古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十五章 御納所儀定書付 其の六

2014年12月28日 06時15分00秒 | 古文書の初歩

「御納所儀定書附」第二頁、上の記名宛名欄全て

解読   安政三年辰十二月  本人 藤兵衛

                    受人 定助

                    同口大川谷組頭 与助

            庄屋 浅蔵 殿

            肝煎 常吉 殿

読みは省略

解説 「安政三年」・・・「安」が読みにくい。平仮名の「あ」の元字です。安政三年は、江戸時代末期、明治維新まで十二年です。 「藤兵衛」・・・三文字ともに読むのは困難です。 「受人」・・・保証人の事。「受」は読めません。 「同口大川谷」・・・田並上村を流れる田並川は、大川谷と小川谷と二つの川が合流して田並川になりますが、大川谷は西側の川になります。「同」は右に同じ「受け人」で、「口大川谷」は入り口部分の大川谷の事。「口大川谷」で一つの組を形成していた事になります。この読み方には異論が有るかも知れません。 「組頭」・・・「組」も「頭」も難解。組の代表者。 「庄屋」も「肝煎」も「殿」も読むのは困難ですが、推定出来ます。 「常吉」も難解。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿