古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十三章 詫一札之事 其の四

2014年11月20日 05時48分02秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第一頁、上の七~八行目

 

解読 道端能柿の木つり置候處、下地山人

    多人数ニ而被見、尚又在内人々見而(与り)

読み 道ばたの柿の木吊り置き候処、下地山人

    多人数にて見られ、尚又在内人々見て(より)

解説 「道端」・・・これはちょっと読めません。「道」という字の崩しは、最も難しい字の一つです。形で覚えるより外有りません。 「能」・・・これも読めませんが、「の」の変体仮名です。 「柿之木つり置候處」・・・柿の木へ吊っておいたところ。 「下地山人」・・・下浦の山仕事をする人。 「多人数ニ而」・・・多くの人に依って。 「被見」・・・見られ。これも読むのは困難です。 「尚又」・・・これは易しい。 「在内」・・・村に居る。村内の。 「人々見而」・・・村内の人々も見て。 

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