「霞ヶ谷山火事ニ付願口上控、第十七頁、上の七~九行目
解読 無之右者永々之照續キ 此上之用心も悪敷等閑ニ
差置かたく義ニ付又々
読み (返事も)これ無く、右は永々の照り続き この上の用心も悪しく等閑に
差し置き難く義に付き、又又
解説 「無之」・・・下から返って「これ無く」。 「右者」・・・右は。「右」は難しいですが、出る回数も多いので、慣れましょう。 「永々の照り続き」・・・永い日照り続き。「續」は「続」の旧字体。 「此上之用心」・・・「此」と「用」が難解です。 「悪敷」・・・『あしく』、難儀である。 「ホ閑ニ」・・・等閑に。『とうかんに』おろそかにする。なおざりにする。「ホ」の様な字は「等」。 「差置かたく」・・・『さしおきがたく』これも難しい。 「義ニ付」。なおざりにもして置けないので。
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