狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

イラン核合意・米のみ撤退(1):大量破壊兵器を使って来た米国と現イスラエルこそが「悪の枢軸」/Iran nuclear deal, US & Israel are just "Evil-Axis"

2018-07-17 23:08:41 | イラン2012~2019
 

 

 

 出典:INDEPENDENT「Al Quds Day: Protesters burn flags and chant 'death to Israel' at annual rallies held across Iran」

 イラン核合意アメリカのみ撤退(1)
  大量破壊兵器を大量に使って来たアメリカと現イスラエルこそが「悪の枢軸」
   孤立化していくアメリカと現イスラエル
 Iran nuclear deal
  US & present Israel are just "Evil of Axis powers" and isolationize


 5月8日
  アメリカのトランプ大統領は、2015年7月14日に最終合意に達した、イランとロシア、支那(中国)、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツとの6カ国協議による核合意から離脱する事を発表した。

 何故、イランの核兵器保有が認められず、現イスラエルの300発以上の核兵器保有は認められているのであろうか?。
 また同様に、何故、北朝鮮の核兵器保有が認められず、アメリカの何千発の核兵器保有が認められているのか?
 そして、核兵器のみならず化学兵器と生物兵器をも所有し、今までにその大量破壊兵器を大量に使って来たのは、アメリカと現イスラエルである。アメリカと現イスラエルこそが、「悪の枢軸」である。
 その様に、世界は決して公正・公平では無いのであるが、イランと現イスラエルに関して言えば、アメリカが「ユダヤ」と現イスラエルに支配されている事から、明らかに現イスラエルの肩を持っている事が言える。
 また現在のトランプ政権は、オバマ前政権とは異なって「ユダヤ・ファースト」、「イスラエル・ファースト」である為に、今までよりもより一層の現イスラエルに偏向する事となっている。
 元々、現イスラエルを認めず、反米、反イスラエルを国是として来たイランと、イランを敵視して来た現イスラエル。アメリカは、支配されているユダヤやイルミナティの意向に沿って、イランとの戦争を企む。
 しかし、今回のアメリカのイランとの核合意離脱は世界各国の反発を招き、アメリカに賛同するのは現イスラエル、サウジアラビア、バーレーンのみとなっている。アメリカと現イスラエルは、今後、益々、世界の中で孤立化していく。
 アメリカは、やる事成す事殆どが「失敗」だらけであり、やる事成す事殆どがアメリカと現イスラエルの期待・希望に反する「逆効果」となっていく。

 5月2日
  アメリカでのポリティコとモーニング・コンサルトによる共同の世論調査の結果
   56%が核合意を支持、26%のみが核合意に反対

  アメリカのモニツ元エネルギー長官(核協議団のメンバー)
   「アメリカの核合意離脱は悲劇をもたらす」

  日本の安倍総理大臣
   「日本政府は今後も核合意を支持する」
   「この合意は中東の安定の助けになると考えている」

 5月5日までに
  ロシア政府
   「核合意における利益のバランスが崩れることは、国際的な安全保障と核不拡散システムに深刻な結果をもたらす」
   「理由のない、国際社会の意思に違反した核合意の破棄は、朝鮮半島の核問題の平和的な解決に向けた努力に影響を及ぼす」
   「アメリカによる核合意の離脱と破棄は、確実に世界の平和と安全に深刻な結果をもたらす」

  ロシア外務省のイェルマコフ不拡散・軍備管理局長
   「(アメリカの核合意離脱は、)核合意違反であり、我々は核合意の実施を続ける」
   「アメリカが核合意に違反した場合、世界各国はアメリカに制裁を課すべきだ」

  フランスのドラットル国連大使
   「核合意は世界の平和と安全の維持に向けた確実な方法であり、フランスの優先事項と要求は、核合意の維持だ」

  スウェーデンのスカウ国連大使
   「スウェーデンも核合意を支持する」

  ドイツの新聞
   「イランとの核合意の終焉はドイツ経済に打撃を与えることになり、ドイツの重要な輸出市場のひとつが失われることになる」

  アメリカの新聞ボストングローブ
   「アメリカのケリー元国務長官が、この数週間、核合意を維持するために、大規模なロビー活動を行っている」

 5月6日
  イランのヴェラーヤティ最高指導者国際担当顧問
   「アメリカが核合意を離脱すれば、イランは状況に応じた対応を取る」
   「アメリカが核合意を巡る問題の中でどのような決定を下しても、それに対応するイランの道は開かれている」
   「アメリカが核合意から退いたり、新たな政治ゲームを展開し、イランのしかるべき利益が奪われることになれば、イランは、アメリカが押し付けようとする状況に即した形で対応し、彼らを後悔させるだろう」
   「(地域の最大の問題はパレスチナ問題だとし、)残念ながら、20世紀初めに、一部の地域の裏切り者が、イギリスと共に、シオニストのパレスチナ占領に協力したのと同じように、現在も、一部の地域の反動的な政府、特にサウジアラビアが、アメリカ大使館のベイトルモガッダス・エルサレムへの移転に関してアメリカに協力している」
   「アメリカ大使館のベイトルモガッダス・エルサレムへの移転は、イスラム教徒の最初のキブラ・礼拝の方角であり、イスラム世界のものである、この聖地の占領を完成させるものだ」
   「イスラエルとシオニスト政権は、間違いなく衰亡に向かっている。シリアやその他の国への干渉により、このイスラエルの衰退が遅れることはないだろう」

 5月7日
  イラン外務省のガーセミー報道官
   「核合意の離脱は容易にできることではない」と語りました。
   「あらゆるシナリオが想定されており、アメリカは核合意の離脱により大きな代償を支払うことになる」と述べました。
   「アメリカの約束違反は目新しいことではないが、アメリカの核合意の離脱は、アメリカとの約束には確証をもてないという、よりはっきりとしたイメージを示すことになる」
   「イランははじめに核合意に違反する国にはならない。一方で、今後、この合意がイランにとっての利益にならなければ、これに関して決定を下すことになる」
   「(核合意に関するイランとヨーロッパの新たな合意を否定し、)最近イタリア・ローマで行われた協議は、イエメン危機の政治的解決に至るためのイランとヨーロッパ4カ国のミュンヘン安全保障会議を引き継いだものだった」

 5月8日
  アメリカのトランプ大統領は、2015年7月14日に最終合意に達した、イランとロシア、支那(中国)、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツとの6カ国協議による核合意から離脱する事を発表した。

  EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表
   「EUは核合意を維持する」
   「イランとの核合意は12年に及ぶ外交的成果であり、全ての国のものだ」
   「(イランの政府関係者に対して、)この合意が危害を加えられるのを許してはならないとしました。」
   「これまで、IAEA国際原子力機関は、10回の報告の中で、イランの核合意遵守を強調してきた」
   「EUはイランにおけるヨーロッパ企業の投資を支援する」

  イギリスのメイ首相、ドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領
   「核合意は国連安保理によって、決議2231の中で、全会一致で採択されたもので、ヨーロッパ3カ国にとって重要だ」
   「核合意を維持することを守る」

  国連のグテーレス事務総長
   「核合意は地域と世界の平和と安定を促進する大きな成果だ」

  ロシア外務省
   「イランは核合意を完全に守っていた」

  シリア外務省
   「世界中で緊張を高めるもので、強く非難する」
   「米国の敵対的態度による影響をイランが克服すると確信している」

  トルコの大統領府報道官
   「米国の一方的な決定は新たな紛争と不安定を招く」

  イタリア、ノルウェー、オーストリア、ベルギー
   「イラン核合意を支持し、その維持を強調」

  アメリカ民主党上院議員
   「核合意の離脱はアメリカ政府の戦略的なミスだ」

  イスラエル、サウジアラビア、バーレーンのみ
   「アメリカの核合意離脱に対する支持を表明」

 参考文献
  ・2018/05/03付・ParsToday日本:「アメリカの人々の核合意支持が最も高い割合に」
  ・2018/05/03付・ParsToday日本:「安倍首相、日本の核合意支持を強調」
  ・2018/05/05付・ParsToday日本:「世界各国が核合意の支持を継続」
  ・2018/05/05付・ParsToday日本:「核合意破棄に関するロシアの警告」
  ・2018/05/07付・ParsToday日本:「イラン最高指導者顧問、『アメリカが核合意を離脱すれば、イランは対抗する』」
  ・2018/05/08付・ParsToday日本:「イラン外務省、『アメリカは核合意を離脱すれば、大きな代償を支払う』」
  ・2018/05/09付・ParsToday日本:「アメリカの核合意離脱に世界的な反発」
  ・2018/05/09付・時事通信:「サウジ歓迎、シリアは非難」


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