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古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十章 地震津浪乃記・その十一

2012年02月07日 09時18分27秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

地震津浪の記第三ページ(上の写真の二行目~三行目)

解読    長嶋同様溺死百人餘、其外浦々人家流亡多く溺

       死人も夥しト云。夫より志州勢州三河遠江駿河等

読み方  長嶋同様、溺死百人餘。其の外浦々人家流亡多く、溺

       死人も夥しと云う。夫れより、志州・勢州・三河・遠江・駿河など

解説   長嶋は現在は合併して三重県北牟婁郡紀北町長島区となっています。本文では「長嶋」となっていますが、「長島」が正しい。三重県尾鷲市の北東隣りです。 「長嶋同様」とは、長嶋も尾鷲と同様ひどかったと云う意味。 「夥しト云」・・・「夥し」は多いと言うこと。「おびただしい」と読む。 「志州」・・・「志摩」の国、志摩藩。 「勢州」・・・伊勢の国。伊勢藩。「勢州」の脇の様な崩し字は「州」です。形で覚える字です。同じ文章で続いているのに、何故使い分けるのか理解出来ません。


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