「曖済證文之事」第七頁、
解読 田并上村庄屋 常蔵 殿
同村肝煎 曽之右衛門殿
同村 惣百姓中
右之通我々挨拶を以双方得心之上
相済候處、相違無御座候 已上
読み 右の通り、我々挨拶を以て双方得心の上
相済み候処、相違御座無く候。已上
解説 「我々」・・・説明が無ければ読めません。 次は「挨拶を以」・・・我々が仲裁をして。「挨拶」・・・仲裁。 「得心之上」・・・「納得の上で」。「得」は読みにくいが、昨日も「納得」と言う熟語で出ました。 「相済候處」・・・「済」の右下が「候」です。「處」は教えて貰わねば分からない字です。「相済まし」と読んでもよい。 「無」も難解。 「已」・・・ここでは「己」に見えます。「已」・・・い。 「己」・・・き。 「巳」・・・み。この三つの字の違いを覚える事。 本文書は、田並浦から田並上村宛になっています。お互いに、同じ文書を相手宛に出している可能性が有ります。
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