックグラウンドに見えているのが“かぎろい”ですよ。



。。。で、今日は“かぎろい”のミステリーに迫るのですか?

そうです。 『万葉集』日本古典文学大系によると、柿本のおっさんが詠んだ歌の意味は次のようだと書いてある。

 


(shoko04.jpg->shoko07)

東方の野には

曙(あけぼの)の光が

さしそめるのが見えて

西を振りかえると

月が傾いて

淡い光をたたえている


 



デンマンさんは、この歌の解釈が気に喰わないのですか?



いや。。。人麿の歌の意味を表面的に解釈すれば、確かに上のような意味になるでしょう。 でもねぇ、はっきり言って、このような和歌ならば誰にだって詠めるのですよ。 僕は初めて上の歌を見たときから、この歌が『万葉集』に取り上げられる程に素晴らしい和歌だとはどうしても思えなかった。 小百合さんはどうですか?

私はもともと和歌には関心が極めて薄いので『万葉集』のことはほとんど知らないのですわ。 うふふふふふ。。。

やだなあああァ~。。。このような時に「うふふふふふ。。。」と言って笑って済まさないでくださいよ。 日本人のミーちゃん、ハーちゃんが国際的に一番嫌われる悪い癖ですよ。

でも、マジで上の和歌が良いものとも、ダサいものとも私には分かりませんわ。

あのねぇ~。。。、冷静になって考えてみてくださいよ。 上の和歌が素晴らしいなんて思う人は、まず居ないと思うのですよ。 もう一度上の和歌の意味を読んでみてください。

 


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東方の野には

曙(あけぼの)の光が

さしそめるのが見えて

西を振りかえると

月が傾いて

淡い光をたたえている


 



何度読んでみても、とりわけ心が揺さぶられるような素晴らしい歌ではないのですよ。



それはデンマンさんの個人的な意見ですわ。

あのねぇ~、小百合さんも、もう一度マジで読んでみてくださいよ。 いったい、どこに『万葉集』に載せるほどの魅力があると言うのですか?

だから。。。いいと思った人が昔に居たのですわ。

でもねぇ、その良さを『万葉集』日本古典文学大系を書いた人は全く理解してないのですよ。 だから、月並みな説明をしているだけ。。。 しかも「東方の野に 曙の光が見えて 西を振りかえると 月が傾いて淡い光をたたえている」というような、正に月並みなことしか書いてない。 バカバカしい! こんなバカバカしいことしか書けないから、日本のミーちゃんハーちゃんは万葉集など読まないのですよ。

デンマンさんは、なんだか上の和歌の本当の素晴らしい意味が分かっているようなことを言ってますわね?

そうですよ。。。僕は上の和歌の真意を理解しているのですよ。

マジで。。。?

このような時に冗談やウソが言えますか!?

分かりましたわ。 それで、その真意って一体どのようなものなのですか?

あのねぇ~、それを説明するには、ちょとばかり歴史を知らないと理解できないのですよ。 小百合さんのためにここに書き出しますから読んでみてね。

 


高市皇子(たけちのみこ)

生年:654年(白雉5年)?
没年:696年8月13日(持統天皇10年7月10日)

日本の飛鳥時代の人物で、天武天皇の皇子(長男)である。
後皇子尊(のちのみこのみこと)と尊称される。

672年の壬申の乱勃発時、高市皇子は近江大津京にあり、挙兵を知って脱出し父に合流した。
若年であったが美濃国の不破で軍事の全権を委ねられ、乱に勝利した。

679年に天武天皇の下で吉野の盟約に加わり、兄弟の協力を誓った。
この後には他の皇子とともにしばしば弔問に遣わされた。
686年に持統天皇が即位すると、太政大臣になり、以後は天皇・皇太子を除く皇族・臣下の最高位になった。

天武天皇の第一皇子で、胸形尼子娘を母とする。
母の父は胸形君徳善である。
正妃は天智天皇皇女御名部皇女(元明天皇の同母姉)で、この間の子が長屋王である。
他に子供は鈴鹿王、河内女王、山形女王。
また万葉集によれば異母妹但馬皇女が邸内にいたという。
これが事実とすると但馬皇女は高市皇子の妻または養女であった可能性がある。
また、異母姉で弘文天皇妃の十市皇女が急死した際に情熱的な挽歌を詠んだために、十市皇女に対して好意を抱いていた(または、恋人、夫婦であった)のではないかとの説もある。

壬申の乱

大海人皇子は高市皇子に、「近江朝では、左右大臣と智謀の群臣が一緒に議を定めている。今朕はともに事を計る者がない。幼少の子供がいるだけだ。どうしたものか」と言った。
高市皇子は腕まくりをして剣を握りしめ、「近江の群臣は多いといえども、どうして天皇の霊に逆らえますか。天皇独りであっても、ここに臣高市、神祇の霊を頼り、天皇の命を請け、諸将を率いて征討します。これをどうやって防げましょうか。」と答えた。
大海人皇子は誉めて高市の手をとり背を撫でて、「慎め、怠るな」といった。
そこで鞍馬を与え、軍事をすべて委ねた。

高市皇子は和蹔(わざみ)に帰り、大海人皇子は野上に行宮を作った。
和蹔は和蹔原(和射見が原)のことで、後の関ヶ原盆地を指す。
不破関はその西方の入り口、野上は東の端にある。
各地から来た大海人皇子の軍勢は、和蹔に集結して高市皇子に掌握されたと考えられる。

28日に大海人皇子は和蹔に出向いて軍事を検校して帰った。
29日にも和蹔に行き、高市皇子に命令を与え、軍衆に号令して、また野上に帰った。
日付は不明だが、6月末か7月初めに、敵の小部隊が玉倉部邑を衝いたが、出雲狛が撃退した。

7月2日、大海人皇子はそれぞれ数万の二つの軍を送り出した。
一方は伊勢から倭(大和)に向かって大伴吹負軍の増援となり、もう一方は不破から出て近江に直に入った。
これ以後の戦闘で、高市皇子の名は見えない。
近江進攻軍とともにあり、指揮の実際は諸将に委ねたとみるのが自然だが、なお和蹔にあってさらに遠方から来る軍を受け入れたとみることも不可能ではない。

7月23日に大友皇子(弘文天皇)が自殺したことで、壬申の乱は終わった。
8月25日に、大海人皇子は高市皇子に命じて、近江の群臣を処罰させた。

天武天皇の時代

乱の終結した直後、高市皇子を除く他の皇子たちはまだ幼く(最年長の忍壁皇子でも10歳前後)、天武天皇の皇親政治のもと、高市皇子が重要なポストを占めていたことは間違いないだろう。
『日本書紀』天武天皇4年(675年)11月4日の条には既に、高市皇子より以下、小錦より以上の大夫らに衣、袴、褶、腰帯、脚帯、机、杖を賜う」とある。この時点で皇族・臣下の序列としては既に最高位だったのかもしれない。

天武天皇8年(679年)5月6日に、天皇、皇后(持統天皇)、草壁皇子、大津皇子、高市皇子、川島皇子、忍壁皇子、志貴皇子は、吉野宮で互いに助け合うことを約束した(吉野の盟約)。
10日に六皇子が大殿の前で天皇を拝した。
天武天皇が自らの死後に壬申の乱のような皇位継承争いが起こることを恐れたためとされる。

この頃から高市皇子は天武天皇の皇子の中で3番目とされるようになった。

皇女を母にもつ草壁皇子、大津皇子に次ぐ。
母親の身分による序列では10人中8番目。

太政大臣

天武天皇が亡くなった直後、皇太子につぐ皇位継承資格を持つと見られていた大津皇子が謀反の罪で死刑になった。
続いて皇太子の草壁皇子が持統天皇3年(689年)4月13日に薨去した。
そのためそれまで天武天皇の皇后として政務を執っていた鸕野讚良皇女が翌年(690年)1月1日に即位した。持統天皇である。
この年の7月5日に全面的な人事異動があり、高市皇子は太政大臣に任命された。このときから薨去まで、高市皇子は皇族・臣下の筆頭として重きをなし、持統政権を支えた。

持統天皇4年(690年)10月29日、高市皇子は多数の官人を引き連れて藤原宮の予定地を視察した。

持統天皇5年(691年)1月13日、高市皇子の封が2000戸を増し、前のとあわせて3000戸になった。持統天皇5年(691年)1月4日、高市皇子の封が2000戸を増し、前のとあわせて5000戸になった。

持統天皇7年(693年)1月2日に浄広壱の位に進んだ。

持統天皇10年(696年)7月10日薨去。『延喜式』諸陵によれば墓は「三立岡墓」で、大和国広瀬郡にあり、東西6町南北4町で守戸はなし。だが、高松塚古墳の被葬者を高市皇子とする説もある。

挽歌

万葉集巻第2の199~202番に柿本人麻呂作の高市皇子への、万葉集中最長の壮大な挽歌が収められている。


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ここに「高市皇子尊」「後皇子尊」と尊称されている。
この尊称から高市皇子が立太子されていたのではないかとの説がある。
また柿本人麻呂がこれほど壮大な挽歌を寄せていることから、この2人は親交があったのではないかと言われている。

高市天皇説

上記の挽歌、高市皇子の長男・長屋王の邸宅跡から発見された「長屋親王宮鮑大贄十編」の木簡、政治情勢、壬申の乱における功績、母の実家の勢力、莫大な資産などから彼が天皇であったという説もあるが、はっきりとはしていない。(参考:九州王朝説)

高市皇子の歌

•万葉集巻第2 156~158番(高市皇子作の十市皇女への挽歌)
自作の歌はこの3首のみ

(注: 赤字はデンマンが強調
写真はデンマン・ライブラリーより)




出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



つまり、上の和歌の本当の意味と高市皇子が関係しているのですか?



もちろんです。 だから高市皇子の略歴を持ち出したのですよ。

もしかしてデンマンさんは高市皇子が天皇になっていたと考えているのではありませんか?

確かに、そのような説があるのですよ。 上の略歴を読んでも天武天皇の子供の中では「壬申の乱」で高市皇子が一番活躍したのです。 だから、天皇になっていたとしても不思議じゃなかった。

天武天皇の長男だったのに、どうして天皇になれなかったのですか?

高市皇子のお母さんが天皇の娘ではなかったからですよ。 母親の身分による序列では10人中8番目だった。 でも、実力はナンバーワンだった。

それで柿本人麻呂が高市皇子を尊敬していたのですか?

そうですよ。 だからこそ、万葉集の中で最長の挽歌を高市皇子のために柿本人麻呂が詠んだのです。 つまりねぇ、高市皇子を天皇にしたいと思っていた人がかなり居たということですよ。

実力主義でなかったので高市皇子が天皇になれなかったのですわね?

いや。。。そう言う訳でもない。 実際、天武天皇が天皇になれたのは「壬申の乱」というクーデターによって天智天皇の長男である大友皇子を破ったからですよ。 要するに実力によって天皇になったということです。 だから、高市皇子が天皇になっても不思議じゃなかったのです。

でも、そうならなかったのはなぜですか?

天武天皇の第一夫人の力が強かったのですよ。 クリントン夫人のようなものです。


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クリントン夫人って、それほど実力があったのですか?



クリントンが大統領になれたのもクリントン夫人がついていたからですよ。 夫人が居なかったらまず大統領にはなれなかったでしょう!?

。。。で天武天皇の第一夫人って誰ですか?

天武天皇のすぐ後で持統天皇になった鸕野讚良皇女ですよ。

つまり、クリントン夫人のような、でしゃばっている夫人が居たために高市皇子は天皇になれなかったのですか?

その通りですよ。 持統天皇は自分の子供に天皇になって欲しかった。 だから、自分の子供が天皇になる間だけ自分が天皇になって時間稼ぎをしたというわけですよ。

つまり、その間に柿本人麻呂を含めたグループが高市皇子を天皇にしようという動きがあったのですか?

その通りです。

でも、失敗してしまったのですか?

その通りですよ。

どうしてデンマンさんは、そうだと思うのですか?

あのねぇ、そういう動きに参加していたために柿本人麻呂は持統天皇に睨(にら)まれて左遷され、一生を棒に振ってしまったのですよ。

マジで。。。?

もちろんですよ。 柿本人麻呂の略歴を読んでみてください。

 


柿本人麻呂


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660年頃 - 720年頃


柿本人麻呂は、飛鳥時代の歌人。
名は「人麿」とも表記される。
後世、山部赤人とともに歌聖と呼ばれ、称えられている。
また三十六歌仙の一人で、平安時代からは「人丸」と表記されることが多い。

出自・系譜

柿本氏は、孝昭天皇後裔を称する春日氏の庶流に当たる。
人麻呂の出自については、父を柿本大庭、兄を柿本猨(佐留)とする後世の文献がある。
また、同文献では人麻呂の子に蓑麿(母は依羅衣屋娘子)を挙げており、人麻呂以降子孫は石見国美乃郡司として土着、鎌倉時代以降益田氏を称して石見国人となったされる。
いずれにしても、同時代史料には拠るべきものがなく、確実なことは不明とみるほかない。

彼の経歴は『続日本紀』等の史書にも書かれていないことから定かではなく、『万葉集』の詠歌とそれに附随する題詞・左注などが唯一の資料である。
一般には天武天皇9年(680年)には出仕していたとみられ、天武朝から歌人としての活動をはじめ、持統朝に花開いたとみられることが多い。
ただし、近江朝に仕えた宮女の死を悼む挽歌を詠んでいることから、近江朝にも出仕していたとする見解もある。

賀茂真淵によって草壁皇子に舎人として仕えたとされ、この見解は支持されることも多いが、決定的な根拠があるわけではない。
複数の皇子・皇女(弓削皇子・舎人親王・新田部親王など)に歌を奉っているので、特定の皇子に仕えていたのではないだろうとも思われる。
近時は宮廷歌人であったと目されることが多いが、宮廷歌人という職掌が持統朝にあったわけではなく、結局は不明というほかない。
ただし、確実に年代の判明している人麻呂の歌は持統天皇の即位からその崩御にほぼ重なっており、この女帝の存在が人麻呂の活動の原動力であったとみるのは不当ではないと思われる。
後世の俗書では、持統天皇の愛人であったとみるような曲解も現れてくるが、これはもとより創作の世界の話である。

『万葉集』巻2に讃岐で死人を嘆く歌が残り、また石見国は鴨山での辞世歌と、彼の死を哀悼する挽歌が残されているため、官人となって各地を転々とし最後に石見国で亡くなったとみられることも多いが、この辞世歌については、人麻呂が自身の死を演じた歌謡劇であるとの理解や、後人の仮託であるとの見解も有力である。
また、文武天皇4年(700年)に薨去した明日香皇女への挽歌が残されていることからみて、草壁皇子の薨去後も都にとどまっていたことは間違いない。藤原京時代の後半や、平城京遷都後の確実な作品が残らないことから、平城京遷都前には死去したものと思われる。

代表歌

•天離(あまざか)る 鄙(ひな)の長道(ながぢ)を 恋ひ来れば 明石の門(と)より 大和島見ゆ

東(ひむがし)の 野にかげろひの 立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ

•ま草刈る 荒野にはあれど 黄葉(もみぢば)の 過ぎにし君が 形見とぞ来し

•近江の海 夕波千鳥 汝が鳴けば 心もしのに いにしへ思ほゆ

また、愛国百人一首には「大君は神にしませば天雲の雷の上に廬(いほり)せるかも」という天皇を称えた歌が採られている。

官位について

各種史書上に人麻呂に関する記載がなく、その生涯については謎とされていた。
古くは『古今和歌集』の真名序に五位以上を示す「柿本大夫」、仮名序に正三位である「おほきみつのくらゐ」と書かれており、また、皇室讃歌や皇子・皇女の挽歌を歌うという仕事の内容や重要性からみても、高官であったと受け取られていた。

人麻呂にまつわる異説・俗説

その通説に梅原猛は『水底の歌-柿本人麻呂論』において大胆な論考を行い、人麻呂は高官であったが政争に巻き込まれ刑死したとの「人麻呂流人刑死説」を唱え、話題となった。
また、梅原は人麻呂と猿丸大夫が同一人物であった可能性を指摘する。
しかし、学会において受け入れられるに至ってはいない。
古代の律に梅原が想定するような水死刑は存在していないこと、また梅原がいうように人麻呂が高官であったのなら、それが『続日本紀』などになに一つ残されていない点などに問題があるからである。
なお、この梅原説を基にして、井沢元彦が著したものがデビュー作『猿丸幻視行』である。

『続日本紀』、元明天皇の和銅元年(708年)4月20日の項に柿本朝臣猨(エン、さる?)の死亡記事がある。
この柿本サルこそが、政争に巻き込まれ、皇族の怒りを買い、和気清麻呂のように変名させられた人麻呂ではないかとする説もある。
しかし、当時、藤原宇合(うまかい)・高橋虫麻呂をはじめ、なまえに動物・虫などのを含んだ人物は幾人もおり、「サル」という名前が蔑称であるとは考え難いことはすでに指摘されている。
このため、井沢元彦は『逆説の日本史』で、「サル」から人麻呂に「昇格」したと述べている。
しかし、「人」とあることが敬意を意味するという明証はなく、梅原論と同じ問題点を抱えている。
柿本サルについては、ほぼ同時代を生きた人麻呂の同族であった、という以上のことはわからないというべきであろう。

(注: 赤字はデンマンが強調
写真はデンマン・ライブラリーより)




出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



上の略歴に手がかりがあるのですか?



そうですよ。 人麻呂は高官であったが政争に巻き込まれと書いてあるでしょう? 僕は人麻呂が刑死したとは思わないけれど、間違いなく政争に巻き込まれ、持統天皇ににらまれて左遷されたと思っているのですよ。

その根拠は。。。?

あのねぇ、『万葉集』を編纂したのは大伴家持なのです。 大伴家持も柿本人麻呂も日本では「歌人」として知られているけれど、当時の文人は中国の伝統に則(のっと)って、現在の感覚で言えば政治家としての活動もしていた。 その政治家としての活動の部分が日本史では取り上げられてない。 脱落している。 特に柿本人麻呂の略歴からは政治的活動はすっぽりと脱落している。

大伴家持の場合には政治的活動も略歴の中に書かれているのですか?

書かれてますよ。 だから、そのことで僕は『万葉集』は単なる歌集ではなくて、政治的批判の書であると次の記事の中で書いたことがある。

 


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『万葉集の謎と山上憶良』

 (2006年7月1日)


 


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つまり、柿本人麻呂が高市皇子を天皇にするための政治的活動をして、それが持統天皇の知るところになって、人麻呂は左遷されて一生を棒に振ったとデンマンさんは信じているのですか?


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そうですよ。

持統天皇はそのような事をする人なのですか?

する人なのです。 子供の頃に不幸な事件が度重(たびかさ)なってぇ心にトラウマを受け、権力に人一倍こだわるようになってしまった不幸な女性なのですよ。 その事で僕は次の記事を書いたのです。 ぜひ読んでみてください。

 


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『古代のある女の悲劇』

 (2006年7月3日)


『愛と怨霊』

 (2007年6月9日)


『いにしえの愛とコミュニケーション』

 (2007年1月8日)


 



。。。で、柿本人麻呂の詠んだ「かぎろい」の和歌は、実は、政治批判の歌だとデンマンさんはおっしゃるのですか?



その通りですよ。


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東(ひむがし)の

野に炎(かぎろひ)の

立つ見えて

かへり見すれば

月傾(かたぶ)きぬ


 



上のつまらない和歌が『万葉集』の中に柿本人麻呂の代表的な歌として載せられている。 なぜだと思いますか?



どうしてですか?

万葉集を編纂した大伴家持が歴史の真相を後世の我々に知って欲しかったからですよ。

その歴史の真相ってぇ何ですのォ~?

だから、高市皇子を天皇にするための政治的活動があったということですよ。

でも、そのような事を歴史の時間に先生は言いませんでしたわ。

多分、そのような事を言った人はあまり居ないでしょうね?

でも、デンマンさんはマジで柿本人麻呂が高市皇子を天皇にする政争に巻き込まれたと信じているのですか?

マジで信じています。

。。。で、上の和歌の真意はどのようなことになるのですか?

次のようになるのですよ。

 



(shoko07.jpg->shoko05.jpg)

実にきれいな日の出です。
この太陽が天照大神(あまてらすおおみかみ)のシンボルです。
そしてまた女帝・持統天皇のシンボルでもある。

どうして。。。?

あなたは、きっとそう思うでしょうね。
天孫降臨(てんそんこうりん)は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫である瓊瓊杵尊(邇邇藝命・ににぎ)が、葦原中国平定を受けて、葦原中国の統治のために降臨したという日本神話の説話です。
なぜ、この説話を持ち出してきたのか?と言えば、持統天皇がちょうど同じようにして孫に皇位を継がせている。
その事を正当化するために「天孫降臨」を『古事記』や『日本書紀』に書かせたことも十分に考えられます。

政治家としての持統天皇は、天武天皇から我が子の草壁皇子、そして孫の珂瑠(軽)皇子(かるのみこ)に皇位を伝えることに拘(こだわ)った。
持統天皇は草壁皇子が天武天皇の後を嗣(つ)ぐことを望み、夫に働きかけて草壁皇子を皇太子に就け、夫の死後に草壁皇子のライバルであった大津皇子を陰謀によって排除した。

天武天皇の葬礼が終わったあとに草壁皇子を即位させるつもりだった。
しかし、その実現前に皇子が死んだために、やむなく自分が即位して孫の珂瑠皇子が文武(もんむ)天皇として皇位につくまでの時間稼ぎをした。

系図で見ると次のようになります。


(keizu03.gif)

つまり、珂瑠(軽)皇子が文武(もんむ)天皇として輝く。
それが上の日の出の光景です。

でも、「壬申の乱」を見れば、誰でも高市皇子の活躍を無視するわけにはゆかない。
だから、天武天皇の長男であり、実力もナンバーワンの高市皇子が次期天皇になるのが当然だと思った人が居たとしても不思議じゃない!
その一人が柿本人麻呂だった。
高市皇子が次期天皇になるように支援し協力したのです。
だから持統天皇に睨(にら)まれて左遷されてしまった。


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「かぎろい」とは太陽が昇る前の上のような光景です。


ここで私の「曙光説」を挙げてみたい。 私にとっての「かぎろひ」とは、太陽が地平線下約8°から6°にあるあいだで、数分間持続する空の現象の動的過程である。 時間でいえば、日本の各地、季節を平均して、日の出前約40分から数分間ほどになる。 このとき、東の空では、地平線上にまさに暗黒の天と地を切り裂くように、鮮やかな赤い光の帯が真横にあらわれる。

その上に橙色や黄色の帯がつづく。 光の帯はみるみる発達して、その幅も明るさも増し、さらに空気が澄んでいるときには、東の空高く、のし上がるように高度にして50°ぐらいにもおよぶ明るい大きな円形の発光が見えることがある。 その色は透明な赤橙色ないしはサーモン・ピンクで、まさに「炎」ないしは「炎が立つ」というのはこういう光景を指すのではないかと思われる。

「かぎろい」の歌には、火のようにゆれた燃え輝くものに直面したときに湧きいでる歓喜の心情が率直に歌われていると思う。 日の出前40分ころの東の空で一瞬一瞬にあらわれる劇的な変化こそ、それにこたえうるものと思う。

(注: 赤字はデンマンが強調)




19ページ 『空の色と光の図鑑』 株式会社 草思社


火のように揺れ、燃え輝いている「かぎろい」こそ、人麻呂の眼には、持統天皇の野心と陰謀に映る。
当然、人麻呂はムカついているのです。

そして、西を振りかえると月が傾いて淡い光をたたえている。
つまり、高市皇子が次期天皇になるという望みは完全に絶たれてしまった。
やがて沈んでしまう月のように。。。
要するに歌の意味は次のようになるのですよ。

 


東(ひむがし)の

野に炎(かぎろひ)の

立つ見えて

かへり見すれば

月傾(かたぶ)きぬ


 


(kaki003.jpg->kaki005.png)

 


ああ、何ということだ
持統天皇の野心と陰謀は
ついに、ここまで剥(む)き出しにされ
大津皇子は自殺に追いやられてしまった。

この分では高市皇子が皇位につくこともあるまい。
命を永らえることさえ危(あや)ういのだ。

高市皇子の運命は、今、まさに沈もうとする
月のようではないか…。



確かに持統天皇は野望を実現させたけれど、
まさか自分が死んだあとに、天皇の実権が藤原氏に移るとは想像もしていなかったに違いない。

庇を貸して母屋を取られる

藤原不比等は持統天皇以上の野望を胸に秘めていた。
持統天皇に協力していると見せかけて、
実は、藤原氏は天皇から実権を奪い取ろうと着々とその計画を進めていた。

天皇にはなれなかったけれど、高市皇子は実際に実力を持った人物だった。
その実力は長男の長屋王に引き継がれてゆく。


(keizu901.png)

藤原氏に対抗して天皇を中心とした政治を行おうとした長屋王は、藤原四兄弟(武智麻呂、房前、宇合、麻呂)の陰謀に遭って自殺しなければならなかった。
これが世に言う「長屋王の変」です。

高市皇子は持統天皇の野望に破れ
その子の長屋王は藤原氏の陰謀によって自滅しなければならなかった。
このようにして藤原氏の政権は確立されていった。


 



ずいぶんと長ったらしい説明ですわ。 柿本人麻呂の和歌に上のような歴史的事実が込められているという根拠があるのですか?



ありますよ。 あのねぇ~、柿本人麻呂の和歌を選んだのは万葉集・編集長の大伴家持なのですよ。 この人は万葉集の最後に自分の歌を載せている。

 



(yakamo3.jpg)

 

新しき 年の初めの 初春の

今日降る雪の

いやしけ吉事(よごと)


 



新しい年の始めの初春の

今日降る雪のように、

これからの世には

よい事がいっぱいありますように…。



 



これは天平宝字3(759)年の元旦に詠んだ歌なのですよ。 でもねぇ、大伴家持の願いとは裏腹に、このあと家持には良い事は起こらなかった。 むしろ悪い事が待っていた。



どのような。。。?

あのねぇ~、この歌を詠んでから26年後の延暦4(785)年8月28日に、大伴家持は奥州の多賀城で68歳の生涯を閉じたのです。 ところが、藤原氏は家持が死んだ後も、そっとしておいてはくれなかった。

大伴家持が亡くなってからって。。。死んでからでは何もできないでしょうに。。。

でも藤原政権はしつこいのですよ。。。翌年、京都で藤原種継(たねつぐ)暗殺事件が起きた。

その事件と大伴家持が関係あるのですか?

大いに関係がある。 権力を握る藤原氏によって大伴家持は、その事件の首謀者の一人に仕立てられてしまったのですよ。 しかも、大伴家持の遺骨は掘り返されて隠岐(おき)の島に流刑にされてしまった。

わざわざ遺骨を掘り起こして隠岐(おき)の島まで持っていったのですか?

そうなのですよ。 現在から見れば常識では考えられないような事をした。 つまり、それほど大伴家持は睨まれていた。

なぜ。。。?

だから、大伴一族は藤原氏に抵抗する集団と考えられていた。

どうして。。。?

なぜなら、大伴家持のお父さんの大伴旅人(たびと)は長屋王に協力していた。 当然のことだけれど、長屋王の父親・高市皇子や、その協力者・支援者だった柿本人麻呂の事なども大伴家持は、お父さんの旅人から聞かされていた。

つまり、大伴家持は柿本人麻呂が高市皇子を天皇にしようという政治活動に参加していたこと、それがもとで持統天皇に睨まれて左遷されてしまった事などをお父さんの旅人から聞かされていたとデンマンさんは主張するのですか?

その通りですよ。 だからこそ、一見つまらなそうに見える柿本人麻呂の和歌を大伴家持は『万葉集』に取り上げたのですよ。

要するに、何百年後に生きているデンマンさんのような歴史馬鹿に、歴史の真実を知ってもらおうとして『万葉集』の中に柿本人麻呂の「かぎろい」の和歌を取り上げたのですか?

そうです。。。でも「歴史馬鹿」だけ余計ですよ。(苦笑) とにかく、歴史の事実をはっきりとは書けなかった。 だから、柿本人麻呂は当たり障りのない「かぎろい」を詠む事によって歌の中に歴史の真実を読み込んだのですよ。 僕の言おうとしていることが小百合さんにも分かるでしょう?

もちろん、デンマンさんのお話を聞けば、そうなのかな?とも思いますけれど、歴史的には証拠がないのでしょう?

あのねぇ~、歴史にハマッている僕の歴史的仮説ですよ。 この記事を読んでくれる人の中に上の説明を読んで、そのような事も大いにあったかも知れないと思ってくれる人が居れば、こうして小百合さんと話した甲斐があるのですよ。

(初出:2015年4月5日)



(laugh16.gif)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

ですってぇ~。。。
あなたはデンマンさんの説明に納得できましたかァ?

ええっ。。。 歴史には興味がないのォ~?

そんな事を おっしゃらないでくださいましなァ~。。。

じゃあ、あなたにも興味がある話題を。。。

どうして小百合さんが「軽井沢タリアセン夫人」と呼ばれるのか?
あなたは ご存知でござ~♪~ますかァ?

実は簡単な事なのですわよう。
小百合さんは軽井沢に別荘を持ったのですわ。
小さな頃から軽井沢に住むことが夢だったのですってぇ~。。。
分からない事ではござ~ませんわァ。

そもそも小百合さんが軽井沢に興味を持ったのは、朝吹登水子のエッセーなどを読んだことがきっかけだったとか。。。
現在、朝吹登水子の山荘、睡鳩荘(すいきゅうそう)は軽井沢タリアセンに移築されて公開されています。


(suikyu9.jpg)

それで、小百合さんは軽井沢タリアセンを訪れては睡鳩荘に足を運んで少女の頃の事を思い出すのが楽しみなんですってよ。

そういう訳で、デンマンさんが小百合さんのことを「軽井沢タリアセン夫人」と呼ぶようになったのですわ。

軽井沢・雲場池の紅葉



軽井沢のイルミネーション



秋の旧軽井沢銀座ぶらり散歩



とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。
だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ~~。


(hand.gif)


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にべもない

2021-08-26 01:45:52 | 日本人・日本文化・文学論・日本語

 

にべもない

 


(nibe09.png)


(june901.jpg)




(june001.gif)

デンマンさん。。。。、今日は日本語のことで質問があるのですけれど。。。


(kato3.gif)

つまり、上の にべもない がどういう意味なのかジューンさんには分からないのですか?

いいえ。。。 意味は分かっているのですわァ。。。 「そっけない」とか、「愛想がない」という意味ですよねぇ~。。。

そうです。。。 意味が分かっているなら、それでいいではありませんかァ~。。。

でも、他のことで質問があるのですわ。。。 ちょっと次の小文を読んでくださいな。。。



(2girlsx.png)

 

中学生になって、お祭りに行く夜道ですれ違った二人組の女の子に「あの人カッコイイよね」(一方の子)、「でも小さいよね」(もう一方の子)と言われ、背の低さは最大のコンプレックスへと変わり、大勢の人前に出るのが嫌になってしまったという。

牛乳を毎日大量に飲んだり、背を伸ばす体操をしたり、怪しげなサプリを試したりと、涙ぐましい努力を見かねた両親が、知り合いのつてで成長ホルモン剤を注射することによって身長を伸ばす治療法を行っているという大学病院を見つけ受診。

しかし診察の結果は「病気ではないので治療の必要は全くない」と、にべもないものだった。

これまでの苦しみ、努力を医師に涙ながらに説明するも答えは同じ。

この時の悔しい体験が、後に美容外科を志す端緒となったと述懐している。





これは、ある美容外科医が中学生の頃、体験した実話なのですけれど。。。



なるほどォ~、背を伸ばそうとした中学生が大学病院で何とか背を伸ばすことができないだろうかと懸命になっているところですよね。。。

でも、お医者さんは「病気ではないので治療の必要は全くない」と、そっけない返事をした、ということですよねぇ~。。。

そういうことですよ。。。 で、他の事についての質問って何ですか?

にべもない の「にべ」ってぇ何ですか?

確かに、ジューンさんのようなカナダ人が、こういう日本語にめぐり合うと気になるかもしれない。。。 「にべ」というのは、実は、「にべ」という魚のことです。。。

 


ニベ


(nibe01.jpg)


(nibe03.png)

 

ニベ(鮸)はスズキ目スズキ亜目ニベ科に属する魚である。
ホンニベとも呼ばれる。

シログチとともに関東では「イシモチ」、関西では「グチ」と呼ばれ混同されることがあるが、別属の魚である。
外見上では、鰓蓋上部の黒色斑の有無(ニベにはない) や体側の小黒色斑点列の有無(ニベにはある)で区別が可能である。

「イシモチ」という通称はその耳石の大きさに、「グチ」という通称はその「ぐうぐう」という鳴き声に由来する。
東北沖以南や東シナ海に生息。
近海の泥底に棲む。
幅広く調理できる白身魚でもある。

 

膠(にかわ)


(nibe04b.png)

 

鰾(うきぶくろ)を煮詰めて作る膠がきわめて粘着力の強かったことから、接着剤の代名詞となった。
かつては弓を作るときにニベの膠が使われていた。

現在は鹿の皮が弓の膠の原料になることが多いが、鹿由来の膠もニベと呼ばれている。
弓の膠は引き味を左右する一つの大きなファクターで、ニベ弓にこだわる弓道愛好家も存在する。

またそのべたべたした性質から愛想や世辞を表す言葉にも転じた。

無愛想な様子を表す「にべもない」という慣用句はニベに由来する。





出典: 「ニベ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



というわけで、べたべたした性質から愛想や世辞を表す言葉にも転じた。 無愛想な様子を表す「にべもない」という慣用句はニベに由来するわけです。。。



でも、魚から「にべもない」という慣用句が生まれたなんて、ちょっと信じられませんわァ~。。。

あのねぇ~、それほど「にべ」という魚は特別だったのですよ。。。

何が それほど特別だったのですか?

鰾(うきぶくろ)を煮詰めて作る膠がきわめて粘着力の強かったことから、接着剤の代名詞となったほどなのですよ。。。 だから、この「うきぶくろ」も丈夫だと思ったに違いない。。。 それd、昔の中国では このニベの鰾をコンドームの代用として使っていた。

マジで。。。?

だから、この魚が特別だということがジューンさんにも分かるでしょう!

でも、それは昔の話でしょう?

いや、今でも愛用している人がいるのですよ。

信じられませんわァ。。。

ちょっと次の画像を見てください。。。


(benimom.jpg)



「コンドーム」ならぬ「べにぃも~む」、つまり「にべも~む」。。。 でも、これは「にべ」のうきぶくろを使ってるわけじゃない。。。 素材はラテックスです。。。



じゃあ、「にべ」とは関係ないじゃありませんか!

でも、名前が似ている。。。 だから僕は次のような会話を思い浮かべるのですよ。。。

 



(ip19777b2.png)

引きこもり 現実主義者 偏差値 ネットの嫌われ者 イジメ 自殺
(masuo01e.png)

今夜、ガールフレンドと愛し合うので、あの「にべ」が必要なんだよ。。。 オヌシ、まだ持っているよなァ~。。。


(deba01.jpg)

上の写真の女の子とオマエは寝るというのか?

そうだよ。。。

マジかよう!?

だから、あの「にべ」が必要なんだよ。。。

夕べ使ってしまったよ。。。 洗って、再利用するかァ~?

オヌシが使ったものを洗って使えるかよう! 考えただけでも、気分が悪くなるよゥ!

だったら、本物を買えよ!

オイラは近所の薬局で買うのがいやなんだよ。。。 昔の同級生の娘が店に出ているからなァ~。。。

だったら、自動販売機で買えばいいじゃないかァ~!

オイラの家の近くには、コンドームの自動販売機はないよ!

だったら、ナマでやればいいじゃないかァ!

ナマでやると、危険だからオヌシに頼んでいるんじゃないか! 出し惜しみせずに、一つぐらいくれてもいいだろう!

だから、あの「にべ」は全部使ってしまって、一つも「にべ」はないのだよ!

マジで。。。?

くどいなァ~。。。 無いと言ったら無いのだよ!


 



この会話から にべもない というのが「そっけない」とか、「愛想がない」という意味になったと、僕は思ってるのですよ。。。



デンマンさんらしい解釈ですわァ~。。。 うふふふふふふ。。。



(laugh16.gif)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

ですってぇ~。。。

あなたは、どう思いますか?

デンマンさんのお話の方が面白いと思いますか?

ええっ。。。 「そんなことはどうでもいいから、他にもっと楽しい話をしろ!」

あなたは、そのような命令口調で あたくしに強要するのでござ~ますかァ~?

分かりましたわぁ。。。 では、ちょっと次のクリップを見てくださいなァ。。。

思わず笑ってしまいますわ。。。

 


(dog807.jpg)





 

ええっ。。。? 「犬や猫のことは どうでもいいから他のもっと面白い話をしろ!」

あなたは、更に あたくしに そのような強い口調でご命令なさるのでござ~ますかァ~?

分かりましたわァ~。。。

あなたが、そうおっしゃるのならば、あたくしの個人的なお話しをいたしますわァ。

実は、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”が殿方の注目を集めているのでござァ~ますわよう。

うふふふふふふふ。。。

ええっ。。。 信じられないのでござ~ますかァ?

じゃあ、ちょっと次の検索結果を見てくださいまし。。。

 


(gog60409a.png)


『拡大する』

『現時点での検索結果』


 

「卑弥子 ヴィーナスのえくぼ」と入れてGOOGLEで検索する殿方が多いのでござ~ますわァ。

つまり、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”を目当てにやって来るのですわァ~。。。

うふふふふふふ。。。

あなたも、ビックリするでしょう?

ジムで汗を流して “ヴィーナスのえくぼ”をゲットいたしました。。。


(buttdimp5.jpg)

スタイルもよくなったのでござ~ますわァ~。。。


(curtain5.jpg)

いかがでござ~ますか?

でも。。。、でも。。。、“天は二物を与えず”と申します。。。

これほどスタイルが良くなったというのに、あたくしは未だに独身でござ~ますのォ。。。

世の中は、なかなか思うようにゆかないものですわァ~。。。

ところで、あなたは『万夜一夜物語』を読んだことがござ~ますかァ~?

“千夜一夜物語”ではなくてぇ、“万夜一夜物語”ですわ。


(manya02.jpg)

『万夜一夜物語』

デンマンさんが書いたのでござ~ますわよう。

ええっ。。。 10,001の話が書かれているのかってぇ~。。。?

とにかく、上のリンクをクリックして読んでみてくださいませぇ~。。。

あなたも、絶対にビックリするようなお話が出てきますわァ。

『万夜一夜物語』だけでは、物足りないのでしたら、

ジューンさんが登場する面白いお話もたくさんあります。

興味のある方は、どうか次のリンクをクリックして読んでくださいましねぇ~。。。





(roten101.jpg+cleoani.gif)

『サモトラケのニケとミロのヴィーナス』

『薄命な女のパンツ』

『ロトの娘たち』

『もう一人のモナリザ』

『万夜一夜の謎』

『自由という誘惑』

『驚異の大洪水』

『おつまみミステリー』

『混浴風景を探して』

『ハレルヤ』


(sylvie122.jpg)

『マルタ島のロマンだ』

『宮沢りえ人気@海外』

『癒しを奏でるパンツ』

『マルタ島deロマン』

『生ログdeロマン散歩』

『宮沢りえ@クールジャパン』

『混浴風呂ガー』

『ウェルカムバック』

『コペンハーゲンからやって来た』

『ロシアからやって来た』

『海外美女ランキング』

『ブログを解剖する』

『スイスからトランプ見に来る』


(fan004.jpg)

『海外美女を探して』

『パンツde大晦日』

『Tバック@三賀日』

『とっちゃん坊や』

『また千夜一夜』

『初恋の思い出』

『乳房振動とブラ』

『白木屋お熊』

『肥後ズイキ@セルビア』

『紐パン熟女』

軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人
(godiva05.jpg)

『美尻のビーナス』

『紐パン熟女に惹かれて』

『あの二人が気になって』

『肥後ズイキ@セルビア』

『私は下着女装です』

『ドリアンを探して』

『パリの日本人』

『ペンタゴン式己を疑う』

『薄命な女と映画』

『ラーメン@ベリーズ』

『うるさい夏』

『芭蕉と英語』

『晩香坡物語 生誕150年』

ジューンさんの熟女下着
(30june.jpg)

『エレクトラde中国』

『熟女パンツ』

『ラーメン@カイロ』

『スパム@クルーズ』

『えくぼ@ヴィーナス』

『孀婦岩』

『モナリザ描きたい』

『ジューンさんの下着』

『やっぱり熟女下着』

『じゅくじょのぱんてー』

『事実と芸術』


(miro0018.jpg)

『パクられたパンツ』

『タイタニック@スリランカ』

『蜂@泣きっ面』

『外人が知っている美しい日本』

『腰使い 熟女』

『熟女の下着姿』

『腰を使う熟女』

『ブログランキング』

『曇ってきた@英語』

『出会い系より腰を使う熟女』

『ブリスベンの従妹』

『アヒルが行く』

『英語ペラペラ勉強法』

『ブラウザとOS』

『二千二夜物語』

『大晦日のおばさんパンツ』

『下着の人類学』

『万夜一夜@ロンドン』

『ヒトラーとトランプ』


(malata019c.jpg)

『ロマン@マルタ島』

『下着の人類学@大阪』

『ハロー@ロックビル』

『孀婦岩の人気 なぜ』

『マグダラのマリア 娼婦か聖女か?』

『マグダレンの祈り』

『女子大生の多い混浴』

『アンネフランクの言葉』

『ビクトリア朝の慎み』

『銭湯と円タク』

『女装ブログ』

『注目記事』

『風邪が治るまで』

『ひょうたんde徒然』

『アヒルが並んだ』

『なぜ骨なの?』


とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。


(hand.gif)


 


(chiwawa5.gif)

こんにちは。ジューンです。

スパムメールが相変わらず多いですわよね。

あなたのメールボックスにも、

ジャンクメールがいっぱい入っているでしょう!?

スパムメールを飛ばしているのは

いったい、どういう人たちなのでしょうか?

出会い系サイトのオーナーたちが多いそうですわ。

彼らは会員を集めるためにスパムメールをばら撒きます。

そのためにメールアドレスのリストを購入しています。

では、そのようなリストを販売している人は

どうやってメールアドレスを集めているのでしょうか?

ロボット(自動巡回プログラム)によって

自動収集させているのです。

ところで、サーチエンジンの自動巡回ロボットは

毎日世界中のサイトを訪問し、

その内容をデータベースに書き込んでいます。

同じように、このメールアドレス収集巡回ロボットも、

HTMLソースを分析し、

メールアドレスらしきものをどんどん記録してゆきます。

でも、使っていないメールアドレスが

たくさんあるのですよね。

あなたの使っているメールアドレスのことを

考えてください。

あなたはメールアドレスをいくつ持っていますか?

一つだけではないでしょう?

10以上持っているのではありませんか?

多分、ほとんどのメールアドレスは使ってないでしょう?

そのために、現在実際に使っている

メールアドレスを集めるために、

怪しい人物が使用度の高いメールアドレスを

集めているのですわよ。

だから、あなたもむやみに信用できない人に対して

返信しないようにしてくださいね。

詳しいことはデンマンさんが次の記事で書いています。

『コメント魔』

(2012年4月3日)



(himiko92.jpg)

ところで、卑弥子さんが面白いサイトを

やっています。

興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして

覗いてみてください。

『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ



(juneswim.jpg)


『センスあるランジェリー』



(byebye.gif)
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馬が合う

2021-08-25 01:27:38 | 日本人・日本文化・文学論・日本語


 

馬が合う

 


(2horses.png)


(horse31c.jpg)


(horse02.gif)


(junko05.gif)




(junko11.jpg)

デンマンさん。。。 馬が合うという言い方がありますよねぇ~。。。


(kato3.gif)

あります。。。あります。。。それがどうかしたのですか?

「なんとなく相性が合う」というような意味で、特に深く考えることもなく普段使っているのですけれど、考えてみると、「馬が出会う」ことがどうして「相性が合う」という意味になるか不思議だとは思いませんか?

確かに、そう言われてみれば不思議ですよね。。。

デンマンさんは、考えてみたことがありますか?

あります。。。

あらっ。。。マジで。。。?

次の画像をジュンコさんのためにコラージュしてデッチ上げた時に、たまたま「馬が合う」という言い方を目にしたのですよ。

 


(horse31c.jpg)

 



乗馬している私と「馬が合う」が何か関係あるのですか?



もちろんですよ。。。ジュンコさんと双子の妹のナオコさんが馬に乗って出会うことを想像してみてください。。。

 


(horse31d.png)

 



つまり、馬が出会うことに関心が向けられているわけじゃなく、馬に乗っている人に関心が向けられてできた言い方なんですよ。。。



どういうことですか?

「馬が合う」は、人間が馬に乗る「乗馬」からきているのです。。。馬と人間の相性が悪いと、上手く馬を操ることができません。。。馬は、とても能力が長けているので「誰でも良い」というわけではありません。。。馬は乗る人を見るのですよ。。。乗る人と息がピッタリ合う必要がある。。。実際に馬を上手に操れる人は、「馬と相性がいい」ということになる。。。そこから、「気が合う」ということを「馬と相性がいい」という。。。それを言い換えて「馬が合う」と言うようになった。。。

なるほどォ~。。。確かに、馬は乗る人を見ますわ。。。荒々しく扱う人に対しては、なかなか言うことを聞かないし、ビクビクしている人には、バカにしたような態度を示しますわ。。。うふふふふふ。。。

じゃあ、「馬」が入っている慣用句を、他に何かジュンコさんは思いつきますか?

「馬の耳に念仏」という言い方がありますよね。。。

 


(umanenbutu.png)

 



「馬に念仏を聞かせてもそのありがたみが分からないように、いくら説き聞かせても何の効もない」という意味で使われますよね。。。



じゃあ、「馬の背を分ける」という言い方は分かりますか?

そういう言い方があるのですか? 初耳ですわァ~。。。

「馬の背を分ける」は、「馬の背の片方には雨がふり、もう片方には振らない」という意味で、近くでも雨が降るか?降らないか?の差ができるという事を言ったものです。

どのように使うのですか?

 


(umanose.png)

 



たとえば、「馬の背を分けるというように、あちら側は全く濡れていないので驚きました」という使い方ができます。。。



でも、こちらが晴れてて、あちらに雨が降っているなんてことがあるのでしょうか?

ジュンコさんにはそういう経験がないから、理解できないのですよ。。。「天気雨」とか「通り雨」という雨の降り方があるのです。。。実際、晴れているのに雨が降るなんていう事があるのですよ。。。そういう時には、「馬の背を分ける」ように、こちらが晴れてて、あちらに雨が降っているのです。。。

「天気雨」というのを聞いたことはありますけれど、晴れてて雨が降るなんて一度も見たことがありませんわ。。。

そのうち経験しますよ。。。じゃあ、「馬の籠抜(かごぬ)け」という言葉を聞いたことがありますか?

ありませんわ。。。それも初耳です。。。

あのねぇ~、「馬の篭抜け」の意味は、「馬が曲芸の籠抜けをやろうとするように、無理に無理を重ねること」ですよ。。。

 


(umakago.png)

 



では次。。。「馬には乗って見よ、人には添うて見よ」はどうですか?



聞いたような覚えがありますけれど、意味を深く考えたことはありませんわ。。。どういう意味なのですか?

「馬には乗って見よ、人には添うて見よ」は、実際に経験してみなければ良し悪しはわからないという意味です。

 


(umahito2.png)

 



馬を使った慣用句はたくさんあるのですわねぇ~。。。



実は、もっともっとあるのですよ。。。でも、あまりにも馬が出てくると、馬鹿馬鹿しくなるのでこのくらいにします。。。つまり、江戸時代の頃には、今から思うと、馬は日頃から目にする機会が多く、それだけ日常生活に密着した動物だったのです。。。だから、馬が含まれた慣用句がたくさんできたというわけです。「馬が合う」という言い方も、そのうちの一つです。



(laugh16.gif)


【ジューンの独り言】


(bare02b.gif)

ですってぇ~。。。

他にも「鹿を指して馬となす」という言い方がありますよね。

ご存知でしょう?

「鹿を指して馬となす」は、「理屈に合わないことを、権力によって無理に押し通すこと」です。

 


(umashika.png)

 

中国の昔に、秦の時代だったと思いますけれど、

権力者が鹿を引いてきて、これが馬だと言い張ったのです。

権力を持っているので、逆らえば殺されるかもしれない。

だから仕方なく、多くの部下が鹿を見させられながらも「そうです。馬です」と答えたそうです。

つまり、これが「馬鹿」の語源だと言う人もいます。

うふふふふふ。。。

あなたは、どう思いますか?

ええっ。。。 「そんなことはどうでもいいから、他に何か面白いことを話せ!」

あなたは、そのように わたしにご命令なさるのですかァ~?

分かりましたわ。。。 じゃあ、面白い動画をお目にかけますわ。。。

ワンワンちゃんが人間の言葉をしゃべります!

 


(dog810.jpg)



 

ええっ。。。? 「そんな馬鹿バカしい動画など、どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」

あなたは、また そのような命令口調で わたしに強要するのですか?

わかりましたわァ。。。

では、たまには日本の歴史の話も読んでみてくださいなァ。

日本の古代史にも、興味深い不思議な、面白いお話がありますわァ。

次の記事から興味があるものをお読みくださいねぇ~。。。


天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。


天智天皇は暗殺された


定慧出生の秘密


藤原鎌足と長男・定慧


渡来人とアイヌ人の連合王国


なぜ、蝦夷という名前なの?


平和を愛したアイヌ人


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古事記より古い書物が


どうして残っていないの?



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マキアベリもビックリ、


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ところで、他にも面白い記事がたくさんあります。


興味のある方は次の記事も読んでみてくださいね。


 



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『閨房でのあしらい』


『漱石とグレン・グールド』


『女性の性欲@ラオス』


『美学de愛と性』


『女の本音』


『にほん村からの常連さん』


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『アルゼンチンから』


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『ヨッパライが帰ってきた』



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『後家殺し』


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『三角パンツ』


『サリーの快楽』


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『安心できない@病院』


『ブルマー姿@自転車』


『女性の性欲研究』


『頭のいい馬』



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『トランプ@マラウイ』


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『コッペパン』


『くだらない話』


『大蛇が破裂』


『グルーヴ』


『タスマニアデビル』


『女と反戦』


『裸女に魅せられ』


『素敵な人を探して』


『カクセンケイ』


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『5分間に340件のアクセス』


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『パクリボット』

『露出狂時代』

『露出狂と反戦』

『オナラとサヴァン症候群』

『検疫の語源』

『共産党ウィルス』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。



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『スパマー HIRO 中野 悪徳業者』


 



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ィ~ハァ~♪~!


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関の山

2021-08-14 01:35:19 | 日本人・日本文化・文学論・日本語


 

関の山

 


(sekiyama3.jpg)


(question8.png)


(june901b.png)

 




(june001.gif)

デンマンさん。。。 質問があるんですけれど。。。



どのような質問ですか?

ネットをサーフィンしていたら上のマンガに出くわしたのですわ。。。

つまり、「あたしたちにはおにぎりが関の山よね」と女の子が言っているのを見て「関の山」がどのような意味なのか分からなかったのですか?

そうですわ。。。「関の山」というのはお相撲さんの四股名(しこな)ではないですよねぇ~。。。

 


(sumo09.jpg)

 



違います。。。お相撲さんとは全く関係ありません。



じゃあ、「関の山」という富士山みたいな山がどこかにあるのですか?

いや。。。僕の知る限り「関の山」という富士山と同じくらいに有名な山は日本にはありません。。。おそらく世界のどこを探してもないでしょう。。。でも、九州の飯塚市に「関の山」というハイキングに丁度いいような山があります。

 


(sekiyama2.png)

 



残念ながら、ジューンさんが質問した「関の山」とこの飯塚市にある「関の山」は全く関係ないのですよ。



じゃあ、いったい「関の山」というの何ですか?

カナダ生まれでカナダ育ちのジューンさんが分からないのも無理はありません。。。

つまり、日本で生まれて日本で育った人しか分からないのですか?

日本で生まれて日本で育っても、分からない人は分かりません。。。でも、海外育ちの外人よりは、間違いなく日本人の多くの人が知っていると思いますよ。

デンマンさん。。。余計な事は言わなくて結構ですから、焦(じ)らさないで、手短に教えて下さいな。。。

あのねぇ~、手短には教えることができないのですよ。。。充分に理解するには寄り道をしないといけないのです。

分かりましたわ。。。でも、なるべく簡単明瞭に説明してください。。。

まず、次の少文を読んで欲しいのですよ。。。

 



関宿

 


(sekiyama5b.jpg)

 

関宿(せきじゅく)は、三重県亀山市にある江戸時代における東海道の宿場の呼称である。
現在も、東西追分間の旧東海道沿いに、当時の宿場の古い町並みが残されている。
国の「重要伝統的建造物群保存地区」および、旧建設省選定の「日本の道100選」のひとつ。

東海道五十三次の47番目の宿場である。

三重県の北西端、鈴鹿山脈の山裾に位置しており、2005年1月11日に「平成の大合併」で亀山市に合併された関町があったところでもある。

古代からの交通の要衝で、壬申の乱の頃に古代三関の一つ「伊勢鈴鹿関」が置かれた。

江戸時代も、東の追分からは伊勢別街道、西の追分からは大和街道が分岐する活気ある宿場町であった。

東の追分から西の追分までの約1.8キロメートルにわたり、伝統的な町家が200棟以上現存するなど、町並みがよく保存され、重要伝統的建造物群保存地区(昭和59年)と日本の道100選(昭和61年)に選定されている。

 

歴史

宿場の名は、愛発の関(越前国)・不破の関(美濃国)とともに「日本三関」に数えられ、670年頃に軍事上の目的で設置された「鈴鹿の関」に由来する。
壬申の乱(672年)に大海人皇子(天武天皇)が、鈴鹿の関を閉ざしたことは有名である。

現在に続く関宿の町並みは、天正年間(16世紀末)に伊勢国領主で戦国武将であった関盛信が、領内の道路を改修したことに始まり、慶長6年(1601年)に徳川家康が行った宿駅制度によって、東海道47番目の宿場となってから本格的に整備された。

東の追分で伊勢別街道を分岐し、西の追分で大和街道と分かれる立地条件から、旅人の通行も頻繁になり、江戸時代は宿場として大変賑わったといわれる。

戦後、旧東海道の宿場の大半が旧態をとどめないなかで、関宿は江戸時代当時の宿場の賑わいを彷彿させる街並みが残されていたことから、町並み保存の機運が次第に高まり、1980年(昭和55年)2月に地元有志を中心に「町並み保存会」が結成され、同年6月には関町において「関町関宿伝統的建造物群保存条例」を制定した。

条例制定以降は、多くの町家を伝統的建造物として保存と修復がなされ、1984年(昭和59年)12月には、関宿の面積25ヘクタールにおよぶ地区を対象に、全国で20番目・三重県では初となる国の「重要伝統的建造物保存地区」に選定された[。

さらに、1986年(昭和61年)8月10日に歴史性と親愛性を基準に、「東海道の宿場町・関宿」として旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された「日本の道100選」にも選ばれている。




出典: 「関宿」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



この関宿と関係あるのですか?



もちろんです。。。だから、ジューンさんにも読んでもらったのですよ。。。この関宿は東の追分で伊勢別街道を分岐し、西の追分で大和街道と分かれる立地条件から、旅人の通行も頻繁になり、江戸時代は宿場として大変賑わったのですよ。。。

でも、どこにも「関の山」が出てこないじゃありませんか!

実は、上の文章のあとに次の小文が続くのですよ。

 



関の山の語源

 


(sekiyama4.jpg)

 

関宿の夏祭りに出る山(関東で言う山車)が立派であったことから、「これ以上のものはない」という意味で使われるようになった。

また、山車が街道筋の建物の屋根ぎりぎりを通過する様子から、これが目一杯という意味で語源とする説もある。



 



つまり、夏祭りに出る山車(だし)のことを「関の山」と呼んだのですか?



そうです。。。その夏祭りの山車がすごく立派だったので、「これ以上のものはない」という意味で使われるようになったのですよ。。。

。。。ということは、「あたしたちにはおにぎりが関の山よね」という意味は「あたしたちにはおにぎりより旨い物はでないのね」ということになるのですか?

その通りです。。。で、ジューンさん、そうと分かったら英語では何と言うのですか?

たぶん、英語では簡単に次のように言うだろうと思います。

 


(omusubi9.jpeg)

 

Onigiri is all we can get, isn't it?

 



もう少し意訳して言えば次のようになると思いますわ。。。

 

The most delicious treat we can get is onigiri, I suppose.

 



なるほどォ~。。。 英語の勉強になりました。



(laugh16.gif)


(june902.jpg)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

ですってぇ~。。。

あなたは「関の山」という意味を知っていましたか?

ところで、お相撲さんの名前は普通「四股名(しこな)」と書かれますが、これは借字だそうですわ。

正式には「醜名」と書くそうです。

あなたはご存知でしたか?

ええっ。。。 「そんなことはどうでもいいから、他にもっと楽しい話をしろ!」

あなたは、そのような命令口調で あたくしに強要するのでござ~ますわねぇ~。。。

分かりましたわぁ。。。 では、ちょっと次のクリップを見てくださいなァ。。。

思わず笑ってしまいますわ。。。

 


(dog807.jpg)

 



 



 

ええっ。。。? 「犬や猫のことは どうでもいいから他のもっと面白い話をしろ!」

あなたは、更に あたくしに そのような強い口調でご命令なさるのでござ~ますかァ~?

分かりましたわァ~。。。

あなたが、そうおっしゃるのならば、あたくしの個人的なお話しをいたしますわァ。

実は、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”が殿方の注目を集めているのでござァ~ますわよう。

うふふふふふふふ。。。

ええっ。。。 信じられないのでござ~ますかァ?

じゃあ、ちょっと次の検索結果を見てくださいまし。。。

 


(gog60409a.png)


『拡大する』

『現時点での検索結果』


 

「卑弥子 ヴィーナスのえくぼ」と入れてGOOGLEで検索する殿方が多いのでござ~ますわァ。

つまり、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”を目当てにやって来るのですわァ~。。。

うふふふふふふ。。。

あなたも、ビックリするでしょう?

ジムで汗を流して “ヴィーナスのえくぼ”をゲットいたしました。。。


(buttdimp5.jpg)

スタイルもよくなったのでござ~ますわァ~。。。


(curtain5.jpg)

いかがでござ~ますか?

でも。。。、でも。。。、“天は二物を与えず”と申します。。。

これほどスタイルが良くなったというのに、あたくしは未だに独身でござ~ますのォ。。。

世の中は、なかなか思うようにゆかないものですわァ~。。。

ところで、あなたは『万夜一夜物語』を読んだことがござ~ますかァ~?

“千夜一夜物語”ではなくてぇ、“万夜一夜物語”ですわ。


(manya02.jpg)

『万夜一夜物語』

デンマンさんが書いたのでござ~ますわよう。

ええっ。。。 10,001の話が書かれているのかってぇ~。。。?

とにかく、上のリンクをクリックして読んでみてくださいませぇ~。。。

あなたも、絶対にビックリするようなお話が出てきますわァ。

『万夜一夜物語』だけでは、物足りないのでしたら、

ジューンさんが登場する面白いお話もたくさんあります。

興味のある方は、どうか次のリンクをクリックして読んでくださいましねぇ~。。。





(roten101.jpg+cleoani.gif)

『エレクトラde中国』

『熟女パンツ』

『ラーメン@カイロ』

『スパム@クルーズ』

『えくぼ@ヴィーナス』

『孀婦岩』

『モナリザ描きたい』

『ジューンさんの下着』

『やっぱり熟女下着』

『じゅくじょのぱんてー』

『事実と芸術』


(miro0018.jpg)

『パクられたパンツ』

『タイタニック@スリランカ』

『蜂@泣きっ面』

『外人が知っている美しい日本』

『腰使い 熟女』

『熟女の下着姿』

『腰を使う熟女』

『ブログランキング』

『曇ってきた@英語』

軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人
(godiva05.jpg)

『出会い系より腰を使う熟女』

『ブリスベンの従妹』

『アヒルが行く』

『英語ペラペラ勉強法』

『ブラウザとOS』

『二千二夜物語』

『大晦日のおばさんパンツ』

『下着の人類学』

『万夜一夜@ロンドン』

『ヒトラーとトランプ』


(malata019c.jpg)

『ロマン@マルタ島』

『下着の人類学@大阪』

『ハロー@ロックビル』

『孀婦岩の人気 なぜ』

『マグダラのマリア 娼婦か聖女か?』

『マグダレンの祈り』

『女子大生の多い混浴』

『アンネフランクの言葉』

『ビクトリア朝の慎み』

『銭湯と円タク』

『女装ブログ』

『注目記事』


(sylvie122.jpg)

『風邪が治るまで』

『ひょうたんde徒然』

『アヒルが並んだ』

『なぜ骨なの?』

『にべもない』

『やぶさかでない』

『おかしなパンツ』

『みもふたもない』

『自動翻訳はダメ』

『慫慂』

『ヤンキー』

『及び腰と二の足』

『ジューンさんの従妹』


(fan004.jpg)

『ナマズにされた』

『美術解剖学』

『太ったチャンス』

『ジューンさんの下着を探して』

『おおどかさ』

『高級娼婦@パリ』

『つい見たくなった』

『混浴 女子大生』

『FBI捜査官のツブヤキ』

ジューンさんの熟女下着
(30june.jpg)

『熟女下着 投稿ブログ』

『おばさんパンツ@ネット』

『がめつい奴』

『二股ラジウム@VIDEO』

『手塩にかけて』

『ジューンさんのパンツ』

『女子大生の秘湯』

『百姓と農民』

『庇と屁』

『2002夜物語』

『機械翻訳イマイチ』

『出か知りおばさん』

『リチャード3世』

『マルタ島ロマン』

『おこがましい』

『鹿爪らしい』

『原爆死の真実』

『映画で英語を』

『二律背反』

『腰曲がりのを』

『エモい』

『混浴オフ会』


とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。


(hand.gif)


 


(chiwawa5.gif)

こんにちは。ジューンです。

スパムメールが相変わらず多いですわよね。

あなたのメールボックスにも、

ジャンクメールがいっぱい入っているでしょう!?

スパムメールを飛ばしているのは

いったい、どういう人たちなのでしょうか?

出会い系サイトのオーナーたちが多いそうですわ。

彼らは会員を集めるためにスパムメールをばら撒きます。

そのためにメールアドレスのリストを購入しています。

では、そのようなリストを販売している人は

どうやってメールアドレスを集めているのでしょうか?

ロボット(自動巡回プログラム)によって

自動収集させているのです。

ところで、サーチエンジンの自動巡回ロボットは

毎日世界中のサイトを訪問し、

その内容をデータベースに書き込んでいます。

同じように、このメールアドレス収集巡回ロボットも、

HTMLソースを分析し、

メールアドレスらしきものをどんどん記録してゆきます。

でも、使っていないメールアドレスが

たくさんあるのですよね。

あなたの使っているメールアドレスのことを

考えてください。

あなたはメールアドレスをいくつ持っていますか?

一つだけではないでしょう?

10以上持っているのではありませんか?

多分、ほとんどのメールアドレスは使ってないでしょう?

そのために、現在実際に使っている

メールアドレスを集めるために、

怪しい人物が使用度の高いメールアドレスを

集めているのですわよ。

だから、あなたもむやみに信用できない人に対して

返信しないようにしてくださいね。

詳しいことはデンマンさんが次の記事で書いています。

『コメント魔』

(2012年4月3日)



(himiko92.jpg)

ところで、卑弥子さんが面白いサイトを

やっています。

興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして

覗いてみてください。

『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ



(juneswim.jpg)


『センスあるランジェリー』



(byebye.gif)
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大団円

2021-08-11 01:18:35 | 日本人・日本文化・文学論・日本語

 

大団円

 


(daidan01.jpg)


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(himiko22b.gif)

デンマンさん! どういうわけで大団円を持ち出してきたのでござ~ますかァ~?


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バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。

 



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1715年(正徳5)11月、忍び寄る寒さを打ち払う熱気が、ここ大阪道頓堀にはあった。
竹本義太夫の起こした竹本座で、折しも初演の「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」は、近松門左衛門の作品でありながら、それまでの近松の「曽根崎心中」(1703年[元禄16]初演)で遊女と手代の男女の情愛を切々と伝えたものや、「堀川波鼓(ほりかわなみのつづみ)」(1707年[宝永4]初演)で武家の妻の女の性を艶(なま)めかしく描いたものとは異なり、別世界の唐国と日本を股にかけた広大なスケールの躍動的な活劇であった。

「国性爺合戦」の上演は年を越しても人気を博し、ついに2度目の正月を迎え翌々年1717年3月まで続く空前の長期興行となった。

大阪の町人たちは「国性爺合戦」のどこに魅力を感じて、竹本座に足を運び続けたのであろうか。
繰り人形の所作の巧みさや、義太夫の節回しもあったであろうが、なにより近松の描く筋立てそのものに心揺さぶられたのであろう。

 (2ページ)

いよいよ国性爺(国姓爺が実名、作中は国性爺)の大活躍が始まる。
これこそ日本の麒麟児とばかり異国に武徳を表し、福州の長楽城や諸国の府38か所を攻め取り、守りを固めた。
一方、呉三桂の護る太子は7歳に成長した姿を現し、あわせて平戸から唐に着いた国性爺の妻と栴檀(せんだん)皇女が鄭芝龍と合流して、国性爺の待つ福州の城に入った。

太子は国性爺から印綬を捧げられ、永暦皇帝となって大明再興の頂点に立つ。
伊勢神宮の大幣(おおぬさ)を掲げた陣屋を構えて評議を重ね、国性爺・呉三桂・甘輝は天下分け目の韃靼国との戦いに突入する。

韃靼王や裏切者・李蹈天ら70万騎が立て籠もる南京城に攻め入り勝利した国性爺・呉三桂・甘輝らは韃靼王を王であるからという理由で鞭打ち刑のあと本国に追放し、李蹈天の首と両腕を引き抜き、高らかに大音声を上げる。
「永暦皇帝の御代万歳、国家安全と言祝(ことほ)ぐのも、大日本の君が代の神徳武徳聖徳の満ちて尽きない国民の恵みのおかげ、万々年も五穀豊穣うち続くよう」と祝いあった。
文句なしの大団円となった。

この近松の筋立てに、大阪の町人たちは喝采をおくった。

 (4-5ページ)

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




『天下泰平の時代』
著者: 高埜利彦
2015/3/21 発行
発行所: 株式会社 岩波書店


 



つまり、上の部分を読んだら大団円が出てきたので、それをタイトルにしたのですか?



そうです。。。 いけませんか?

別にかまいませんけれど、それって単細胞的な発想ではござ~ませんかァ~?

要するに、あの“馬鹿の見本”の「現実主義者」のように馬鹿の一つ覚えで“ネトウヨ!”と叫ぶようなものだと卑弥子さんは言うのですか?

 


(fool911.jpg)

『現実主義者 馬鹿の見本』

 



だってぇ~、そうではござ~ませんか! あの馬鹿は、とにかくボキャブラリーが極めて少なくて、馬鹿の一つ覚えで“ネトウヨ!”とか“ウンコ”とか、“ボケナス”とか、そう言うアクタレ言葉を投げつけながら人の嫌がるコメントを書き回っているのでござ~ますわァ~。。。



でも、僕は馬鹿の一つ覚えで大団円をタイトルにしたわけではないのですよ。。。 それに、大団円というのはアクタレ言葉ではないでしょう! 実は、僕はこれまでに大団円という意味を辞書で調べたことがなかったのですよ。

つまり、大団円の意味を知らなかったのでござ~ますか?

知らないというよりも、「円」が含まれているので 直感的に“丸く治まる”という意味だろうと思って、そのまま別に辞書を調べるほどのことではないと思って ずっとそう解釈しながら通してきたのです。。。

。。。で、上の本を読んで急に不安になって辞書で調べようと思ったわけでござ~ますかァ?

。。。と言うよりも、卑弥子さんを呼び出して尋ねた方が早いと思ったわけです。。。

それで、あたくしを こうして呼び出したというわけでござ~ますか?

そういうことです。。。 京都女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授ならば確実に意味を知っていると思ったわけですよ。。。

デンマンさんも たまにはあたくしに花を持たせてくれるのですわねぇ~。。。

そうです。。。 で、大団円というのは広辞苑的には、どういう意味ですか?

デンマンさんが大団円に含まれている「円」から、直感的に“丸く治まる”、“丸く治める”という意味だろうと思ったのは正解に近いのですわ。

そうですか?。。。で、辞書的には、どういう意味なのですか?

大団円となったということは、「欠けることなく うまくおさまった」、「円満におさまった」という意味になるですわァ~。。。 つまり、演劇や小説などの最後の場面ですべてがめでたく収まる結末のことを「大団円」というようになったのですわ。

要するに、ハッピーエンドで終わった場合だけに使うのですか?

悲劇の終わりにはまず使われませんわ。。。

つまり、“めでたし、めでたし”で終わる時だけですか?

そうですわ。。。 そう考えて間違いありません。。。 

。。。で、どのように使うのですか?

次のように使うのですわ。

 


■いよいよ事件は大団円だが、

私にはまだ大分判らない点がある。

 

■終わりそうで終わらないこの物語も、

いよいよ大団円を迎えます。

 


(luv655.png)

 

■太郎さんと花子さんは大学卒業と同時に

結婚し、大団円となりました。

 

■その小説はヒロインが忠実な羊飼いと結婚して

メロドラマ的大団円に至る。

 

■父は大団円で終わる演劇が好きで

いつも大団円はいいと話しているので、

町内では“大団円おじさん”と呼ばれています。


 



なるほどォ~。。。



つまり、このことだけのために あたくしを呼び出したのですか?

もちろん、それだけではないのですよ。。。 卑弥子さんは「国性爺合戦」を観たことがありますか?

観たいと思っていましたけれど、また観たことがないのですわ。。。

。。。でしょう!?

あらっ。。。 観ないといけませんでしたかしら?

だってぇ~、卑弥子さんは日本の古典を腐女子たちに教えてるわけでしょう?

そうでござ~ますわァ。。。

だったら、「国性爺合戦」を観ていても不思議はないでしょう!?

じゃあ、デンマンさんは観た事があるのでござますか?

いや。。。 ありません!

だったら、あたくしに つべこべ言う義理はないじゃありませんかァ!

ところが、「国性爺合戦」の上演は年を越しても人気を博し、ついに2度目の正月を迎え翌々年1717年3月まで続く空前の長期興行となったと言うのですよ。。。

 


国性爺合戦


(kokusen06.jpg)



 

近松門左衛門作の人形浄瑠璃。のちに歌舞伎化された。全五段。

正徳5年(1715年)、大坂の竹本座で初演。
江戸時代初期、中国人を父に、日本人を母に持ち、台湾を拠点に明朝の復興運動を行った鄭成功(国性爺、史実は国姓爺)を題材にとり、これを脚色。
結末を含め、史実とは異なる展開となっている。
和藤内(鄭成功)が異母姉の夫・甘輝との同盟を結ぶ「甘輝館」が有名。
初演から17ヶ月続演の記録を打ち立てた。

 

登場人物

和藤内:中国人を父に、日本人を母に持つ。のち国性爺。超人的活躍で明朝の復興に尽くす。
実在の人物鄭成功(国姓爺)がモデル。
なお、和藤内とは、「和(日本)でも藤(唐、中国のこと)でも内(ない)」という洒落。

小むつ:和藤内の妻。

鄭芝龍:和藤内の父。明の臣。日本に渡ってからは老一官と名乗る。

栴檀皇女:明の皇帝の妹。

甘輝:将軍。

呉三桂: 将軍。明の忠臣。敵弾に倒れた帝の寵妃華清婦人の腹の太子と自らの子を入れ替え、太子をつれて山々を逃げ九仙山に隠れる。

錦祥女: 甘輝の妻。鄭芝龍の先妻の娘。

李蹈天: 明の佞臣。左目を抉り取って韃靼にくみする。

 

作品背景

正徳4年9月(1714年10月)、竹本座の竹本義太夫が没し、遺言により、24歳の弟子・竹本政太夫が後を継いだ。
しかし多くの年配者を差し置いてのことだったため、反発があった。
そこで長老の近松門左衛門と、座長の竹田出雲は、政太夫の長所である声を活かしたこの作品を完成させる。
この作品名は、当初は史実通り『国姓爺合戦』であったが、話は創作であるため、「姓」を「性」と変え『国性爺合戦』に直したともいわれるが、後づけの説明とされる。

隣国である中国に題材を求めたことや、中国人と日本人の混血である主人公は、鎖国下において非常に人気を集め、結果的に3年越し17ヶ月続演という記録を打ち立てた。
また歌舞伎化のほか、読本としても出版された。

この人気を受けて、近松は後日狂言として『国性爺後日合戦』『唐船噺今国性爺』を書いたが、いずれも前作の人気には及ばなかった。

現在は、歌舞伎・文楽ともに二段目の「千里が竹」と三段目がよく上演される。
歌舞伎では錦祥女の流した血が川に流れる場面を「紅流し」と呼び、国性爺が「南無三! 紅が流れた!」と被っていた笠を脱ぎ捨て、石橋の上で大見得を切るという荒事風の演出が名高く、市川團十郎代々のお家芸となっている。
また、獅子が城での国性爺と甘輝との対決は両者とも座頭級の俳優が共演して火花を散らすのが見どころである。




出典: 「国性爺合戦」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



これってぇ、日本が鎖国をしていた江戸時代に中国で起きた話なのですよ。。。



そうですわねぇ~。。。

テレビや映画もない時代に、海外の情報は庶民には届かなかったに違いない!

それなのに、どうしてストリップでもロマンポルノでもない「国性爺合戦」が、ミーちゃん、ハーちゃんの庶民の間で それほどの人気になったのでござ~ますかァ?

あのねぇ~、「国性爺合戦」は実際の出来事と実在の人物に基づいた人形浄瑠璃だったわけです。。。

でも。。。、でも。。。、それほど人気が出た人形浄瑠璃だったのでしょうけれど、あたくしは京都に生まれ京都で育ったにも拘らず、いまだに「国性爺合戦」を浄瑠璃でも、歌舞伎でも、テレビでも映画でも観たことがござ~ませんわァ~。。。

それは、当然のことですよ。。。 僕だって、この記事を書くために、初めてYouTubeで観たのだから。。。

それなのに、鎖国時代の大阪や江戸で、どうしてそれほどの人気が出たのでござ~ますかァ~?

言ってみれば、「国性爺合戦」は、江戸時代の「真珠湾攻撃」か? あるいは江戸時代の「9.11同時多発テロ」を演劇にして見せたようなものだったのですよ。。。

 


(911conspi2.jpg)



 



テレビや映画がなかった時代に、お隣の中国の大事件をニュースとして演じたようなものだったのでござ~ますか?



その通りですよ。。。 しかも、主人公・国姓爺のモデルになった実在の人物鄭成功は、中国人を父に、日本人を母に持つ人物だった。。。 だからこそ、鎖国をしていた当時の日本では、その浄瑠璃を観ながら、観客は自分が中国に渡って戦争をしていたような思いでワクワクしながら観たに違いない。。。

そうでしょうか?

だってぇ~、もしもですよ、「9.11同時多発テロ」を起こしたグループの中に、日本人が混じっていたとしたら、日本人のたくさんの映画監督が、その日本人を主人公にした映画を たくさん作っていたはずですよ。。。

つまり、当時の人形浄瑠璃は、庶民の「知りたい」という要求を満たしてくれる「マスメディア」だったのですわねぇ~。。。

そうですよ。。。 いまでは、それが こうしてインターネットに取って代わられているわけです。。。



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【卑弥子の独り言】


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ですってぇ~。。。 あなたは、 どう思いますか?

デンマンさんの言う事を信じますかァ~。。。?

ええっ。。。 「そんな事は、どうでもいいから、もっと他に面白い話をしろ!」

あなたは、そのように あたくしにご命令なさるのでござ~ますか?

いけすかないお方ァ~。。。

分かりましたわ。

あなたが、そのように言うのであれば、ちょっと面白い映像をお目にかけます。

次のクリップは嫌いなプレゼントをもらってムカついている子供たちの映像です。

面白いから、じっくりと見てくださいまし。。。

 


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どうでした?

ええっ。。。 「もう過ぎてしまったクリスマスのことなど どうでもいいから、何か他に もっと面白いことを話せ!」

あなたは、あたくしに向かって、更にご命令なさるのでござ~ますか?

いけすかないお方ァ~。。。!

分かりましたわァ。。。 あなたが、そうおっしゃるのだったら、まずジューンさんの次の写真をご覧になってくださいまし。。。

 


(senya020b.jpg)

 

千夜一夜物語の衣装を着たジューンさんに魅せられて、女性に成りすます男性が たくさん居るのでござ~ますわァ!

ええっ。。。 信じられないのですかァ?

じゃあ、ちょっと次のYouTubeのクリップを見てくださいまし。。。

 


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いかがでござ~ますかァ~?

男性が女装していると思いますかァ?

あたくしは、素直に信じることができませんわァ~。。。

どうですかァ~? けっこうなものでしょう!?

いつまでも見とれていても仕方がありませんわよゥ。

あなたのために古代史の面白い記事を用意しました。

ぜひ お読みください。

では。。。

天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。
 

天智天皇は暗殺された 

定慧出生の秘密 

藤原鎌足と長男・定慧 

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?


マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?


とにかく、次回も興味深い記事が続きます。

だから、あなたも、また読みに戻ってきてください。

じゃあ、またねぇ~。。。


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ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
(30june.jpg)


『センスあるランジェリー』



(surfing9.gif)



(sayuri5.gif)

ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。

卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。




(hama10.jpg)

『宝暦の恨みを明治維新で』

『デウキと紅葉@行田』

『薄い陰毛と紅のボートピープル』

『江戸の閨房術』

『ずるがしこい現代人』

『春画@源氏物語』

『千早振る』

『あれっ、松本清張』

『キスと源信』

『伎楽は呉から…?』

『紺瑠璃杯に魅せられて』

『神聖娼婦 マリア』

『安徳帝は生きていた』

『白石川の桜』


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『ブログ村のマリア様』

『萌える済子女王』

『ピンク桃色@徒然』

『富沢金山の桜』

『ピンク桃色村』

『紫式部@徒然』

『絵里香@ペルー』

『ペルシャ人の楊貴妃』

『ん?佐伯今毛人』

『文学と歴史とウソ』

『百人一首ミステリー』

『芭蕉と遊女再び』

『映画とロマン@仙台』

『源氏物语中的性描写』

『忘れられた歴史ロマン』


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『おばさんパンツ@サンホセ』

『聖徳太子のチューター』

『オナラの曲芸』

『死海』

『漱石とオナラ』

『絵里香さん』

『美女とオナラ』

『アンバパーリー』

『ゆっくりと愛し合う』

『見ちゃだめ!』

『二重マチ付きズロース』


(miya08.jpg)

『麻生元総理』

『ネットのバカ女を捜して』

『額田王の歌』

『聖女と娼婦』

『済子女王@萌える』

『ん?堀内亜里?』

『松平春嶽が黒幕?』

『旅行者的早餐』

『なぜ蝦夷なの?』

『プリキュアとヒトラー』

『戦争絶対反対よね』

『怨霊の歴史』

『色欲@歴史』

『紫式部と敗戦』

『ラピスラズリと源氏物語』


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『性と愛@古代史』

『仙台を離れて』

『美人とブス@大奥』

『絵の中のウソ』

『阿倍仲麻呂@ベトナム』

『バイクガール』

『六条御息所』

『卑弥子さんの大学』

『元寇と捕虜』

『マキアベリにビックリ』

『痴漢が心配』

『びた一文』

『卑弥子@ブカレスト』

『エロい源氏を探して』

『ラピスラズリの舟形杯』

『平成の紫式部』

『隠元豆と国性爺合戦』

『おばさんと呼ばれて』


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『女帝の平和』

『アタマにくる一言』

『悪女レオタード@昌原市』

『スウィートビーン』

『ガチで浦島太郎やし』

『ご苦労さま』

『デンマンのはなし』

『卑弥呼の墓』

『室生犀星と人間学』

『松平春嶽ダントツ』

『英語は3語で伝わる』

『くだらない物』

『漢字で体操』

『面白い漢字テスト』

『放屁女に罰金』

『アヤメとカキツバタ』

『日本の閨房術』



軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人 Sayuri
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バサラ

2021-08-10 01:30:40 | 日本人・日本文化・文学論・日本語


 

バサラ

 


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デンマンさん。。。 今日は 女子プロレスのお話でござ~ますかァ~?


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。。。ん? 女子プロレス?

そうですわァ~。。。 この記事の冒頭に女子プロレスのイラストが出ているではありませんか!

でも、バサラと女子プロレスが、どのように関係しているのですか?

あらっ。。。 デンマンさんは羽沙羅(バサラ)というリングネームで活躍した女子プロレスラーの奥田朱理さんを知らないのですか?

 


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たぶん彼女が活躍していたのは、僕がバンクーバーで暮らしていた頃だと思うのですよ。。。 だから、知りません。。。



。。。ということは、今日は女子プロレスの話題ではないのですわねぇ~。。。

違います。。。 卑弥子さんが女子プロレスのファンだったとは知りませんでした。

だったら、少女マンガについて語り合うのでござ~ますかァ~?

。。。ん? バサラと少女マンガが関係あるのですか?

ありますわよう。。。 1990年から1998年まで『別冊少女コミック』でBASARA (バサラ)というマンガを連載していた田村由美さんをデンマンさんがご存知ないのですかァ~?

 


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その頃、僕はすでにバンクーバーで暮らしていたので残念ながら知りません。。。卑弥子さんは1990年代には『別冊少女コミック』にハマっていたのですか?



別にハマっていたわけでがござ~ませんけれど、少女コミックはミーちゃん、ハーちゃんの間では、かなりもてはやされていたのですわァ~。

そうでしたか。。。知りませんでした。。。

じゃあ、いったいどのバサラについてお話になるのでござ~ますか?

あのねぇ~、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。

 



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バサラ大名、佐々木道誉

 

鎌倉幕府が滅亡した後、後醍醐天皇による建武の中興があり、さらに足利尊氏が幕府を開いたものの、南北朝の動乱はしばらくつづいていく。
この動乱期にあって多量の唐物をもって、みずからの存在を際立てたのが、バサラ大名とよばれる佐々木道誉(どうよ)であった。

佐々木道誉はもともと佐々木高氏(たかうじ)といい、鎌倉幕府に使えた御家人であったが、執権北条高時とともに出家して、その法名が道誉である。

ところが後醍醐天皇の宣旨を受けて足利尊氏に倒幕を勧めたかと思うと、やがて尊氏の幕府創立に尽力するなど、時流を読んだ政界遊泳術もたくみであった。
動乱期を生き抜き、当時としては珍しく78歳まで生きて、天寿をまっとうした。

 (中略)

道誉の贅沢ぶりはじつにたいしたもので、康安元年(1361)の七夕、都の京極の邸に唐物の茶道具を多くそろえ、七菜のご馳走を用意し、700種もの商品を積み、70服の本茶・非茶を飲み比べるという大闘茶会を催して、執権の細川清氏(きようじ)の恨みを買っている。

また同じ年、道誉は南朝方に攻められ、屋敷を捨てて都落ちする際に、集めた唐物で屋敷の会所・書院・寝所をきらびやかに飾り立てた。 (略)

さらに道誉は、鳥・兎・雁・白鳥、堅田(かただ)の鮒、淀の鯉などの酒肴と酒をたっぷり用意し、伽の僧たちに入ってきた者には酒をふるまうように言い渡して立ち去った。

後から来た楠木正儀(まさのり)は、道誉の振舞のみごとさに感じ入って、邸を焼き払うこともなかったという。

邸内を自分の集めた唐物で飾り立てるのは、邸を明けわたす相手への礼儀であり贈り物でもあろう。
バサラ大名の面目躍如というべきか。

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




(126-129ページ)
『唐物の文化史 舶来品からみた日本』
著者: 河添房江
2014年3月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社 岩波書店


 



あらっ。。。 バサラ大名のことですかァ~?



そうです。。。卑弥子さんは、マジでつまらなさそうに鼻の穴を膨らませていますねぇ~?

多くのネット市民の皆様も、「バサラ大名」と聞いったとたんに他のブログへ飛んでしまったと思いますわ。

 



 

ばさら

 


(question8.png)

 

ばさらは、日本の中世、主に南北朝時代の社会風潮や文化的流行をあらわす言葉であり、実際に当時の流行語として用いられた。婆娑羅など幾つかの漢字表記がある。

身分秩序を無視して実力主義的であり、公家や天皇といった名ばかりの時の権威を軽んじて嘲笑・反撥し、奢侈で派手な振る舞いや、粋で華美な服装を好む美意識である。

室町時代初期(南北朝時代)に流行し、後の戦国時代における下克上の風潮の萌芽ともなった。

ただし戦国時代の頃になると、史料には「うつけ」や「カブキ」は出てくるが、「婆娑羅」およびそれに類する表現は全くと言っていいほどなくなった。

足利直義(将軍尊氏の弟)主導の下、室町幕府の基本方針として編まれた『建武式目』では、ばさらを禁じている。

『太平記』には、源氏足利将軍執事で守護大名の高師直や、近江国守護大名の佐々木道誉(高氏)、美濃国守護大名の土岐頼遠などのばさら的な言動や行動が記されている。

これらの大名は「ばさら大名」と呼称され、ばさらの代表格とされている(師直や頼遠は建武式目を主導した直義と後に対立する)。

『太平記』はばさらに対して否定的な記述をしており、ばさらが原因で国が乱れると断じる一方で、前述の高師直・佐々木道誉・土岐頼遠をはじめとするばさら大名達の豪奢な生活、実力行使や傍若無人な振る舞い等は詳しく描かれており、これらのばさら大名は合戦でも活躍し、戦にも強かった。

 

語源

語源は、梵語(サンスクリット語)で「vajra (伐折羅、バジャラ)= 金剛石(ダイヤモンド)」を意味する。

平安時代には雅楽・舞楽の分野で、伝統的な奏法を打ち破る自由な演奏を婆娑羅と称するようになった。
これは「ダイヤモンドのような硬さで常識を打ち破る」というイメージが仮託されたものである。

さらに鎌倉時代末期以降、体制に反逆する悪党と呼ばれた人々の形式や常識から逸脱して奔放で人目を引く振る舞いや、派手な姿格好で身分の上下に遠慮せず好き勝手に振舞う者達を指すようになり、以降この意味で定着する。

ただし、意味の転訛は不明であるともされ、こうした通説には異説もある。
そもそも「バジャラ」の濁音「ジャ」から清音「サ」へ音が変化するのは不自然であり、「婆娑」という言葉が語源で、接尾語の「ら」が付いたものと考えられる。

「婆娑」の意味は「舞う人の衣服の袖が美しくひるがえるさま。また、舞いめぐるさま」、あるいは「さまよいめぐるさま。徘徊するさま」(日本国語大辞典)である。

先述の『太平記』での記述も、足利方の武士たちが派手な出で立ちで傍若無人に「徘徊(婆娑)」する様を、公家の舞楽用語である「婆娑羅」を用いて自称したと取れる。

しかし、『太平記』の記述はその後の婆娑羅の意味を決定づけるものだった。

婆娑羅は、本来の徘徊の意味ではなく、それに付随した「派手さ」が本義であると理解される素地ができ、安土桃山時代にはかぶき者と重ね合わされ、粗忽な乱暴者の振る舞いとして婆娑羅は解釈し直されたと考えられる。




出典: 「ばさら」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



弥子さんは京都の女子大学で腐女子たちに「日本文化と源氏物語」を講義しているのでしょう?。。。



そうですわ。。。

だったら、平安時代から少しだけ時代は下るけれど、鎌倉時代から室町時代に活躍したバサラ大名にも興味があるでしょう?

あたくしは平安時代が専門でご~ざますゥ。。。

でも、日本文化についても教えているのだから、当然、鎌倉時代や室町時代の文化についても知っているべきですよ。。。その点で、バサラ大名の佐々木道誉の存在は卑弥子さんにとっても興味深いと思うのですよ。

例えば、どのような点でですか?

あのねぇ~、『源氏物語』は卑弥子さんも知ってのとおり、平安文化を代表するような作品ですよ。。。その中には「もののあわれ」だとか、「粋(いき)」だとか、その後の日本の文化に大きな影響を与えている。

そのとおりですわ。。。

バサラ大名である佐々木道誉も「もののあわれ」だとか、「粋(いき)」だとかを理解していたように見える。。。

例えば、どのように。。。?

例えば、佐々木道誉と同時代の人物に赤松満祐という武将が居たのです。

 




(akamatsu.png)

 

赤松満祐

(1381-1441年)

 

将軍足利義教とは当初良好な関係であり、宿老の1人として義教の諮問に応じたり、義教の邸宅訪問を受けたり、永享10年(1438年)11月に3度目の侍所頭人を任されるなど幕府内の長老格として権勢を振るう。

やがて義教は有力大名を誅殺しだすと、永享10年3月には家臣3名が義教によって殺害され(『看聞御記』3月15日条)、永享12年(1440年)3月17日に弟の義雅の領土が没収されて一部が遠縁の赤松貞村(持貞の甥)に与えられた。

赤松満祐も領地を没収されて貞村に与えられると言う風聞が起こるなど、次第に対立の色を深めていった。

 

将軍暗殺

将軍足利義教は満祐に限らず有力守護大名家に介入し、管領の斯波氏や畠山氏の他に京極氏、土岐氏、一色氏ら四職にも介入した。

永享12年(1440年)5月15日には丹後・若狭・三河・山城の四か国守護兼尾張知多郡分郡守護の一色義貫を、翌16日には伊勢守護土岐持頼を相次いで暗殺し、家督と守護職を没収してその一族や他の大名に分け与えるという強硬策に出たため、満祐は不安を次第に強めていった。

9月22日にはついに侍所別当の職を罷免させられたため、幕府への出仕もしなくなった。
このため、義教と満祐の対立が先鋭化し、不穏な噂も絶えなかったという。

嘉吉元年(1441年)6月18日、加賀守護富樫教家は突如として義教の勘気を蒙り守護を解任され、加賀守護は僧になっていた弟の富樫泰高に与えられた。それからわずか6日後の6月24日、満祐は結城合戦の祝勝会と称して義教を自邸に招き、嫡子の教康と弟の則繁に命じて義教を暗殺した(嘉吉の乱)。

 

最期

その後は京都における赤松一族の屋敷を焼き、赤松満祐は領地の播磨へ逃れて足利直冬の孫とされる足利義尊を新将軍に奉じて対立する。

しかし『赤松盛衰記』では赤松家中内部でさえ義尊擁立には必ずしも賛成していなかったことを示している。同書では義尊を迎え入れた後、満祐は義尊を利用して味方を増やそうとした一方で、東坂本の定願寺で酒宴・猿楽・連歌・詩歌・管弦・芸能など遊興の限りを尽くすのを黙認したとされている。

満祐はあくまで義尊を傀儡として利用したのであり、武将として陣頭に立つ事は期待していなかったとされている。

幕府の持之は細川持常、山名持豊(宗全)、赤松貞村らをはじめ、西国の河野氏や吉川氏などを動員して赤松領に侵攻させた。

教康・則繁らの善戦で一時は幕府軍を圧倒したが、赤松討伐の綸旨が出されて満祐は朝敵とされ、播磨だけでなく美作・備前などにも山名軍など諸軍が攻め寄せて赤松家を裏切りあるいは敗北したため、満祐は防御力のほとんどない居城の坂本城から山城の城山城(現・兵庫県たつの市)に籠もった。

強力な独裁者・足利義教を突如失っただけでなく、義教の遺児がいずれも幼少だったことから大混乱した幕府では当面の間、赤松討伐どころでは無くなった。かたや満祐は幕府からの討伐軍が派遣されるまで2ヶ月もの間、播磨など領有3カ国を保持し時間的余裕があったにも関わらず、上洛して倒幕しようとすらしなかった。

これは義教の没後には、生前に家督問題で介入されていた諸大名家で再び内紛が起こり、こちらが擁立した足利直冬の孫の御教書に応じて幕府に謀反する大名が多いと満祐が過信していたためという。

しかも、その目算を確実にするような諸大名家への積極的な工作すら行わず、書写山の東坂本にあった定願寺で日夜酒宴や猿楽芸能を尽くして遊び呆けていたという(『赤松盛衰記』)。

おかげで幕府軍に追討の準備を整える機会を与えただけでなく、惣領家と庶流家で分裂し赤松の一門すら結束させられなかった。そのため幕府軍と衝突して半月で勝負がついたのも、悪評高い将軍を暗殺したのだから自分に同情して味方してくれる者もいると満祐が安易に考えていたためという。

やがて幕府軍に攻められ、教康や則繁らを逃がしたあとの9月10日に一族69名と切腹自殺する。

 

人物・逸話

満祐はその背丈の低さから父と共に三尺入道などと呼ばれていたことから低身長症(軟骨無形成症・身長が120cm程)だった可能性もある。またそのコンプレックスゆえに、足利義持・足利義教と2代に渡って将軍に反抗したのではないかとの説もある。

江戸時代に身分制度が固まった封建制の下で、満祐は「逆臣伝」(『野史』)で扱われている。
ただし満祐こそが「真の下克上時代」を切り開いた人物という評価もある。

満祐は性格が傲岸不遜、横柄で気性が激しかったという。これには多くの逸話もある。




出典: 「赤松満祐」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



あらっ。。。将軍を暗殺したのですわねぇ~。。。



そうです。。。 そういうわけで、歴史的には赤松満祐こそが「真の下剋上時代」を切り開いたという歴史家も居るのですよ。

。。。で、どういうわけで赤松満祐を取り上げたのでござ~ますか?

佐々木道誉も赤松満祐も同時代を生きた、いわば「ばさら」的な人物なのですよ。。。つまり、体制に反逆する悪党と呼ばれた人々のように、常識から逸脱して奔放で人目を引く振る舞いや、派手な姿格好で身分の上下に遠慮せず好き勝手に振舞うのです。。。ただし、一つだけ大きな違いがある。。。

それは何でござ~ますか?

佐々木道誉は屋敷を捨てて都落ちする際に、集めた唐物で屋敷の会所・書院・寝所をきらびやまに飾り立てたのですよ。。。さらに道誉は、鳥・兎・雁・白鳥、堅田(かただ)の鮒、淀の鯉などの酒肴と酒をたっぷり用意し、伽の僧たちに入ってきた者には酒をふるまうように言い渡して立ち去った。

敵に対して、そのような心遣いまでするとは、ちょっと信じがたいですわねぇ~。。。

そうですよ。。。だから、敵として後から来た楠木正儀(まさのり)は、道誉の振舞のみごとさに感じ入って、邸を焼き払わなかたのですよ。。。

つまり、楠木正儀は「敵ながら あっぱれ」と感じいったのですわねぇ~。。。

そういうことです。。。それに対して赤松満祐は、将軍足利義教を暗殺したあと、京都における赤松一族の屋敷を焼き、自分の領地である播磨へ逃げていったわけです。

ふたりとも「ばさら」的な人物でありながら、礼儀や「粋(いき)」な取り計らいに違いがあるということでござ~ますわねぇ~。。。

そういうことです。。。邸内を自分の集めた唐物で飾り立てるのは、邸を明けわたす相手への礼儀であり贈り物だというわけですよ。

つまり、そこに真のバサラ大名と、「バサラ大名もどき」の違いがあるというわけですわねぇ~。。。

そのとおりです。。。



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【卑弥子の独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたもバサラ大名の心遣いは素晴らしいことだと思いましたか?

ええっ。。。 「そんな事は、どうでもいいから、もっと他に面白い話をしろ!」

あなたは、そのように あたくしにご命令なさるのでござ~ますか?

いけすかないお方ァ~。。。

分かりましたわ。

じゃあ、話題を変えて 天の川の不思議に迫るクリップを お目にかけますわ。。。

 


(milkyway2.jpg)



 

どうでした?

ええっ。。。 「夜眠れなくなるから、そういう動画は見せるな! 気分直しに何か他に もっと面白いことを話せ!」

あなたは、あたくしに向かって、更にご命令なさるのでござ~ますか?

いけすかないお方ァ~。。。!

分かりましたわァ。。。 あなたが、そうおっしゃるのだったら、まずジューンさんの次の写真をご覧になってくださいまし。。。

 


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千夜一夜物語の衣装を着たジューンさんに魅せられて、女性に成りすます男性が たくさん居るのでござ~ますわァ!

ええっ。。。 信じられないのですかァ?

じゃあ、ちょっと次のYouTubeのクリップを見てくださいまし。。。

 


(xdress02.jpg)



 

いかがでござ~ますかァ~?

男性が女装していると思いますかァ?

あたくしは、素直に信じることができませんわァ~。。。

どうですかァ~? けっこうなものでしょう!?

いつまでも見とれていても仕方がありませんわよゥ。

あなたのために古代史の面白い記事を用意しました。

ぜひ お読みください。

では。。。

天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。


天智天皇は暗殺された


定慧出生の秘密


藤原鎌足と長男・定慧


渡来人とアイヌ人の連合王国


なぜ、蝦夷という名前なの?


平和を愛したアイヌ人


藤原鎌足と六韜


古事記より古い書物が


どうして残っていないの?



今、日本に住んでいる人は


日本人でないの?



マキアベリもビックリ、


藤原氏のバイブルとは?



とにかく、次回も興味深い記事が続きます。


だから、あなたも、また読みに戻ってきてください。


じゃあ、またねぇ~。。。



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ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。


卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。






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『麻生元総理』


『ネットのバカ女を捜して』


『額田王の歌』


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『ん?堀内亜里?』


『松平春嶽が黒幕?』


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『性と愛@古代史』


『仙台を離れて』


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『室生犀星と人間学』


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『紫式部と宮本武蔵』


『頼朝の死の謎』


『パンツと戦争』


『海外美女 新着記事』


『日本語を作った男』


『江戸の敵を長崎で』


『芸術は尻だ』


『尻の芸術』


『左翼的な下着』


『エロい源氏』


『ネット市民は見ている』



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『朝妻船』


『阿修羅を探して』


『羅漢と良寛』


『源氏エロ』


『元寇船』


『ハマガソ』


『歴史ロマン@バンコク』


『平安のキス』


『大久保独裁政権』


『愛情ゲットの呪術』


『源氏物語とおばさん』


『たこつぼ探し』

『光源氏の弟』

『勝負服』



軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人 Sayuri
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如意君伝

2021-07-31 01:01:28 | 日本人・日本文化・文学論・日本語


 

如意君伝

 


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デンマンさん...、 上のタイトルは「にょいくんでん」と読むのォ~?


(kato3.gif)

そういうことやァ~。。。めれちゃんは聞いたことがあるかァ~?

初耳ですわァ~。。。 本のタイトルやのォ~? それとも中国の映画のタイトル?

もともとは、16世紀の中頃、明の時代に書かれたポルノ小説やねん。。。 この本のあとに『金瓶梅』という好色小説が書かれるのやけど、この本は『如意君伝』の影響を随所に受けていると言われてるねん。。。そやけど、残念ながら『金瓶梅』以前に書かれたという『如意君伝』は、まだ見つかっておらんのやァ~。。。

。。。ということは、それ以後に書かれた『如意君伝』があるということやのォ~?

そうなのやァ~。。。1763年(宝暦13年)に日本で出版された『如意君伝』がある。。。この書の正式な名称は、「則天皇后如意君伝」というのやがなァ~。。。原本は呉門の徐昌齢の作とされている。。。

 


(nyoikun3c.png)

 



これは文字通りのポルノ小説やがなァ~。。。



あの有名な『金瓶梅』はポルノ小説とちゃうのォ~?

『金瓶梅』はポルノ小説と言うほど猥褻で下品で顕(あらわ)な性描写はほとんど無い。

そもそも、あんさんは どないなわけで『如意君伝』を取り上げはったん?

ちょっと次のリストを見て欲しいねん。。。

 


(goo20-04-24.jpg)


『拡大する』


 



これは GOO のわての「デンマンのブログ」の4月24日のアクセス解析のグラフとランキングやねん。。。



あらっ。。。BING で「如意君伝」を入れて検索して「日本史」のカテゴリーを開いたネット市民がいたのやねぇ~。。。

そういうことやがなァ~。。。赤枠で囲んだ7番の URL をクリックすると次の検索結果が出てきよる。。。

 


(bin20-04-24.jpg)


『拡大する』

『現時点での異検索結果』


 



上の検索結果には、あんさんのブログの「日本史」のカテゴリーは出てはりませんやん。。。



検索する人の履歴や趣味によって、検索結果が異なるねん。。。 そやけど、ページを更に調べてゆくと間違いなく「日本史」のカテゴリーが出てくるねん。。。 時間の節約のために、具体的にどの記事を読んだのか調べるために、わては次のように検索してみたのやがなァ~。。。

 


(bin20-04-13.jpg)


『拡大する』

『現時点での異検索結果』


 



「如意君伝 デンマン」と入れて検索しやはったのやねぇ~。。。



そういうことや。。。検索しやはったネット市民は「日本史」カテゴリーの中の次の2つの記事を読んだのやがなァ~。。。

 



(doukyou5.png)

『道鏡伝説の起源』(PART 2 OF 3)


(hasuimo4.jpg)

『肥後ずいき人気』(PART 1)

 



。。。で、『如意君伝』のことが紹介されてはるのォ~?



『肥後ずいき人気』の中では次のように紹介されてるねん。

 



(akuta01.jpg)

芥川が「知っている」書の中に、『如意君伝』なるタイトルが見える。
この本は、作家・駒田信二氏によれば、「中国風流本の四大奇書」の一書だそうである。
他の三書は『痴婆子伝』 『肉蒲団』 『杏花天』 だそうで、芥川は全部読んでいたことになる。
駒田氏の教示に従い、『如意君伝』の素性を紹介しよう。

この本は中国では禁書となり、押収されて滅びてしまった。
ところが、わが国に伝わり、宝暦13(1763)年に日本橋南通3丁目の小川彦九郎、同庄七の手で和訓本の体裁で発行された。

その4年後、翻訳書が出版された。
『通俗如意君伝』である。


(nyoi02.jpg)


(nyoi03.jpg)

翻訳者は「自辞矛斎蒙陸(じじむさいもうろく)」という。
中野三敏氏の研究では、この狂号のぬしは山口輝雄(きゆう)という。
通俗は、わかりやすいという意味である。

 (中略)

本編の主人公は、独裁者、則天武后である。
この恐るべき女傑のお相手をつとめるのが、「如意君」、彼は何者であるか?

薛敖曹(せつごうそう)という。
背が高く、色白のはなはだ美しい若者で、色男に似ず頭が優れており、読書を好み諸芸に通じ、おまけに酒が強い。
変わっているのは、「肉具ハナハダ壮大ニシテ常ノ人」ならず、男の一物が馬鹿に大きかったというのである。
何でも頭から根まで筋ばっていてミミズのようで、怒ると頭は蝸牛(かたつむり)の如く、竿は皮を剥ぎたる兎の如し、突き立つ雁首に一斗の粟(あわ)を入れた袋を下げてもたるることなし、というから力も強い。
遊郭の女は皆恐れて、叫びながら逃げ去る。

 (中略)


(sokuten2.jpg)

「頃(このころ)太后スデニ六十余歳に及ビ玉ヘドモ。 淫心サカンナルママニ」肉具の大なる男を召し入れては寵愛する。

牛晋卿(ぎゅうしんけい)という宦官(かんがん)が、武后のかすかな溜息を聞き、恐れながら、としゃしゃりでる。
声をひそめて奏上することは、かの薛敖曹のことである。
武后の目が光る。
晋卿の郷里の者という。
聞くに従い、よだれをが流れだした。
そなた、早速その者を連れて参れ、と命ず。

 (中略)

晋卿、ささやきていわく、君の肉具に合う容器は武后以外に無し、この機会を逸すと君は、人道(男女の交わり)を知らないで終わるぞ。
この時、敖曹、30歳である。
晋卿の、人道うんぬんに、たちまち心がぐらついたというのだから、まあ大した男ではない。
もっとも大した男だったら、春本に登場するはずがない。
春本の読者にすれば、こんな嬉しい人物はいないのである。

 (中略)


(asura2.jpg)

奈良後期の女帝、孝謙帝に重用された、河内の人、弓削道鏡(ゆげのどうきょう)は実在の僧だが、彼は宮中に入って病気を治した功で帝に信頼されたのだった。
このくだりは、ロシア帝政末期の怪僧ラスプーチンと似ている。
道鏡は太政大臣禅師に昇任し、ついには法王にもなった。
野望はさらに募り、宇佐八幡のお告げと称して皇位の継承を企てた。
孝謙帝が亡くなられて失脚したが、道鏡が女帝に目をかけられた理由が巨根だったから、という俗説は、恐らく『如意君伝』がわが国に伝えられてからのことと考えて間違いあるまい。

『如意君伝』が成立したのは明代らしく、日本の室町時代である
いつごろ原本が伝来したのか不明だが、江戸期には知識人の間で読まれていた様子である
紹介した『通俗如意君伝』が出版された前後から、道鏡と巨根を結びつけた川柳が、続々と詠まれている。


(doukyoux.gif)

道鏡はすわるとひざが三つ出来

「ちんぽこめらと公卿(くげ)を嘲弄す」

「公家めらがやきおりますと道鏡言い」

(注: 写真とイラストはデンマンが貼り付けました。
読み易いように改行を加えています。
赤字はデンマンが強調のため)




175-187ページ 『春本を愉しむ』
著者: 出久根達郎 2009年9月20日発行
発行所: 株式会社 新潮社


 



あらっ。。。芥川龍之介も読みはったのやねぇ~。。。



そうやがなァ~。。。中国のポルノ小説の4大奇書ということやから、おそらく誰もが読みたくなるやろなァ~。。。

ところで、最近中国の映画『如意伝(如懿伝)』がネット上に出てきよるけど、これも『如意君伝』と関係あるのォ~?

 


(nyoiden20.jpg)



 



この映画は『如意君伝』とは全く関係あらへん。。。この如懿(にょい)というのは、清朝の乾隆帝の皇后になる女性で、この映画のヒロインやがなァ~。。。



そもそも「如意」とは、どないな意味やのォ~?

あのなァ~。。。『如意君伝』というのは、年をとった皇后・武則天と最后の寵臣・薛敖曹(せつごうそう)との 情事を描いたポルノ小説やがなァ~。。。薛は武皇后より“如意君”という渾名をつけられた。それは、彼が彼女の性欲を完全に満たしてくれる男だったからである。。。つまり、「皇后を満足させてくれる思いのままになる男」というような意味やがなァ~。。。

あんさんは、詳しいのやねぇ~。。。令和の芥川龍之介になれるやんかァ~。。。

さよかァ~。。。(微笑)



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【レンゲの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたも『如意君伝』を読みたくなりましたか?

ええ。。。そんな事はどうでもいいから、他にもっと面白いことを話せ!

あなたは、そのように強い口調で あたしに命令なさるのですか?

分かりましたわ。
では、あなたのために、ニーチェのおじさまが語った言葉をお聞かせしますわ。

 



 

あなたは ニーチェの言葉をどう思いますか?

デンマンさんは何度となく、めれんげさんに『即興の詩』サイトを再開するように催促していました。
そして、めれんげさんも、デンマンさんの勧めに応じて『即興の詩』サイトを再開することになりました。

 

めれんげさんの『即興の詩』サイト

 

それにしても再開して間もないのに 検索結果 3,960,000件中の 9位に躍り出るなんてすごいですよね。

 


(gog30703.gif)

『現時点での検索結果』

 

すぐ上のリンクをクリックしてみれば解るように
現在では めれんげさんの『即興の詩』サイトはトップと2位を独占していますわ。

検索エンジン最適化をいつも考えて頑張っている人には
「どうしたら、そんなに上位に掲載されるのォ~?」と不思議に思えたり羨ましく思えるかもしれません。

その秘訣を知りたかったらデンマンさんが面白い記事を書いていますわ。
次のリンクをクリックして読んでみてください。

『おばさんの下着に見るSEO』

ところで、めれんげさんは可愛い猫を飼っていますが
あなたも、猫ちゃんを飼っていますか?
ええっ。。。 ワンワンちゃんを飼っているのですか?

そういえばデンマンさんが『ワンワンちゃん』という面白い記事を書いていました。
気が向いたら下のリンクをクリックして読んでみてください。

 


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『ワンワンちゃん』

 

とにかく、次回も興味深い話題が続きます。
あなたもどうか、また読みに戻ってきてくださいね。
では、また。。。


(hand.gif)



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メチャ面白い、

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■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』


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■ 『今すぐに役立つホットな情報』

■ 『 ○ 笑う者には福が来る ○ 』

■ 『あなたもワクワクする新世代のブログ』


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『平成の悲しい実話』

『乱交パーティーとめれちゃん』

『居酒屋とめれちゃん』

『立ち上がるめれちゃん』

『愛にあふれる未来』

『乱交パーティーと表現者』

『めれちゃん@天国と地獄』

『めれちゃんとにこちゃん』

『塩野七生とめれちゃん』

『午前4時の薄着の女』

『地球の最後に』

『めれちゃんと愛のピアノ』

『めれちゃんとサビーナ』

『どMなの?』

『愛は大海原を越えて』

『2度目の火あぶり』

『ニーチェとエロい画像』

『ニーチェとめれちゃん』

『ニーチェと吉田兼好』

『めれちゃん、すごいね』

『めれちゃん、おはよう』

『夏目漱石と南方熊楠』

『めれちゃん、どうちたのォ~?』

『めれちゃんの悦び』

『性愛サイトとめれちゃん』

『Myぬこが便秘で…』

『Myぬこの愛と恋愛』

『寂しがり屋のめれちゃん』

『くだる本とくだらない本』

『腑に落ちる話』

『めれちゃん、落ち込んでるの?』

『フルトヴェングラーの愛』

『忘れられない愛の言葉』

『死に向かう心の旅路』

『イメージの魅惑と衝撃』

『フルトヴェングラーと芭蕉』

『愛という名の心の旅路』

『永遠の愛と世界』

『世界に広がる愛』

『デンマンエロマンガ』



(june24b.jpg)

こんにちはジューンです。

卑弥子さんが面白いお話を集めて

楽しいサイトを作りました。

次のリンクをクリックして

ぜひ覗いてみてくださいね。

■ 『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。バーィ



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至れり尽くせり

2021-07-21 01:58:41 | 日本人・日本文化・文学論・日本語


 

至れり尽くせり

 


(gokuraku02.jpg)


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ケイトー。。。最近、知り合いの若い娘さんに至れり尽くせりのおもてなしでも受けたのォ〜?


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そういう若い娘さんがいればいいけれど、残念ながら そうではないのですよ。

じゃあ、門前払いでもされたわけぇ〜?

いや。。。そもそもコロナ騒ぎで知り合いや友達を訪ねることがないのですよ。。。

それなのに、どういうわけで思わせぶりなタイトルを付けたのォ〜?

次のリストを見てください。。。

 


(liv21-07-07.jpg)


『拡大する』

『民主主義タグのページ』


 



これはライブドアの僕の「徒然ブログ」の日本時間で7月7日の午後9時12分から翌日、8日の午前1時46分までのアクセス者の記録です。。。 赤枠で囲んだ箇所に注目して欲しい。。。 



あらっ。。。見慣れない検索エンジンで検索してケイトーの「徒然ブログ」のタグのページを開いたネット市民がいたのねぇ〜。。。

そうです。。。リファラ のリンクをクリックすると次の検索結果が表示されるのです。。。

 


(nav21-07-07.jpg)


『拡大する』

『現時点での検索結果』

『民主主義タグのページ』


 



あらっ。。。至れり尽くせり 殿方を極楽へ導きます。 と入れて検索したのねぇ〜。。。



そういうことです。。。検索したネット市民は、赤枠で囲んだ民主主義タグ のページを開いたのですよ。。。

 


(livtag21-07-07.jpg)


『民主主義タグのページ』


 



つまり、『民主主義タグのページ』の中に至れり尽くせり 殿方を極楽へ導きます。 という記事が出てくるのねぇ〜。。。



いや。。。そういう記事は出てきません。。。実は、韓国の京畿道にある軍浦(クンポ)市に住んでいる朴秀賢(パク・スヒョン)君が『民主主義タグのページ』を開いたのですよ。。。

IPアドレスを調べて朴君が軍浦市に住んでいることを突き止めたのォ〜?

そうです。。。

 


(ip234132.jpg)

 



。。。で、朴君は軍浦(クンポ)市で何をしているのォ〜?



市内にある家電製品メーカーに勤めているのですよ。。。近いうちに東京の家電量販店と提携するために、出張する予定なのです。。。

その朴君が、どういうわけで 至れり尽くせり 殿方を極楽へ導きます。 と入れて検索したのォ〜。。。?

シルヴィーも知ってるように、日本の「おもてなし」は世界的に有名なのですよ。。。だから、都内の「風俗店」に行けば 至れり尽くせり 殿方を極楽へ導 くような「おもてなし」を受けられるのではないか? そう思って出張の合間に、ぜひ日本の「風俗店」を訪れてみようと楽しみにしているのです。。。

つまり、日本の「おもてなし」を風俗店で経験しようとしているわけぇ〜?

そうです。。。

それって、かなり変態的な趣味ねぇ〜?

シルヴィーは、そういうことを期待するのは、良くないと思うわけぇ〜?

なにも風俗店にゆかなくても、日本の「おもてなし」を経験することはできるでしょう?

もちろんです。。。

でも、ケイトーの「徒然ブログ」には風俗店の宣伝がないにも関わらず、どういうわけで検索結果に『民主主義タグのページ』が出てきてしまったのォ〜?

ちょっと次のページを見てください。。。

 


(livtag21-07-17a.jpg)

 



ブラウザの検索機能を使って『民主主義タグのページ』の中に至れり尽くせり が出てくるか? 調べてみたのですよ。。。見れば分かるように ZERO と出ています。。。出てこないのですよ。。。でも、次の2つの検索結果を見てください。。。

 


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(livtag21-07-17c.jpg)

 



あらっ。。。至れり尽くせり の「至」と「尽」は記事の中に出てくるのねぇ〜。。。



そうです。。。

つまり、韓国の検索エンジンは至れり尽くせり 殿方を極楽へ導きます。 と入れて検索すると、「至」、「尽」、「殿方」、「極楽」、「導」と分けて、それぞれの言葉が出てくると、そのページを検索結果に表示してしまうわけぇ〜。。。?

そういうわけです。。。ついでに次の検索結果も見てください。。。

 


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「殿方」、「極楽」、「導」も『民主主義タグのページ』の中に出てくるわけねぇ〜。。。



そうです。。。それで検索結果の中に『民主主義タグのページ』を表示するわけですよ。。。

でも、朴君は探そうとしている風俗店が出てこなかったのでムカついたでしょうねぇ〜。。。

確かに、風俗店は出てこなかったけれど、朴君は決してムカついたわけではありません。。。なぜなら、「極楽クラブ」の次の記事が出てきたからですよ。。。

 



老人極楽クラブ

 


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オマエは、「私(太田将宏)が書き続けた著作には、高い水準で、日本では、いや世界では始めての見解が此処彼処に読みとれられる」と言うような、オマエを哀れむのを通り越して、読む人が恥ずかしくなるような事を ぬけぬけと主張しているのだよ!



分かりました。。。 それで、どういうわけで急に“老人極楽クラブ”を持ち出したのですか?

あのさァ~、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのだよ。。。

 



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70歳になる私は、毎日が恐怖である。
物忘れの加速が尋常ではない。
何かをするために、立ち上がり、立ち上がった時に、何をするのか忘れている。
そして、ただ呆然と立っている。

呆け始めの母と同じになってしまった。
母は非常に度々、呆然と立っていた。
母が呆然と立っている姿は、周りに5センチぐらいのもやがとりまいている様だった。

私も同じもやにつつまれているにちがいない。
今、私は年相応の物忘れか、母と同じ痴呆症なのか、区別がつかない。
区別がついてどうだと云うのか。 (略)

私も死ぬ。
生まれて来ない子供は居るが、死なない人は居ない。
夜寝るとき、電気を消すと毎晩母さんが小さな子供を3人ぐらい連れて、私の足元に現れる。

夏大島をすかして見る様に茶色いすける様なもやの中に母さんと小さな子供が立っている。
静かで懐かしい思いがする。

静かで、懐かしいそちら側に、私も行く。
ありがとう。
すぐに行くからね。


 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




237-238ページ 『シズコさん』
著者: 佐野洋子
2008年7月20日 第8刷発行
発行所: 株式会社 新潮社


 



つまり、デンマンさんも静かで、懐かしいそちら側に、私も行く。 ありがとう。 すぐに行くからねと言う所に共感したのですか? デンマンさんも、ついに死期が近づいてきたのですねぇ~。。。 うへへへへへへ。。。



あのさァ~、僕はオマエが共感するのじゃないか!?。。。 そう思ったから上の小文を引用したのだよ! オマエは自分が書いたことを忘れてしまったのォ~?

ん。。。? オイラが何を忘れているとデンマンさんは言うのですか?

今朝、ロブソンストリートをバンクーバー図書館に向かって歩いていたら、カード屋さんのショーウィンドウに次のカードが飾ってあった。

 


(drinking9.jpg)



オマエのことを考えたら、むしろ Drinking よりも Aging にした方が笑えると思ったのだよ。。。

 



 


(ireba03.jpg)

 

Aging can cause

memory loss...

 

or even worse ...

er... er ...

memory loss.

 



 



英語が苦手なオマエでも、この程度のジョークはわかるよねぇ~。。。?! (モナリザの微笑)



。。。で、オイラが何を忘れている、とデンマンさんは言うのですか?

オマエは次のように書いていたじゃないかァ!

 




私は、この曲集を書き終えたとき、老人見習いから、正真正銘の老人になるのではないか、と思うこの頃である。
真の老人とは、もはや、失うべき何ものも無くなった人のことを言うのではないか。

長女は、私から去った。
次女は、中立を保つ為に、この家に寄りつかない。
家内と言えば、日本語も通じなくなってから何年にもなる。


私には、S.Kierkegaard の言った、一番易しく一番難しいこと、すべてを捨てること、が、案外、無理なくできるのではないか。
いや、その時には、捨てるべき何ものも見当たらなくなった境地であろう。

その意味では、老人になる前に、不慮の死で亡くなった人は気の毒である。
私は、若い時に、死ぬのはいいが風邪をひくのは嫌だ、などと言って、粋がって与太をほざいていた。
今も、願わくは、あまり苦しむことなく死を迎えられたなら、それにこしたことはない、と考えている。

Kierkegaard は、また、永遠とは有限が無限に出会う瞬間である、と言っていた。
私の人生に、かつて、そのような瞬間があったであろうか。
いや、それもまた、超越の命題であろう。

私の人生は、無明に迷ったそれに終わるのかもしれない。
しかし、私の背後には、母の祈りがあった。

ある麻薬中毒患者が、お母さん、僕は、こんな遠くまで来てしまった、と淋しげに呟いていたが、私は、麻薬中毒者ではないけれど、その気持ちが解かっている、と思う。
どのみち、人生は、rehearsal無しの、ぶっつけ本番なのである。

しかし、私は、F.M.Dostoevsky の「白痴」にある、あの「イッポリトの告白」に書かれているように、もし、生まれる前に、この条件を知らされていたとしたならば、私は、生まれるてくることを肯(がえ)んじなかったであろう、とは思っていない。
私は、感謝して死ねるように、今からでも、心の準備をしておこう。

S.D.G

コーダ(蛇足):

私の懐疑なるものが、深いのか、深くないのか、私自身も知る由もない。
仮に、深かったとしても、そもそも、懐疑の深さというものは、誇るべきものであるのか、という疑問が残る。




【デンマン注:】 改行を加え読み易くしました。あしからず。

S.Kierkegaard: キルケゴール (1813-1855) デンマークの哲学者

S.D.G.: Soli Deo Gloria (ラテン語) To God Alone the Glory(英語) 神に栄光あれ。

F.M.Dostoevsky: ドストエフスキー (1821-1881) ロシアの小説家・思想家




56-57ページ Michel-Richard de Lalande
『後奏曲集(後書きばかり)』 作品3
著者: 太田将宏
初版: 1994年1月 改定: 2006年9月

『馬鹿やって人気?』にも掲載
(2015年8月18日)


 



デンマンさん! いったい何度この手記を引用すれば気が済むのですかァ~?



あれっ。。。 オマエは覚えてるのォ~?

覚えてますよう! これまでに上の手記をデンマンさんは何度も何度も記事の中で引用したのですよ!

でも。。。、でも。。。、オマエは思い出さなかったじゃないかァ!

まさかァ。。。、まさかァ~。。。、上の手記のことをデンマンさんが考えているとは想像がつかなかっただけです。。。 決して忘れていたわけではありません!

とにかく、オマエの長女は、私(太田将宏)から去った。 次女は、中立を保つ為に、この家に寄りつかない。 家内と言えば、日本語も通じなくなってから何年にもなるわけで、結局 オマエは孤独の中で感謝して死ねるように、今からでも、心の準備をしておこうというわけだよ。。。 そうだろう!?

それで、デンマンさんが“老人極楽クラブ”の会長になって、オイラを温かく迎えてくれるというわけですかァ~?

何で僕が“老人極楽クラブ”の会長にならなければならないのォ~?

だってぇ~、デンマンさんは もうすぐに70歳になるじゃありませんかァ!

あのさァ~、オマエは80歳になるので、他の誰もが70歳になるように見えるのだろうけれど、それはオマエの脳力と視力が老化したためだよ。。。 僕は まだ壮年期の真っ最中なんだよゥ!

ウソだァ~♪~い~。。。!

そのように疑り深くなるのもオマエの脳力と視力が老化したためだよ。。。

。。。で、だれが“老人極楽クラブ”の会長になるのですか?

あのオノ・ヨーコさんに会長になってもらおうと考えているのだよ!

 



(onoyoko.jpg)

70歳になったときは、とても嬉しかった。
よくぞ70歳まで生きながらえたと思いました。

 (中略)

不運か幸運か私の人生には、激しい出来事ばかりが起こったので年齢のことを考えている余裕がありませんでした。
ですから、60歳になったときも、
「あなたも60歳ですね」
などと人から言われても、
「あれ、そお?」
なんて、ぐあいでした。

ところが、70歳を迎えたときはまったく違う感触でした。
ここまで生きながらえたことに対して誇りみたいなものを感じたのです。

 (中略)

自分がやりたい仕事がまだたくさんあります。
「あと50年ちょ~だい」
と言いたい。


自分というものをもっと生きてみたい。
今は私の人生のプロセスだと思っています。
私にとって人生はまだまだ未知数なのです。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




51-54ページ 『今あなたに知ってもらいたいこと』
著者: オノ・ヨーコ
2010年1月15日 第2刷発行
発行所: 株式会社幻冬舎


 



この文章を読んだときに僕はオノ・ヨーコさんが哀れで愚かで孤独で可哀想な とっくに70歳を過ぎた太田将宏老人のような人物を励ますために書いたのではないかと思ったわけだよ。



デンマンさんは、マジでそう思ってくれたのですか?

そうだよ! だから、少しは反省して、これからは まともなコメントを書いて欲しい。




『老人極楽クラブ』より
(2017年9月30日)


 



つまり、『民主主義タグのページ』の中に上の記事を見つけたので、ムカつくいところだったのに、朴君はムカつかずに済んだのォ〜?



そうです。。。ムカつく前に笑ってしまったのですよ。。。



(laugh16.gif)


【ジューンの独り言】


(bare02b.gif)

ですってぇ~。。。

あなたも『老人極楽クラブ』を読んで思わず笑ってしまいましたか?

ええっ。。。「そんなことはどうでもいいから、もっと楽しいことを話せよ!」

あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?

分かりましたわァ〜。。。

では、シルヴィーさんが出てくる面白い記事のことでも。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。

 


(sylvie500.jpg)



『アダムとイブは何を食べたの』

『舞踏会 明子』

『波乱の人生』

『国際化だよね』

『イングナさんを探して』

『美しい日本語 チェーホフ』

『横の道@ニコライ堂』

『また塩野七生批判』

『日航スチュワーデス』


(cleopara2.jpg)

『クレオパトラ@塩野批判』

『テルモピュライの戦い』

『思い出の蓮』

『角さんと天罰』

『ラーメン@リガ』

『角さんと天罰がなぜ?』

『南京事件と反知性主義』

『あけびさんの卒論』

『愛は降る星の彼方に』


(sunwind2.gif)

『サイバー戦争』

『エロくて、ごめんね』

『モバイル社会とガラケー』

『元老のアメリカ』

『ケネディ家の呪い』

『欧米を敵に回す』

『ソフィアからこんにちわ』

『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

『さらば大前研一』


(superm3.jpg)

『空飛ぶスパイ』

『愛情はふる星@ベトナム』

『ヒラリーと塩野七生』

『ケネディ夫人@インドネシア』

『究極の大前研一批判本』

『フェルメールの謎』

『女に文句を言う女』

『あなたの祖国』

『宮沢りえ@韓国』

『正しい戦争』

『ゴールデンシャワー』

『死刑廃止』


(mh370a.jpg)

『かまびすしい』

『今、新たな戦前』

『クレオパトラ@アラビア』

『政府は嘘をつく』

『犬と人間と戦争』

『未来予測』

『知られざる悲劇』

『量子活動家』

『アンネの運命』

『10次元の世界』

『ポーランドの犬』


(jump009.jpg)

『熟女ヌード@デンマン』

『ロッキード事件の真相』

『政府と役人と嘘』

『ジュンガル』

『地球温暖化は避けられない』

『国際平和連合』

『鬼島』

『悪徳サイト』

『あげつらう』

『過ちを犯す』

『三島由紀夫の謎』

『ヒラリートランプ現象』

『ノーパン@CIA』

『未開人と文明人』


(banana82e.jpg)

『オセロの失敗』

『サン・ラザールの裏路』

『「夜と霧」を観た?』

『虫酸が走る』

『大空に乾杯』

『ターバンを巻いた少女』

『美しい日本語を探して』

『アダムとイブのバナナ』

『宮沢りえ@サンタフェ』

『ネットの主要言語』

『中国人がアメリカを発見した』

『2000年前の光通信』

『習近平皇帝』

『プーチンの復讐』

『ペンタゴン・ペーパー』

『南米の富士山』

『ダンケルク』

『無実の罪』

『殺人光線』

『ロッキード事件すごい』

『注目の悲劇』

『核戦争』

『1910年の飛行レース』

『エンペラー習近平』

『暗殺@GOO』

『テロとの戦い』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


(hand.gif)



(surfin2.gif)

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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エロい古文の絵

2021-07-04 01:39:50 | 日本人・日本文化・文学論・日本語


 

エロい古文の絵

 


(shibagaki4b.jpg)


(saiko01.jpg)


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(himiko22b.gif)

デンマンさん。。。 エロい古文の絵 にハマっているのでござ~♪~ますかァ?


(kato3.gif)

ん?。。。卑弥子さんは僕がエロい古文の絵 にハマっている、と思っているのですか?

だってぇ〜、上に貼り出した画像を見れば誰だって そう思うのでござ~♪~ますわァ〜。。。

僕は、特にエロい古文の絵にハマっているわけではありません。

じゃあ、どなたがエロい古文の絵にハマっているのでござ~♪~ますかァ?

ちょっと次のリストを見てください。。。

 


(liv21-06-18m.jpg)


『拡大する』

『エロい源氏物語』


 



これはライブドアの僕の「徒然ブログ」の日本時間で6月18日の午後5時14分から翌日19日の午前0時50分までのアクセス者の記録なのですよ。。。赤枠で囲んだ箇所に注目して欲しい。。。



GOOGLEで検索して『エロい源氏物語』を読んだネット市民がいたのですわねぇ〜。。。

そうです。。。リファラ のリンクをクリックすると次の検索結果が出てくるのです。。。

 


(gog21-06-18a.jpg)


『拡大する』

『現時点での検索結果』


 



エロい古文の絵 を入れて画像検索したのですわねぇ〜。。。



そうです。。。検索結果の中から赤枠で囲んである画像をクリックしたのです。。。

 


(gog21-06-18b.jpg)


『拡大する』

『現時点での検索結果』

『エロい源氏物語』


 



拡大された画像の下に出てきた エロい源氏物語:徒然ブログ をクリックして記事を読んだのです。。。実は、埼玉県富士見市に住んでいる亀田亀助君が読んだのですよ。。。

 


(ip112187.jpg)

 



亀助君は、『エロい源氏物語』を読んでエロい絵を見つけてスキップして喜んだのですか?

 


(smilejp.gif)

 



こうしてスキップして喜んだのですよ。。。



どの絵を見て喜んだのですか?

次の絵ですよ。。。

 



(suma007.jpg)

昔、「須磨返り」という言葉があって、『源氏物語』を通読しようとした者の大抵が、12帖目の「須磨」の巻あたりで息切れし、いやになって投げだしたという。
そんな自嘲(あるいは、ひやかしか)の語が流行するくらいだから、54帖全巻を読み通した者は稀なのであろう。

 (中略)

江戸時代はどうだったのだろう。
国学者はともかく、一般庶民は、この世界最古の長編小説を読んでいたのだろうか?
庶民文芸の川柳に、次のような句が見える。
「又文(またふみ)か そこらへ置けと 光る君」
「膳立(ぜんだて)を してはよばれる 光る君」

いずれも女性にもてもての主人公を詠んでいる。
文はラブレター、二句目の膳立は、女性のお誘い。
「据え膳」のことである。

 (中略)

江戸人はどこで『源氏物語』を知り、読んだのだろう?
現代のように、手軽に原文が入手でき、読めるような時代ではない。
川柳に詠むほどの知識を、どこから得たか。

庶民にとって最も身近な情報源、といえば、貸本屋だろう。
風呂敷に書物を包んで、家々を回った。
しかし、これらの貸本屋は、いわゆる古典は持ち歩かない。
ほとんど読み物である。
古典の引き合いは、まず無かったのではないか。
かわりに、備えていた本がある。
春本である。
江戸の貸本屋は実はこちらで稼いでいた節がある。

そうだ、江戸っ子は、春本で紫式部を知り、『源氏物語』を学んだのではないだろうか。
「本歌取り」を得手とする春本だから、貴公子の恋の遍歴『源氏物語』は、格好の種本ではあるまいか。

そこで調べてみた。 ある、ある。
『亥中(いなか)源氏須磨琴(ごと)』 『偽紫(にせむらさき)女げんじ』 『偽勢(にせ)紫浪華(なにわ)源氏』 『源氏思男貞女(しなさだめ)』 ……
いづれも枕絵といわれる春画本(艶本〔えほん〕という)である。
『艶紫娯拾余帖(えんしごじゅうよじょう)』 『花鳥余情吾妻源氏』 『正写(しょううつし)相生(あいおい)源氏』


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  『艶紫娯拾余帖』


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  『花鳥余情吾妻源氏』


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  『正写相生源氏』


この三冊は、浮世絵師、不器用亦平(ぶきようまたへい)こと歌川国貞の枕絵本で、「国貞三源氏」と呼ばれ有名である。

(読み易いように改行を加えました。
赤字はデンマンが強調。
写真はデンマン・ライブラリーより)




146-149ページ 『春本を愉しむ』
著者: 出久根達郎
2009年9月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社新潮社


 



上に出てきた絵を見て亀助君は喜んだわけですか? 単純な人なのですわねぇ〜。。。



そうです。。。でも、上の絵を見て源氏物語に興味を持ったのです。。。

あらっ。。。マジで。。。? 上の絵を見て源氏物語に興味を覚えたということも、単純な性格から来ているのですわァ〜。。。うふふふふふ。。。上の絵を見て源氏物語に興味を持ったというのは、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している身にとって、いささか不本意でござ~ますわ。

でもねぇ~、あんな長編の物語を普通の人は読みたいとは思いませんよ。。。

そうでしょうかしら?

だってねぇ、正直に言うと僕だって源氏物語の54帖全巻を読んでませんよ。

あらっ。。。 でも、デンマンさんは知ったような事を記事に書いているではござ~ませんかア?

実は、54帖全巻には目を通しましたよ。 でもねぇ~、僕は現代文のダイジェストを読んだだけなのですよ。 原本で読む気はさらさら起こらない。

でも、高校生の頃、古文で勉強したのでしょう?

だから、その時、先生に源氏物語の本の一部を読まされたけれど、まったく面白くなかった。 それで、食わず嫌いになったのですよう。 第一、『源氏物語』の原文を読むことは現代日本人にとって、かなり難しい。 他の王朝文学と比べても語彙は格段に豊富で、内容は長くて複雑で、専門的な講習を受けないと『源氏物語』の原文を理解するのは難しいのですよ。

だったら、谷崎さんや、円地文子さん。。。あるいは瀬戸内寂聴さんの現代語訳を読めばいいではありませんか!?

源氏物語に関しては評論やエッセーや、いろいろなものを読んだから、もう知ったつもりになってしまったのですよ。 だから、「今更、原文を読むなんてぇ~。。。」という気持ちになってしまって、駄目ですよう。 とても読む気になれません。

ダイジェストで済ませているなんてぇ古典を勉強する邪道ですわ。

でも、何も読まないよりはダイジェストでもいいでしょう。 アメリカには、ちゃんとリーダーズ・ダイジェストという会社がありますよう。

アメリカはアメリカですわ。 日本には日本の古典という素晴らしい物が存在するのでざ~ますう。 だから、原文で読まなくても、せめて現代語訳で54帖全巻を読むべきですわ。

あのねぇ~、源氏物語は、昭和初期には「皇室を著しく侮辱する内容がある」との理由で、不敬の読み物だとされていた。 光源氏と藤壺女御の逢瀬などを二次創作物に書き留めたり上演したりすることなどを大日本帝国の政府は厳しく禁じたのですよ。

それは軍国主義が華やかな頃でござ~ますわ。 一時的な現象ですう。 そのような狭い考え方に凝り固まっている人たちが大日本帝国の政府に居たから戦争に負けてしまったのでござ~ますわ。 デンマンさんも書いていたではござ~ませんか!

ん。。。? 僕が。。。? なんてぇ~。。。?

アメリカは戦争に勝つためには日本人の心と文化を研究しなければならないと一生懸命に日本語を情報将校に学ばせたにもかかわらず、日本では英語の使用を大日本帝国政府が禁止してしまったと。。。

うん、うん、うん。。。 確かに日本では軍国主義や皇国史観に毒された人たちが政治や文化を主導していた時期には源氏物語はワリを喰ったのですよ。 でもねぇ~、室町時代や江戸時代にだってぇ、『源氏物語』は猥褻な書物であり、子供に読ませてはならないというような事を言ったり書いた人が居たのですよ。

つまり、江戸時代に源氏物語の春本が出回らなかったら、『源氏物語』は死滅したとデンマンさんは言うのでござ~ますか?

いや。。。 そこまでは言いません。 でもねぇ~、古本屋のおっさんが書いていたように春本に惹かれて『源氏物語』を知った人は江戸時代の庶民にはたくさん居たと思いますよ。

つまり、亀助君も源氏物語のエロい絵に惹かれて『源氏物語』に興味を持ったというのですか?

そういうことです。。。

。。。で、『エロい源氏物語』のどこに興味を持ったのでござ〜ますかァ〜?

「国貞三源氏」の一つである『正写相生源氏』のエピソードです。 昭和30年4月10日に原文が伏字無しで初めて出版されたのですよ。

つまり、映倫に引っかかるような極めてエロい。。。 うふふふふふ。。。 猥褻な。。。 やらしい文章で書かれているのでござ~ますか?

卑弥子さん。。。、鼻息を荒々しくして、そのように身を乗り出さなくてもいいですよ。 ちょっと近寄りすぎです。 もう少し離れてください。 卑弥子さんの鼻息が僕の顔にマジで吹きかかっているのですよう。 んもおォ~。。。 歌川国貞の枕絵は4枚のみ。。。 でもねぇ、ノーカットで掲載されているのです。 エロに厳しかった昭和30年代としては勇気のいる出版だったのですよ。

。。。んで、『源氏物語』のどの帖なのでござ~ますか?

あのねぇ~、それが『源氏物語』の54帖のどれとも直接のかかわりはないのですよ。 ただし「ここに何れの御時にや。。。」と『源氏物語』の書き出しに似せて始まっているのです。 京は北嵯峨のあたりに、表に冠木の門を構え、築山(つきやま)や川の流れを備えた庭のある洒落(しゃれ)た屋敷があり、40歳ばかりの未亡人と14歳のひとり娘、それに二、三人の女中、老僕が住んでいるのですよ。

それで。。。?

母を浅香(あさか)といい、娘を音勢(おとせ)というのです。 家屋敷は借金の抵当(かた)に入っている。 つまり、この母と娘は貧乏な暮らしをしているのですよ。 でも、娘がチョ~美人で京の都では評判になっている。 その噂を聞きつけた21歳になる光源氏ならぬ吉光公(よしみつこう)が御所に上げよと言ってきた。

。。。で、母親はお金に目がくらんで娘を御所に上げるのでござ~ますか?

そうしないと話が進まない。 でも、この母親がどこからか吉光公の噂を聞きつけてきた。

どのような。。。?

この吉光公は好色で、その上、巨根の持ち主だという。 まだ初潮を迎えたばかりの音勢(おとせ)には荷が重過ぎる。 そこで母親は近所のお金持ちで弓削道足(ゆげのみちたる)という名の50歳になる男に性教育を頼んだのですよ。

あらっ。。。 なんとなく、あの有名な弓削道鏡をもじったような名前ですわね。

それもそのはず。 この弓削道足(ゆげのみちたる)という男も巨根の持ち主なのですよ。

あらっ。。。 50歳になる巨根の持ち主に14歳の娘の性教育を頼んだのでござ~ますか?

そうなのですよ。 娼家では生娘(きむすめ)を店に出す前に、世慣れた年寄りに「水揚(みずあ)げ」をしてもらう。 つまり、男女の道を実地に教えるわけですね。 この初老の男は、かなり乗る気で「10両出すからぜひワシにやらせてくれ」と言う。 母親はお金が欲しいから二つ返事でお願いしますと言った。

でも、14歳の娘には、母親は何と言って説得したのでござ~ますか?

御殿勤めに必要な作法だから一生懸命に勉強するようにと。。。

あらっ。。。 そのようなことを。。。? マジでござ~ますか?

そのように話が進んでゆくのですよ。

あのォ~。。。 前置きはこのぐらいでけっこうでござ~ますから。。。 あのォ~。。。 エロいお話をしてくださいなァ。 うふふふふふ。。。 そろそろこの記事を読んでくださっているネット市民の皆様も退屈していると思うのでござ~ますわァ。

あれっ。。。 卑弥子さんも退屈し始めているのですか?

あたくしの事はどうでもよいのですわ。 それよりも、この記事を読んでくださっているネット市民の皆様にエロいお話をしないといけませんわ。 「エロい古文の絵」というタイトルを掲げたのですものォ~。。。、エロいお話がないと誇大広告になってしまいますわァ。

分かりました。 亀助君も次の小文を読んでマジで「エロい源氏物語」にますます興味を持ったのですよ。。。

 


音勢(おとせ)は夜に入っても帰らない。
(母親の)浅香の酌で酒を飲んだ吉光公は、したたかに酔い、横になる。
浅香がまめまめしく尽くす。
当然のなりゆきとなる。

 (ここからは読み下し文)

浅香は久しく男の傍らを、遠ざかりつることなれば、歳はとっても何となく、初々しさに気もときめき、自由になれば吉光は、やがて抱きしめ手をやつて、山繭の腰巻を、探りひらきて内股へ、わり込み給へば思ひの外、肌ざわりさへすべすべし、毛はふつさりと房やうじを、並べていぢる如くなる、


(kunisa52b.jpg)

だんだん奥へさしこむ手先に、紅舌(さね)はさはれどこの辺り、吐淫ぬらぬら溢れ出て、滑(ぬめ)りて紅舌もつままれず、況(ま)して陰門の両淵は、流るるばかりのありさまに、吉光もはや堪(たま)りかね、両手でぐつと内股を、おし広げて足を割込み、鉄火に等しき一物をあてがひて二腰三腰、おせば下より持ち上げる、はずみにぬるぬる毛際まで、何の苦もなく押し込めば、その開(ぼぼ)中の温かさは、いふも更なり忽地(たちまち)に、子宮(こつぼ)ひらけて鈴口を、しつかと咥(くわ)へて内へひく、

その心よさ気味よさは、何に喩(たと)へんものもなく、吉光は目を細くなし、口をすぱすぱ吸いながら、大腰小腰九浅一深、上を下へとつき立て給ふに、浅香は子供を二三人産みたる開(ぼぼ)にて、さまざまの道具だてさへ多ければ雁首(かりくび)より胴中へ、

ひらひらしたもの巻きついて出しいれのたび玉茎(たまぐき)をしごくやうにてえも言はれず、吉光あまたの側室を抱へ、いろいろ楽しみたりといへど、かかる稀代の上開(ぼぼ)は、いまだ覚えぬばかりにて、それいくいくア、またいくと、浅香が背中へ手をまわし、力一ぱい抱きしめて、嬌(よが)り給へばさらぬだに、浅香は誠に久しぶり、殊(こと)には太く逞しき、一物に突きたてられ、ヒイヒイフウフウム、フウと、声をも立てず最初から、精をやりつづけて息もはづみ、正体もなき折からに、


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アアソレいくよまたいくよと、男に嬌(よが)りたてられて、何かは以(もっ)てたまるべき、五臓六腑を絞るばかり、陰水どろどろずるずると限りもあらず流れ出て、昔を今にかへり花、たのしく其夜を明したり。

 (ここから現代文)

そもそも浅香は色好みの性で、15歳で大納言蟻盛卿のおそば勤め中にお手がつき、というより浅香の方から手を取りて、あげくは妊娠、卿は実家に帰らせる。


(kunisa54b.jpg)

産まれたのが音勢である。
世間の手前、出産前に婿を迎えたが、とんでもない食わせ物で、すぐさま離縁した。

(読み易いように改行を加えました。
赤字はデンマンが強調。
写真はデンマン・ライブラリーより)




158-160ページ 『春本を愉しむ』
著者: 出久根達郎
2009年9月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社新潮社


 



亀助君も、この部分を読んでますます「エロい源氏物語」に興味を持ったのでござ〜ますかァ〜?



そうです。。。古文を勉強して上の「読み下し文」をじっくりと読み味うことができるように頑張ると言うのですよ。。。

あらっ。。。亀助君は単純なお人柄なのですわねぇ〜。。。うふふふふふ。。。



(foolw.gif)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif) 

ですってぇ~。。。 

あなたも「エロい源氏物語」に興味を感じましたか?

ええっ。。。 「そんな事は、どうでもいいから、もっと他に面白い話をしろ!」

あなたは、そのように あたくしにご命令なさるのでござ~ますか?

いけすかないお方ァ~。。。

分かりましたわ。

では、話題を変えて 天の川の不思議に迫るクリップを お目にかけますわ。。。

 


(milkyway2.jpg)



 

どうでした?

ええっ。。。 「夜眠れなくなるから、そういう動画は見せるな! 気分直しに何か他に もっと面白いことを話せ!」

あなたは、あたくしに向かって、更にご命令なさるのでござ~ますか?

いけすかないお方ァ~。。。!

分かりましたわァ。。。 あなたが、そうおっしゃるのだったら、まずジューンさんの次の写真をご覧になってくださいまし。。。

 


(senya020b.jpg)

 

千夜一夜物語の衣装を着たジューンさんに魅せられて、女性に成りすます男性が たくさん居るのでござ~ますわァ!

ええっ。。。 信じられないのですかァ?

じゃあ、ちょっと次のYouTubeのクリップを見てくださいまし。。。

 


(xdress02.jpg)



 

いかがでござ~ますかァ~?

男性が女装していると思いますかァ?

あたくしは、素直に信じることができませんわァ~。。。

どうですかァ~? けっこうなものでしょう!?

いつまでも見とれていても仕方がありませんわよゥ。

あなたのために古代史の面白い記事を用意しました。

ぜひ お読みください。

では。。。

天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。
 

天智天皇は暗殺された 

定慧出生の秘密 

藤原鎌足と長男・定慧 

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?


マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?


とにかく、次回も興味深い記事が続きます。

だから、あなたも、また読みに戻ってきてください。

じゃあ、またねぇ~。。。


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ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
(30june.jpg)


『センスあるランジェリー』



(surfing9.gif)



(sayuri5.gif)

ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。

卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。




(costa04b.jpg)

『おばさんパンツ@サンホセ』

『聖徳太子のチューター』

『オナラの曲芸』

『死海』

『漱石とオナラ』

『絵里香さん』

『美女とオナラ』

『アンバパーリー』

『ゆっくりと愛し合う』

『見ちゃだめ!』

『二重マチ付きズロース』


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『麻生元総理』

『ネットのバカ女を捜して』

『額田王の歌』

『聖女と娼婦』

『済子女王@萌える』

『ん?堀内亜里?』

『松平春嶽が黒幕?』

『旅行者的早餐』

『なぜ蝦夷なの?』

『プリキュアとヒトラー』

『戦争絶対反対よね』

『怨霊の歴史』

『色欲@歴史』

『紫式部と敗戦』

『ラピスラズリと源氏物語』


(annasalleh.jpg)

『性と愛@古代史』

『仙台を離れて』

『美人とブス@大奥』

『絵の中のウソ』

『阿倍仲麻呂@ベトナム』

『バイクガール』

『六条御息所』

『卑弥子さんの大学』

『元寇と捕虜』

『マキアベリにビックリ』

『痴漢が心配』

『びた一文』

『卑弥子@ブカレスト』

『エロい源氏を探して』

『ラピスラズリの舟形杯』

『平成の紫式部』

『隠元豆と国性爺合戦』

『おばさんと呼ばれて』


(zurose2.jpg)

『女帝の平和』

『アタマにくる一言』

『悪女レオタード@昌原市』

『スウィートビーン』

『ガチで浦島太郎やし』

『ご苦労さま』

『デンマンのはなし』

『卑弥呼の墓』

『室生犀星と人間学』

『松平春嶽ダントツ』

『英語は3語で伝わる』

『くだらない物』

『漢字で体操』

『面白い漢字テスト』


(hama10.jpg)

『放屁女に罰金』

『アヤメとカキツバタ』

『日本の閨房術』

『大団円』

『ペルシャ人@Anzio』

『紀元前のメイフラワー号』

『あたまにくる一言』

『更級日記の作者も見た』

『平安のスバル』

『行田市長選挙@黒い霧』


(maria05.jpg)

『日本のエロい文化』

『女のオナラ』

『良寛さん』

『季準基』

『行田のフジコ』

『清少納言もビックリ』

『焚書坑儒と馬鹿の見本』

『江戸の閨房術に誘われ』




軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人 Sayuri
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(byebye.gif)
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露出ブーム

2021-06-27 01:52:11 | 日本人・日本文化・文学論・日本語

 

露出ブーム

 


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デンマンさん。。。、露出がブームになっているのですか?


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ジュンコさんは知らなかったのですか?

知りませんでしたわァ〜。。。バンクーバーのロブソン・ストリートに露出オーバーな女性でも出現したのですかァ〜?

 





(robsonsq2.jpg+leo81.gif)

 



あらっ。。。ここはロブソン・スクエアではありませんか! この女性はデンマンさんの知り合いですか?



いや。。。僕の知り合いではありません。。。

ロブソン・スクエアが露出度オーバーな女性たちのたまり場になているのですかァ〜?

いや。。。この女性は、たまたまロブソン・スクエアで行われたサルサのプリゼンに参加した時に、その衣装のままでストリートに出てきてしまったのですよ。。。

 



 



つまり、今日はサルサ・ダンサーの露出度オーバーの衣装の話をするのですか?



いや。。。そういうわけで上のアニメやビデオクリップを持ち出してきたわけではありません。。。次のリストを見てください。。。

 


(liv21-06-14.jpg)


『拡大する』

『露出狂時代』


 



これはライブドアの僕の『徒然ブログ』の日本時間で6月14日の午後5時28分から午後11時36分までのアクセス者の記録です。。。 赤枠で囲んだ箇所に注目して欲しい。。。



あらっ。。。「にほんブログ村」からやって来て『露出狂時代』を読んだネット市民がいたのですわねぇ〜。。。リファラ のリンクをクリックすると、どのようなページが出てくるのですか?

次の検索結果が表示されるのですよ。。。

 


(mur21-06-14.jpg)


『拡大する』

『実際のページ』

『露出狂時代』


 



あらっ。。。「にほんブログ村」の検索エンジンで 露出 を入れて検索したのですわねぇ〜。。。



そうです。。。この検索結果の中から赤枠で囲んだ記事をクリックして読んだのですよ。。。実は、北海道函館市新浜町に住んでいる村田亀吉君が読んだのです。。。

 


(ip194224.jpg)

 



亀吉君は露出度オーバーな女性が好きなのですか?



そうです。。。今から約90年ほど前の1930年代にも露出オーバーな女性がルンルン気分で写っている写真を見て、亀吉君はビックリしたのですよ。。。

 


(moga01.jpg)

 



1930年代と言えば日本が15年戦争(満州事変、日中事変と太平洋戦争)を始める時期なので露出オーバーな女性がいるとは思っても見なかったのですか?



そうです。。。それで、記事を読んで、どういうことなのか? 亀吉君は記事を読みながら考えさせられたのですよ。。。

 



(nikkan01.jpg)

   日刊時事写真新聞


(enoshima2.jpg)

   昭和初期の江ノ島

 

『THE NIKKAN JIJISHASHIN』というグラフ速報の昭和12年5月30日号。

そこには『露出狂時代!!』というキャッチコピーとともに湘南海岸で水着姿をさらすモダンガールたちが写っている。

 


(moga01.jpg)

 

これだけではなにも感じない人でも、その発行年月日を日本史年表とつき合わせてみれば、驚きの声を挙げるに違いない。

というのもそれから1ヵ月もしない7月7日には盧溝橋事件が勃発しているからだ。

 

つまり、泥沼の戦争に足を突っ込む直前の日本は、空前の資本主義的繁栄を謳歌し、都会や海水浴場にはモガ・モボが闊歩していたのである。

 

1931年(昭和6年)の満州事変以来、日本は軍事独裁の暗闇の中にあったという戦後の左翼史観は大ウソだと言うことがわかる。

古書会館に通えば、このように、歴史に直に触れることができるのである。

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




33-34ページ 『東京時間旅行』
著者: 鹿島茂
2017年10月30日 第1刷発行
発行所: 株式会社 作品社


 





あらっ。。。 1931年(昭和6年)の満州事変以来、日本は軍事独裁の暗闇の中にあったという戦後の左翼史観は大ウソだと書いてありますけれど、確かに昭和12年の7月に盧溝橋事件が勃発する1ヵ月ほど前に、湘南海岸でモガたちが水着姿で写真に写っている姿を見ると、「軍事独裁の暗黒」というイメージから程遠いように思えますわァ。。。

 


(moga01.jpg)

 



確かに、写真を見ると どの女性も幸せそうにルンルン気分ですよ。。。 「軍事独裁の暗黒」というイ暗いメージからは、程遠い明るいイメージです。。。 だから、上の本の著者は満州事変以来、日本は軍事独裁の暗闇の中にあったという戦後の左翼史観は大ウソだと書いている。。。



デンマンさんは、共感しないのですか?

あのねぇ~、上の写真はその時代の世相を写すほんの一枚の写真ですよ。。。 この写真が撮られた翌年の昭和13年には次の事件が起きている。。。

 


津山事件

 


(tsuyama01.jpg)

 

津山事件または津山三十人殺しは、1938年(昭和13年)5月21日未明に岡山県苫田郡西加茂村大字行重(現・津山市加茂町行重)の貝尾・坂元両集落で発生した大量殺人事件。

一般には津山事件と呼ばれ、犯人の姓名を取って都井睦雄事件ともいう。

犯行が行われた2時間足らずの間に28名が即死し、5名が重軽傷を負った(そのうち12時間後までに2名が死亡)。

なお、犯行後に犯人が自殺したため、被疑者死亡で不起訴となった。

横溝正史の小説『八つ墓村』、および西村望の小説『丑三つの村』のモチーフになった事件である。

犯人の都井 睦雄(とい むつお)は1917年(大正6年)3月5日、岡山県苫田郡加茂村大字倉見(現・津山市)に生まれた。

2歳で父を、3歳で母を、ともに肺結核で亡くしたため、祖母が後見人となり、その直後一家は加茂の中心部である塔中へ引っ越した。

さらに、都井が6歳のときに一家(都井以外に祖母と姉。戸主は都井)は祖母の生まれ故郷の貝尾集落に引っ越した。

都井家にはある程度の所得と資産があり、畑作とあわせて比較的楽に生活を送ることができた。

都井は尋常高等小学校を卒業直後に肋膜炎を患って医師から農作業を禁止され、無為な生活を送っていた。

病状はすぐに快方に向かい、実業補習学校に入学したが、姉が結婚したころから徐々に学業を嫌い、家に引きこもるようになっていき、同年代の人間と関わることはなかった。

1937年(昭和12年)、都井は徴兵検査を受け、結核を理由に丙種合格(入営不適、民兵としてのみ徴用可能。実質上の不合格)とされた。

そのころから都井は、それまで関係を持った女性たちに、都井の丙種合格や結核を理由として関係を拒絶されるようになった。

そして、心ない風評に都井は不満を募らせていった。


 








 



あらっ。。。 ずいぶんと悲惨な事件が起きたのですわねぇ~。。。 でも、この事件と「軍事独裁の暗黒」と関係あるのですか?



もちろん、関係ありますよ。。。 もし、徴兵制度がなかったら、この事件は起きなかった。

それは、どういうわけですか?

上の説明にも書いてあるように、犯人の都井睦雄は徴兵検査を受け、結核を理由に丙種合格、実質上の不合格とされた。 それまで関係を持った女性たちに、都井の丙種合格や結核を理由として関係を拒絶されるたことが、都井の不満を募らせて事件の引き金になったわけですよ。。。

それで30人も殺してしまったのですか?

そうです。。。 あのねぇ~、もう一度犯行時の犯人の服装を見てください!

 


(tsuyama02.jpg)

 



明らかに兵隊の格好ですよ! つまり、徴兵検査で事実上不合格にされたおかげで、彼は風評被害をこうむった。。。 関係のあった女性から拒絶された。。。 それで、「それなら俺が兵隊としての実力を見せてやろじゃないか!」という意気込みが この事件の大きな原因になっている。



つまり、実力を見せて、復讐してやろうと考えたのですか?

そうとしか考えられないでしょう! やはり、「軍事独裁の暗黒」がこの事件の背景にあるのですよ。。。

要するに、露出狂時代と呼べるとしたら、それは「軍事独裁の暗黒」の裏返しなのですわねぇ~。。。




『露出狂時代』より
(2020年2月22日)


 



つまり、昭和12年、露出狂時代と呼べるとしたら、それは「軍事独裁の暗黒」の裏返しで、太平洋戦争が始まる頃には、「兵隊さんが命をかけて戦っているのに、ルンルン気分で海水浴をするなんて、もってのほかだ!」ということになるのですわねぇ〜。。。



そういうことです。。。ルンルン気分で海水浴などするものなら、国防婦人会のおばさんに「国賊!」と呼ばれて水着を没収されてしまうのですよ。。。

なるほどォ〜、露出狂時代は、「軍事独裁の暗黒」を予期した娘たちの反動だったのですわねぇ〜。。。

そういうことです。。。



(laugh16.gif)


【ジューンの独り言】


(bare02b.gif)

ですってぇ~。。。

あなたも、最近の暮らしにくい日本の現状にムカついて、肌を露出して街にくり出したい気分になっていますか?

ええっ。。。 「そんな事はどうでもいいから、もっと他に面白いことを話せ!」

あなたは、そのように わたしにご命令なさるのですかァ~?

分かりましたわ。。。 じゃあ、面白い動画をお目にかけますわ。。。

ワンワンちゃんが人間の言葉をしゃべります!

 


(dog810.jpg)



 

ええっ。。。? 「そんな馬鹿バカしい動画など、どうでもいいから、何か他に面白い話をしろ!」

あなたは、また そのような命令口調で わたしに強要するのですか?

わかりましたわァ。。。

では、たまには日本の歴史の話も読んでみてくださいなァ。

日本の古代史にも、興味深い不思議な、面白いお話がありますわァ。

次の記事から興味があるものをお読みくださいねぇ~。。。


天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。


天智天皇は暗殺された

定慧出生の秘密

藤原鎌足と長男・定慧

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?


マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?



ところで、他にも面白い記事がたくさんあります。

興味のある方は次の記事も読んでみてくださいね。

 


(sunwind2.gif)



(sylvie500.jpg)

『後家殺し』

『奇想天外』

『下女のまめは納豆』

『オペラミニ』

『三角パンツ』

『サリーの快楽』

『ラーメン@ゲブゼ市』

『安心できない@病院』

『ブルマー姿@自転車』

『女性の性欲研究』

『頭のいい馬』


(miya08.jpg)

『トランプ@マラウイ』

『きれじ』

『コッペパン』

『くだらない話』

『大蛇が破裂』

『グルーヴ』

『タスマニアデビル』

『女と反戦』

『裸女に魅せられ』

『素敵な人を探して』

『カクセンケイ』

『博士の異常な愛情』


(teacher9.jpg)

『パレートの法則』

『こんにちわ@ブリュッセル』

『いないいないばあ』

『食べないご馳走』

『10分間に900件を越すアクセス』

『5分間に340件のアクセス』

『縦横社会』

『村上春樹を読む』

『パクリボット』

『露出狂時代』

『露出狂と反戦』

『オナラとサヴァン症候群』


(ken203h.jpg)

『検疫の語源』

『共産党ウィルス』

『馬が合う』

『オックスフォードの奇人』

『風馬牛』

『未亡人の苦悶』

『群青の石deロマン』

『エリュトゥラー海』

『ご馳走』

『人類の祖先を探して』

『ヒミズ』

『アフリカの女王』

『ユダヤ人の足かせ』

『ミッドウェイ』

『キングコング』

『思い出の歌』

『雄鶏の鳴き声』

『飛行機痴漢』

『手話で話すゴリラ』



とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。


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(spacer.png+betty5de.gif)
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『スパマー HIRO 中野 悪徳業者』

 


(surfin2.gif)

ィ~ハァ~♪~!

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腰曲がりのを

2021-06-01 01:35:31 | 日本人・日本文化・文学論・日本語

 

腰曲がりのを

 


(ireba03.jpg)


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デンマンさん。。。 今日はデンマンさんに質問があるのですけれど。。。



つまり、太田将宏老人の腰がどうして曲がっているのか? ジューンさんは、そのことが気になるのですかァ~?

タイトルを見て、デンマンさんが太田将宏老人のイラストを貼り付けたのですわァ~。。。 わたしの質問は太田老人とは関係ありません。。。

じゃあ、いったい誰の腰が曲がったことが気になるのですか?

特定の人の腰に関心があるのではないのですわァ~。。。

要するに、ジューンさんが年取ってから腰が曲がるのが心配なのですか?

わたしの腰や、デンマンさんの腰とは関係ないのです。。。 先日、デンマンさんが書いた記事を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですわァ~。。。

 



(milkyway3.jpg)
 


荒海や

 
佐渡によこたふ

 
天河


 

冒頭に芭蕉の句を引用させてもらったのは、ほかでもない。
江戸の時代にも天の川は庶民に馴染みのものだったことに気づかされるからだ。(略)

私の住んでいる仙台市では毎年8月6日から8日の3日間、七夕祭りが盛大に執り行われるので、一層馴染み深い。
七夕伝説(織女と牽牛の物語)の期限は中国の漢王朝の時代にまで遡るが(紀元前200年ごろ)、日本には奈良時代に伝わったと言われている。(略)

ところがひとつ不思議なことがある。
それは、清少納言が『枕草子』で天の川に触れていないことだ。

 


星はすばる(昴)、彦星、夕筒。

 

よばい星、少しをかし


 

という記述があるだけなのだ。

ここで、すばるは秋の夜空に見えるプレアデス星団、彦星はわし座の1等星アルタイル、夕筒は宵の明星で金星のこと。
そして、よばい星は流星。

ここに、天の川は出てこない。
『枕草子』は平安時代中期(西暦1000年ごろ)に著されたものだ。

今の時代と違い、空気は澄んでいて、天の川はくっきり眺めることができたはずである。
もしかすると、星とは違い、天体という認識がなかったので、出てこなかったのだろうか、または人気がなかったのだろうか。

 

(注: 赤字はジューンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




4-5ページ 『天の川が消える日』
著者: 谷口義明
2018年6月25日 第1刷発行
発行所: 株式会社 日本評論社

『平安のスバル』に掲載。
 (2019年4月13日)


 



『平安のスバル』を読んだのですねぇ~。。。



そうですわァ~。。。 上の箇所に「星はすばる(昴)、彦星、夕筒。 よばい星、少しをかし」という『枕草子』からの引用があります。。。 この少しをかしという語句に、どういうわけで“お”ではなく、“を”が使われているのですかァ~?

なるほどォ~。。。 そういう質問ですかァ~。。。 あのねぇ~、日本語の50音には基本的な母音の行 「あいうえお」 もあるけれど、ワ行、つまり 「わゐゑを」 もあるのですよ。

 


(50onhira.jpg)

 



あらっ。。。 初めて見るひらがなもありますわァ~。。。 



ジューンさんも、こういう昔の「ひらがな」までは知りませんでしたかァ~。。。

わたしが知っているのは、次のような50音表ですわァ~。。。

 


(50onhira2.gif)

 



昔の50音表とは かなり違いますわァ~。。。



言葉は生き物ですからねぇ~。。。 時代と共に少しづつ変わってきたのですよ。。。

それにしても、旧ひらがなの“お”は、まるで「れ」のように見えますわァ~。。。

だから、現在では、その違いがはっきりと判るように「お」と書くようになったわけですよ。。。

なるほどォ~。。。 で、『枕草子』の中の少しをかしという語句には、どういうわけで“お”ではなく、“を”が使われているのですかァ~?

あのねぇ~、枕草子を書いた清少納言がもし「おかし」と書いたならば、まるで違う意味になってしまうのですよ! それこそ可笑(おか)しなことになってしまうのです! (爆笑)

つまり、「可笑(おか)しい」という意味ではないのですわねぇ~。。。

違います。。。 次のような意味なのですよ。。。

 


をかし

 

「をかし」とは、日本文学(平安期の文学)上における美的理念の一つ。

語源は愚かな物を表す「をこ(痴、烏許、尾籠)」が変化した物という説が有力である。

 

平安時代

平安時代の王朝文学において、「もののあはれ」と共に重要な文学的・美的理念の一つ。

「もののあはれ」が「しみじみとした情緒美」を表すのに対し、「をかし」は「明朗で知性的な感覚美」と位置づけられる。

「をかし」は、景物を感覚的に捉え、主知的・客観的に表現する傾向を持ち、それゆえに鑑賞・批評の言葉として用いられる。

この美的理念に基づき記されたのが『枕草子』である。

そのため『源氏物語』を「もののあはれ」の文学と呼び、一方『枕草子』を「をかし」の文学と呼ぶ。

しかしこの理念は『枕草子』以外の平安文学ではあまり用いられず、それゆえ「をかし」の文学理念は、『枕草子』固有になっている。

 

室町時代

室町時代以降、「をかし」は滑稽味を帯びているという意味に変化した。

世阿弥の能楽論では狂言の滑稽な様を「をかし」と呼び、これが江戸時代に滑稽本などに受け継がれて、現在の滑稽味のあるという意味の「おかしい」に至ったと思われる。

この他、和歌などの評価に「をかし」を用いる場合が見られる。




出典: 「をかし」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



つまり、「星はすばる(昴)、彦星、夕筒。 よばい星、少しをかし」という文章の意味は、「星はすばる、彦星、宵の明星が良い。流れ星も少し趣(おもむき)がある」という意味なのですよ。。。



趣があるという意味なのですわねぇ~。。。

そうです。。。 平安時代に「おかし」と書いたら、「御菓子」になってしまう。。。 現代仮名遣いでは、「を」を用いるのは格助詞の「を」、およびそれを含む複合語の「をば」「をや」「をも」「てにをは」などの少数の語に限られているのです。。。 だから、現在では、歴史的仮名遣いの「を」を助詞以外は全て「お」と書いてるわけです。。。

現代仮名遣い以前には「を」を含んだ形容詞や名詞がたくさんあったのですか?

そうなのですよ。。。 そういうのを「和語」と言って、例えば、次のような形容詞や名詞は、もともと「お」ではなく、「を」と書いていたのです。。。

 



青(あを)、青い(あをい)、功(いさを)、

魚(いを)、魚(うを)、鰹(かつを)、

香・薫(かをり)、香る・薫る・馨る(かをる)、

竿・棹(さを)、栞(しをり)、萎れる(しをれる)、

撓(たを)、嫋やか(たをやか)、

手弱女(たをやめ)、撓(たをり)、

手折る(たをる)、十(とを)、

益荒男・丈夫・大夫(ますらを)、

操(みさを)、澪(みを)、夫婦(めをと)、

岡・丘(をか)、陸(をか)、傍・岡(をか)、

犯す・侵す・冒す(をかす)、

拝む(をが、ねらむ、む)、傍目・岡目(をかめ)、

荻(をぎ)、桶(をけ)、朮(をけら)、

痴・烏滸・尾籠(をこ)、

烏滸がましい(をこがましい)、

鰧・虎魚(をこぜ)、長(をさ)、筬(をさ)、

訳語(をさ)、おさおさ(をさをさ)、

幼い(をさない)、収める・納める・

治める・修める(をさめる)、惜しい(をしい)、

鴛鴦(をしどり)、教える(をしへる)、

雄・牡(をす)、食す(をす)、

教わる(をそはる)、復・変若(をち)、

遠・彼方(をち)、叔父・伯父(をぢ)、

叔父さん・伯父さん(をぢさん)、

夫(をっと)、男(をとこ)、縅(をどし)、

一昨年(をととし)、一昨日(をととひ)、

少女・乙女(をとめ)、囮(をとり)、

踊る(をどる)、斧(をの)、戦く(をののく)、

叔母・伯母(をば)、叔母さん・

伯母さん(をばさん)、小母さん(をばさん)、

終わる(をはる)、甥(をひ)、終える(をへる)、

女郎花(をみなへし)、檻(をり)、

居る(をる)、折る(をる)、大蛇(をろち)、

女(をんな)、男(をぐな)




出典: 「を」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



 



あらっ。。。 昔は、ずいぶんと「を」を多用していたのですわねぇ~。。。



日本語も英語も生き物ですからね。。。 時代と共に変わってゆくのですよ。。。 英語だって昔の英語とは変わっているでしょう?

そうですわねぇ~。。。 確かに、昔は Thou という英語の二人称単数代名詞があったのですわ。。。 でも、今では廃れて、ほとんどの場合 you を使うようになりましたわァ。。。

 


Thou

 

Thouは、英語の二人称単数代名詞である。
現在はほぼ廃れており、ほぼ全ての文脈においてyouに置き換わっている。

現在でもイングランド北部の一部やスコットランド語(/du/)によって使われている。
Thouは主格であり、斜格/目的格はthee(対格と与格のどちらでも機能する)、所有格はthy(子音の前)あるいはthine(母音の前)である。

Thouが直説法において定形動詞の主語である時、動詞の形態は典型的には -st、たいていは -(e)stで終わるが(例: thou goest; thou dost)、単に -tで終わる場合もある(例: thou art; thou shalt)。

しかし古英語の一部の方言(主に北部)では、この動詞の形態は -sで終わっていたため、クエーカーは三人称単数形と思しき動詞を主語の「thee」と共に使っているように見える。
中英語では、thouは文字T(ソーン)の上に小さな "u" を添えた文字tͧとして略記されることがあった。

古語的であることを踏まえ、日本語には「汝、そなた(+助詞)」と訳されることが多い。

元々、thouは単純に、古代インド・ヨーロッパ語由来の複数代名詞yeの単数形であった。

1066年のノルマン人による侵略の後、thouはなれなれしさ、親しさ、あるいは無礼さをも表現するために使われた。

一方、もう一つの代名詞you(yeの斜格/目的格)は改まった状況のために使われた(尊厳の複数)。

17世紀、thouは標準語では使われなくなり、しばしば無礼であると見なされたが、イングランドおよびスコットランドの方言や、キリスト友会のような宗教集団の言語において(時には変化した形で)残った。

聖書の初期の英語訳は主格単数二人称代名詞としてyouは使用せずにthouを使用しており、これによってthouの用法が維持される効果と、また宗教的厳粛さをこの単語に染み込ませる効果が得られた。
現在でも詩の中でこの代名詞は使用されている。

聖書の初期英語訳が二人称の単数形を使用している事実はまったく「無礼」を意味しておらず、また驚くべきことではない。
神への呼び掛けに親密な単数形を用いることは、フランス語(プロテスタントでは過去も現在も、カトリックでは第2バチカン公会議以降)、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、イディッシュ語、スコットランド・ゲール語で見られる。
これら全ては現代の会話における二人称の「砕けた」単数形の使用を維持している。

加えて、欽定訳聖書の翻訳者らはヘブライ語における単数二人称代名詞と複数二人称代名詞の違いを維持しようと試みた。
そのようなものとして、翻訳者らは「thou」を単数形、「you」を複数形のために使用した。
これは異なる代名詞の初めての用法であった。

標準近代英語において、thouは改まった宗教的文脈や廃れた言語を再現しようとしている文学作品、「fare thee well」(完全な状態)といった特定の定型句でのみ使われ続けている。

 



 

この理由のため、多くの人々はこの代名詞を厳粛さあるいは儀礼的なものと結び付けている。


多くの方言は、thouやyeが消失したことに起因する単数/複数の区別の欠如を、yinz、yous、y'allといった新たな複数代名詞あるいは代名詞的なものを創造することによって補っている。
Yeはアイルランドの一部地域では今でも一般的であるが、これらの例は地域によって様々であり、大抵は口語体の話し言葉に限定される。




出典: 「Thou」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



なるほどォ~。。。 英語も時代とともに変わってきたのですねぇ~。。。



言葉も人間も時代と共に変わってゆくのですわねぇ~。。。 勉強になりましたわァ~。。。



(laugh16.gif)


(june902.jpg)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

「和語」と言って、例えば、次のような形容詞や名詞は、

もともと「お」ではなく、「を」と書いていたのです。。。

 



青(あを)、青い(あをい)、功(いさを)、

魚(いを)、魚(うを)、鰹(かつを)、

香・薫(かをり)、香る・薫る・馨る(かをる)、

竿・棹(さを)、栞(しをり)、萎れる(しをれる)、

撓(たを)、嫋やか(たをやか)、

手弱女(たをやめ)、撓(たをり)、

手折る(たをる)、十(とを)、

益荒男・丈夫・大夫(ますらを)、

操(みさを)、澪(みを)、夫婦(めをと)、

岡・丘(をか)、陸(をか)、傍・岡(をか)、

犯す・侵す・冒す(をかす)、

拝む(をが、ねらむ、む)、傍目・岡目(をかめ)、

荻(をぎ)、桶(をけ)、朮(をけら)、

痴・烏滸・尾籠(をこ)、

烏滸がましい(をこがましい)、

鰧・虎魚(をこぜ)、長(をさ)、筬(をさ)、

訳語(をさ)、おさおさ(をさをさ)、

幼い(をさない)、収める・納める・

治める・修める(をさめる)、惜しい(をしい)、

鴛鴦(をしどり)、教える(をしへる)、

雄・牡(をす)、食す(をす)、

教わる(をそはる)、復・変若(をち)、

遠・彼方(をち)、叔父・伯父(をぢ)、

叔父さん・伯父さん(をぢさん)、

夫(をっと)、男(をとこ)、縅(をどし)、

一昨年(をととし)、一昨日(をととひ)、

少女・乙女(をとめ)、囮(をとり)、

踊る(をどる)、斧(をの)、戦く(をののく)、

叔母・伯母(をば)、叔母さん・

伯母さん(をばさん)、小母さん(をばさん)、

終わる(をはる)、甥(をひ)、終える(をへる)、

女郎花(をみなへし)、檻(をり)、

居る(をる)、折る(をる)、大蛇(をろち)、

女(をんな)、男(をぐな)




出典: 「を」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



 

昔は、ずいぶんと「を」を多用していたのですわねぇ~。。。

ええっ。。。 「そんなことはどうでもいいから、他にもっと楽しい話をしろ!」

あなたは、そのような命令口調で あたくしに強要するのでござ~ますわねぇ~。。。

分かりましたわぁ。。。 では、ちょっと次のクリップを見てくださいなァ。。。

思わず笑ってしまいますわ。。。

 


(dog807.jpg)

 



 



 

ええっ。。。? 「犬や猫のことは どうでもいいから他のもっと面白い話をしろ!」

あなたは、更に あたくしに そのような強い口調でご命令なさるのでござ~ますかァ~?

分かりましたわァ~。。。

あなたが、そうおっしゃるのならば、あたくしの個人的なお話しをいたしますわァ。

実は、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”が殿方の注目を集めているのでござァ~ますわよう。

うふふふふふふふ。。。

ええっ。。。 信じられないのでござ~ますかァ?

じゃあ、ちょっと次の検索結果を見てくださいまし。。。

 


(gog60409a.png)


『拡大する』

『現時点での検索結果』


 

「卑弥子 ヴィーナスのえくぼ」と入れてGOOGLEで検索する殿方が多いのでござ~ますわァ。

つまり、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”を目当てにやって来るのですわァ~。。。

うふふふふふふ。。。

あなたも、ビックリするでしょう?

ジムで汗を流して “ヴィーナスのえくぼ”をゲットいたしました。。。


(buttdimp5.jpg)

スタイルもよくなったのでござ~ますわァ~。。。


(curtain5.jpg)

いかがでござ~ますか?

でも。。。、でも。。。、“天は二物を与えず”と申します。。。

これほどスタイルが良くなったというのに、あたくしは未だに独身でござ~ますのォ。。。

世の中は、なかなか思うようにゆかないものですわァ~。。。

ところで、あなたは『万夜一夜物語』を読んだことがござ~ますかァ~?

“千夜一夜物語”ではなくてぇ、“万夜一夜物語”ですわ。


(manya02.jpg)

『万夜一夜物語』

デンマンさんが書いたのでござ~ますわよう。

ええっ。。。 10,001の話が書かれているのかってぇ~。。。?

とにかく、上のリンクをクリックして読んでみてくださいませぇ~。。。

あなたも、絶対にビックリするようなお話が出てきますわァ。

『万夜一夜物語』だけでは、物足りないのでしたら、

ジューンさんが登場する面白いお話もたくさんあります。

興味のある方は、どうか次のリンクをクリックして読んでくださいましねぇ~。。。





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とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。


(hand.gif)


 


(chiwawa5.gif)

こんにちは。ジューンです。

スパムメールが相変わらず多いですわよね。

あなたのメールボックスにも、

ジャンクメールがいっぱい入っているでしょう!?

スパムメールを飛ばしているのは

いったい、どういう人たちなのでしょうか?

出会い系サイトのオーナーたちが多いそうですわ。

彼らは会員を集めるためにスパムメールをばら撒きます。

そのためにメールアドレスのリストを購入しています。

では、そのようなリストを販売している人は

どうやってメールアドレスを集めているのでしょうか?

ロボット(自動巡回プログラム)によって

自動収集させているのです。

ところで、サーチエンジンの自動巡回ロボットは

毎日世界中のサイトを訪問し、

その内容をデータベースに書き込んでいます。

同じように、このメールアドレス収集巡回ロボットも、

HTMLソースを分析し、

メールアドレスらしきものをどんどん記録してゆきます。

でも、使っていないメールアドレスが

たくさんあるのですよね。

あなたの使っているメールアドレスのことを

考えてください。

あなたはメールアドレスをいくつ持っていますか?

一つだけではないでしょう?

10以上持っているのではありませんか?

多分、ほとんどのメールアドレスは使ってないでしょう?

そのために、現在実際に使っている

メールアドレスを集めるために、

怪しい人物が使用度の高いメールアドレスを

集めているのですわよ。

だから、あなたもむやみに信用できない人に対して

返信しないようにしてくださいね。

詳しいことはデンマンさんが次の記事で書いています。

『コメント魔』

(2012年4月3日)



(himiko92.jpg)

ところで、卑弥子さんが面白いサイトを

やっています。

興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして

覗いてみてください。

『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ



『センスあるランジェリー』



(byebye.gif)
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伊勢物語

2021-05-27 01:55:14 | 日本人・日本文化・文学論・日本語

 

伊勢物語

 



(isetale.jpg+heartx.gif)

(genjiero3.png)




(bond010.gif)




(tokuko06.png)




(renge508.gif)





(manila05b.jpg)

デンマンさん。。。、今日はどうして めれんげさんじゃなく、あたしをお呼びになったのですか?


(kato3.gif)

今日は、レンゲさんじゃないとまずいのですよ。。。

それは、どういうわけですか?

話せば長くなるのだけれど、まず次の小文を読んでみてください。。。

 



(ise002.jpg)

 

「いにしへの しづのをだまき 繰りかへし 昔を今に なすよしもがな」という歌も心に残る。

これは、ある男が昔親しかった女との思い出に浸り、昔のことに思いを寄せている歌だ。

もう一度、昔に時を巻き戻したい、というような意味である。


 

『伊勢物語』の中で、ふと、この歌を見つけると、「ああ、これが静御前の詠んだ歌のもとになっている歌だ」と、あらためて感銘を受ける。

源義経が源頼朝から追われたとき女連れでは捕まりやすいと弁慶に忠告されて、恋人であった静御前を一行から切り離した。

 

ところが、静御前は頼朝軍に発見されて捕まり、鎌倉に送られてしまう。

静御前は当時、京都第一の白拍子。

鎌倉にいる頼朝や北条政子は田舎者だから、みんな静御前の一流の舞を見たい。

 

静御前は、私は義経の女であり、身ごもっている身だからと断り続けるが、ついに頼朝の無理やりの命令により、鎌倉の鶴岡八幡宮で白拍子の舞を披露することになる。

 

そのときに静御前は、「しづやしづ しづのをだまき 繰りかへし 昔を今に なすよしもがな」と詠いながら舞ったのである。

『伊勢物語』の歌の「いにしへの」を「しづやしづ」に変えているが、そこには義経が自分のことを「静や、静や」と呼んでくれた愛しい日々への思い出がこめられている。

 


(ise003b.jpg)

 

頼朝はすぐに『伊勢物語』の歌だとわかり、その意味もわかった。

頼朝は「こんなめでたい場で」と怒った。

源氏の武将たちは義経と一緒に壇ノ浦まで行って戦った者たちである。

一座は蒼然となった。

 

義経は追われてどこかに行っているが、その愛妾が昔のように兄弟仲よかった時代に戻れないものだろうかという意味の歌を詠んだのだから、頼朝が怒るのは当然だった。

しかし、その場を北条政子がとりなす。

 

「あれは女の道です。 私もあのようでした」と頼朝に説いて、静御前を許してもらったのである。

政子は、山本兼隆との結婚前夜に抜け出して、恋仲だった頼朝のところに身を寄せている。

女として静御前の気持ちがわかるから、女の道を頼朝に説いて、その場はおさまった。

 

静御前は第一級の白拍子である。

当時の白拍子は教養として『伊勢物語』を知っていたからこそ、すぐに替え歌を詠むことができたのである。

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




201-202ページ 『実践快老生活』
著者: 渡部昇一
2016年10月28日 第1刷発行
発行所: 株式会社 PHP研究所


 



上の本はバンクーバー市立図書館で借りたのですよ。。。 



確かに、『伊勢物語』が出てきますけれど、この話と あたしが何か関係あるのですか?

もちろんですよ。。。 だから、レンゲさんにきてもらったのですよ。。。 『伊勢物語』と聞いて何か思い出すことはありませんか?

そう言われてみれば、デンマンさんと伊勢物語のことで語り合ったことがありましたわァ。。。

そうです。。。 次の記事ですよ。。。

 


(lotus68b.jpg)

『平安の愛と性』

 



この記事の中で『伊勢物語』の次のエピソードを紹介しているのですよ。。。

 



(manila93.gif)



後朝(きぬぎぬ)の文


 



(bond010.gif)

 

斎宮(いつきのみや)は親元から、
くれぐれも丁重に
おもてなしをしなさい、
と言われていたものだから、
在原業平(ありわらのなりひら)を
心を込めてもてなしました。

朝には狩の支度を手伝って
業平を送り出し、
夕方戻ってくると、
斎宮はひとつ屋根の下の
“離れ”に彼を迎え入れたのです。

業平は初めて彼女の姿を
目にした時から逢いたいと
思っていたので
二日目の夜、
斎宮に密かに言ったのです。
「お逢いしたい」と。。。

斎宮も逢いたくない
と言えば嘘になる。
でも、とにかく人目が多く
思うに任せない。

業平は正使なので、
“離れ”と言っても、
斎宮の寝所の近くに
床をとっていました。

神に仕える女の身の上を思えば
逢うことなど絶望的でした。
業平はあきらめかけていました。
でも、なかなか寝付かれない。

ふと外に目をやると、
真夜中の朧(おぼろ)な
月明かりのなか、
童女を先に立てて人が立っている。
皆が寝静まるのを待って
やってきた斎宮でした。
業平は信じられないと思いつつも、
丁重に自分の寝所に
女を導いたのです。

それは、長いようで短い、
短いようで長い密会でした。
でも、じっと二人の様子を
見ていた者が居たなら、
およそ2時間ほど二人は
一緒に居たかもしれません。

斎宮は後ろ髪を引かれる
思いがありましたが、
それ以上一緒に居ることは
出来ないと思い帰ってゆきました。
業平にしてみれば、
もっと女を引き止めておきたかった。
まだ満足に語り合ってもいない。
業平は切なさに
一睡もできませんでした。

翌朝、業平の女に対する思いは
募るばかりです。
でも業平の方から
後朝(きぬぎぬ)の文を送るのは
常識はずれというもの。
向こうから何か言ってこないかと
業平が待ち焦がれていると、
空も明るくなってから
歌が届けられました。


君やこし

我や行きけむ

おもほえず

夢か現(うつつ)か

寝てかさめてか


 


【現代語訳】

あなたが来たのか
私が行ったのか、
夢か現実か寝ていたのか
覚めてたのか
私には何も分からないのです。


業平は女の心の迷いを
感じながらも、
互いに衣を重ねて
共寝した密やかな睦事を
女が夢心地で
受け止めているのを感じて
涙が出るほど
ジーンときたのでした。

業平はさっそく
自分の思いを歌に詠んで
女の元に送り届けたのでした。


かきくらす

心の闇に

まどひにき

夢うつつとは

こよひ定めよ


 


【現代語訳】

心乱れて私も
よくわからなかった。
夢か現実かは
今夜ご確認なさっては
いかがでしょうか。


業平は、このように
「今夜も逢いたい」と詠み送って、
狩りに出たのでした。
野に出てからも
業平は上の空です。
「今夜こそは
早く皆をやすませて逢おう」
などと思っているのでした。

そこへ、狩の使(業平)が
来ていることを
聞きつけた伊勢守が、
饗応を申し出たのです。

翌朝になれば業平は
伊勢を発たねばなりません。
今夜は何が何でも
斎宮と逢いたい。
でも、伊勢守は
斎宮寮頭という役職も
兼ねているので断りきれない。
結局、業平は斎宮に逢えぬ
辛さを隠したまま、
伊勢守らと酒を酌み
交わすのでした。

夜もしらじら明けそめた頃、
斎宮方から業平のもとへ
盃が差し出されました。
見れば、上の句のみの歌が
書き添えてありました。


かち人の

渡れど濡れぬ

えにしあれば


 


【現代語訳】

渡っても濡れもしない
浅い江のようなご縁でしたわね。


男は、続き(下の句)を
松明の燃え残りの炭で
書き付けました。


また逢坂の

関は越えなん


 


【現代語訳】

でも、いつか必ずや
お逢いできましょう。


そのような思いを伝え、
その朝、業平は尾張国へ
旅立っていったのでした。




参考書: 『伊勢物語』(講談社文庫)



(cherry03.jpg+heartx.gif)

 



。。。で、上のエピソードが上の本の内容と関係あるのですか?



関係あるでしょう! そのものズバリだとは思いませんか? これは、ある男が昔親しかった女との思い出に浸り、昔のことに思いを寄せている歌だ。 もう一度、昔に時を巻き戻したい、というような意味であると書いてあるけれど、上のエピソードでも在原業平が斎宮のことを思いながら尾張国へ旅立っていったのですよ。

つまり、その事をわざわざ あたしに伝えるために呼び出したのですか?

もちろん、それだけではありません。。。 レンゲさんは、かつてホステス時代にナンバーワンになった事があるのですよ。。。

 



(renge002.jpg)

 

レンゲさんには、間違いなく野心家の一面もある。

だからこそブティック・フェニックスでも3ヶ月余りで、他の店長をゴボウ抜きに抜いてあなたは売り上げでトップの座を獲得した。

 

クラブ・オアシスでもあなたは30人余り居るホステスの中でナンバーワンに躍り出た。

これがその当時のレンゲさんの写真ですよね。

 


(renge002.jpg)

 

若くてピチピチしていた。

しかも素人っぽくって素朴な美しさがある。

それでいて洗練されたところもある。

そういうところがお客さんの関心を誘った。

それに加えて、話題が豊富でお客を飽きさせない。

あなたは頭のいい女の子なんですよ。

自分をどう演出してよいかも、ちゃんと心得ている。

だから、ナンバーワンになることも時間の問題だった。

。。。

あなたにとって大学生活は慢性的な空虚感と退屈さが伴っていたんですよね。

少なくともホステスの生活の方が楽しかったんですよ。

楽しいという言葉が適切でないなら、レンゲさんの求めているものは、大学生活よりもホステス生活の方にたくさん見出すことが出来たんですよ。

あたしの求めているもの?。。。それは何ですか?

“幼児的なふれあい”ですよ。

レンゲさんがホステス時代に“お客リスト”を作っていた。

レンゲさんはクラブ・オアシスで働いていた30人の女性のうちでナンバーワンになったんですからね。

レンゲさんがマジメに一生懸命ホステス業に励んでいたことが僕は理解できましたよ。

どんな職業でもそうですが、トップになるためには、それなりの努力が必要ですよ。

実際、“ちゃらちゃらして”いたら、ナンバーワンにはなれなかったと思いますよ。




『とこしえの愛って。。。 』より
(2006年2月12日)


 



このような昔のことを蒸し返してほしくありませんわァ~。。。



レンゲさんを貶めようとしているわけじゃないのですよ。。。 むしろ、現代の“白拍子”として 静御前と同じように 知性と教養と美貌を兼ね備えていると褒めているのですよ。。。

でも。。。、でも。。。、知性と教養が上の文章では、感じられないではありませんか!

だったら、次の手記を読んでください。。。

 


そこまで人を駆り立てる物って何なんだろう?

2005 01/08 01:28

 


(yapuh1.gif)

 

わたしは「家畜人ヤプー」の
沼 正三氏を思い出す。
彼の思い描いた壮大なユートピア。
イマジネーションとリビドーが
彼を書かずにはおかせなかったのだろう。

彼は夜な夜な
そのイメージの世界へと旅立ち、
恍惚の笑みを浮かべ、
自分が創り出した女神たちに奉仕し、
虐げられていたのだろう。

表の顔とのギャップが大きいほど、
秘められた場所での彼の悦びも、強く、
刺激的になり、
仮想ユートピアも、あざやかに、
現実のものとなっただろう。

それは、彼の知性が高かったために、
そのような壮大な世界を
得ることができたのであって、
凡人ならば、実際に血の通った“女神”を必要とするのだ。

ユートピアといえば、トマス・モアを思い出すが、
彼は自分のおかれている現実にたいして多くの不満を持ち、
そのうち想像と妄想を結実させ、あの作品を書いた。

人の欲望、不平、不満は、時に妄言などを生み出し、
何らかの「アンチ」な行動に向かわせる。それが社会を動かす力となるか、
ただの変人呼ばわりで終わるかは、本人の死後、評価が決まるかもしれない。

 

by renge (レンゲ)




『たれてるお尻ってなかなか直りませんよね?』より
(2005年8月11日)


 



上の手記には、レンゲさんの知性と教養があふれているのですよ。。。 ミーちゃん、ハーちゃんには上のような手記は書けませんよ。。。



デンマンさんは、あたしのことを必要以上に飾り立てているのではありませんか! 何か下心があるのではありませんかァ~。。。?

いや、僕は、そのような下衆(げす)な男ではありません。。。

信じられませんわ。。。

あのねぇ~、昔の人は “信じる者は救われる!” と言ったのですよ。。。 だから、レンゲさんも僕の言うことを素直に信じて救われてねぇ~。。。



(laugh16.gif)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

ですってぇ~。。。

あなたも、レンゲさんは静御前と並ぶほどの現代の“白拍子”だと思いますか?

ええっ。。。 「そんなことはどうでもいいから、何か もっとお面白い話をしろ!」

あなたは、そのような強い口調で、あたくしにご命令なさるのでござ~ますかァ?

分かりましたわ。。。

あなたは、結婚にやぶれたかもしれません。

でも、そんなに落ち込むことはないのですわよう。。。

なぜなら、あの有名なアインシュタインは次のように言ったのでござ~ますわァ。


結婚とは、ひとつの偶然から

永続的なものを作りだそうという、

成功するはずのない試みだ。



(einstein2.jpg)

---アルバート・アインシュタイン


分かるでしょう!

結婚は永続しないものでござ~♪~ますわァ。

だから、今晩も、近くの居酒屋によって一人でお酒を飲めば いいのでござ~ますわァ。

 

ええっ。。。? 「そのような、慰めはいいから、気晴らしに、もっと面白い話をしろ!」

あなたは、更に、あたくしにご命令なさるのでござ~♪~ますか?

分かりましたわァ。。。 では、ちょっと次の検索結果を見てくださいまし。。。

 


(gog60409a.png)

『拡大する』

『現時点での検索結果』

 

「卑弥子 ヴィーナスのえくぼ」と入れてGOOGLEで検索する殿方が多いのでござ~ますわァ。

つまり、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”を目当てにやって来るのですわよう。

うふふふふふふ。。。

あなたも、ビックリするでしょう?

ジムに毎日通って“ヴィーナスのえくぼ”をゲットしたのですわァ。

 


(buttdimp5.jpg)

 

どうでござ~ますかァ?

ええっ。。。 あたくしのお尻だとは思えないのでござ~ますかァ~?

どうしてよう?

ええっ。。。 スタイルがよすぎると、おっしゃるのござ~ますかァ~?

あたくしが十二単を一枚、一枚脱いでゆくと、

最後には上のようなおヌードになるのですわよう。

信じてくださいましなァ~。。。

ところで、話は変わりますけれど、

かつて、レンゲさんの親友の めれんげさんは 一生懸命にブログを更新していたのでした。

でも、時には、他のことに夢中になって、会費を滞納したことがあったのでござ~ますわァ。。。

そのために、サイトを削除されてしまったのです。

それでも、2013年の6月にライブドアで『即興の詩』サイトを再開しました。

めれんげさんの『即興の詩』サイト

再開して間もないのに 検索結果 3,960,000件中の 9位に躍り出るなんてすごいですよねぇ~。。。


(gog30703.gif)

『現時点での検索結果』

現在、めれんげさんは お休みしています。

でも、これからも、ブログを通して「愛のコラボ」を続けて欲しいですよねぇ~。。。

かつて めれんげさんの「即興の詩をはじめました!」の『極私的詩集』サイトは 次の検索結果で見るようにトップを占めていたのです。


(gog30928a.png)

また、ブログを更新して トップに返り咲いて欲しいものです。

ところで あなたは「どうしたら、上位に掲載されるのォ~?」と考えているかもしれません。

その秘訣を知りたかったらデンマンさんが面白い記事を書いていますわ。

次のリンクをクリックして読んでみてください。


(seo001.png)

『おばさんの下着に見るSEO』

話は変わりますけれど、めれんげさんは可愛い猫を飼っています。

あなたも、猫ちゃんを飼っていますか?

ええっ。。。 ワンワンちゃんを飼っているのですか?

そういえばデンマンさんが『ワンワンちゃん』という面白い記事を書いていました。

気が向いたら下のリンクをクリックして読んでみてください。


(dog202.jpg)

『ワンワンちゃん』

とにかく、次回も興味深い話題が続きます。

あなたもどうか、また読みに戻ってきてくださいね。

では、また。。。


(hand.gif)



(surfing9.gif)

メチャ面白い、

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(linger49.gif)


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(june06.jpg)

こんにちはジューンです。

バンクーバーでは例年に無い暑さを記録しました。

1960年7月30日に記録した33.3度を破って

今年の7月30日に 33.8度を記録したのです。

でも、日本の暑さと比べれば

たいしたことはありませんよね。


Hottest Day Ever Recorded

in Vancouver


Source: The Canadian Press
Posted: 07/30/09 8:09AM
VANCOUVER, B.C.


(june08c.jpg)

The city of Vancouver has registered its hottest day on record.

Environment Canada says a temperature of 33.8 C was recorded at Vancouver airport on Wednesday, shattering the previous high of 33.3 C that was set in 1960.

"A very strong ridge of high pressure is currently dominating all of B.C.," said Gary Dickinson, a meteorologist with Environment Canada.

"The ridge of high pressure also brought up from the south very warm air, which was responsible for the record-breaking temperatures."


ところで、今日は8月7日ですけれど、

最高気温は18度でした。

夏というよりも、もう秋という感じです。

わずか1週間しか経っていないのですが

変われば変わるものです。

あなたの地方では、いかがですか?

まだまだ暑さが続いているのでしょう?


(valent1.gif)

話は変わりますが、

デンマンさんがレンゲさんの記事を集めて

一つにまとめました。

もし、レンゲさんの記事をまとめて読みたいならば、

次のリンクをクリックしてくださいね。

■ 『最近のレンゲ物語 特集』


(wildrose.jpg)

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあね。



(bikini84b.jpg)


(kissx.gif)
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混浴オフ会ブログ

2021-05-15 02:08:33 | 日本人・日本文化・文学論・日本語

 

混浴オフ会ブログ

 


(konoff1b.png)


(furogal2.jpg)


(radium03.jpg)


(june901b.png)

 




(june001.gif)

デンマンさん。。。ついに混浴オフ会ブログ を始めたのですか?



いや。。。僕は「混浴オフ会ブログ」を始める気はないのですよ。。。

それなのに、どういうわけで誤解を招くようなタイトルを付けたのですか?

あのねぇ〜、僕のブログが「混浴オフ会ブログ」だと思ってアクセスするネット市民が多いのですよ。。。

マジで。。。?

次のリストを見てください。。。

 


(liv21-04-29.jpg)


『拡大する』

『混浴オフ会』




これはライブドアの僕の「徒然ブログ」の日本時間で4月29日の午後8時37分から翌日30日の午前0時30分までのアクセス者の記録です。。。赤枠で囲んだ箇所に注目して欲しい。



あらっ。。。docomo で検索して 混浴オフ会 を読んだネット市民がいたのですわねぇ〜。。。

そうです。。。リファラ のリンクをクリックすると次の検索結果が出てくるのですよ。。。

 


(doc21-04-29.jpg)


『拡大する』

『現時点での検索結果』

『混浴オフ会』


 



あらっ。。。混浴オフ会ブログ と入れて検索したのですわねぇ〜。。。



そうです。。。明らかに 混浴オフ会ブログ を探していたのですよ。。。

。。。で、どなたが探していたのですか?

京都市に住んでいる誉田亀雄(こんだ かめお)君です。。。

 


(ip74243.jpg)

 



亀雄君は混浴オフ会に参加するつもりなのですか?



友達の話に「混浴オフ会」が出てきたので、亀雄君は知ってるふりを装って話の相手になっていたのだけれど、実は、亀雄君は「混浴オフ会」がどういうことなのかよく知らなかったのですよ。。。

それで、ネットで調べ始めたのですか?

そうなのですよ。。。

。。。で、『混浴オフ会』の記事の中には詳しいことが書いてあるのですか?

いや、詳しいことは書いてないのですよ。。。亀雄君はガッカリしたと思います。。。だから、同じように「混浴オフ会」を調べて僕のブログにやって来る人のために、「混浴オフ会」のことについて書こうと思い立ったのですよ。。。

デンマンさんは何が言いたいのですか?

混浴オフ会に参加することは決して悪いことじゃない。。。でもねぇ〜、参加する人の中には混浴するマナーがない人たちが居る。。。

マジで。。。?

ジューンさんも、そういうマナーを持たないおっさんに尻を触られたじゃありませんか!

 



(bare04e.gif)

こんにちは。ジューンです。

日本の露天風呂っていいですよね。

カナダにも露天の温泉ってありますわ。

でも、日本と違うのは、まず間違いなく

水着を着用しなければならないことです。


(hotspa2.jpg)

人里離れた山奥でも行かない限り

日本のような露天風呂に入ることはできません。

わたしはデンマンさんとご一緒に

北海道の長万部(おしゃまんべ)にある

ラジウム温泉の露天風呂に入ったことがありました。

2度目に入った時にはわたし一人だけで行きました。

20代の若い男の人が2人ほど入っていましたが、

わたしが行くと、あわてて出てしまいました。

3度目にはわたし一人だけでしたが、

50歳くらいの男の人があとからやって来ました。

英語が少しだけ話せましたが、

かなりしつこくわたしに話しかけてきました。

お酒の臭いがしたので、たぶん、

いたずら心を起こしたのかもしれません。

ニコニコしながら、わたしに近づいて

お尻に触ろうとしたのです。

わたしは合気道2段の技を持っていますので、

「逆手取り」にその老人を沈めました。

 



 

イテテテぇ~、と言いながら、かなりお湯を飲み込んで

目を白黒させながら、わたしを恨めしそうに見て

ゲロゲロとお湯を吐き出していましたわ。


(roten09.jpg)

大変面白い経験をしました。

うふふふふ。。。





『混浴入浴風景』より
(2019年8月30日)


 



こういう破廉恥なおっさんも「混浴オフ会」に参加することがあるので、女性は特に気をつける必要があります。。。



デンマンさんは「混浴オフ会」に参加したことがあるのですかァ〜?

なんで僕が混浴オフ会に参加する必要があるのですか? 僕はジューンさんと何度も混浴露天風呂に入って飽きるほどジューンさんの裸を見ていますからねぇ〜。。。うへへへへへへ。。。

そういうヤ〜らしい笑いを浮かべないでくださいなァ〜。。。

でも、僕はマナーをちゃんと守っているから、絶対にジューンさんの尻などを触ったりしませんでしたよ。。。

デンマンさんが妙なことをしたら溺れさせようと、待ち構えていたのですけれど残念ながらその機会がありませんでしたわ。。。うふふふふふふ。。。

だから、僕はジューンさんの尻に触ったりしなかったのですよ。。。上の破廉恥なおっさんのようになりたくありませんから。。。

「混浴オフ会」に参加して、そういう嫌な経験をした人は他にも居るのですか?

いますよ。。。ちょっと次の経験談を読んでみてください。。。

 




(100spa.jpg)

 

埼玉の百穴温泉に妻を伴い初めて行った時のことです。
ネットの混浴情報を見ていたら百穴温泉が近くにあることを知りました。

記事には特別悪いことも書いてなくごく普通の温泉に思えましたので行ってみたのですが・・・・。
建物は古く手を入れている様子も無く、玄関を入ると誰もいない。
そのうち子供がばたばたと走り出してきてその後からその子供の母親らしい人が愛想も無く「2100円です。」と言うので支払い風呂は奥ですとのこと。
「何なんだ、ここは」と思ったが気を取り直していざ温泉へ。

中には男性のみが7〜8人くらいいたのかな?
女性はいませんでした。

しかし妻にはタオルを胸に、腰に各1枚ずつ巻いて入らせましたので少しくらい見られても仕方ないとは思っていたのですが。
そして静かに楽しく入浴をしました。

 


(100spa2.jpg)

 

一度風呂から上り服を着て休憩所である大広間に行き弁当とビールを楽しんでいました。
少し離れたところに風呂にいた30前後の若い男がいたので人と話すのが好きな私達は何の疑いも無くこっちに来ればと誘ったのです。
男はすぐに嬉しそうにやってきました。

「奥さん綺麗ですね」と、盛んに妻に話しかけていたのですがその時は変態だとは想像もできずに社交辞令と考えていました。
話の中で何でいい若い者が昼間から温泉にいるんだと問うと「女性の裸目当て」だと白状しました。
呆れて話をしているのも疲れるので風呂に入ろうと席を立つと「じゃ、僕も」と言って男も立ちました。

「お前は誘ってないよ」と言ったものの風呂に入るのは自由ですから放っておきました。
浴室内ではまた混浴です。

 


(nude0056.jpg)

 

妻と二人先ほどのように入ろうと思ったら何故かあの男が妻の横にぴたりと来るんです。
「側に来るなよ,あっちに行けよ」と言っても離れず間に私が割り込むと回り込んで覗くんです。
私達はそう言う趣味は無いことも話したはずなのに。

再度割り込んでさえぎって振り返ると今度は私の後ろから覗きこんでいるんです。
さすがに腹が立ってきまして殴ろうかと思ったのですがせっかくの温泉で暴力沙汰も大人気無いので我慢して、結局妻は一番隅で私のガードしながらの入浴。
男はタオルについている紐(タオルが落ちないように付けた物)を解こうとまでしました。

注意しても聞く耳持たない変態男と遭遇してしまい早々に風呂から上がりました。

男が「もう出ちゃうんですか?」と言ったので「お前がいるから帰るんだよ」と言って帰ってきました。
帰宅後あんなとこは二度と行きたくないねと話しました。

(写真はデンマン・ライブラリーより)




出典: 『No.47 迷惑、変態男』
(投稿者:ぶんちゃん 様)


 



このようにマナーを守らない若い男や、おっさんが「混浴オフ会」に参加するので、女性は特に気をつける必要があります。。。



やっぱり、「混浴オフ会」に参加するのは変態男が多いようですわねぇ〜。。。

それはそうですよ。。。「混浴オフ会」に参加するのは何か目的があるはずなのだから。。。

多くの男性は「女性の裸目当て」なのですか?

それは当然でしょう! ジューンさんの尻に触ったような男も「混浴オフ会」にはたくさんいると思っていた方がいい。。。

つまり、混浴マナーを守らないような人が「混浴オフ会」に参加するのですわねぇ〜。。。

そうです。。。女性は、そう思って万全の備えをして「混浴オフ会」に参加する必要があります。。。後で参加者の変態男から変な事をされて警察署長に泣きついても、「そんな事されるのは、あらかじめ分かっていたでしょう!?」と言われるのが関の山です。。。



(laugh16.gif)


(june902.jpg)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

ですってぇ~。。。

あなたも「混浴オフ会」に参加しようと思っているのでござ〜ますかァ〜?

お金儲けが目的だけのヤバい「混浴オフ会」に騙されて参加しないようにしてくださいねぇ〜。。。

ええっ。。。 「そんなことはどうでもいいから、他にもっと楽しい話をしろ!」

あなたは、そのような命令口調で あたくしに強要するのでござ~ますわねぇ~。。。

いけ好かないお方ァ〜。。。

分かりましたわぁ。。。 では、ちょっと次のクリップを見てくださいなァ。。。

思わず笑ってしまいますわ。。。

 


(dog807.jpg)





 

ええっ。。。? 「犬や猫のことは どうでもいいから他のもっと面白い話をしろ!」

あなたは、更に あたくしに そのような強い口調でご命令なさるのでござ~ますかァ~?

分かりましたわァ~。。。

あなたが、そうおっしゃるのならば、あたくしの個人的なお話しをいたしますわァ。

実は、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”が殿方の注目を集めているのでござァ~ますわよう。

うふふふふふふふ。。。

ええっ。。。 信じられないのでござ~ますかァ?

じゃあ、ちょっと次の検索結果を見てくださいまし。。。

 


(gog60409a.png)


『拡大する』

『現時点での検索結果』


 

「卑弥子 ヴィーナスのえくぼ」と入れてGOOGLEで検索する殿方が多いのでござ~ますわァ。

つまり、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”を目当てにやって来るのですわァ~。。。

うふふふふふふ。。。

あなたも、ビックリするでしょう?

ジムで汗を流して “ヴィーナスのえくぼ”をゲットいたしました。。。


(buttdimp5.jpg)

スタイルもよくなったのでござ~ますわァ~。。。


(curtain5.jpg)

いかがでござ~ますか?

でも。。。、でも。。。、“天は二物を与えず”と申します。。。

これほどスタイルが良くなったというのに、あたくしは未だに独身でござ~ますのォ。。。

世の中は、なかなか思うようにゆかないものですわァ~。。。

ところで、あなたは『万夜一夜物語』を読んだことがござ~ますかァ~?

“千夜一夜物語”ではなくてぇ、“万夜一夜物語”ですわ。


(manya02.jpg)

『万夜一夜物語』

デンマンさんが書いたのでござ~ますわよう。

ええっ。。。 10,001の話が書かれているのかってぇ~。。。?

とにかく、上のリンクをクリックして読んでみてくださいませぇ~。。。

あなたも、絶対にビックリするようなお話が出てきますわァ。

『万夜一夜物語』だけでは、物足りないのでしたら、

ジューンさんが登場する面白いお話もたくさんあります。

興味のある方は、どうか次のリンクをクリックして読んでくださいましねぇ~。。。





(roten101.jpg+cleoani.gif)

『マルタ島のロマンだ』

『宮沢りえ人気@海外』

『癒しを奏でるパンツ』

『マルタ島deロマン』

『生ログdeロマン散歩』

『宮沢りえ@クールジャパン』

『混浴風呂ガー』

『ウェルカムバック』

『コペンハーゲンからやって来た』

『ロシアからやって来た』

『海外美女ランキング』

『ブログを解剖する』

『スイスからトランプ見に来る』


(fan004.jpg)

『海外美女を探して』

『パンツde大晦日』

『Tバック@三賀日』

『とっちゃん坊や』

『また千夜一夜』

『初恋の思い出』

『乳房振動とブラ』

『白木屋お熊』

『肥後ズイキ@セルビア』

『紐パン熟女』

軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人
(godiva05.jpg)

『美尻のビーナス』

『紐パン熟女に惹かれて』

『あの二人が気になって』

『肥後ズイキ@セルビア』

『私は下着女装です』

『ドリアンを探して』

『パリの日本人』

『ペンタゴン式己を疑う』

『薄命な女と映画』

『ラーメン@ベリーズ』

『うるさい夏』

『芭蕉と英語』

『晩香坡物語 生誕150年』

ジューンさんの熟女下着
(30june.jpg)

『エレクトラde中国』

『熟女パンツ』

『ラーメン@カイロ』

『スパム@クルーズ』

『えくぼ@ヴィーナス』

『孀婦岩』

『モナリザ描きたい』

『ジューンさんの下着』

『やっぱり熟女下着』

『じゅくじょのぱんてー』

『事実と芸術』


(miro0018.jpg)

『パクられたパンツ』

『タイタニック@スリランカ』

『蜂@泣きっ面』

『外人が知っている美しい日本』

『腰使い 熟女』

『熟女の下着姿』

『腰を使う熟女』

『ブログランキング』

『曇ってきた@英語』

『出会い系より腰を使う熟女』

『ブリスベンの従妹』

『アヒルが行く』

『英語ペラペラ勉強法』

『ブラウザとOS』

『二千二夜物語』

『大晦日のおばさんパンツ』

『下着の人類学』

『万夜一夜@ロンドン』

『ヒトラーとトランプ』


(malata019c.jpg)

『ロマン@マルタ島』

『下着の人類学@大阪』

『ハロー@ロックビル』

『孀婦岩の人気 なぜ』

『マグダラのマリア 娼婦か聖女か?』

『マグダレンの祈り』

『女子大生の多い混浴』

『アンネフランクの言葉』

『ビクトリア朝の慎み』

『銭湯と円タク』

『女装ブログ』

『注目記事』


(sylvie122.jpg)

『風邪が治るまで』

『ひょうたんde徒然』

『アヒルが並んだ』

『なぜ骨なの?』

『にべもない』

『やぶさかでない』

『おかしなパンツ』

『みもふたもない』

『自動翻訳はダメ』

『慫慂』

『ヤンキー』

『及び腰と二の足』

『ジューンさんの従妹』

『ナマズにされた』

『美術解剖学』

『太ったチャンス』

『ジューンさんの下着を探して』

『おおどかさ』

『高級娼婦@パリ』

『パリの高級娼婦』

『パリのコールガール』

『熟女SEO』

『緑園の天使』

『ジューンさんに魅了され』

『日本のおばさん 生姿』

『仏とアラビアンナイト』



とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。


(hand.gif)


 


(chiwawa5.gif)

こんにちは。ジューンです。

スパムメールが相変わらず多いですわよね。

あなたのメールボックスにも、

ジャンクメールがいっぱい入っているでしょう!?

スパムメールを飛ばしているのは

いったい、どういう人たちなのでしょうか?

出会い系サイトのオーナーたちが多いそうですわ。

彼らは会員を集めるためにスパムメールをばら撒きます。

そのためにメールアドレスのリストを購入しています。

では、そのようなリストを販売している人は

どうやってメールアドレスを集めているのでしょうか?

ロボット(自動巡回プログラム)によって

自動収集させているのです。

ところで、サーチエンジンの自動巡回ロボットは

毎日世界中のサイトを訪問し、

その内容をデータベースに書き込んでいます。

同じように、このメールアドレス収集巡回ロボットも、

HTMLソースを分析し、

メールアドレスらしきものをどんどん記録してゆきます。

でも、使っていないメールアドレスが

たくさんあるのですよね。

あなたの使っているメールアドレスのことを

考えてください。

あなたはメールアドレスをいくつ持っていますか?

一つだけではないでしょう?

10以上持っているのではありませんか?

多分、ほとんどのメールアドレスは使ってないでしょう?

そのために、現在実際に使っている

メールアドレスを集めるために、

怪しい人物が使用度の高いメールアドレスを

集めているのですわよ。

だから、あなたもむやみに信用できない人に対して

返信しないようにしてくださいね。

詳しいことはデンマンさんが次の記事で書いています。

『コメント魔』

(2012年4月3日)



(himiko92.jpg)

ところで、卑弥子さんが面白いサイトを

やっています。

興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして

覗いてみてください。

『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ



『センスあるランジェリー』



(byebye.gif)


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日本語忘れたの?

2021-05-14 01:49:52 | 日本人・日本文化・文学論・日本語

 

日本語忘れたの?

 


(nihongo20.jpg)


(miri13.jpg)


(question8.png)


(salon22.jpg)

 


日本語は忘れないものです

 


(miri10.jpg)

 

2021年5月9日 日曜日 午前8時30分

7時00分起床。気温8度。
3割ほど雲が空を覆っているけれど、お日様は顔を見せてます。
パンをすべて食べ尽くして、今朝は朝から即席ラーメンです。
きゃははははは。。。

カリフォルニアで作られているインスタントラーメン。
いつもエビ風味のラーメンを買ってきます。
この他にもチキン味、ビーフ味のラーメンがあるけれど、
エビ風味が僕には一番うまく感じます。

夕べはアメリカ国籍の日系アメリカ人のドキュメンタリーを観ました。
カリフォルニア州のサクラメントで生まれ、3歳の時に日本に渡り、広島で18歳まで育てられて、おそらく戦争が近づいたので兵役逃れで米国に渡ったのだと思います。
そのことは映画では話してませんけれど。。。

戦争中はTule Lake の強制収容所に入っていたのです。
25才でそこを出てニューヨークで暮らし始めたというわけです。

珍しい姓でMirikitaniというのですよ。
どういう漢字を書くのか?
DVDのタイトルは“The Cats of Mirikitani”というのです。
だから、まさか日本人の記録映画だとは想わなかった。

 



 

80歳から撮影を始めて82歳の誕生日まで
撮影を続けたようです。
現在生きていれば96歳です。

ニューヨークのSOHO地区でホームレスの生活をしながら
絵を描き続けているのですよ。
自称「画家」と言ってます。
18歳からアメリカで暮らしているので英語は話せますが、
正規の教育を受けてないので文法はめちゃくちゃです。

でも、60年以上ニューヨークで生活しているので、
生活には困らないだけの英会話はできます。
だけど、孤独に生きていたようで、ホームレスの生活がずっと続いていたのですよ。

記録映画を作った30歳ほどの独身の女性監督が、寒さに震えているのを見て自分のマンションの一室に住まわせたのです。
それから、色々と福祉関係の団体に働きかけて、ペンションだけで暮らせるように市政府が作ったアパートで暮らすことができるように手配してやったようです。

絵を描くことだけが生きがいであり、生活の支えのようです。
ちょうど僕がブログを毎日書くようなものですよ。
きゃははははは。。。

ただ一つだけ違うのは、ネットとは全く関わらない生活をしているので、世界がどう動いているのか、ホームレスの生活から抜け出すのはどうすればいいのか?
そういうことには全く関わらずに孤独でホームレスの生活を続けてきたのです。
カズコという姉がいるのに、現在、生きているのも全く知らなかった。
収容所で別れてから一度もコンタクトを取ってないのです。

映画監督が、Janice Mirikitani という詩人の記事を読んで、この男の親類縁者ではないのか?そう思って連絡をとったら、事実、彼の従弟の娘だったのですよ。

それまで、彼は縁者の中で生きているのは自分だけだと思っていたのです。
映画監督のおかげで、姉とも、従兄弟の家族とも再会できたというわけですよ。
世界の各地の映画祭でも賞をもらっている記録映画です。

60年も海外で暮らすと日本語をかなり忘れてしまう人もいるのです。
でも、彼の日本語は、僕の日本語と同じようで、スラスラと普通に話すことができます。

そいうことを考えるとネットが利用できるということは素晴らしいことですよ。
こうして毎日小百合さんにメールを書いていると、
毎日小百合さんと顔を合わせて話しているような気になるのです。
きゃはははははは。。。

人生は一度だけです。
嫌なことや、ムカつくことは忘れて、楽しいこと、面白かったこと、心に残っていることを大切にして、ルンルン気分で、元気に長生きすることこそ大切だと思います。

そういうわけで、小百合さんも嫌なことは忘れて
ルンルン気分で、元気に長生きしてね。

今年の秋は、ぜひ小百合さんと一緒に仙台に行きたいと思います。
時間があったらネットで仙台のことを色々と調べてね。
笹かまぼこ、味噌ラーメン、牛タンなど。。。

 


(ramensen.jpg)

 

もしかするとカートで運んでくるディムサムがあるかもしれません。
なぜならば僕が学生時代に同じ研究室に台湾から留学してきた劉さんがおり、彼のおじさんが仙台で中国レストランをやっていたのです。
仙台にも小さいけれど、中国人コミュニティがあるのですよ。
ネットで探せばカートで運んでくる飲茶を食べさせる中国レストランが見つかるかも。。。
きゃははははは。。。

 


(dimcart.jpg)

 

では、今日もルンルン気分で過ごしてね。
じゃあね。。。

 


(denman01.gif)





(sayuri55.gif)

デンマンさん... また個人的なメールを書き出したのですか?


(kato3.gif)

そうです。。。いけませんか?

こういう私的なメールはネット市民の皆様にはつまらないと思いますわ…。

小百合さんも楽しめるように書いたのだから、ネット市民の皆様にも楽しめる箇所があるはずです…。

でも、個人的な部分は省略すべきですわ…。

あのねぇ〜、小百合さんが迷惑だと思うようなことは書いてません…。。。

迷惑なことが書いてありますわ。。。

でもねぇ〜、小百合さんを誰も特定することができないのです。。。だから、心配することはありませんよ。。。

けれども、特定しようとするネット市民が出てくるかもしれませんわ。。。

たとえ特定されたとしても「人違いだわ!」と押し通せばいいのですよ。。。そんな事より、映画の話をしましょう。。。

つまり、デンマンさんが観た映画のことが書いてあるので、メールを引用したのですか?

そうですよ。。。

。。。で、『The Cats of Mirikitani』という映画を観て、それほど感動したのですか?

感動したと言うよりも、雨にも負けず、風にも負けず、たくましく生きることを教えられました。

 


(lib21-05-09.jpg)


『拡大する』

『実際のページ』




あらすじ

 


(miri12.jpg)

 

『ミリキタニの猫』は、2006年に公開されたドキュメンタリー映画。

2001年、80歳の日系アメリカ人画家ジミー・ミリキタニ氏(日本名:ツトム・ミリキタニ)は、ロウアー・マンハッタンの路上に住んでいました。
映画製作者のリンダ・ハッテンドルフは彼に興味を持ち、彼の人生のドキュメンタリーを作成するために彼と近づきになったのでした。

2001年9月11日に世界貿易センターが破壊された後、がれきやほこりで詰まった通りは見捨てられたようになりました。
ハッテンドルフ氏が、ソーホーのマクドゥガルとプリンスストリートの交差点近くの韓国市場の壁に沿ったいつもの場所にジミーを「見つけた」とき、彼女は彼に小さなアパートに避難所を提供したのです。

この時期、ハッテンドルフ氏はジミーに孤立した生活から抜け出して社会に復帰するように勧め、社会保障カードやパスポートなどを取得するために、いろいろな手続を開始したのです。
そのような過程の中で二人の間に友情が芽生えました。
彼らが一緒に住んでいた数ヶ月間、彼女は彼の本当のアイデンティティと経歴を知ることだできました。

最終的に、彼女は彼の従弟の娘である詩人のジャニス・ミリキタニと連絡を取ることができ、彼の姉と連絡を取ることもでき、ジミーは長年消息が分からなかった姉と再会することができたのです。
ハッテンドルフ氏の働きでジミーは補助生活施設で彼自身のアパートに住めるようになりました。

映画の中では、第二次世界大戦中にアメリカ生まれの日本人が経験した収容所生活、ジミーのアーティストとしてのキャリア、ジャクソン・ポロックを含む他のアーティストとの生活など、ジミーの経歴が紹介されます。

ハッテンドルフ氏は、ジミーの足取りをさかのぼってたどり、カリフォルニアから広島に行き、カリフォルニアに戻ってからは、収容所での生活、その後ロングアイランドへ移り、最後に料理人として雇われたニューヨーク市へと、ジミーの壮大な旅を記録しています。
雇用主が亡くなると、ジミーははホームレスになり、ワシントンスクエアパークで10年近く過ごしました。
その後、ソーホーの街に移り、路上にアトリエを作り、昼夜を問わず作品を制作し続けたのです。

ジミーの波乱万丈の人生を描いたハッテンドルフ氏のドキュメンタリーは、米国および海外で多くの賞を受賞し、ハッテンドルフ氏のみならずジミー・ミリキタニ氏にも、その生き様に賞賛の声が寄せられたのです。

2007年5月、『ミリキタニの猫』はPBS(公共放送テレビ)で放映されました。

ミリキタニ氏は2012年10月21日に92歳で亡くなりました。
彼を看取ったのはリンダ・ハッテンドルフ監督と彼女の協力者である吉川正氏の二人でした。

(デンマン訳)




出典: 「The Cats of Mirikitani」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



日本で3歳から18歳まで暮らしてから米国に渡ると、60年経っても日本語は忘れないものなのですわねぇ〜。。。



でもねぇ〜、人にもよるのですよ。。。僕の知り合いの女性は日本で生まれ育って23才でカナダに移住したのだけれど、イタリア人の男と同棲して英語を話して暮らしていたので、10年も経ってないのに、日本語を外国人が話すように、しどろもどろに話すようになってましたよ。

ジミーさんの日本語は確かでしたか?

普通の日本人と同じように姉と電話で話してましたよ。。。

。。。で、何が感動的でしたか?

あのねぇ〜、映画の最初に出てきたジミーさんは、ホームレスの生活で疲れて見え、観ていて哀れなのですよ。。。

 


(miri31.jpg)


(miri30.jpg)


(miri32.jpg)

 



ニューヨークの冬は寒いのです。。。零下20度ぐらいに冷え込むことも珍しくありません。。。路上生活は厳しいですよ。。。だから、ジミーさんは厚着をして、着ぶくれした状態で段ボール箱を引きずって歩道に仕事場を設定して絵を描く生活を続けていたのです。。。



生活保護を受けて安アポートで暮らすことはできないのですか?

ジミーさんは、生活保護を受けることを嫌っていたようで、あまり人とも付き合うこともなく、ただただ絵を描いて路上で生活していたのですよ。。。

つまり、この記録映画を作ったリンダさんと知り合ってなかったら、路上生活が続いていたのですわねぇ〜。。。

そうなのです。。。要するに、人間は「人の間」と書きますからね。。。つまり、健康で常識と良識のある人間との交際があって、初めて人間らしく生活できるのですよ。。。

リンダさんと知り合ってなかったら、ジミーさんは実のお姉さんが生きていることも知らずに一生会えずに亡くなっていたかもしれないのですわねぇ〜。。。

そういうことです。。。この映画を観たら、「現実主義者」と自称する男がタブって僕のオツムに浮かんできましたよ。。。

 


(fool902.jpg)


(fool911.jpg)

『現実主義者 馬鹿の見本』

 



この男は、現在 年老いた両親の経済的な援助があるから部屋に引きこもってパソコンに向かい、誹謗中傷、罵詈雑言、嫌がらせのコメントを書きまわって、それを生きがいとして生活しているのです。。。



ジミーさんが絵を描くのを生きがいとしているように、この自称「現実主義者」さんは、誹謗中傷、罵詈雑言、嫌がらせのコメントを書きまわる事を生きがいにしているのですか?

そうです。。。でもねぇ〜、両親が亡くなったら、この男は次のような生活を送ることになるのですよ。。。

 


(homeless.jpg)

 



あらっ。。。誰も援助の手を差し伸べないのですかァ〜?



だから、僕は2017年からこの男がまともな人間として第2の人生が送れるように色々と助言してきたのですよ。。。

でも、一向に聞く耳を持たないのですか?

全く反省しないし、助言を聞こうともしない。。。

どなたか、常識と良識がある人がこの「現実主義者」さんと会って、リンダさんのように手を差し伸べてあげる必要があるのですわねぇ〜。。。デンマンさんがこの人と会って、仲良くしてあげればいいではありませんかァ〜。。。

彼は奈良県で暮らしているのですよ。。。僕はバンクーバーですからね。。。そう簡単に会うことができない。。。でも、この男と会って手を差し伸べてあげようとしている人が居るのです。。。

あらっ。。。マジで。。。?

次のコメントを読んでみてください。。。

 





21

 

>現実主義者よ

訳分からん事を言ってるのはオメーだよ(笑)

イイ歳こいて他人に慰めてもらってるクセして(大爆)

 

バカを追う漢 2021-05-08 14:21:41








『君がスピをネトウヨとする根拠を示してよ』のコメント欄より
(ニッキースモークさんのブログ)



 



「現実主義者」さんは会わないのですか?



ニッキースモークさんは何度も会おうと言ってるのだけれど、「現実主義者」さんは、ボコボコに叩かれると思うのか会おうとしないのですよ。。。でもねぇ〜、引きこもって「廃人」だと自分で認めているこの男が、まともな生活ができるようになるには、常識と良識を持った人たちと交際することがぜひとも必要なのです。。。

ジミーさんがリンダさんと交際するようになって、まともな生活が送れるようになったようにですか?

そうです。。。ジミーさんはリンダさんと知り合うようになって初めて、実の姉や従弟の家族とも再会できたのですよ。。。

 



 



つまり、「現実主義者」さんが、ニッキースモークさんたちと会って、親交を深めると、嘘をついて逃げ回っている「現実主義者」さんも、まともな人生を歩めるようになるとデンマンさんは思うのですか?



そうです。。。少なくとも、誹謗中傷、罵詈雑言、嫌がらせのコメントを書きまわらないようになると思うのですよ。。。

そうなるといいですわねぇ〜。。。






『拡大する』

『現時点での検索結果』

 

最近 width="420" src="http://livedoor.blogimg.jp/barclay1720/imgs/2/e/2e9eaacc.jpg">


ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
『ちょっと変わった target="RENGE444">『面白くて楽しいレンゲ物語』


『カナダのバーナビーと軽井沢に

別荘を持つことを夢見る小百合さんの物語』

■ target="HOT999">『今すぐに役立つホットな情報』

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『床上手な女とRSS』


『あなたのための width="500" src="http://livedoor.blogimg.jp/barclay1720/imgs/a/4/a4b8a5b2.gif">

(girlxx.gif)

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清少納言もビックリ

2021-05-12 01:39:19 | 日本人・日本文化・文学論・日本語

 

清少納言もビックリ

 


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デンマンさん。。。清少納言が何にビックリこいたのでござ~ますかァ~?


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もちろん、清少納言は もうとっくの昔に亡くなっているので 今生きていたらという話ですよ。。。

清少納言がビックリするようなものがあるのでござ〜ますかァ〜?

ほとんどの日本人は清少納言のことを知っていると思うのだけれど、なかには「現実主義者」と名乗る男のように自分が「廃人」で教養も良識もないと言う人も居るでしょう。。。

 


(fool902.jpg)


(fool911.jpg)

『現実主義者 馬鹿の見本』

 



そうですわねぇ〜。。。たぶん、この方は清少納言は台湾の大統領か中国の首相だと思っていますわよう。。。うふふふふふふ。。。



だから、清少納言のことを あまりよく知らない人のために ここに経歴を書き出します。。。

 


清少納言


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康保3年頃〈966年頃〉 - 万寿2年頃〈1025年頃〉

 

清少納言(せい しょうなごん)は、平安時代中期の女流作家、歌人。
随筆『枕草子』は平安文学の代表作の一つ。

梨壺の五人の一人にして著名歌人であった清原元輔(908年 - 990年)の娘。
曽祖父(系譜によっては祖父)は『古今和歌集』の代表的歌人である清原深養父。
兄弟姉妹に、雅楽頭為成・太宰少監致信・花山院殿上法師戒秀、および藤原理能(道綱母の兄弟)室となった女性がいる。

本名を清原 諾子(きよはら の なぎこ)とする説がある。
「清少納言」は女房名で、「清」は清原姓に由来するとされているが、近い親族で少納言職を務めたものはおらず、「少納言」の由来は不明であり、以下のような推察がなされている。

女房名に「少納言」とあるからには必ずや父親か夫が少納言職にあったはずであり、同時代の人物を検証した結果、元輔とも親交があった藤原元輔の息子信義と一時期婚姻関係にあったと推定する角田文衞説。

藤原定家の娘因子が先祖長家にちなみ「民部卿」の女房名を後鳥羽院より賜ったという後世の事例を根拠に、少納言であり能吏として知られた先祖有雄を顕彰するために少納言を名乗ったとする説。

花山院の乳母として名の見える少納言乳母を則光の母右近尼の別名であるとし、義母の名にちなんで名乗ったとする説。

岸上慎二は、例外的に親族の官職によらず定子によって名づけられた可能性を指摘している。
後世の書ではあるが「女房官品」に「侍従、小弁、少納言などは下臈ながら中臈かけたる名なり」とあり、清原氏の当時としては高からぬ地位が反映されているとしている。

語呂の関係から今日では「せいしょう・なごん」と発音されることが圧倒的に多いが、上述しているように「清」は父の姓、「少納言」は職名が由来であるため、本来は「せい・しょうなごん」と区切って発音するのが正しい。

中古三十六歌仙・女房三十六歌仙の一人に数えられ、42首の小柄な家集『清少納言集』が伝わる。
『後拾遺和歌集』以下、勅撰和歌集に15首入集。また漢学にも通じた。

鎌倉時代に書かれた『無名草子』などに、「檜垣の子、清少納言」として母を『後撰和歌集』に見える「檜垣嫗」とする古伝があるが、実証する一級史料は現存しない。
檜垣嫗自体が半ば伝説的な人物であるうえ、元輔が檜垣嫗と和歌の贈答をしていたとされるのは最晩年の任国である肥後国においてであり、清少納言を彼女との子であるとするには年代が合わない。

カツラを被るほど髪が薄く、縮れ毛であった。
人物画に横顔が多いのは器量がよくなかったからという説がある。

 

経歴

天延2年(974年)、父・元輔の周防守赴任に際し同行、4年の歳月を「鄙」にて過ごす。
なお、『枕草子』第290段における船旅の描写の迫真性は、同段落に「わが乗りたるは(私が乗った船は)」とあるので、作者父親の赴任に伴い、水路を伝って行った実体験と考えられる。
この間の京への想いは、のちの宮廷への憧れに繋がったとも考えられる。

天元4年(981年)頃、陸奥守・橘則光(965年 - 1028年以後)と結婚し、翌年一子則長(982年 - 1034年)を生むも、武骨な夫と反りが合わず、やがて離婚した。
ただし、則光との交流はここで断絶したわけではなく、枕草子の記述によれば長徳4年(998年)まで交流があり、妹(いもうと)背(せうと)の仲で宮中公認だったという。

『枕草子』は日記ではなく清少納言の妄想を多く含む創作である。
公卿との交流も枕草子だけに書かれていることがあり信憑性は薄い。
のちに、摂津守・藤原棟世と再婚し娘・小馬命婦をもうけた。

一条天皇の時代、正暦4年(993年)冬頃から、私的な女房として中宮定子に仕えた。
博学で気が強い彼女は、主君定子の恩寵を被った。
藤原実方(? - 998年)との贈答が知られる。

長保2年(1000年)に中宮定子が出産時に亡くなってまもなく、清少納言は宮仕えを辞めた。
その後の清少納言の人生の詳細は不明だが、家集など断片的な資料から、いったん再婚相手・藤原棟世の任国摂津に下ったと思われ、『異本清少納言集』には内裏の使いとして蔵人信隆が摂津に来たという記録がある。

没年は不明だが、没落した様子が『古事談』などに記されている。




出典: 「清少納言」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



。。。で、どういうわけで清少納言を取り上げたのでござ〜ますかァ〜?



実は、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次の映画を観たのですよ。。。

 


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『実際のページ』




映画とあらすじ

 


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日本の平安時代の古典、清少納言の随筆『枕草子』をモチーフに織りなされる、異色の映像絵巻。
監督・脚本は「プロスペローの本」「ベイビー・オブ・マコン」などの鬼才ピーター・グリーナウェイで、本作では書・カリグラフィーを全編に導入し、独特の映像表現を展開している。

ネタベレ注意!

京都の旧家に生まれた清原諾子(ヴィヴィアン・ウー)は幼い頃から、書道家である父(緒形拳)の手で顔や体に字を書いてもらう喜びを感じて成長した。

 


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中国人の母親(ジュディ・オング)叔母(吉田日出子)が好きな中国歌謡が流れるなか、枕元で清少納言を読んでくれる。

諾子の空想の中で、清少納言(吉田日出子=二役)は特別な存在だった。
だが、経済的に苦しむ父親は、出版社の社長(オイダ・ヨシ)に生活のため体を奪われるなど、屈辱に耐えていた。

18歳の諾子(河合みわこ)は、その出版社社長の甥(光石研)と結婚させられるが、文学も理解せず、無道な振る舞いが続く彼を捨て、新居に放火して、彼女は母の故郷・香港へ逃れた。

下積み生活からモデルとして成功を収めた彼女はメイド(吉田日出子=三役)を雇い入れ、豪奢な生活を始めるが、なぜか満たされない。
行きずりの男たちに自分の肌に書を書かせて、理想の男を探し求める。

 


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そんな中、ついにめぐりあったのが、英国人の翻訳家ジェローム(ユアン・マクレガー)。
お互いに書を通じて肌を委ね、悦楽に浸る二人。

だが、蜜月は続かない。諾子は自分の裸体の書を写真に収めて出版社に売り込むが、そこであの出版社社長と再会する。
あろうことかジェロームは彼の愛人でもあった。

ジェロームの提案で、彼の体に書をしたため、諾子は社長の元に送りだす。
はたして出版社社長は彼を手放さず、諾子は二人の情事を目撃して衝撃を受ける。
父と恋人の体を奪った仇に対し、嫉妬と復讐に燃える諾子。

彼女は出版社に次々に人間の書を送りだす。
一方、諾子に会えない焦燥からジェロームは『ロミオとジュリエット』を真似て狂言自殺、だがそのまま帰らぬ人に。

諾子は彼に第六の書『愛人の書』を書きつけて埋葬し、故郷に戻る。
彼女は妊娠していた。だが、あの社長がジェロームの墓を暴き、彼の遺体から1冊の本をつくりだしたと聞くや、諾子は再び人間の書を再開。
第十三の書は『死の書』。

 


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彼女は復讐を遂げた。
女の子を生んだ諾子は、父がしたように、幼い娘の顔に書を書き入れるのだった。




出典: Weblio 映画情報




 



映画のタイトルの"The Pillow Book"というのは日本語に訳すと「枕元に置く本」つまり、「枕草子」のことなのですよ。。。なぜならば映画の中にも清少納言が書いた『枕草子』から引用した文章が出てくるのです。。。



つまり、この映画を清少納言が生きていて観たとしたら腰を抜かすほどビックリするとデンマンさんは想像するのでござ〜ますかァ〜?

そうです。。。清少納言が観たら死ぬほどビックリすると思うのですよ。。。

この映画はピーター・グリーナウェイという外国人が作ったのですか?

そうです。。。イギリス人の監督です。。。

要するに、デンマンさんも この映画を観てビックリしたのですわねぇ〜。。。?

ビックリしたと言うよりも、僕は感覚的に受け入れられないタイプの映画なのですよ。。。この人のことをウィキペディア調べたら、次のように書いてある。。。

 



その衒学趣味、独特の構図、難解なストーリーなどから一部に圧倒的な支持を得て、世界中にファンが存在する。

音楽は代表作のほとんどをマイケル・ナイマンが手がけ、そのミニマリズムと相まって、他に類を見ない存在感を持つ作品として知られる。

『ZOO』(1985年)では裸体が頻出するため、日本での公開当時は多くの修正が施されたが、現在入手できる媒体ではその修正は取り除かれている。



 



僕は、この『ZOO』(1985年)という映画をバンクーバー市立図書館でDVDを借りて無修正のものを観ているのですよ。。。

 


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『実際のページ』




映画とあらすじ


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『ZOO』(原題:A Zed & Two Noughts)は、1985年公開のイギリス映画。
監督・脚本はピーター・グリーナウェイ。
音楽は、多くのグリーナウェイ作品を手掛けるマイケル・ナイマンが担当した。

劇中に裸体が頻出するために、日本での公開当時は多くの修正が入っていたが、現在入手可能な媒体では修正は取り除かれている。

シンメトリーに凝った構図、シマウマやワニ、魚など様々な生物の腐敗映像が早回しで流されるのが特徴的である。
劇中にはフェルメールの絵を強く意識したシーンが何箇所か登場する。

 

あらすじ

ヨーロッパのとある公立動物園で動物学者として働くオズワルドとオリヴァーの双子の兄弟は最近、自動車事故で同時に妻を亡くした。
車を運転していた女アルバは一命はとりとめたが、事故で片脚を切断した。

残された兄弟は悲しみにうちひしがれていたが、やがて二人は死んだ動物が腐ってゆく過程を記録する実験にとりつかれ、生物の進化をたどったフィルムを憑かれたように見始めた。

やがて2人はアルバに魅かれ、彼女も2人に興味を抱き、次第に魅かれていくが…。




出典: 「ZOO (1985年の映画)」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




 



あらっ。。。デンマンさんは「一般に公開するような映画じゃない! 自分と家族だけで観ろ!」とエゲツないコメントに書き込んでますわねぇ〜。。。うふふふふふふ。。。



実は、ピーター・グリーナウェイ監督が作った映画だとは知らずに観たのです。。。でも、感想はどちらの映画も同じですよ。。。感覚的に拒否反応が表れるような映画です。。。

。。。で、『The Pillow Book』を観て何か参考になるようなものをゲットしたのでござ〜ますかァ?

あのねぇ〜、ちょっと次の写真を見てください。。。

 


(kwais10.jpg)

 



あらっ。。。『The Pillow Book』のように顔に字を書いてますわねぇ〜。。。



実は、この場面は1965年に小林正樹監督が作った『Kwaidan(怪談)』という映画の1シーンです。。。

 


(kwai21-05-09.jpg)


『拡大する』

『実際のページ』




 



この映画は4つの物語からできていて、上のシーンは『耳無芳一(みみなしほういち)』の物語に出てくるのです。

 



耳無芳一の話


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盲目の琵琶法師の芳一は、ある夜、彼の前に現れた甲冑姿の男に「高貴な人に琵琶を聴かせるために迎えに来た」と言われ、ある場所に連れていかれる。

芳一はそこで『平家物語』の壇ノ浦の合戦のところを琵琶で奏でて唄う。

それから武士は毎晩芳一を迎えに現れ、芳一も繰り返し琵琶を奏でるのだった。

寺の住職は毎晩どこかに出かける芳一を心配して、寺男の矢作と松造に芳一の後をつけさせる。

その夜、芳一の後をつけた寺男が見たのは、人魂が飛び交う平家の墓場の前で琵琶を奏でる彼の姿だった。

住職は平家の怨霊に取り憑かれた芳一の体全部に般若心経を書きつける。

その夜、いつものように芳一を迎えに来た武士は何度も芳一の名を呼ぶが、返事がない。

しかし、空中に耳が2つ浮かんでいたのでその耳を引きちぎって持って帰っていった。

両耳を押さえ悶絶する芳一。

住職は芳一の耳にだけお経を書くのを忘れていたのである。

その後、芳一は耳無芳一と呼ばれ、その名声は遠方まで聞こえたという。



 



原作は小泉八雲(ラフカデオ・ハーン)が書いたものだけれど、映画は素晴らしい出来でしたよ。。。



つまり、ピーター・グリーナウェイ監督も、この映画を観ており、耳無芳一の話にインスピレーションを得て『The Pillow Book』を作ったとデンマンさんは思うのですか?

そうです。。。でもねぇ〜、はっきり言わせてもらえば、グリーナウェイ監督の映画はひどいものでした。。。

どう、ひどいのでござ〜ますかァ〜?

顔や体に字を書くのは、どちらの話でも同じなのですよ。。。でもねぇ〜、『The Pillow Book』では、観る者に感動を与えるような話になってない。。。むしろ悍(おぞ)ましい話になっている。。。日本語のタイトルは『ピーター・グリーナウェイの枕草子』になっている。。。だから、清少納言が生きていたら「あらっ。。。あたくしが書いた物語を映画化したのかしら?」と思いながら観ると思いますよ。。。

すると、清少納言が観て、ビックリしてひっくり返るのでござ〜ますかァ〜?

そうですよ。。。ひっくり返るどころか、ビックリして心臓マヒを起こして死んでしまうかもしれません。。。(苦笑)

でも、それはデンマンの極めて個人的な意見なのではござ〜ませんかァ〜?

もちろんそうです。。。例えば『ZOO』の映画の僕以外のコメントを読むと、グリーナウェイ監督のファンと想われる人が良い映画だと書いてますからねぇ〜。。。僕にとっては反吐(ヘド)が出るほど嫌な映画だけれど、良い映画だと思う人もいるのです。。。だけど、もし卑弥子さんが清少納言の『枕草子』のような内容を期待しながら『ピーター・グリーナウェイの枕草子』を観たら、卑弥子さんも死んでしまうほどビックルすると思いますよゥ。。。

分かりましたわァ〜。。。では、ビックリして死んでもいいように棺桶をそばに置いて観ますわよう。。。うふふふふふ。。。



(foolw.gif)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif) 

ですってぇ~。。。 

あなたは、どう思いますか?

『The Pillow Book』の予告編を観て、全編を観たいと思いますか?

ええっ。。。 「そんな事は、どうでもいいから、もっと他に面白い話をしろ!」

あなたは、そのように あたくしにご命令なさるのでござ~ますか?

いけすかないお方ァ~。。。

分かりましたわ。

では、話題を変えて 天の川の不思議に迫るクリップを お目にかけますわ。。。

 


(milkyway2.jpg)



 

どうでした?

ええっ。。。 「夜眠れなくなるから、そういう動画は見せるな! 気分直しに何か他に もっと面白いことを話せ!」

あなたは、あたくしに向かって、更にご命令なさるのでござ~ますか?

いけすかないお方ァ~。。。!

分かりましたわァ。。。 あなたが、そうおっしゃるのだったら、まずジューンさんの次の写真をご覧になってくださいまし。。。

 


(senya020b.jpg)

 

千夜一夜物語の衣装を着たジューンさんに魅せられて、女性に成りすます男性が たくさん居るのでござ~ますわァ!

ええっ。。。 信じられないのですかァ?

じゃあ、ちょっと次のYouTubeのクリップを見てくださいまし。。。

 


(xdress02.jpg)



 

いかがでござ~ますかァ~?

男性が女装していると思いますかァ?

あたくしは、素直に信じることができませんわァ~。。。

どうですかァ~? けっこうなものでしょう!?

いつまでも見とれていても仕方がありませんわよゥ。

あなたのために古代史の面白い記事を用意しました。

ぜひ お読みください。

では。。。

天武天皇と天智天皇は

同腹の兄弟ではなかった。
 

天智天皇は暗殺された 

定慧出生の秘密 

藤原鎌足と長男・定慧 

渡来人とアイヌ人の連合王国

なぜ、蝦夷という名前なの?

平和を愛したアイヌ人

藤原鎌足と六韜

古事記より古い書物が

どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は

日本人でないの?


マキアベリもビックリ、

藤原氏のバイブルとは?


とにかく、次回も興味深い記事が続きます。

だから、あなたも、また読みに戻ってきてください。

じゃあ、またねぇ~。。。


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ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
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ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。

卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。




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