狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

イラン人女性のヘジャブ着用の敬虔・貞節、西洋の堕落したリベラリズムに抵抗する保守的民主主義/Iranian devout-virtue-fidelity resist Corrupt West

2018-05-08 16:31:09 | イラン2012~2019
 


 Iranian devout-virtue-fidelity resist Corrupt West
  イラン人女性のヘジャブ着用の貞節
   家庭の基盤
    アイデンティティ、文化の独立遵守  
     西洋の堕落したリベラリズムに抵抗するイランの保守的民主主義   
      西側欧米の人権侵害を伴う二重基準


 イラン・イスラム共和国は、多種多様性を尊重され、少数民族や伝統的宗教、少数派を保護され、とても寛容に優れた国であられる。
 イランでは、イスラム教を基として、女性は頭に「ヘジャブ」の着用が義務付けられ、外出時や人前では髪の毛を出来るだけ隠さなければならない。また、スカートも膝下長めのものを着用しなければならない。
 イランと友好、協力関係にあるロシアでも、特にキリスト正教会のミサにおいては、殆どの女性信者の方々が、「ベール」や「スカーフ」で頭の髪の毛を覆い隠しておられる。
 そして、イランもロシアも、軸でありメイン、中心である、それぞれイスラム教、ロシア正教以外の、少数派の伝統的諸宗教を篤く保護している。共に、多様性を尊重しておられる。
 また日本でも、アメリカナイズされていなかった戦前は、「和服の着物」の着用が多かった。イスラム教の全身を覆うヘジャブと同様に、日本の和服の着物も全身を隠す。
 大東亜戦争中にアメリカによって原爆を落とされた、日本の長崎に在るカトリック教会のミサに礼拝に出られる女性信者の方々も、殆どが「ベール」や「スカーフ」で頭を覆っておられる。
 カトリックの修道院のシスターたちも、イスラム教徒とほぼ同じ、頭と全身を隠す様な服装をしておられる。
 そして、世界中の仏教の僧侶達は、髪の毛を隠すどころか、男性も女性も頭の髪の毛を剃って無くしてしまい、「坊主頭」、「丸坊主」となっておられる。
 イスラム教においての「ヘジャブ」は、預言者ムハンマドが、女性の美しい部分を隠すように求めたことから始まった習慣とされるらしい。
 「ヘジャブ」や「ベール」、「スカーフ」は、敬虔、貞節、貞淑、貞操、純潔、節操、上品を守り表すものである。特に、創造主、唯一の神様に向き合う上で、日々、罪を犯している自分の恥ずかしさ、小ささを自覚して、謙り(へりくだり)、神様に対しての謙遜と従順を表しているのである。そして、欲望や誘惑、この世的なものを遠ざけ、信仰心を固く守り通す為のものである。更に、修養、修業、修行を行い続ける為のものでもある。その意味では、仏教の女性の僧侶の様に、「坊主頭」や「丸坊主」は、女性にとっては究極のものであろう。
 それらと引き換え、西側欧米は、なんと退廃、堕落、乱れている事であろうか。基準、節度が引き下げられる一方である。日本もアメリカGHQ(連合国最高司令官総司令部)に占領されてから以降の戦後の今日まで、アメリカ化されると共に風紀や道徳が「自由の履き違え」の下、「リベラリズム」の下、崩壊して来た。イランにおいてのイスラム教とコーラン、ロシアにおいてのキリスト正教会と新約聖書という軸・規範、そのどちらにも共通する旧約聖書の規範が在る一方で、日本には神道という習慣的な存在として曖昧には存在するものの、はっきりとした規範が無い。その規範の存在が退廃化への歯止めとなり、伝統や文化を護る事となる。規範の存在は、人の生き方、考え方、捉え方、判断の仕方、思想を創る。

 3月8日
  イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
   「(西側諸国の女性の政治家の多くが、行政問題の中で暴力や悪用に直面している問題について、)イスラムは、イスラム的な装いであるヘジャーブにより、この問題をシャットアウトしている。このため、イスラム的な装いのヘジャーブは、女性を守る手段である」
   「女性のアイデンティティと文化の独立という旗は、イラン人女性の手に握られている」
   「イラン人女性は、ヘジャーブを守ることで、自らの文化やアイデンティティの独立を世界にアピールしており、女性がヘジャーブの着用と貞節を遵守することで、身内以外の強欲な男性による悪用から身を守り、社会に積極的に参加し、プラスの役割を果たせることを示している」
   「(家庭の基盤を侮辱し、男性が存在するあらゆる場所に女性も存在することが性的な平等であると主張する人々を批判し、)これは女性やその尊厳、人格に対する背信行為である」とし、「女性は、尊敬されるべき存在であり、何人も社会に置ける女性の存在や就学、社会的な責務の受諾に反対していない」
   「今日、イラン人女性が最高の学者や文化界の要人の仲間入りをしていることは、イスラム革命のなせる業である。それは、革命前にはこのような状態ではなく、文化や学術の分野で優れた女性の数は非常に限られていたからだ」

 3月8日、イランの首都テヘランで開催された国際女性デーに際した祝辞
  イランのザリーフ外務大臣
   「女性は暴力と過激主義に反対する世界的な運動を導く上で最もふさわしい存在だ」
   「イランの女性・家庭問題担当副大統領の主催による、持続可能な平和と安全、国際女性に関する会合に参加できたのは栄誉だった」

 3月8日の会談
  イラン全国監査機構のセラージ長官
   「人権分野における西側諸国の政策は、矛盾をはらんだ欺瞞的なものだ」
   「ヨーロッパの機関や国際機関、そして国際社会がミャンマーやそのほかの一部地域での人権侵害に注目していないことは、人権政策における矛盾の実例である」
   「(人権政策における)イランと日本の協力はきわめて重要である」
   「日本のオンブズマンとの相互協力に関する合意内容の実施、そして講習会の実施(を強調)」 
  日本の上川陽子法務大臣
   「日本は、イランとの相互関係に特に注目しており、この関係確定におけるイラン全国監査機構と日本のオンブズマンの協力を支持する」

 3月10日、スイス・ジュネーブでの第37回・国連人権理事会ハイレベル会合への参加前
  イラン司法府人権本部のモハンマド・ジャヴァード・ラーリージャーニー書記
   「欧米諸国は、自ら犯罪を引き起こしていることから、人権について語る資格はない」
   「西側諸国は、数百万人もの人々の人権を侵害し、彼らの人権を無視している」
   「イランは、人権を侵害する行為には非常に敏感であり、博愛主義や人権擁護を主張している欧米諸国の侵害行為の事実を暴いている」
   「イエメンでは多数の人々が殺害されており、数百万人が飢餓に瀕している。だが、現実にはイエメンの権利の侵略者が支持されている」
   「イランは、人権分野で成功した経験を持っており、西アジアにおける民主主義の大きなより所である」

 3月12日、同会合で、
  ラーリージャーニー書記
   「イランは、西アジア地域で最大かつ、最も重要な民主国家であり、イランの人権状況に関する特別報告者の任命は、ダブルスタンダードに端を発する、不当で論理にそぐわない措置である」
   「イランは、わが国の人権状況に関する特別報告者の任命には反対であるが、国連人権理事会の採決を尊重すべく、全ての特別報告者と非常に建設的な関係を持っており、イラン人の専門家は、数多くの会合において様々な問題について意見交換を行ってきた」
   「人権分野での建設的な対話を阻んでいるのは、アメリカを初めとする西側諸国のダブルスタンダードな行動であり、彼らの主張する人権は、人種や宗教、政治家の意見に左右されており、パレスチナやイエメン、シリア、アフガニスタンにおける子供を含めた多くの人々に対する犯罪行為は、この西側諸国の人権面での威信に全く影響していない」
   「(人権擁護を名目に国連が危険性の高いテロリストを支援していることを批判し、)今や、全ての国が自由な人権を目指して世界規模での運動を起こすべきであり、人権という旗が最大の犯罪を起こしている国や人々の手に握られることを許してはならない」
   「国連の人権特別報告者は、中東での犯罪に加担しているアメリカやシオニスト政権イスラエル、イギリスといった国のために選ばれるべきだ」

 本ブログ過去の関連記事
  ・2012/12/28付:「イラン、ペルシヤの寛容」
  ・2017/12/27付:「トランプ政権に送るエルサレムをイスラエル首都承認に対する世界の抗議撤回要求声明の数々(14):「パレスチナはイスラムの最重要課題」、寛容のイランでも創造主と同様に悔い改めない傲慢なイスラエルは赦さない」
  ・2018/03/11付:「イランの言い分が伝えられず、「ユダヤ」支配の欧米メディアは印象操作で全世界を覆う:Iranian say isn't introduced、"Jew's media" rule the world」
  ・2018/03/20付:「イランに対する米英NATO・イスラエル・サウジによる「陰謀の失敗」ー "failure of conspiracy" by US, UK, NATO, Israel & Saudi, to Iran」
  ・2018/04/07付:「イラン:「シオニスト政権イスラエルに対する『神の道における戦い』こそが実を結ぶ」「米国の『大言壮語』が実を結ぶ事はない」Retaliation from the Lord to Israel & US」
  ・2018/04/08付:「『イランの防衛力は抑止力であり、国を防衛するためのものだ』Iran has deterrent as defense capacity against foreign invasion」
  ・2018/04/08付:「イランのファッション:敬虔、貞淑、貞節 ― Fashion of Iranian women is devout, virtue, and fidelity」

 引用文献
  ・2018/03/09付・ParsToday:「イランイスラム革命最高指導者、『地域におけるイランの存在は、欧米諸国には関係ない』」
  ・2018/03/09付・ParsToday:「イラン外相、『女性は暴力と過激主義に反対する運動を導く上で最もふさわしい存在』」
  ・2018/03/09付・ParsToday:「イラン監視機関長官が、西側諸国のダブルスタンダードな人権政策を批判」
  ・2018/03/10付・ParsToday:「イラン、『欧米諸国は、人権について語る資格なし』」
  ・2018/03/13付・ParsToday:「イラン司法府人権本部書記、『イランは西アジア最大の民主主義国』」

 参考・関連動画
 



YouTube: Irán - Ciudad de Isfahán
イラン - イスファハン市

YouTube: Iranian Christians celebrate birth of Jesus Christ

 



YouTube: Irán - 1. La vida rústica 2. Restaurantes de Teherán 3. Aspectos de Irán
   : Jardín de Dolat Abad

ラン - 1.素朴な人生 2.テヘランのレストラン3.イランの側面:Dowlat Abad Garden

YouTube: Russia: Hundreds attend Christmas Eve mass led by Patriarch Kirill

 
YouTube: Irán - Festival Nacional de Ash
イラン - 灰の国民祭


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