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ヨアン・パブロ・エルナンデス対マイケル・シムズ(2008/10/25)

2008-10-29 17:36:26 | ボクシング
クルーザー級8回戦

キューバ人のクルーザー級ランカー、ヨアン・パブロ・エルナンデス選手(Yoan Pablo Hernandez)が米国人のマイケル・シムズ選手と(Michael Simms)対戦した8回戦は、エルナンデス選手が7回にノックダウンを喫したものの8回僅差の2-0判定を得て勝利した一戦でした。

異常にも思えるほどのスタミナの無さが印象に残るキューバ人のエルナンデス選手。サウスポースタイルからの攻撃はパワーを感じさせるのですが、この日もスタミナ面での課題は同じで、非常に苦しい展開を強いられた8ラウンズでした。
自らのスタミナ不足を十分に自覚しているのか、以前ほど飛ばすことの無かったこの日の立ち上がり。力強い左右フックを米国人のボディへめり込ませるなどの初回の攻撃からは十分な威力を感じさせます。
しかし、2回に入ると早くも息が上がり気味な様子のエルナンデス選手。シムズ選手の柔らかく伸びのある左ストレートなどのパンチを浴び足元を怪しくさせるシーンも見せます。
スタミナの無さと同じく目立ったのが体が固く、打たれたときの効きっぷり。
7回にはコーナーに詰まったところに左ストレートでガードを破られ、右をフォローされてダウンも喫したエルナンデス選手。今後上を目指すには非常に厳しい道のりが予想される内容でした。

ただこの日はシムズ選手の手数が少なすぎでした。シムズ選手がじわじわ前進するだけのプレスにかなりの圧迫感を感じていたように見えたエルナンデス選手だったのですが、手を出さなければポイントは奪えません。半ば苦し紛れに出すエルナンデス選手の攻撃にポイントが流れ続けた中盤戦でした。
また7回にノックダウンを奪った直後にエルナンデス選手のローブローをアピールしてかなり効いていたように見えたエルナンデス選手の回復を許し、さらに試合再開後も全然手を出さないシムズ選手。勝つ気があるのか疑問に思える意味不明なシムズ選手の行動に本当に見ていてイライラさせられましたw
(八百長だ、とか言っているのではありません。こういう勝負どころで出れない選手はよく見ます。メンタリティの問題なんでしょうが・・)
公式の採点結果は77-74,77-76,76-76。シロート採点は76-75エルナンデス選手でした。

エルナンデス選手は17勝(10KO)1敗。シムズ選手は20勝(13KO)10敗1分。

試合動画(youtube)~高画質あり
【2008-10-25】Yoan Pablo Hernandez vs Michael Simms Part1


【2008-10-25】Yoan Pablo Hernandez vs Michael Simms Part2
【2008-10-25】Yoan Pablo Hernandez vs Michael Simms Part3


Hernandez Defeats Simms

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