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キース・サーマン対ロバート・ゲレロ(2015/03/07)

2015-03-08 13:42:20 | ボクシング

WBAウェルター級タイトルマッチ

全勝のウェルター級王者キース・サーマン選手(Keith Thurman)に元2階級制覇王者(+2暫定)ロバート・ゲレロ選手(Robert Guerrero)の挑戦を受けた一戦は米国ネバダ州ラスベガスで行われ、サーマン選手がパワーで圧倒する12回大差の判定で勝利して全勝のレコードを守った一戦でした。

サウスポーのゲレロ選手に対して強く打ち込む右ストレート、右フックで立ち上がりのペースを奪ったサーマン選手。ゲレロ選手が引きつけて放つ左ストレートやアッパー、相手の入りに上手く合わせる右フックなどがヒットする場面もあるのですが、サーマン選手がかまわず強振する左右のパワーで強引にペースを奪っていきました。
度々強くヒットする右や左フックで試合の流れを掴んだ試合中盤以降はフットワークも使いながらの左ジャブ右クロスでペースをコントロール。9回には右アッパーでノックダウンも奪い、10回以降猛反撃も見せたゲレロ選手のアタックも冷静にさばき切って大差の判定を掴んでいます。

公式のスコアは120-108、118-109、118-108の3-0サーマン。シロート採点118-109サーマン。
試合の入りは足を止めて上記の通り力づくで、という様子が見えたサーマンで、その戦い方が意外にも映ったのですが、最初にまず叩いてペースをキープするというやり方は結果を見るに大正解でした。不用意な被弾が目にもつきましたが、ゲレロのパンチにサーマンを脅かすものはなく、トラブルは皆無。終盤でのクールというかセーフティーファーストな戦いぶりも心情的に不満はあれど、とてもクレバーで余力をたっぷり残しての万全の勝利でした。
ゲレロは王者の強いパンチを食っても全然効く様子が見えなくタフだなぁとか思っていたのですが、10回のダウンはそれまでの蓄積したダメージと左まぶたを切り裂かれた一撃の衝撃とで倒された感じだったのでしょうか。出血も酷く、大きなビハインドをひっくり返すものは既に残っていず、また試合開始直後から明らかになったパワーの差が最後の最後まで響いた末の完敗でした。

サーマン選手は25勝(21KO)。ゲレロ選手は32勝(28KO)3敗1分。




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (戦闘中)
2015-03-08 17:55:16
ゲレロでも駄目でした。
サーマンは紛い物だと思っていたのですが認めざるおえないです。
キース・サーマンごめんなさい。
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かなり好き (まっからむ)
2015-03-08 19:54:52
ワイルドさと上手さ、賢さを併せ持つサーマンは私のイチオシなんですが、粘り強いゲレロに完勝するとは只者じゃないですね。名のある選手に勝ったので、今後のビッグマッチが期待されます。

メイウェザーはパックに勝ってもやらないでしょうし、そうなるとマエダナかデザートストームさんとやるのかな。マエダナなら面白い試合になるでしょうけど、デザートストームさんには苦戦しそうです‥
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Unknown (camaro)
2015-03-08 20:24:27
難敵ゲレロに苦戦するかと思いきや、ダウンも奪って完勝でしたね。
メイの引退には間に合わないと思うんで、次世代のスーパースター候補として突き進んでほしいです。
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