古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十七章 潮岬会合 その八

2013年03月14日 08時41分18秒 | 古文書の初歩

 

 

潮岬会合「乍恐言上」第二ページ、上の画像の七~八行目

 

解読 網代之由新規ニ申掛迷惑仕候。尤瀬嶋と申

    所ニ餌鰯御座候をハ、近年より在所衆留メ申候へ共

読み 網代の由新規に申し掛け、迷惑仕り候。尤も瀬嶋と申す

    所に餌鰯御座候をば、近年より在所衆留め申し候えども

 

解説 「網代の由」・・・網代と言う理由の無い所を網代だと。 「新規に申し掛け」・・・新しく言い張り。 「迷惑」は二度目です。 「瀬嶋」・・・大島の通夜島にある島の名前。 「嶋」の山偏が欠けています。 八行目の最初は「所」。 「餌鰯御座候をば」・・・瀬嶋という島に餌の鰯があるのを。 「近年より」・・・数年前から。 「在所衆」・・・浦の人たち。在所の人々。 「留め申候へ共」・・・捕らせなかったけれども。


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