古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十九章 山火事に付き願口上控 その二十五

2013年11月01日 07時24分54秒 | 古文書の初歩

 

「霞ヶ谷山火事ニ付願口上控」第九頁、上の一、二、三行目

 

解読 申候。前文之通大東風ニて 当村中江火を吹散し

    人家危、川より東平之

 

読み 申し候。前文の通り、大東風にて 当村中へ火を吹き散らし

    人家危うく、川より東平の

 

解説 「前文之通」・・・前に書いた様に。「通」は読むのは困難です。 「東風」の次の小さい字は「ニて」。大東風で。 「当村中江」・・・当村じゅうへ。 「吹散し」・・・吹き散らし。二回目です。 「人家危」・・・人家危うく。「危」の送りがな「ク」が洩れています。 「川より東平之」・・・田並川の東側(有田寄り)の平地の(者は)。


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