WBOウェルター級王座決定戦
元2階級制覇のプエルトリカン、ミゲル・コット選手(Miguel Angel Cotto)の昨年7月に喫した初黒星からの再起戦は英国のマイケル・ジェニングス選手(Michael Jennings)を相手に空位のWBO王座決定戦として行なわれ、コット選手が5回ストップで完勝し再起に成功すると共にW級王座に復帰しています。(体格比較)
コット選手にとっては208日ぶりのリングとなったこの日の試合。マルガリート選手に心身ともにボロボロにされた末の敗北によるダメージ、特に精神面での影響を心配した試合前でしたが、杞憂に過ぎませんでした。
非常に落ち着き払った様子のコット選手。
身長・リーチでのアドバンテージを生かすべくジャブ・ワンツーを伸ばしながら動くジェニングス選手ですが、逆にコット選手のリターンジャブが英国人の顔面を正確に弾きます。ジェニングス選手の攻撃を上手くかわし殺しながら自らの攻撃を正確にヒットし続けるコット選手の上手さが終始光っていました。
4回には接近戦での攻防から左フックをジェニングス選手のアゴにクリーンヒットさせてチャンスを掴み、コーナーに詰めて再び左フックを今度はボディに決めてノックダウンを奪ったコット選手。このラウンドに同じ左フックボディでダウンを追加し、続く5回にもう1度ダウンを奪った後のストップでした。
最後はコット選手のプレスに対して逃げ場を失ったジェニングス選手が降参するかのようなフィニッシュでした。
4回に2度ダウンを奪った後の5回でも、じっくりと、しかし確実に獲物を追い詰めていった終始冷静だったコット選手の姿勢が印象的でした。
コット選手は33勝(27KO)1敗。ジェニングス選手は34勝(16KO)2敗。
試合動画(dailymotion)
Cotto Crushes Jennings, Captures WBO Welterweight Title(Boxing Scene)
Cotto wins WBO welter title!(Fightnews)
Cotto drops Jennings, claims WBO title(Yahoo! Sports)
Miguel Cotto Batters Jennings To Snatch WBO Crown(Boxing Scene)
Cotto victory an important first step(Dan Rafael,ESPN)
写真
Cotto stops Jennings in the fifth(Reuters)
Photos: Miguel Cotto Stops Michael Jennings in Five in MSG(Boxing Scene)
ミゲル・コット対アントニオ・マルガリート(2008/07/27)
ミゲル・コット対アルフォンソ・ゴメス(2008/04/12)
ミゲル・コット対シェーン・モズリー(2007/11/10)
ミゲル・コット対ザブ・ジュダー(2007/06/09)
ミゲル・コット対オクタイ・ウルカル(2007/03/03)
ミゲル・コット対カルロス・キンタナ(2006/12/02)
マイケル・ジェニングス対ロス・ミンター
元2階級制覇のプエルトリカン、ミゲル・コット選手(Miguel Angel Cotto)の昨年7月に喫した初黒星からの再起戦は英国のマイケル・ジェニングス選手(Michael Jennings)を相手に空位のWBO王座決定戦として行なわれ、コット選手が5回ストップで完勝し再起に成功すると共にW級王座に復帰しています。(体格比較)
コット選手にとっては208日ぶりのリングとなったこの日の試合。マルガリート選手に心身ともにボロボロにされた末の敗北によるダメージ、特に精神面での影響を心配した試合前でしたが、杞憂に過ぎませんでした。
非常に落ち着き払った様子のコット選手。
身長・リーチでのアドバンテージを生かすべくジャブ・ワンツーを伸ばしながら動くジェニングス選手ですが、逆にコット選手のリターンジャブが英国人の顔面を正確に弾きます。ジェニングス選手の攻撃を上手くかわし殺しながら自らの攻撃を正確にヒットし続けるコット選手の上手さが終始光っていました。
4回には接近戦での攻防から左フックをジェニングス選手のアゴにクリーンヒットさせてチャンスを掴み、コーナーに詰めて再び左フックを今度はボディに決めてノックダウンを奪ったコット選手。このラウンドに同じ左フックボディでダウンを追加し、続く5回にもう1度ダウンを奪った後のストップでした。
最後はコット選手のプレスに対して逃げ場を失ったジェニングス選手が降参するかのようなフィニッシュでした。
4回に2度ダウンを奪った後の5回でも、じっくりと、しかし確実に獲物を追い詰めていった終始冷静だったコット選手の姿勢が印象的でした。
コット選手は33勝(27KO)1敗。ジェニングス選手は34勝(16KO)2敗。
試合動画(dailymotion)
Cotto Crushes Jennings, Captures WBO Welterweight Title(Boxing Scene)
Cotto wins WBO welter title!(Fightnews)
Cotto drops Jennings, claims WBO title(Yahoo! Sports)
Miguel Cotto Batters Jennings To Snatch WBO Crown(Boxing Scene)
Cotto victory an important first step(Dan Rafael,ESPN)
写真
Cotto stops Jennings in the fifth(Reuters)
Photos: Miguel Cotto Stops Michael Jennings in Five in MSG(Boxing Scene)
ミゲル・コット対アントニオ・マルガリート(2008/07/27)
ミゲル・コット対アルフォンソ・ゴメス(2008/04/12)
ミゲル・コット対シェーン・モズリー(2007/11/10)
ミゲル・コット対ザブ・ジュダー(2007/06/09)
ミゲル・コット対オクタイ・ウルカル(2007/03/03)
ミゲル・コット対カルロス・キンタナ(2006/12/02)
マイケル・ジェニングス対ロス・ミンター
この選手は華は無いけど、高いレベルで安定感
あって好きです。
しかしマルガリート選手があんなことになって、
ビッグマッチの相手がいなくなっちゃいましたね。
強い選手とは一通り戦ってますし。
デラホーヤ選手とやるかなあ・・
コットはイマイチその強さがピンとこなかったりするんですがｗ仰る通り非常に安定していて上手いと思います。
今日も攻撃が非常に正確でした。
マルガリ選手がモズリー選手を退けて、再起に成功したコット選手と再戦、という流れが本来描かれていたストーリーだと思うのですが、まあいろんな事があって思い通りに行かないもんですね
コット選手はこのクラスでのビッグマッチをほぼ完了してしまっていますから、次の相手がほんとに見当たらない感じですね。
モズさんとの再戦とかになるのでしょうかねぇ・・？
メイが戻ってくれば・・・とかどうしても考えてしまいます。帰ってきてくれないすかねぇ
パッキャオとやってほしいですね。
ボディブローも見た感じそんなに威力がある感じじゃなかったりするんですけど（私の見る目が無いだけかもｗ）でも皆倒れますよね。
コット選手の代名詞とも言える素晴らしい武器だと思います。
＞通りすがりさん
コット選手の次の相手として色々な選手の名前が挙げられている中、ハットン対パックの勝者と、てな話も確かに出ているようですね
でももし実現するならばウェルター級で、って事になるんではないでしょうかねぇ
コット選手は減量苦に苦しみ続けた末にウェルターに上げたという経緯がありますし・・？