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ウラジ対ヘイ 直前情報

2011-07-02 06:01:49 | 展望・直前情報

WBO・IBFヘビー級王者のウラジミール・クリチコ選手(Wladimir Klitschko)とWBAヘビー級王者のデビッド・ヘイ選手(David Haye)とが激突するヘビー級注目の大一番が目前に迫っています。
2年前に一度対戦が決定しながらも、ヘイ選手の負傷による突然のキャンセルで流れていたこのカード。充実著しいクリチコ兄弟の絶対政権の牙城を切り崩すのはヘイしかいない・・・との期待も大きい現在考えうるヘビー級最上のカードの直前情報を色々と。



前日計量の結果はウラジ242.6lb(110kg)、ヘイ212.8lb(96.5kg)

Klitschko 242.6, Haye 212.8





ウラジ選手は前戦の対ピーター2よりも4.4lb(約2kg)減。
ヘイ選手は今回でヘビー級転向6試合目になりますが(07年4月の対トーマス・ボニン戦を含む)、2番目に軽い仕上がり。
最も軽かったのが前回の対ハリソン戦(210.5lb)でこの時よりも約1kg増。ワルーエフ選手とやった時は217lbでこの時よりも約1.9kg減。

ウラジ選手は240~244あたりで仕上げている事が多く今回はいつも通りの体重と言っていい?対してヘイ選手は予想以上に絞ってきたという感じなんでしょうか?
ちなみにヘイ選手は過去に316lbs(約143kg)のワルーエフ選手、253.5lbs(約115kg)のハリソン選手との対戦あり。
身長を見るとウラジ199cm、ワルーエフ213cm、ハリソン197cm。ヘイは191cm。(数字はboxrec)。

Klitschko v Haye: 40-point analysis(BoxRec News)
心身の様々な要素40についてどっちが優れているか分析。その結果ウラジ25ヘイ15とのこと。



クリチコの長期政権続くか (日刊スポーツ)
ヘイがスピード生かし強打見舞うか ‎(日刊スポーツ)


Haye-Klitschko predictions(BBC Sport)
下↓記事と重複するのもありますが、
カール・フロッチレノックス・ルイスジョー・カルザギアミア・カーンオスカー・デラホーヤリッチー・ウッドホールバナード・ホプキンスタイソン・フューリージョン・マーリィアンソニー・オゴゴはヘイ有利、
フランク・ウォーレンジェームス・デゲールはウラジ有利。
ヘイ有利予想が多いのは英国メディアによる英国人中心の予想によるところが大きい気がしますが、そんな中デラホーヤ、ホプキンスあたりもヘイ有利と見てるってのが意外。
特にホプキンスの「ヘイがKOで勝利するだろう。彼ら兄弟は身長が高く、好戦績を誇り、名トレーナーエマニュエル・スチュワートが付いているが大した選手たちじゃあない。(彼らの現在の地位は)特別なものを持っているからじゃなく、単にラッキーなだけだよ。ウラジはヘイにとって非常にイージーな相手になることだろう。」
との予想は言ってる人がホプさんだけに「ふーむ。そんなもんかなあ」と思ってしまう妙な説得力があったりします。
あとウォーレンがヘイの不利をハッキリと断言しているのは過去の因縁絡み?とか勘ぐってしまいがちですが、因縁のあるヘイ相手だからこそ言いたい放題好きなことを言えて、それゆえ率直で冷静な見方ができているとも言えるのかも?


Holyfield: Haye can beat Wladimir(BoxingNews24/Jim Dower)
ホリフィールドの予想はヘイ有利。

Byrd: Haye has a tough task ahead of him in trying to beat Wladimir(Sean McDaniel/BoxingNews24)
クリス・バード「ヘイが番狂わせを起こすには特別な何かを起こす必要がある」つまりはウラジ有利と見ているみたい

Lennox Lewis warning to David Haye on eve of Wladimir Kitschiko fight(Oliver Holt/Mirror)
レノックス・ルイスの予想はヘイ。ヘイが勝つにはKO意外にない、とも

Tyson: Haye won't make it past the 2nd round against Wladimir(William Mackay/BoxingNews24)
マイク・タイソンの予想は2ラウンド以内でのKOでウラジ

Exclusive – Harrison: Haye will knock out Klitschko in the fourth round(Anton Stanley/talkSPORT)
オードリー・ハリソンの予想はヘイKO勝ち。



Klitschko-Haye - Hate the game not the player: David Haye is my prediction(EastsideBoxing)
ヘイの中盤KO勝ち。

Why Wladimir Klitschko will make quick work of David Haye(Geoffrey Ciani/EastsideBoxing)
ウラジの2回KO勝ち

Haye-Klitchko Prediction: Who Will Win This Major Heavyweight Fight?(International Business Times)
ウラジのTKO勝利

SecondsOut Team Picks: Wladimir Klitschko Vs David Haye(SecondsOut)
ウラジ勝利予想13名(KO予想10名)、ヘイ勝利予想3名(KO予想3名)

Fight Predictions: Wladimir Klitschko vs. David Haye(Ringside Report)
ウラジ勝利予想8名、ヘイ勝利予想4名。 ↑上記事にもありますがクリス・バードがここではウラジ有利と明言。またエディ・チェンバース(2010年3月にウラジにKO負け)の予想もあって、彼もウラジの中盤ストップ勝利と予想しています。

Klitschko vs Haye: The Pre-Unification Report Card(Cliff Rold/Boxing Scene)
3回から5回の間のどこかでのヘイのストップ勝利

Head to Head: Klitschko vs. Haye(Doug Fischer and Michael Rosenthal/RingTv)
中盤から終盤にかけてのラウンドでのクリチコKO勝利


Poll: Wladimir Klitschko vs. David Haye. Who Will Win?(boxing.about.com)



ヘイ選手有利の声が思った以上に多い気がするんですが、それはわたくしだけの感想でしょうか?
この試合私の予想はウラジ選手圧倒的有利、と見ています。(pick:ウラジ中盤までのKO勝利)

ヘイ選手のスピードとパワーが爆発してヘイ選手勝利、という見方も両者の能力を考えた場合あり得るストーリーだとは思いますが、過去のヘイ選手の戦いぶりを見るにヘイ選手はウラジ選手相手に倒しにかかるような戦いは見せないのではないでしょうか。
ワルーエフとやった時のように、大きく動いてミックスアップを避けながら相手のミスを待つ戦いをヘイ選手は見せる気がします。
ただ、ウラジはワルーエフとはレベルが全く異なるボクサー。長く正確なウラジ選手のジャブ、右ストレートが動こうとするヘイ選手を捕らえるのにそう時間はかからないでしょう。
ヘイ選手が意を決して中に踏み込んでいったとしても、強い左フックで迎撃されてしまうのではないでしょうか。ウラジ選手が前戦で見せていた右アッパーも有効に機能することでしょう。
打たれると非常に脆いヘイ選手。一つ間違えればウラジ選手の強いジャブ1発で効かされてしまう、という可能性も大いにあると私は見ています。

ヘイ選手にチャンスがあるとすれば、初回スタートから一気に試合を決める覚悟でチャージを仕掛ける以外にないのでは?玉砕覚悟のアタックでウラジ選手を後退させる、あるいは怯ませる状況を作れればヘイ選手のスピードとパワーが大いに生きる流れになっていくはずです。
長らく向かってくる相手、勝ちにくる相手と戦っていないウラジ選手。ウラジ選手を心理面で凌駕する決意をヘイ選手が見せれれば、大番狂わせの可能性が一気に跳ね上がる気もするんですが・・・

最悪なのがヘイ選手がワルーエフ戦以上に動いて動いて動きまわった末のウラジ大差判定勝ち、というパッキャオ対モズリー戦のような内容。
とにもかくにも、ヘイ選手の戦いぶり次第で試合の流れが決まりそう。その意味でもヘイ選手の奮闘を期待したいところではあります。

久しぶりのヘビー級でのビッグファイト。好ファイトになることを願っています。

ウラジミール・クリチコ(35歳)
WBOヘビー級、IBFヘビー級、WBOヘビー級
通算防衛14、連続防衛9(継続中)
199cm,206cm,110kg
58戦55勝(49KO)3敗(3KO)、世界戦18戦16勝(14KO)2敗(2KO)
4回までのKO-31(11,10,7,3)

デビッド・ヘイ(30歳)
WBC・WBAクルーザー級、WBOクルーザー級、WBAヘビー級
クルーザー級王座防衛1、ヘビー級王座防衛2(継続中)
191cm,198cm,96.5kg
26戦25勝(23KO)1敗(1KO)、世界戦5戦5勝(4KO)
4回までのKO-18(8,5,3,2)


ウラジミール・クリチコ対サミュエル・ピーター(2010/09/11)
ウラジミール・クリチコ対エディ・チェンバース(2010/03/20)
ウラジミール・クリチコ対ルスラン・チャガエフ(2009/06/20)
ウラジミール・クリチコ対ハシム・ラクマン(2008/12/13)
ウラジミール・クリチコ対トニー・トンプソン(2008/07/12)
ウラジミール・クリチコ対スルタン・イブラギモフ(2008/02/23)
ウラジミール・クリチコ対レイモン・ブリュースター(2007/07/07)
ウラジミール・クリチコ対レイ・オースティン(2007/03/10)
ウラジミール・クリチコ対レイモン・ブリュースター(2004/04/10)
ウラジミール・クリチコ対カルビン・ブロック(2006/11/11)

デビッド・ヘイ対オードリー・ハリソン(2010/11/13)
デビッド・ヘイ対ジョン・ルイス(2010/04/03)
ニコライ・ワルーエフ対デビッド・ヘイ(2009/11/07)
デビッド・ヘイ対モンテ・バレット(2008/11/15)
デビッド・ヘイ対エンゾ・マッカネリ(2008/03/09)
ジャン・マルク・モルメク対デビッド・ヘイ(2007/11/10)
デビッド・ヘイ対トーマス・ボニン(2007/04/27)
デビッド・ヘイ対ジャッコベ・フラゴメニ(2006/11/17)






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5 コメント

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Unknown (さんちょう)
2011-07-02 13:03:42
いよいよ明日ですね!なんかこの試合はヘイが主役のような気がします(笑) 僕はウラジミールがKO勝ちすると思いますが、ヘイが何かぶちかましてくれるような気がします。
返信する
Unknown (nora)
2011-07-02 15:01:50
ヘイ有利の予想が思ったより多いですね。
クリチコ弟のスタイルは個人的には魅力的なので弟に勝ってほしいような…
でもヘイにも何かしてもらいたいような。
なんとも複雑な感情があります。

正直お兄ちゃんとやってくれていればヘイを応援しやすいんですが。
御兄ちゃんのスタイルが嫌いということでなく、もう歳だしいい加減負けてということで。
返信する
あっけなく決まるような… (まっからむ)
2011-07-02 15:49:22
隙の少ないスタイルのクリチコにジリジリとジャブを突きながらプレッシャーを
かけられたら、ヘイは踏み込めず、パンチが伸びない様に思います。
ヘイには自分が不利なのを自覚して、リスクを取って、先手攻撃して欲しいと思います。
でも、ヘイが序盤、ジャブの突き合いに負けて、ひたすらサークリング、ブーイ
ングを受けて、
中途半端に打ち合い行って、あっけなくKO負けしそうな気がします。
散々期待された上、あっけなくKO負けしたタイソン戦のスピンクスを想像しちゃいます。
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Unknown (管理人)
2011-07-02 17:57:01
>さんちょうさん
勝っても負けてもいいんで、ヘイには見せ場を作って欲しいです。

>noraさん
私なんぞは、どこをどうとったらヘイ有利と見れるんだろうとすら思えるカードです。
もし間違ってヘイが勝てば必ずビタリ対ヘイがセットされるはずです。
10月で引退とかほざいてるヘイですが、そんなのを信用する人はだれもいませんよね。

>まっからむさん
2年前から続く両者の因縁、その時からちょっと限度を超えてるとも思えるほどのヘイの挑発、久しぶりの大一番、地元の大観衆の期待
などなどでウラジの精神状態がいつもとちょっと違うようだと何かが起きるかも?
気合の入りまくりのウラジがスタートから飛ばし、スタミナを無駄に失って昔あったように急激に失速。
・・・・なさそうですね。
というかスタートからウラジが飛ばしたらヘイはひとたまりもないか。
勝敗は問いませんし惨敗でもいいのでとりあえずヘイにはガッツを見せて欲しいです。
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2020-02-19 02:30:07
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