古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十三章 詫一札之事 其の十四

2014年12月01日 04時30分40秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第三頁、上の七~八行目

 

解読 ニ被成下候段、難有仕合奉存候。下済

    之儀ニ付加條之儀者、奥書之通堅相(守り)

読み (下済み)に成し下され候段、有り難き幸せに存じ奉り候。下し済み

    の儀に付き加條の儀は、奥書の通り堅く相(守り)

解説 「ニ被成下」・・・下から返って「に成し下され」。 次は「候段」・・・下し済みにして下さいました事は。 「難有仕合」・・・有り難き幸せ。 「奉存候」・・・存じ奉り候。たいへん難しいですが、流れで読みましょう。 「下済之儀ニ付」・・・承認済みの件について。 「加條」・・・条文を加える事。 「加」の崩し方に注意。 「之儀者」・・・の件は。 「奥書之通」・・・文書の最後に書いている通り。「書」の崩しに注意。 「堅相」・・・堅く相(守り)。「堅」も難解文字です。 


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