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ミドル級10回戦
アイルランドのミドル級ホープ、ジョン・ダディ選手(John Duddy)がニューヨークMSGのコット対ジェニングス戦のセミに登場。フリオ・セサール・チャベスJr選手との連戦で知られるマット・バンダ選手(Matt Vanda)との10回戦に見事なアウトボクシングを見せて明白な判定勝利を挙げた一戦でした。(体格比較)
ダディ選手の快勝でした。ダディ選手というとアイリッシュらしい闘志を全面に出したタフな打ち合いに強さを発揮する一方、致命的とも思えるほどの防御面での欠陥を抱えるために、とにかくまともに相手のパンチを食いまくる選手との印象が強かったのですが、左のリード一本でバンダ選手をほぼ完璧にコントロールし続けてみせたこの日の見事なパフォーマンスに驚かされました。
身長・リーチでダディ選手が1インチ(約2.54cm)リードするという試合前のデータですが、見た感じ体格はほぼ互角に見えた両者。しかしダディ選手が伸ばす左のジャブ、左フックのリードブローを前にほとんど為す術を見出せないバンダ選手の動きからは両者の距離の違い・遠さが強く感じられます。
正確なリードブローを精力的に出しながら、力強い右ストレートに繋ぐワンツー、さらに左フックのスリーまで繋げるコンビネーションも要所に織り交ぜながらほぼ完璧にペースを支配し続けた見事な勝利でした。(99-91x2,97-93)
7回にちょっと距離の測定が狂ったのかバンダ選手の鋭い攻撃をまともに食う場面があったり、最終10回にプレスを強めたバンダ選手のハードなコンビネーションを浴びて押し込まれる場面なども見せていたダディ選手でしたが、この日見せたスキルの高さを見せ付ける新しいスタイルのダディ選手のボクシングは見事でした。
10回などはかなり強烈なパンチを浴びていたのですが、全く効いた様子を見せないタフさも相変わらずでした。
昨年統一ミドル級王者のケリー・パブリク選手への挑戦がほぼ決定していたものの、パブリク選手挑戦を目前に控えた試合での酷い戦いっぷりで(負傷もあった)その機会を失うとともに評価を大きく落としていたダディ選手でしたが、この日の見事なパフォーマンスで再びトップホープとしての注目が集まっていくのではないでしょうか。
今後は154に落として戦うという話もあるようで、注目していきたいです。
(WBCでは既にSW級3位にランク)
ダディ選手は26勝(17KO)。バンダ選手は39勝(22KO)9敗。
Duddy Defeats Vanda; MSG Undercard Report(Michael Norby,Seconds Out)
Unbeaten John Duddy Out-Boxes Matt Vanda To Win 10-Round UD(James Slater,East Side Boxing)
The “New” John Duddy Outclasses Vanda(Sean McDaniel,BoxingNews24)
写真
Cotto Bounces Back!(Fightnews)
- DUDDY vs VANDA: AN EXCLUSIVE PHOTO GALLERY BY FRANCISCO GUZMAN -(Bragging Rights Corner)
ジョン・ダディ対ワリド・スミシェト(2008/02/23)
ジョン・ダディ対ハワード・イーストマン(2007/12/8)
ジョン・ダディ対アンソニー・ボンサンテ(2007/03/16)
ジョン・ダディ対ヨリボーイ・カンパス(2006/09/29)
フリオ・セサール・チャベスJr対マット・バンダ(2008/11/01)
フリオ・セサール・チャベスJr対マット・バンダ(2008/07/12)
アイルランドのミドル級ホープ、ジョン・ダディ選手(John Duddy)がニューヨークMSGのコット対ジェニングス戦のセミに登場。フリオ・セサール・チャベスJr選手との連戦で知られるマット・バンダ選手(Matt Vanda)との10回戦に見事なアウトボクシングを見せて明白な判定勝利を挙げた一戦でした。(体格比較)
ダディ選手の快勝でした。ダディ選手というとアイリッシュらしい闘志を全面に出したタフな打ち合いに強さを発揮する一方、致命的とも思えるほどの防御面での欠陥を抱えるために、とにかくまともに相手のパンチを食いまくる選手との印象が強かったのですが、左のリード一本でバンダ選手をほぼ完璧にコントロールし続けてみせたこの日の見事なパフォーマンスに驚かされました。
身長・リーチでダディ選手が1インチ(約2.54cm)リードするという試合前のデータですが、見た感じ体格はほぼ互角に見えた両者。しかしダディ選手が伸ばす左のジャブ、左フックのリードブローを前にほとんど為す術を見出せないバンダ選手の動きからは両者の距離の違い・遠さが強く感じられます。
正確なリードブローを精力的に出しながら、力強い右ストレートに繋ぐワンツー、さらに左フックのスリーまで繋げるコンビネーションも要所に織り交ぜながらほぼ完璧にペースを支配し続けた見事な勝利でした。(99-91x2,97-93)
7回にちょっと距離の測定が狂ったのかバンダ選手の鋭い攻撃をまともに食う場面があったり、最終10回にプレスを強めたバンダ選手のハードなコンビネーションを浴びて押し込まれる場面なども見せていたダディ選手でしたが、この日見せたスキルの高さを見せ付ける新しいスタイルのダディ選手のボクシングは見事でした。
10回などはかなり強烈なパンチを浴びていたのですが、全く効いた様子を見せないタフさも相変わらずでした。
昨年統一ミドル級王者のケリー・パブリク選手への挑戦がほぼ決定していたものの、パブリク選手挑戦を目前に控えた試合での酷い戦いっぷりで(負傷もあった)その機会を失うとともに評価を大きく落としていたダディ選手でしたが、この日の見事なパフォーマンスで再びトップホープとしての注目が集まっていくのではないでしょうか。
今後は154に落として戦うという話もあるようで、注目していきたいです。
(WBCでは既にSW級3位にランク)
ダディ選手は26勝(17KO)。バンダ選手は39勝(22KO)9敗。
Duddy Defeats Vanda; MSG Undercard Report(Michael Norby,Seconds Out)
Unbeaten John Duddy Out-Boxes Matt Vanda To Win 10-Round UD(James Slater,East Side Boxing)
The “New” John Duddy Outclasses Vanda(Sean McDaniel,BoxingNews24)
写真
Cotto Bounces Back!(Fightnews)
- DUDDY vs VANDA: AN EXCLUSIVE PHOTO GALLERY BY FRANCISCO GUZMAN -(Bragging Rights Corner)
ジョン・ダディ対ワリド・スミシェト(2008/02/23)
ジョン・ダディ対ハワード・イーストマン(2007/12/8)
ジョン・ダディ対アンソニー・ボンサンテ(2007/03/16)
ジョン・ダディ対ヨリボーイ・カンパス(2006/09/29)
フリオ・セサール・チャベスJr対マット・バンダ(2008/11/01)
フリオ・セサール・チャベスJr対マット・バンダ(2008/07/12)
結構注目してるホープなんで今後いつ世界に挑むのかが楽しみなんですが、スーパーウェルター級でやるかもしれないんですか~。出来ればパブリックとやった方が面白そうだと思うんですけどね。
パブリク戦を棒に振ることになってしまった、スミシェット戦でも後半はアウトボクシングを見せていたんですけどね。この日のクールな戦いぶりには驚かされました。
今後ミドルで行くのかSWで行くのかちょっと不透明なんですが、SWで戦う事ができるのならミドル級で戦ってきたパワーを生かせるという判断もあるんだと思います。
いずれにせよ世界アタックは近いと思います。