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古文書の初歩の学習

第十九章 山火事に付き願口上控 その五十五

2013年12月01日 06時07分27秒 | 古文書の初歩

 

「霞ヶ谷山火事ニ付願口上控」第十九頁、上の一~三行目

 

解読 且又右八日之夜三好谷 出火之節も有田上村藤

    三郎忰藤兵衛と申仁外ニ

 

読み 且つ又右八日の夜三好谷 出火の節も有田上村藤

    三郎忰藤兵衛と申す仁他に

 

解説 ここは比較的簡単で、説明不要と思います。有田上村の次の字は「藤」で、「三郎」と続きます。「藤三郎」。 「忰」も問題無しと思いますが、念のため「忰」の読みは『せがれ』息子の事。「リッシンベンでもニンベンでもかまいません。古くは、息子も娘も「悴」「倅」と呼んだようです。 次は「藤兵衛」と書いている様です。これは難しい。「兵衛」はどうしても読めません形で覚えると言っても無理です。串本町史に倣って「藤兵衛」と読んでおきます。 

その他は問題ありません。 


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