狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

「神第一」のパレスチナは「マネー二の次」で米国の「世紀の取引」を拒否:「刹那主義」のエコノミック日本人には理解出来ず/Palestinian "God First" & "money second"

2019-07-22 22:54:12 | パレスチナ2019~
 ※ 本記事において幾つかの引用文献を借用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
 ※ I have made composition by borrowing some references in this article, but I don't receive the income at all by this article.






 

 出典:INDEPENDENT「Al Quds Day: Protesters burn flags and chant 'death to Israel' at annual rallies held across Iran」

 

出典(経由):「World Literature Today」
 

 出典:ParsToday「パレスチナ・ハマス政治局長、聖地とヨルダン川西岸解放の抵抗運動の開始を宣言」



 

                                Expansion by click  ↑クリックして拡大
 1947年に「ユダヤ」によって建てられた“Fake Chimney”と国連パレスチナ分割決議   
    そして翌年の1948年5月14日、「フェイク・イスラエル」の独立宣言が行われた。



 
YouTube: Abás: Palestinos no venden sus derechos a cambio de dinero
 Abbas:パレスチナ人はお金と引き換えに権利を売却しない
2019/06/27公開
 
YouTube: Palestina: No seremos esclavos de Kushner, Greenblatt y Friedman
パレスチナ:私たちはクシュナー、グリーンブラット、フリードマンの奴隷にはならない
2019/06/23公開

YouTube: State of Palestine: Hamas leader denounces 'Peace to Prosperity' economic conference
2019/06/25公開

YouTube: “Acuerdo de siglo equivale a vender todo lo que poseen los palestinos”
「世紀の合意はパレスチナ人が持っている全てのものを売ることに等しい」
2019/06/24公開
 
YouTube: الشباب العربي رفضاً لصفقة القرن: " لن نبيع فلسطين"
アラブの若者は世紀の取り引きを拒絶しました:「我々はパレスチナを売らない」
2019/06/25公開
 
YouTube: Palestinians rally against US-led conference in Bahrain
2019/06/25公開
 
YouTube: Protests held in West Bank against US-sponsored Bahrain meeting
2019/06/24公開
 
YouTube: Deal of the Century; Who is going to decide fate of Palestine?
 2019/06/24公開
 
YouTube: تظاهرات فلسطينية حاشدة رفضاً لورشة البحرين
 バーレーン・ワークショップに対するパレスチナのデモ
 2019/06/26公開
 
YouTube: Gazans protest against Bahrain Confab & Israeli occupation
2019/06/29 に公開

YouTube: Miles de yemeníes repudian el ‘acuerdo del siglo’ de EEUU
 何千ものイエメン人がアメリカの「世紀の合意」を否認しています
2019/06/28公開

YouTube: Palestinos y libaneses en Beirut rechazan el ‘acuerdo del siglo’
 ベイルートのレバノン人はパレスチナ人と「世紀の合意」を拒否します
2019/06/25公開
 
YouTube: Жители Иордании протестуют против политики Дональда Трампа - Россия 24
ヨルダン国民はドナルド・トランプ政策に抗議 - ロシア24
2019/06/22公開
 
YouTube: Asaltan la Embajada de Baréin en Bagdad en protesta por la conciliación con Israel
彼らはイスラエルとの和解に抗議してバグダッドのバーレーン大使館を攻撃します
 2019/06/28公開
 
YouTube: ادانات واسعة في تونس للدول العربية المشاركة في ورشة البحرين
 バーレーン・ワークショップに参加しているアラブ諸国をチュニジアで広く非難
 2019/06/27公開
 
YouTube: Medios de Comunicación de Resistencia rechazan acuerdo de siglo
抵抗メディアは世紀の合意を拒否
2019/06/27公開
 
YouTube: Palestinians are outraged with Trump’s ‘Peace plan’ for the Middle East
2019/06/25公開

YouTube: Palestinians are being told to give up most of their country in exchange for a loan
2019/06/24公開

 「神第一」のパレスチナは「マネー二の次」で米国の「世紀の取引」を拒否
  「平和ボケ」「無神論者」「この世第一」「刹那主義」「快楽主義」のエコノミック日本人には理解出来ず
   Palestinians are "God First" and "money second"


 「パレスチナは売り物ではない」

 6月23日
  パレスチナ国のアッバス大統領
   「東エルサレムが占領状態にあると認め、2国家解決に立ち戻ることが(アメリカとの対話再開の)条件だ」
   「(経済的な解決策よりも)政治解決が先だ」
   「(2017年秋までに)トランプ大統領とは4度会談し、(事務レベルの)私のチームは34回も彼のチームに会った」
   「(当時、トランプ氏はパレスチナが国家をつくり、イスラエルと平和共存する『2国家解決』を支持していたといい、)次の会談では解決策を進展できると思っていた」
   「アメリカとシオニストによる世紀の取引は、決して実行されないだろう」と語りました。
   「いわゆる世紀の取引は結果に至らないだろう。それは、この取引がパレスチナ人の理想を潰すものだからだ」


 6月25日
  パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスのハニヤ政治局長
   「パレスチナは売り物ではない」
   「パレスチナ国民はいずれの国や勢力にも、利権の供与や妥協の許可を与えていない」
   「聖地ベイトルモガッダス・エルサレムおよびパレスチナ全域は、パレスチナ人のためのものだ」
   「バーレーンで開催予定のパレスチナ関連の会合は、経済的隠ぺい及び財政的誘惑を伴う政治会合であり、その目的はパレスチナ問題の抹殺にある」


  パレスチナ解放機構(PLO)のサエブ・アリカット執行委員会書記長
   「パレスチナは決して、他者による占領を受け入れない」

 6月25~26日、バーレーンの首都マナマで、アメリカ・トランプ政権の「偽ユダヤ人」クシュナー米大統領上級顧問の主導により、パレスチナの経済支援会合が開かれた。レバノンやイラク、支那(中国)、ロシアをはじめ、世界の多くの国々が今回の会合への参加をボイコットした。現「偽」イスラエルの占領を恒久化すると共にパレスチナ国家建設を諦めさせる事、その上でパレスチナ人の権利を剥奪する事を目的としている。
 それに先立ち、同月22日には、米トランプ政権がパレスチナの経済支援計画を発表した。
その支援策についてパレスチナ国のアッバス大統領は、経済的解決よりも、先に政治的な解決を優先する様に訴えて、改めて拒否する姿勢を示された。

 トランプ政権が「世紀の取引」とアピールしながら今回公表したパレスチナ国に対する支援策では、今後10年間で500億ドル(約5兆4000億円)以上のパレスチナ国への投資を促すもので、インフラ整備や観光、農業、製造業等を支援して促進・発展させる事による国内総生産(GDP)の倍増、そして100万人分の雇用を創出による貧困率の半減等を目標とする事が謳われている。
 米国は、現「偽」イスラエルに対しては10年毎に引き上げた毎年38億ドルもの無償軍事支援をはじめとし、その他にも諸々の支援を行っている一方で、パレスチナ側には昨年一斉に援助を止めた後に今後一銭も資金援助をしない上で、諸外国に対してパレスチナへの投資を呼びかけた。
 結局、アラブ諸国の対応も割れる等して、各国からは資金拠出の表明は無かった。今後も、米国による「世紀の取引」が「失敗」する事は、確実である。

 2017年秋までに、パレスチナ国のアッバス大統領とトランプ大統領との会談は4度行われ、事務レベルでの両政権のチーム同氏の会合が34回実施されていた。当時、トランプ氏はパレスチナが国家をつくり、イスラエルと平和共存する『2国家解決』を支持していたという。
 しかしトランプ大統領が突然、その直後の2017年12月6日にエルサレムを現「偽」イスラエルの首都と承認した事から、それから約1年半の間、パレスチナと米国との直接の会談が行われていない。そしてその間に、米国は現フェイク・イスラエルにより一層、露骨に肩入れしていく事となった。

 この5兆円規模の経済支援、現在の日本人、「平和ボケ」した日本人から見るならば、「素直にアメリカに従った方が得」であるとか、「生活の為にお金が第一」等とぬかす輩が多いものと思われる。
 現在の日本人、戦後、アメリカに「かわいい、かわいい」と、頭を撫でられながら懐柔され、騙され、アメリカナイズされ欧米化されてしまった社会、生活様式等、そして精神、考え方から、日本人の本来の精神が壊され、またそれと相まってグローバリズム、リベラリズムの世界的な風潮にも呑まれて、「お金第一」、「経済第一」、「自分の欲望第一」、「快楽第一」、「この世での生命第一」等と、自由の履き違え、精神の劣化が進んで来た。

 戦後の日本人達は、米国の侵略、占領、介入、干渉、ストーカー行為に対して抵抗せず、反抗せず、ただ従うのみで今日まで来た。素直に従っている方が食べる事に困らない、頭を垂れてうなずいている方がクビにならず仕事を貰える、世間と同じ事をし同じ様にし同じ事を言っていれば指を指される事も無く非難を受ける事も無い等と、只々黙ってうなずきながら従っているだけである。
 賢明な者は、例え口に出さずとも、内心、自分の考えを持っていながら、建前として迎合し、忖度し、へつらう姿勢、態度を見せているのかもしれない。しかし、日本の世間一般の多くの大衆達は、大概のところ、普段、仕事やレジャーの忙しさに流されるばかりで何も考えず、自分の考えを持っていない。また、確固たる判断基準を持たないので、周囲の顔色や反応、マスコミの言説を判断基準にしてしまっている始末である。
 日本の世間一般大衆には無神論者、無宗教者が多い。それらの人達は、何が正しくて何が間違っているのかを、明確に判断する事が出来ない。よって、退廃した社会や周囲の人々、マスコミを当てにし、それらの可笑しな常識を基準にして見るので、大概のところ、その時の空気、ブーム、雰囲気に付和雷同して軽佻浮薄に流される事で出来ている「世論」が間違いであると言える。

 故・三島由紀夫氏
  「『経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆく』姿、『政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆく』国となってしまったことを憂い……」
  「生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。……」

   (ウィキペディア「檄 (三島由紀夫)」より)

 日本人は、戦後復興、高度経済成長期を経てアメリカに次ぐGDP世界第二位となって以来、欧米の白人の連中から「エコノミック・アニマル」等と茶化され、揶揄されて来た。傲慢な白人の連中は、黄色人種の日本人を安易には認めず、「経済だけではないのか」と侮られたのであった。
 実際、戦後「経済第一」、「お金第一」、「自分の欲望第一」となってしまっている大概の日本人には、確かに当てはまる事かもしれない。但しそれは飽くまでも、「貪欲な」欧米白人の日本の伝統や文化、歴史を知らず理解していない表面的な知識のみ、偏見からの隠喩的言葉である。
 また実際、左翼やリベラルの日本人や日本のマスコミは、反日精神を持って、日本の歴史、伝統、文化を蔑ろにして壊そうとしている。そういう部分にも、戦後の精神の劣化が見られるのである。

 パレスチナ人達と同様に唯一神である創造主(アッラー、またはヤハウェ)を信仰するムスリムやクリスチャンであれば、「後の永遠の命」に比べれば、この世の生命はほんの一時、瞬間でしかないことを理解する。
 一方で、「食べる事が第一」、「気持ち良くなる事が第一」と、その場限り、その時限りの快楽を求めたり寂しさを紛らわす「刹那主義」となった多くの戦後日本人に当てはまり、またそんな日本人達を皮肉る様な聖句が以下である。

 
 



 旧約聖書・出エジプト記14章11~14節
  そしてモーセに言った。「エジプトには墓がないので、あなたは私たちを連れて来て、この荒野で、死なせるのですか。私たちをエジプトから連れ出したりして、いったい何ということを私たちにしてくれたのです。
  私たちがエジプトであなたに言ったことは、こうではありませんでしたか。『私たちのことはかまわないで、私たちをエジプトに仕えさせてください。』事実、エジプトに仕えるほうがこの荒野で死ぬよりも私たちには良かったのです。」
  それでモーセは民に言った。「恐れてはいけない。しっかり立って、きょう、あなたがたのために行なわれる主の救いを見なさい。あなたがたは、きょう見るエジプト人をもはや永久に見ることはできない。
  主があなたがたのために戦われる。あなたがたは黙っていなければならない。」

 The Old Testament・The Book of Exodus 14:11~14
  They said to Moses, “Because there were no graves in Egypt, have you taken us away to die in the wilderness? Why have you treated us this way, to bring us out of Egypt?
  Isn’t this the word that we spoke to you in Egypt, saying, ‘Leave us alone, that we may serve the Egyptians?’ For it would have been better for us to serve the Egyptians than to die in the wilderness.”
  Moses said to the people, “Don’t be afraid. Stand still, and see the salvation of Yahweh, which he will work for you today; for you will never again see the Egyptians whom you have seen today.
  Yahweh will fight for you, and you shall be still.”

 
 



 出エジプト記16章2~4節
  そのとき、イスラエル人の全会衆は、この荒野でモーセとアロンにつぶやいた。
  イスラエル人は彼らに言った。「エジプトの地で、肉なべのそばにすわり、パンを満ち足りるまで食べていたときに、私たちは主の手にかかって死んでいたらよかったのに。事実、あなたがたは、私たちをこの荒野に連れ出して、この全集団を飢え死にさせようとしているのです。」
   主はモーセに仰せられた。「見よ。わたしはあなたがたのために、パンが天から降るようにする。民は外に出て、毎日、一日分を集めなければならない。これは、彼らがわたしのおしえに従って歩むかどうかを、試みるためである。

 The Book of Exodus 16:2~4
  The whole congregation of the children of Israel murmured against Moses and against Aaron in the wilderness;
  and the children of Israel said to them, “We wish that we had died by Yahweh’s hand in the land of Egypt, when we sat by the meat pots, when we ate our fill of bread, for you have brought us out into this wilderness to kill this whole assembly with hunger.”
   Then Yahweh said to Moses, “Behold, I will rain bread from the sky for you, and the people shall go out and gather a day’s portion every day, that I may test them, whether they will walk in my law or not.

 
 



 出エジプト記17章2~4節
  それで、民はモーセと争い、「私たちに飲む水を下さい。」と言った。モーセは彼らに、「あなたがたはなぜ私と争うのですか。なぜ主を試みるのですか。」と言った。
  民はその所で水に渇いた。それで民はモーセにつぶやいて言った。「いったい、なぜ私たちをエジプトから連れ上ったのですか。私や、子どもたちや、家畜を、渇きで死なせるためですか。」
  そこでモーセは主に叫んで言った。「私はこの民をどうすればよいのでしょう。もう少しで私を石で打ち殺そうとしています。」

 The Book of Exodus 17:2~4
  Therefore the people quarreled with Moses, and said, “Give us water to drink.” Moses said to them, “Why do you quarrel with me? Why do you test Yahweh?”
  The people were thirsty for water there; so the people murmured against Moses, and said, “Why have you brought us up out of Egypt, to kill us, our children, and our livestock with thirst?”
  Moses cried to Yahweh, saying, “What shall I do with these people? They are almost ready to stone me.”

 
 



 旧約聖書・民数記11章1~6節
  さて、民はひどく不平を鳴らして主につぶやいた。主はこれを聞いて怒りを燃やし、主の火が彼らに向かって燃え上がり、宿営の端をなめ尽くした。
  すると民はモーセに向かってわめいた。それで、モーセが主に祈ると、その火は消えた。
  主の火が、彼らに向かって燃え上がったので、その場所の名をタブエラと呼んだ。
   また彼らのうちに混じってきていた者が、激しい欲望にかられ、そのうえ、イスラエル人もまた大声で泣いて、言った。「ああ、肉が食べたい。
  エジプトで、ただで魚を食べていたことを思い出す。きゅうりも、すいか、にら、たまねぎ、にんにくも。
  だが今や、私たちののどは干からびてしまった。何もなくて、このマナを見るだけだ。」

 The Old Testament・The Book of Numbers 11:1~6
  The people were complaining in the ears of Yahweh. When Yahweh heard it, his anger burned; and Yahweh’s fire burned among them, and consumed some of the outskirts of the camp.
  The people cried to Moses; and Moses prayed to Yahweh, and the fire abated.
  The name of that place was called Taberah, because Yahweh’s fire burned among them.
   The mixed multitude that was among them lusted exceedingly; and the children of Israel also wept again, and said, “Who will give us meat to eat?
  We remember the fish, which we ate in Egypt for nothing; the cucumbers, and the melons, and the leeks, and the onions, and the garlic;
  but now we have lost our appetite. There is nothing at all except this manna to look at.”


 ジョージ・オーウェル著「動物農場」は、全体主義や独裁政権下の恐怖政治を描いたものであるが、それはかつての「ユダヤ支配下」の共産主義国ソビエト連邦に当てはまる。しかし、傲慢な白人の連中が「妬み」から日本を抑える為に揶揄した「エコノミック・アニマル」という言葉と共に、戦後、現在までの日本人が「空気」という全体主義に支配され、「経済至上主義」の下で「お金第一」となり、「奴隷」の様な日々を送る姿にも当てはまっているのではないだろうか。

 

 「動物農場/Animal Farm」

 「マネー第一」は、戦後の日本の世間一般大衆だけでは無い。パレスチナ国と同じ中東地域に在るサウジアラビヤやアラブ首長国連邦(UAE)等の、親欧米の石油産出富裕国にも言える事である。「お金第一」、「食べる事第一」、「快楽第一」、「自分の欲望第一」であるそれら中東アラブの富裕国は、欧米に迎合し、現「偽」イスラエルに媚びへつらい、それ故、パレスチナの窮状を無視し、置き去りにし、放置している。
 一方、サウジアラビヤやUAE等の親欧米富裕国の「貪欲」とは反対に、イランは「清貧」の思想を持ち、足るを知り、「喜捨」の精神で施しを与え、弱者の立ち場に置かれているパレスチナに寄り添う。「世界ゴッツの日」(エルサレムの日)を制定したイランは、パレスチナをイスラム界の第一の問題として掲げ、常にパレスチナとの連帯を示される。
 
 パレスチナ人である本当の「血統的」ユダヤ人達やアラブ人達は、共にアブラハムを先祖に持ち、ムスリムとクリスチャン共に唯一神である創造主(アッラー、又はヤハウェ)を信仰する。それ故、自分の欲望の為にでは無く「神様の為」に実践・実行する。また、判断基準を「神様の価値観」に置く。そして、自分の快楽を求めるのでは無く、「神様を喜ばせる」事を考え、自分の名誉の為では無く「神様の栄光」の為に行う。自分がこの世で生かされている(活かされている)事をはじめ、成果の他、様々な事に於いて、自分の能力を誇るのでは無く「神様の力」で成し遂げられたと考えて「神様に感謝」し「神様を賛美」する。自己実現を誇るのでは無く「神実現」を願い感謝する。パレスチナ人達は、常に自分第一では無く「神様第一」であり、それ故に自分の意志や目標・計画では無く「神様の御心のまま」に導かれる事を願い、「神様によって定められた『私の旅路』」を歩む。

 よって、パレスチナ人達が「神様への信仰心が第一」である事から、飽くまでも「マネーは二の次」、「経済は二の次」である訳である。その為に、パレスチナ人達の信仰心にとって決して譲る事が出来ないエルサレムを売り渡す様な経済支援を拒否する事は当たり前であり、その経済支援は「サタンのシナゴーグ」による「罠」とも捉えられているのであろう。

 精神が劣化して神様への信仰心を持たない日本の世間一般大衆には、その様なパレスチナ人達の「低く暮らし高く思う」姿勢・態度や高貴な精神を、到底理解出来ない事であろう。僕の洗礼名でもある「アッシジのフランチェスコ」や日本の良寛、そしてイエス・キリストが十字架(T字架)上で犠牲になられた様に、ボロボロの服を身に纏いながら、粗食を口にしながら、創造主への感謝を伴った生活を送る事は、現在の日本人には考えられない事かもしれない。

 6月2日までに
  右派系イスラエル紙エルサレム・ポスト
   コラムニストのダグラス・ブルームフィールド氏(AIPAC(米イスラエル公共問題委員会)ロビイスト)
    「(トランプ大統領が『世紀の取引』と言う中東和平案について)失敗する運命」

 6月2日
  ワシントンポスト紙の電子版
   米国のポンペオ国務長官 (主要なユダヤ系団体のリーダーとの会合にて)
    「(トランプ政権の中東和平案について)実行不可能だ」

 6月22日
  米トランプ政権は、パレスチナの経済支援計画を発表した。
   クシュナー米大統領上級顧問(中東和平案担当、トランプ大統領の娘婿)
    「パレスチナ人はあまりにも長期にわたって(和平に向けた)過去の非効率的な枠組みにとらわれてきた」
    「支援計画は輝かしく繁栄する将来のための枠組みになる」

  バーレーンの市民や各団体、活動家達は、マナーマにおける米国・シオニスト的会合の開催に対する抗議デモを実施した。

 6月23日
  パレスチナ国の外務省
   「パレスチナ人に対するアメリカ政府の計画は敗北に終わる」

 6月24日
  以下、2019/06/25付・ParsToday日本「パレスチナで、マナーマ会合に反対する大規模なデモが実施」より
   『パレスチナ・ヨルダン川西岸各地で、多数のパレスチナ人らが街頭に繰り出し、「世紀の取引」とめぐるバーレーン・マナーマでの反パレスチナ会合の開催に抗議しました。
   イルナー通信によりますと、ヨルダン川西岸のラマラ、アルハリール、ベツレヘム、ジェニン、ナブルス、ガルガリヤの各都市で24日月曜、パレスチナ人数百人がスローガンを叫び、マナーマ会合の開催や世紀の取引を非難しました。
   これらの人々はまた、自らの運命を決定する権利や、パレスチナ難民に関する権利の維持を強調しています。
   パレスチナ人の各団体はさらに、ガザ地区やヨルダン川西岸の住民に対し、25日火曜と26日水曜の両日、マナーマ会合の開催と同時に街頭に繰り出すよう呼びかけました。』
  (以上、2019/06/25付・ParsToday日本「パレスチナで、マナーマ会合に反対する大規模なデモが実施」より)

  イラン外務省のムサビ報道官
   「(バーレーンで開催の中東支援計画について)恥ずべき」で「失敗する運命にある」
   「この会合とパレスチナを売る行為は成功しない」


  パレスチナ国のムハンマド・シュタイヤ首相
   「パレスチナがこの会合の開催に反対し、それへの不参加を表明していることから、この会合の合法性はなくなっている」

 6月25~26日
  バーレーンの首都マナマでパレスチナの経済支援会合を開いた。

 6月26日
  「オマーン外務省は26日、湾岸アラブ諸国として初めてパレスチナに大使館を開設することを発表した。」
  「サウジアラビア、イエメンと国境を接し、米国と同盟関係にあるオマーンは、しばしばアラブ世界で仲介役を務めてきた。
  アラブ諸国でイスラエルと外交関係を樹立しているのはエジプトとヨルダンのみだが、オマーンは昨年10月、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の訪問を受け、同首相が訪れた湾岸地域で最初の国となった。」
   オマーン外務省 (ツイッター)
    「パレスチナの人々に対するオマーンの支持の延長として、オマーン・スルタン国は大使館級の外交公館をパレスチナ国に開くことを決めた」
   パレスチナ自治政府高官のハナン・アシュラウィ氏
    「(オマーン外務省の発表を歓迎する一方、慎重な見方を示しながら、)新たな大使館をイスラエルとの正式な関係を樹立するための踏み石として使わないよう(オマーン側に警告)」
「政治的代償が伴うのであれば、今後間違いなく影響が生じる」
   パレスチナのタイセル・ファルハト駐オマーン大使
「(ラマラへの大使館設置は)歴史的決断」

 6月28~29日
  以下、2019/06/29付・ParsToday日本「聖地ベイトルモガッダスで、イスラエル軍との衝突により、パレスチナ人80人負傷」より
   「シオニスト政権イスラエルに占領された聖地ベイトルモガッダス・エルサレムで、同政権軍との衝突により、少なくとも80人のパレスチナ人が負傷しました。
   パレスチナ情報センターは現地筋の話として、シオニスト政権軍とパレスチナ人の間で28日金曜夜、激しい衝突が発生し、29日未明まで継続したと伝えました。
   聖地内の小さな街イサヴィヤで発生した今回の衝突は、最近釈放されたばかりのパレチナ人1名がシオニスト政権軍に銃撃され殉教した事件を受け、さらに激化しました。
   シオニスト政権軍はさらに、イサヴィヤの住民少なくとも19人の身柄を拘束しました。
   別の報道では、パレスチナ保健省の発表として、28日にガザ地区国境地帯で実施されていた通算64回目の「祖国への帰還の権利」のデモの中で、パレスチナ人49人がシオニスト政権軍の銃撃を受け負傷したとしています。」
  (以上、2019/06/29付・ParsToday日本「聖地ベイトルモガッダスで、イスラエル軍との衝突により、パレスチナ人80人負傷」より)

 
YouTube: إصابة العشرات في مسيرات العودة بغزة
 ガザでの帰国の行進で数十人が負傷
 2019/06/28公開

 7月1日
  現「偽」イスラエルの諜報機関モサドのヨッシー・コーへン・ディレクター
   「つい最近、オマーンとの正式な関係の更新が宣言され、その国に外務省の駐在員事務所が開かれる事となった。」

 
YouTube: Palestinians reject Kushner's $50bn proposal
2019/06/26 に公開

YouTube: فشل ورشة المنامة مؤشر على سقوط صفقة القرن
マナマ・ワークショップの失敗は世紀の取り引きの衰退を示しています
2019/06/29公開
 
YouTube: بيان جمعية الوفاق البحرينية يصف كل من يشارك في ورشة البحرين بأنه خائن
 バーレーンのAl-Wefaq協会による声明には、バーレーンのワークショップに参加した全員が裏切り者として説明されています
 2019/06/25公開
 
YouTube: البحرينيون يتبرأون من مؤتمر العار
バーレーンは恥の会議を否定します
2019/06/26公開
 
YouTube: إعلامي سعودي يصف الفلسطينيين بالمتسولين
 サウジアラビアのジャーナリストはパレスチナ人を物乞いとして説明しています
2019/06/28 に公開

YouTube: الوفود الإعلامية الإسرائيلية تتجول بحرية تامة في المنامة
イスラエルのメディア代表団はマナマを自由に歩き回っています
 2019/06/26公開

 本ブログ過去の関連記事
  ・2014/12/07付:『世間に迎合する政治家・・・「経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、・・・」』
  ・2016/04/10付:『三島由紀夫氏「檄」と世間の人達・・・レジャーやショッピングにうつつを抜かし……』
  ・2016/12/12付:「カジノ法案、経済(お金)至上主義は精神を退廃・堕落させる・・・日本独自の歴史・伝統・文化・自然景観を売りとする観光が国の品位・誇り・自尊心を保つ」
  ・2017/12/09付:『世界統一政府エルサレムと第三次世界大戦を計画するユダヤ・イルミナティによる執念の挑発・・・平昌オリンピックのロシア排除と、イスラエル首都をエルサレムとするアメリカによる承認と、そして誘い込む「罠」か?』
  ・2019/04/06付:「いっその事、選挙なんぞは止めてしまったら良いのではないだろうか・・・無知蒙昧・付和雷同・空気に流動の世間の大衆愚民、煽動者の偽善者・詐欺師のマスコミ、政治家の大衆迎合の体たらくが国を滅ぼす」
  ・2019/05/15付:「KEY48, Right of Return、5.14パレスチナナクバ70th(77)Gaza volunteer Nurse "For God"-神の為、神に栄光、神の御心のまま、神に感謝、私の旅路」
  ・2019/06/20付:「5.31世界ゴッツの日と第60回『パレスチナ祖国帰還の権利大行進』(1/2)/Palestine “International Quds Day” & "Great March of Return"」
  ・2019/06/20付:『5.31世界ゴッツの日と第60回「パレスチナ祖国帰還の権利大行進」(2/2)/Palestine “International Quds Day” & "Great March of Return"』
  ・2019/06/21付:『「貪欲」米国迎合サウジアラビア主導アラブ会議でパレスチナ国欠如、「エルサレムの日」制定「清貧」のイランは常にパレスチナ抵抗と連帯/Greedy Saudi, Honest poverty Iran』

 引用文献
  ・2019/06/02付・Viewpoint:『パレスチナ和平経済会合を「失敗する運命」と酷評するイスラエル紙』
  ・2019/06/02付・TBS NEWS:『トランプ氏の中東和平案は「不可能」、米国務長官が異例の見解』
  ・2019/06/23付・日本経済新聞:『パレスチナ支援へ「10年で5兆円投資を」 米が新計画』
  ・2019/06/23付・ParsToday日本:「バーレーンでの反パレスチナ会合開催への強い反対が継続」
  ・2019/06/24付・ParsToday日本:『パレスチナ自治政府議長、「世紀の取引は結果に至らない」』
  ・2019/06/24付・REUTERS日本:『イラン、米の中東支援計画「失敗する運命」と批判=通信社』
  ・2019/06/25付・朝日新聞:『パレスチナ議長、米の5兆円支援拒否 「政治解決が先」』
  ・2019/06/25付・ParsToday日本:「パレスチナで、マナーマ会合に反対する大規模なデモが実施」
  ・2019/06/25付・ParsToday日本:『パレスチナ自治政府、「バーレーン会合は失敗する」』
  ・2019/06/26付・ParsToday日本:『パレスチナ抵抗運動ハマス、「パレスチナは売り物にあらず」』
  ・2019/06/27付・AFP BB NEWS日本:「オマーンがパレスチナに大使館開設へ 湾岸アラブ諸国で初」
  ・2019/06/27付・日本経済新聞:「パレスチナ支援会議、資金拠出表明なし 割れるアラブ」
  ・2019/06/29付・ParsToday日本:『聖地ベイトルモガッダスで、イスラエル軍との衝突により、パレスチナ人80人負傷』
  ・2019/07/02付・PressTV:「Israel to open foreign ministry office in Oman, Mossad chief says」
  ・ウィキペディア:「檄 (三島由紀夫)」


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