古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十九章 山火事に付き願口上控 その二十一

2013年10月28日 05時57分20秒 | 古文書の初歩

 

「霞ヶ谷山火事ニ付願口上控」第七頁、上の七、八、九行目

 

解読 八日之夜有田上村領 三好谷より出火有之

    折節其夜者大東風

読み 八日の夜、有田上村領、三好谷より出火これ有り、

    おりふし其の夜は大東風 

解説 「八日」・・・「日」は簡単な字ですが、読むのは困難です。 「有田上村領」・・・「有」も「田」も難しいですが、もう慣れた事でしょう。「領」も形で覚える。 「出火有之」・・・出火これ有り。 九行目最初は「折節」です。『おりふし』、ここの意味は、「偶々『たまたま』。ちょうど其の時。 「其夜者」・・・其の夜は。「其」も「者」も何度も出ますからもうお分かりでしょう。今日は比較的簡単でした。


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2 コメント

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御指導願いたい (田尻 睦)
2013-10-28 16:57:53
やっと巡り会いました。私、還暦を迎えて1年になります。
以前から自分の郷土史に興味があり、古文書のコピーも
入手していますが、何分教えていただく方を存じ上げません。このブログを拝見致しまして、逐一解説されていること
を読ませていただき、感服しております。地元の歴史資料
館に行き勉強もした時期もありましたが、今はその時間が
とれず、自宅でインターネットたよりに古文書を解読しており
ます。ぜひとも、お教えをお願いしたのですが・・・
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お返事 (管理人)
2013-10-30 09:23:40
このブログを見て戴いたそうで、有り難うございます。コメントを入れて下さるのが励みになります。
開設の際、冒頭で述べました様に、私自身で古文書を解読し、他の人に教える力は未だありません。このブログは、私が習った古文書の解読を、興味をお持ちの方にお伝えして、少しでも拡げて行きたいと言うのが趣旨で始めたものです。私が習った範囲で解る事は、惜しげ無くご披露致しますので、今後ともご愛読・ご勉強下さい。なお、「解説」欄は私独自の解釈で行っています。疑問の点が有りましたら、いつでもコメントでご意見をおっしゃって下さい。
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