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フェリックス・シュトルム対ロナルド・ハーンズ(2011/02/19)

2011-05-30 17:51:54 | ボクシング

WBAミドル級タイトルマッチ

WBAミドル級王者のフェリックス・シュトルム選手(Felix Sturm)に米国のロナルド・ハーンズ選手(Ronald Hearns)が挑んだ一戦は王者の地元ドイツで行われ、シュトルム選手が7回TKOで勝利してタイトル9度目の防衛に成功した一戦でした。

ダブル、トリプルで繰り出す左ジャブを忙しく突いていく挑戦者のハーンズ選手なのですが、踏み込みが半歩足りないのかシュトルム選手が高く掲げるブロックを弾くのみで攻撃がなかなか有効に機能しません。
逆にシュトルム選手がしっかりと相手を見定めながら放つジャブはハーンズ選手に比べて数は少ないですが正確に挑戦者の顔面をキャッチしていきます。
当てることよりも自らのリズムを作る意図もあったと思われるハーンズ選手の連続ジャブ攻撃だったのですが、要所で強く当てられるシュトルム選手のジャブがそれも阻み、挑戦者はどんどん追い詰められていきます。
シュトルム選手が徐々にプレスを強めていくにつれてロープ、コーナーを背負う場面が増え、ジャブに加えて右ストレート、左フックの被弾も増えたハーンズ選手。7回にコーナーに詰まった場面で王者のワンツーで動きを止められ、すかさずフォローされた右ストレートで大きくよろけた場面でレフェリーが割って入って試合は終わっています。



最初にタイトルを掴んだのが03年。その後2度の陥落を経た後07年に3度目のタイトル獲得を果たしてから約4年、気がつけば9度目の防衛。マルチネス選手なんかとのビッグマッチは現状では無理でしょうが、ゴロフキン選手やリー選手、あるいはゲール選手あたりとの渋い好カードが見たいところです。
(次戦は6月に英国のマシュー・マックリン選手とやるみたい)

シュトルム選手は35勝(15KO)2敗1分。ハーンズ選手は26勝(20KO)2敗。


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