「漂流外国物語」第百四ページ、上の五~六行目
解読 等被下候。冬向ニ相成、布子壱ツ被下候。
揚り屋ニ居候間ハ毎日紙代三文煙草代六文ツゝ
読み 等下され候つる冬向きに相成り、布子一つ下され候。
揚り屋に居り候間は、毎日紙代三文、煙草代六文づつ
説明 ここは薄くて読み辛いですが、「等被下候」・・・など下され候。 「布子」・・・昔の衣類で「木綿の綿入れ」。別の言い方をすれば、「綿の入った長着」。冬用の衣類の事です。 「壱ツ被下候」・・・薄くて読みにくい。 「毎日」・・・ここは字が濃いので読みにくい。 「三文」・・・「文」『もん』は小銭の単位です。