WBAフライ級タイトルマッチ
WBAフライ級王者、亀田大毅選手(Daiki Kameda)のタイトル初防衛戦は元同級王者の坂田健史選手(Takefumi Sakata)を相手に迎えて東京で行われ、大毅選手が12回3-0の判定で勝利しています。
スロースターターと言われることの多い坂田選手ですが、この日はスタートから積極的な仕掛けを見せてペースを奪います。
大毅選手もシャープな左ジャブや力強い左フックで応戦し、坂田選手を効かせるような場面もあったのですが、坂田選手のしつこさが上回っていたように見えた序盤~中盤戦。
タフさとパワーでははっきりと優っていた大毅選手で、単発の強打で少しづつ坂田選手の体力を削り、試合終盤は立ち上がりから飛ばしていた坂田選手の失速もあって、あと一歩でノックダウンを奪える状況を何度か作ったのですが、最後は根性で耐えぬいた坂田選手が際どい判定を掴んだかに思えたのですが、公式のスコアは意外なものでした。
公式のスコアは116-112,117-112,118-110のユナニマスで大毅。シロート採点115-113坂田。
ラスト3ラウンズの坂田選手はダメージと疲労でいつ倒されても不思議ではない状況で、最後は本当にフラフラでした。
一方の大毅選手は坂田選手の攻撃から受けたダメージというものはほとんど感じさせず、パンチのパワーも健在。試合終了時によりどちらが消耗していたかと言えば、それは明らかに坂田選手でしたが、ポイント的には挑戦者が序盤と中盤の貯金を守りきった内容に、私には見えました。
余裕の表情や相手を挑発するようなトリッキーな動きなどを見せている暇があるのなら、きっちりとトドメを刺してやれ、と強く感じた試合最終盤。
フラフラになり血まみれになりながらも捨て身の右を繰り出していた坂田選手の決死の覚悟との対比もあって、大毅選手の姿勢が不愉快でした。
大毅選手は18勝(11KO)2敗。坂田選手は36勝(17KO)6敗2分。
ボクシング:亀田大毅が初防衛 坂田を判定で降す(毎日新聞)
亀田大毅が初防衛成功、坂田に判定勝ち(デイリースポーツ)
大毅、判定で坂田下し初防衛に成功(サンケイスポーツ)
デンカオセーン・カオビチット対亀田大毅(2010/02/07)
デンカオセーン・カオビチット対亀田大毅(2009/10/06)
亀田大毅対ブンブン東栄(2009/05/14)
亀田大毅対ワンディ・シンワンチャー(2009/03/04)
内藤大助対亀田大毅(2007/10/11)
坂田健史対デンカオセーン・カオビチット(2008/12/31)
坂田健史対デンカオセーン・カオヴィチット(2007/11/04)
坂田健史対ロベルト・バスケス(2007/07/01)
ロベルト・バスケス対坂田健史(2006/12/02)
WBAフライ級王者、亀田大毅選手(Daiki Kameda)のタイトル初防衛戦は元同級王者の坂田健史選手(Takefumi Sakata)を相手に迎えて東京で行われ、大毅選手が12回3-0の判定で勝利しています。
スロースターターと言われることの多い坂田選手ですが、この日はスタートから積極的な仕掛けを見せてペースを奪います。
大毅選手もシャープな左ジャブや力強い左フックで応戦し、坂田選手を効かせるような場面もあったのですが、坂田選手のしつこさが上回っていたように見えた序盤~中盤戦。
タフさとパワーでははっきりと優っていた大毅選手で、単発の強打で少しづつ坂田選手の体力を削り、試合終盤は立ち上がりから飛ばしていた坂田選手の失速もあって、あと一歩でノックダウンを奪える状況を何度か作ったのですが、最後は根性で耐えぬいた坂田選手が際どい判定を掴んだかに思えたのですが、公式のスコアは意外なものでした。
公式のスコアは116-112,117-112,118-110のユナニマスで大毅。シロート採点115-113坂田。
ラスト3ラウンズの坂田選手はダメージと疲労でいつ倒されても不思議ではない状況で、最後は本当にフラフラでした。
一方の大毅選手は坂田選手の攻撃から受けたダメージというものはほとんど感じさせず、パンチのパワーも健在。試合終了時によりどちらが消耗していたかと言えば、それは明らかに坂田選手でしたが、ポイント的には挑戦者が序盤と中盤の貯金を守りきった内容に、私には見えました。
余裕の表情や相手を挑発するようなトリッキーな動きなどを見せている暇があるのなら、きっちりとトドメを刺してやれ、と強く感じた試合最終盤。
フラフラになり血まみれになりながらも捨て身の右を繰り出していた坂田選手の決死の覚悟との対比もあって、大毅選手の姿勢が不愉快でした。
大毅選手は18勝(11KO)2敗。坂田選手は36勝(17KO)6敗2分。
ボクシング:亀田大毅が初防衛 坂田を判定で降す(毎日新聞)
亀田大毅が初防衛成功、坂田に判定勝ち(デイリースポーツ)
大毅、判定で坂田下し初防衛に成功(サンケイスポーツ)
デンカオセーン・カオビチット対亀田大毅(2010/02/07)
デンカオセーン・カオビチット対亀田大毅(2009/10/06)
亀田大毅対ブンブン東栄(2009/05/14)
亀田大毅対ワンディ・シンワンチャー(2009/03/04)
内藤大助対亀田大毅(2007/10/11)
坂田健史対デンカオセーン・カオビチット(2008/12/31)
坂田健史対デンカオセーン・カオヴィチット(2007/11/04)
坂田健史対ロベルト・バスケス(2007/07/01)
ロベルト・バスケス対坂田健史(2006/12/02)
上にも書いた空気の読めなさ、ってのは攻めるべき場面でのアピール、にも感じました。
>かんせんきさん
試合だけを見ていれば、バックにある不正な力とやらが気になる事はないかと思います。リング外の騒動とリング上でのパフォーマンスへの評価は全く無関係だと私は思います。
>先見の明さん
空気が読めない、パフォーマンスは余計だとは私も思いましたが、なんとも言えずそれが「良い」とも感じる面も無くはない心境です。
しょーもない事でもとことん貫けば、それはいずれ「芸」になるものです。
その域まで貫けるのなら貫いて欲しい、とも感じています。
>ウィンキーさん
戦ってる本人とすれば手応えもあったでしょうし、余裕もあってのあの姿勢だったんでしょう。
ただ見ている方とすれば歯がゆい思いが強かったですね。
長谷川選手の次戦は相手どうこうよりも、クラスを一気に2つ上げるという事が最も重要な要素になる試合だと私は見ています。この完全なる不確定要素ゆえに非常に楽しみではあります。
見せてもらいたいですね。
反則はダメだけど、あの勢いが
好きでした。
彼は集客力あるんで、
派手なパフォーマンスに派手な試合で、
盛り上げてもらいたいですね。
ひそかに亀田三男君にも
期待してるんですよ~。
そう言えば長谷川選手。
二階級飛び越えるそうで、どんな
試合見せてくれるのか楽しみです。
ただ、パフォーマンスには失笑ですね。アリ、レナードのパフォーマンスには天性のセンス、才能の煌めきがあり純粋にカッコイイのに・・・ ボクシングセンスの差と、他の方もいってるとおり空気の読めない頭のわるさ(勉強的なものではないです)かなと思います。
亀田兄弟の試合は バックにある不正な力を大多数の人間に感じさせてしまう! 本人たちには気の毒ではありますが、これが払拭できない限りいくら複数階級を制覇しても、尊敬を集めることはできないとの感を強くした試合でした。
まさかあそこまで差が開くとは思いませんでしたね
おっしゃる通りパフォーマンスしてる暇が有ったら倒してやれよと思います
テレビの前で「そんな事してる暇が有ったら倒してしまえ!」と叫んでました(笑)
ジャッジの採点を聞くまでは競ってると思ってましたから尚更イラつきましたね
あそこら辺がまだ甘いというか課題です
まあ今までの世界戦はああいう見せ場すら作れて無かったので、そういう意味では成長したかなと思います
クリンチ際にショート左フックを連打するなど、デンカオ戦では見られ無かった技術も有り、甘いながらも成長してるなと思います
ただ挑発パフォーマンスは本当に止めるべき
ああいう事をするから反感を買う
おおいに反省して欲しいですね
根は悪い子では無いと思うので(笑)
試合全般をとおして気になったのが、亀田選手の頭の位置、バッティングですね。あれでは誰とやっても相手は流血するでしょう。
試合を何戦かこなした本当の経験者ならわかると思いますが、亀田兄弟は3人とも頭の位置、移動させる場所は故意のバッティングととられても致し方ないと思います。レフリーが注意や減点をしないのが不思議で、不愉快でした。
坂田選手がポイントをおさえていると見ていた試合序盤中盤でしたが、いっぱいいっぱいに見えました。
結果的にこのあたり、王者にポイントが流れていたということなんでしょう。
>Unknownさん
坂田選手に技術、ありましたかねえ?私にはそういったものはほとんど感じられませんでした。
>Libraさん
良いのを決めてぐらつかせる場面を再三見せていて、ここでもう少し出れば倒せるのに
との歯がゆい思い、その歯がゆい思い中に見せられる出来てないアリシャッフルなんかが私は不愉快でした(笑)
>Unknownさん
結果を知らずに見る試合で、つまらない試合、凡戦といえる試合は私にとってはほとんどないですね。
この試合も数え切れないほどの見所が私にはありました。
>ふみさん
坂田選手が勝ったと見たわたくしで、結果がこれだったので、また騒がしいことになるんだろうかと憂鬱だったんですが、意外と結果は妥当との見方が優勢みたいで安堵?してます。
>Kさん
メンタルが弱いとは私は思いませんが、彼は空気が読めない人に見えます。
へんちょこりんな挑発パフォーマンスを繰り出すタイミングやその内容。誰も望んでない試合後の歌を真剣に熱唱しちゃうあたりにそれを強く感じます。
それが好きとか嫌いとかはないです。
>Unknownさん
そのような見方がわりと多いということなんでしょうかね。
私の見方とは全然違ってて結果が出たときは意外でした。
>ノミの肝臓さん
ルイス・コンセプションがどんな選手なのかコンセプションがいっぱいでよく把握できてないのですが、大毅選手がフライ級で勝てない選手はいないような気もします。(イコール全部に勝てるではない)
減量苦ってのは言い訳でもなんでもなく真実その通りなんだろうと私は見ています。
>ミノル様さん
採点については記事と上コメに述べた通りです。
試合が終わった後に結果論で、しかも大上段に構えてなにか言っているのは見ていて恥ずかしいです。
ああいったスタイルがポイントに結びつかな
いということはすでに今までの世界戦でも実
証済みなわけだしね
坂田のあんな弱弱しいペチペチパンチをガー
ドの上からいくら当てたって大毅の一発強打
のクリーンヒットで全部チャラにされてしま
うんよ
残念だけど、これは現在の両者の実力差が
明白に見えた試合だった
これじゃ坂田は何度、大毅と対戦したとして
も勝てないだろうね
初めてコメントさせていただきます。
亀田選手が実力を付けてる事は、最早疑いようがないと思います。
判定はもっと小差のように感じましたが、
スピード・スタミナで坂田選手を封じ込めました。
とはいえ、スター選手になれるボクサーではないですね。
基本的に待ちのファイトスタイルと、
明らかな格下相手じゃないとKOできない単発パンチ。
まだ若いので可能性は十分に感じますが、
今の段階で亀田選手の試合を面白いとは思えませんでした。
ルイス・コンセプシオン選手との対戦はないでしょうね。
ハードパンチャーからは逃げるでしょうし、
「減量苦」という恰好の言い訳があります。
近い将来、相手を選んでの二階級制覇って流れが目に浮かびます。
それ以外のラウンドは見方によってはどちらとも取れるもので、それが亀田に流れたと思います。
挑戦者として坂田選手はモノ足りませんでした。
あの内容で坂田が勝ちの結果が出ていたら、かなり疑問なので、亀田の勝ちは妥当だと思います。
坂田の取ったラウンドは手数でやや上回ったかな?という僅差のラウンドが多かった印象があるのでアバウトに見たら亀田圧勝のイメージでしたね。
打ち合いの最中に見せるパフォーマンスが不要だったのは同意です。亀田兄弟はやっぱりメンタルの弱さがあるんじゃないかと。
そのスピードとスタミナには単純に驚かされました。
個人的には坂田の突進をかわして着実にジャブやオープン気味の左フックを当てていたように見えた次男に
(今の傾向であれば)ポイントは流れると考えていたので、採点についてはまったく違和感がありませんでした。
挑発行為は極めて不愉快でしたが、ボクシング自体のレベルは急上昇しているのではないでしょうか。
なかなか攻略しがたいスタイルになってきたように思えるので、相手を選べば防衛回数は稼げるでしょうが
……フライ級は少々酷では。
アジアチャンピオンといわれても仕方のない内容。
べつに外国のチャンピオンはみんなすばらしいというわけじゃないけどね…。
私の採点は117-111で亀田で結構カタイ印象でした。
坂田のショートパンチを有効打と見るかどうかってのが分かれ目なんでしょうね。
ボクシングって難しい。
パフォーマンスは不愉快とは思いませんが甘さは感じますね。
行くべくところで行かないとそのうち痛い目にあうことでしょう。
そこは反省してほしい。
亀大の成長が著しく、よい意味で驚きましたが、クロスレンジの技術では坂田選手の圧倒的な力を見ていたものですから、この判定には……やはり納得できないですね。
しかし試合後の坂田選手のあの真摯な態度には胸を打たれましたね。
採点が離れていたことに少しがっかりしました
もう少し坂田選手の攻勢を評価して欲しかったです