古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十三章 詫一札之事 其の十二

2014年11月29日 05時57分48秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第三頁、上の三~四行目

 

解読 稲吉様四人衆中様頼入奉誤入候處

    在内ニ者表向郷御役所江も願出、御

読み 稲吉様四人衆様、頼み入り誤り入り奉り候処、

    在内には表向き郷お役所へも願い出、御

解説 「様」の崩し方の種類は多い方ですが、本文の「様」は少し変わった形で、読むのは困難です。 「四人衆中様」・・・四人の皆様。 「頼入」・・・切に頼むこと。頼みこむ事。これも読みにくい字です。 「奉誤入候處」・・・「誤」も読めませんが、文意からすると、「謝入」が正しいと思われます。謝り入りましたが。 「在内ニ者」・・・村の内には。 「郷御役所」・・・村の役所。 「江」・・・「へ」。 「願出・・・「出」も難しい。