
WBC米大陸バンタム級王座決定戦
フィリピンの閃光、元2階級制覇王者のノニト・ドネア選手(Nonito Donaire)が元バンタム級王者のウラジミール・シドレンコ選手(Volodymyr Sydorenko)と空位の米大陸王座を争った一戦は米カリフォルニア州で行われ、ドネア選手が一方的な4回TKOで勝利した一戦でした。(体格比較)
下から上げてきたにもかかわらず体格で一回り以上大きく見えるドネア選手。その見た目通りのパワーでかつてWBA王座を6度守った元オリンピアンを蹴散らすドネア選手のセンセーショナルなパフォーマンスでした。
初回スタートからよく出る左ジャブでペースを掌握したドネア選手。スムーズに出した左フックをカウンターで決めてシドレンコ選手の足元を揺すり、初回終了間際に左アッパー右ストレートで痛烈なダウンを奪います。
シドレンコ選手も鼻と口から鮮血を滴らせながら必死に右フックや左フックをドネア選手の攻撃に合わせようと頑張っていたのですが、3回にカウンターの左フック1発で転がされ、続く4回に強烈な右ストレートで吹き飛ばされるようなダウンを喫した場面でのストップでした。

リラックスした動きからスムーズに飛ばす左ジャブがスタートからよく出ていたドネア選手。最初にシドレンコ選手をトラブルに陥れたパンチも力を抜いた動きからのシャープなもので素晴らしかったです。効かせて以降の倒しにかかった場面でのパンチの迫力も相当なもので、少なくともこの試合を見る限りでは新しいクラスでのパワー面での不安は全く感じさせませんでした。(むしろパワーアップしてたかも?)
噂されているモンティエル選手との激突の実現に期待したいです。
CompuBox Stats: Donaire-Sidorenko
ドネア選手は25勝(17KO)1敗。シドレンコ選手は22勝(7KO)3敗2分。
ボクシング ノニト・ドネア vs ウラジミール・シドレンコ
Nonito Donaire Stops Voldymyr Sydorenko in Fourth Round(Lem Satterfield/Fanhouse)
Nonito Donaire Looks Brutal in Stoppage of Sidorenko(Mark Vester/BoxingScene)
ノニト・ドネア対アーナン・マルケス(2010/07/10)
ノニト・ドネア対マヌエル・バルガス(2010/02/13)
ノニト・ドネア対ラファエル・コンセプション(2009/08/15)
ノニト・ドネア対ラウル・マルチネス(2009/04/18)
ノニト・ドネール対モルチ・ムサラニ(2008/11/01)
ノニト・ドネール対ルイス・マルドナド(2007/12/01)
ビック・ダルチニアン対ノニト・ドネール(2007/07/07)
アンセルノ・モレノ対ウラジミール・シドレンコ(2009/05/02)
ウラジミール・シドレンコ対アンセルモ・モレノ(2008/05/31)
フィリピンの閃光、元2階級制覇王者のノニト・ドネア選手(Nonito Donaire)が元バンタム級王者のウラジミール・シドレンコ選手(Volodymyr Sydorenko)と空位の米大陸王座を争った一戦は米カリフォルニア州で行われ、ドネア選手が一方的な4回TKOで勝利した一戦でした。(体格比較)
下から上げてきたにもかかわらず体格で一回り以上大きく見えるドネア選手。その見た目通りのパワーでかつてWBA王座を6度守った元オリンピアンを蹴散らすドネア選手のセンセーショナルなパフォーマンスでした。
初回スタートからよく出る左ジャブでペースを掌握したドネア選手。スムーズに出した左フックをカウンターで決めてシドレンコ選手の足元を揺すり、初回終了間際に左アッパー右ストレートで痛烈なダウンを奪います。
シドレンコ選手も鼻と口から鮮血を滴らせながら必死に右フックや左フックをドネア選手の攻撃に合わせようと頑張っていたのですが、3回にカウンターの左フック1発で転がされ、続く4回に強烈な右ストレートで吹き飛ばされるようなダウンを喫した場面でのストップでした。

リラックスした動きからスムーズに飛ばす左ジャブがスタートからよく出ていたドネア選手。最初にシドレンコ選手をトラブルに陥れたパンチも力を抜いた動きからのシャープなもので素晴らしかったです。効かせて以降の倒しにかかった場面でのパンチの迫力も相当なもので、少なくともこの試合を見る限りでは新しいクラスでのパワー面での不安は全く感じさせませんでした。(むしろパワーアップしてたかも?)
噂されているモンティエル選手との激突の実現に期待したいです。
CompuBox Stats: Donaire-Sidorenko
ドネア選手は25勝(17KO)1敗。シドレンコ選手は22勝(7KO)3敗2分。
ボクシング ノニト・ドネア vs ウラジミール・シドレンコ
Nonito Donaire Stops Voldymyr Sydorenko in Fourth Round(Lem Satterfield/Fanhouse)
Nonito Donaire Looks Brutal in Stoppage of Sidorenko(Mark Vester/BoxingScene)
ノニト・ドネア対アーナン・マルケス(2010/07/10)
ノニト・ドネア対マヌエル・バルガス(2010/02/13)
ノニト・ドネア対ラファエル・コンセプション(2009/08/15)
ノニト・ドネア対ラウル・マルチネス(2009/04/18)
ノニト・ドネール対モルチ・ムサラニ(2008/11/01)
ノニト・ドネール対ルイス・マルドナド(2007/12/01)
ビック・ダルチニアン対ノニト・ドネール(2007/07/07)
アンセルノ・モレノ対ウラジミール・シドレンコ(2009/05/02)
ウラジミール・シドレンコ対アンセルモ・モレノ(2008/05/31)
シドレンコ相手にこのパフォーマンスは驚きしかありません。
モンティエルでも歯が立たないんではないかと思わせる戦いぶりですね。
激突が楽しみです。
個人的にドネアは総合力の高い、素晴らしい選手だと思うんで、モンティエルもKOして堂々と3階級制覇してほしいです。
けど、長谷川との試合も観たかったな~
最後は嫌倒れっぽかったですが、わずか4Rで
ここまで顔がボコボコになるくらい打ちのめ
されたら戦意喪失も仕方ないかも。
長谷川戦、コンセプション戦でのモンチの
パフォーマンスを見た時には「今ドネアと
戦ったらモンチかな~?」なんて思って
いたけど、いい意味で予想しにくくなりました。
米大陸タイトルマッチというのもなんだか
シュールですな……。
本当にモンティエルとの試合が実現するのであればどうなるんでしょう。一方的なものも考えられるし、モンティエルのひらめきの一撃が出るかもしれませんし。これほど待ち遠しい試合もありませんね。
シンドレンコ相手にこういう試合をやられてしまうとお手上げというか
モンティエルなら勝てると思ってたんですが、バンタムに上げた事でパワーも増したドネアをモンティエルといえども危ういなと
ただバンタムでドネアを止めるとしたらモンティエルだと思ってます
彼は相手によってボクシングを変えれるので、どんな試合をするか楽しみでは有ります
ドネアは暫定王者になったので、暫定王者と正規王者は速やかに統一戦をしなければならないというルールが生きてるならば26日に行われる興毅対ムニョスの正規王座決定戦の勝者とやる訳で、興毅がムニョスに勝てば、ドネア対興毅も有り得る訳ですが、今の腐敗しきったWBAでは期待出来ないでしょうね
興毅がドネア戦を受ければ、それだけで評価が上がりそうですが
本来こっちが正規王座決定戦にすべきな気がします
亀田ファンながら申し訳無い気持ちになりますね
初回半ばに効かせ、4回のフィニッシュまでに3回ダウン奪っての勝利ですから、この試合だけの印象で何か言うのはナンセンスな気もします。
それでも強烈すぎるアピールでしたが。
>かつべさん
長谷川選手はフェザー級に行ってしまいましたからねぇ。今上げたばかりの両者で2階級差あるので実現するかとか以前に、妄想すらしづらい状況になってしまったのは確かに残念ではあります。
>亀田仮設伍號機さん
嫌倒れ、ってのをどういう意味で言っているのかよくわかりませんが、最後の場面でのシドレンコは完全に打ちのめされ残り戦力を全て失ってしまった状況に見えました。
>Ike Quartyさん
ご指摘のとおり、私も強引にカウンターを狙う場面がみられがちな点、左ジャブが少なく感じる時がある点が気になっていた最近のドネアだったので、スタートから左ジャブを多用していた姿が嬉しかったです。今日は良さそうだぞ、と。
その後の内容はまさに圧巻でした。やはりこの人は強いですね。
>Unknownさん
天才的な煌き、才能のスパークを感じさせる数少ない本物でしょう。それを再確認させられた日でした。
>先見の明さん
長身でスピードがあるドネアはモンティエルの苦手なタイプに思えます。モンティエルは打たれてタフなわけでもないですし、この日の圧勝劇に終わってしまう可能性も結構な確率であると思います。
まあ対長谷川戦の前もこんな風な予想立ててあの結果だったんですが(笑)
バンタム級の名チャンピオンがここまでやられるとは正直驚きです。
どねあの今回の試合は世界タイトルかかってないんですよね?
残念!!