古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十二章 乍恐奉願 口上 其の三

2014年11月04日 09時49分24秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願 口上」第一頁、上の五~六行目

 

解読 仕候之處、去ル冬頃より家出仕今以宿元返り

    不申候故、悪心者故段々五人組合人より願出心当り

読み 仕り候の処、去る冬頃より家出仕り、今以て宿元帰り

  申さず候故、悪心者故段々五人組合人より願い出心当たり

解説 (申し聞かせ)「仕候之處」・・・申し聞かせたが。「候之處」の「之」は不要と思いますが、この筆者の癖かも知れません。 「今以」・・・今に至るも。未だに。 「返り不申候故」・・・「返る」は「帰る」と同じ使い方をします。帰らないので。「故」の崩しは形で覚える。すぐ下にも出ます。 「悪心者故」・・・悪い事をする性格の人間なので。 「段々」・・・この字も教えて貰わねば読めません。 「五人組合人」・・・五人組の事。「五」が読みにくい。 「願出」・・・「出」も難解です。

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