古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第六章 鯨方一条・その二十八

2011年09月13日 10時05分18秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

鯨方一条第十二ページ(上の写真の三行目から)

解読

在候儀ニ御座候当組之儀者御案内被下候

通従来之難渋処ニ而御手入等色々奉戴

読み方

在り候儀に御座候。当組の儀は、御案内下され候

通り、従来の難渋処にて、お手入れなど色々戴き奉り

解説 「当組之儀者」・・・儀の次の字は「者」で変体仮名の「は」です。「私どもの組の内情は」、「御案内被下候」・・・ご案内の次に読みにくいですが、「被」「下」「候」と三文字あります。 「従来之難渋処」・・・昔から生活に困っている場所。 「ニ而」・・・にて。 「御手入」・・・手を入れて助けること。この場合は、藩の援助。 「ホ」・・・「等」の崩し字です。 「色々」・・・読むのは難しいです。 「奉戴」・・・「戴き奉り」と読む。


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