失礼しました。何とか回復出来ました。其の十三(再)として続けます。
「霞ヶ谷山火事ニ付願口上控」第五頁の一、二、三行目
解読 勿論聞付候事も無御座 ニ付、其通り返事被致候
よしニ御座候。然処有田(上村)
読み 勿論聞き付け候事も御座無し に付き、其の通り返事致され候
由に御座候。然る処、有田(上村)
解説 「聞付」の次は「候」です。 「事も無御座」・・・事も御座無し。 二行目最初は文の流れからは、「候ニ付き」の方がよいのですが、どうしても「ニ」にしか見えませんので、「御座無しニ付き」と読みました。「文意」・・・勿論、そう言う事を聞きつけた事も無いので。 「其通り」・・・ここも読むのは難しい。 「返事被致候」・・・返事致され候。 三行目最初は、「よしニ」・・・由に。 次の「御座」も読むのは困難です。「座」の次の小さな点が「候」です。 「然処」・・・然る処。そう言っているところに。 「有田」・・・次行の「上村」へと続きます。「有」は難解文字です。古文書では、「有之」・・・これ有り。と言う慣用句で常に出ますので、しっかり覚えましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます