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アッサン・エンダム対村田諒太(2017/05/20)

2017-05-20 21:37:41 | ボクシング

WBAミドル級王座決定戦

ロンドン五輪金メダリストの村田諒太選手(Ryota Murata)がプロでの世界王座に挑戦する注目の一戦。元世界王者のアッサン・エンダム選手(Hassan N'Dam N'Jikam)と空位のWBA王座を争った一戦は東京、有明コロシアムで行われ、村田選手がノックダウンを奪うなど優位に進めていたように映った12ラウンズだったのですが、2-1のスプリットの採点をエンダム選手が制するという意外な採点結果に終わった一戦でした。

初回、ほとんど手を出さずガードを固めてじりじり前へ出るだけの村田選手。ですが初回終了間際にド迫力の右ストレート1発をねじ込んでエンダム選手を威嚇します。2回も手数は少ないもののガードの上からでもズシーンと響く右強打でのプレッシャーでエンダム選手を追い詰めて行く元金メダリスト。4回にはこの右でノックダウンを奪い、以降のラウンドでも再三右で相手を吹っ飛ばす場面を演出。左フックのボディブローや9回あたりから決まりだした左ジャブなどで逃げ惑いなんとか生き延びようともがくエンダム選手に最後まで力強く迫り続けた村田選手が確実なリードをキープした、と見えた試合終了時でした。

しかし公式のスコアは1人が117-110で村田を支持していたものの、残る2人が116-111、115-112でエンダムを支持する2-1でエンダム勝利という意外なものでした。シロート採点118-109村田。
うーん、これはどうなんでしょう。エンダムの手数? ちょっと理解できません。
途中のラウンドで何度もエンダムがこけていたラウンドがありましたが、いずれもスリップとレフェリーはジャッジ。その見方・判断にケチをつける気はないんですが、ノックダウンにとってもいいのでは?と思えたスリップもあったので、そこでノックダウンがコールされていれば… とかはいまさら言ってもしゃーないですか。
まぁ日本のアブラハムの強さってのは確実に示すことができた内容でしたのでめげずに次のチャンスに賭けて欲しいものです。それはそう遠くない未来に実現できるはずです。

エンダム選手は36勝(21KO)2敗。村田選手は12勝(9KO)1敗。

公式ジャッジ


116-111エンダムとスコアしたパナマのGustavo Padillaさん。
過去に10回来日。以下に初回KOで終わったリナレスの試合、女子タイトル戦以外でのスコア状況はこんな感じ。
1995年11月、ナザロフ対カノイ戦。ナザロフ3-0勝利。Padilla119-110、ほかの2人120-113、120-107。
1997年3月、バスケス対渡辺。バスケス5回KO勝利。Padilla40-34、ほかの2人40-34、40-35。
1999年2月、畑山対デュラン。ドロー。Padilla113-113。ほかの2人114-111、113-116。
2006年8月、亀田対ランダエタ1、亀田2-1勝利。Padilla115-112ランダエタ。ほかの2人113-115、113-114
2007年11月、坂田対デンカオセーン1、ドロー。Padilla113-113。ほかの2人114-112、112-115。
2010年12月、カサレス対久高、カサレス3-0勝利。Padilla117-111。ほかの2人117-111、116-112。
2014年12月、内山対ペレス、内山9回TKO勝利。Padilla85-85。ほかの2人88-82、90-78。
2014年12月、河野対ヒメネス、ドロー。Padilla115-112ヒメネス。ほかの2人116-111河野、114-114。

特に内山さんの時のジャッジが今回同様ドイヒーかと。あとは割とまともかな。
他には2014年4月のB-HOP対シュメノフ戦で1人だけシュメノフの勝ちとスコアしていたり、同じく14年の3月のダニガル対ヘレラ戦で1人だけドローとスコア(←まぁこの試合はヘレラ優勢の見方が多かった試合なので1人だけドローってのはまともな見方なのかも)
あと2009年のコテルニク対マイダナ戦で1人だけマイダナの勝利とスコア、2008年のミハレス対ムニョス戦で1人だけムニョス勝利とスコア。



WBA President highly embarrassed by N'Dam v Murata judging(PHIL D JAY/WBN)



Murata Denied Against N'Dam(Derek Bonnett/Secondsout):116-112村田

竹原氏「自分の採点では5ポイント、村田君が勝っていた」/BOX(サンスポ):村田の5p勝利

Hassan N'Dam champion du monde WBA des poids moyens(The Team):フランスのテレビ局Canal+で解説していたファブリス・ティオーゾ116-110村田
Outrage Greets N’Dam N’Jikam’s Decision over Ryota Murata in Tokyo(Reuters)116-110村田


N’Dam Upsets Murata, Wins Title by Controversial Split Decision(Alexey Sukachev/Boxing Scene):117-110村田
Hassan N'Dam vs. Ryota Murata – Results(Jim Dower/Boxing News 24):117-110村田
WBA apologizes for N’Dam-Murata scoring(Fightnews):WBA会長のヒルベルト・メンドサ「117-110村田」「村田と帝拳プロ、そして日本のファンに謝罪したい」(スコア画像)
【浜田剛史の目】手数を重視したのだろうが…私の採点なら7ポイント差で村田勝利(スポニチ):村田の7p勝利

N’Dam malmené mais champion du monde(sfr sport):118-110村田



村田諒太対ブルーノ・サンドバル(2016/12/30)
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30 コメント

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Unknown (camaro)
2017-05-20 21:44:12
ボクシングは有効打を1番評価するはずですよね?
確かに手数は少なかったけどこれで負けにされたらやってられないでしょう。
バックブラ1並みに不快な判定です。
Unknown (abcde)
2017-05-20 21:52:01
意味がわからないの一言ですね
アッサンが手数を取ったからと言われてもガードの上からの攻撃ですし、効きもしていないのを有効と取るのはありえないです。
パンチの的確性、そして効かせたのも村田だったとしか思えないです。
村田には気持ちを切り換えて次頑張ってほしいです
Unknown (すとれいと・くーがー)
2017-05-20 21:58:48
国内の試合でここ10数年でもっとも理解しかねる判定ですね。
しかし村田の強さは証明しましたし、リマッチも不必要と言えるレベルの差を見せつけたかと。
結果は判定負けですが期待値はむしろ上がったので腐らず頑張って貰いたいですね。
業界全体としては多いにマイナスですが村田個人としてはプラスの試合だったと私は思います。
信じがたい不当判定 (まっからむ)
2017-05-20 22:14:46
村田が1Rから猛烈なプレッシャーを掛け、3R以降は強烈なパンチを浴びせて、手数は少ないものの、確実に「有効なクリーンヒット」しての完勝やと思いました。
エンダムはいい選手でしたが、終盤はKO負けを逃れるのが精一杯に見えました。
エンダムに付けたジャッジは8R以降はすべてエンダムなんですね。
村田らしさが全開した会心のボクシングだと思うので、村田が気の毒でなりません。
エンダムもまさか自分が勝ちになるとは思わなかったでしょうね。
紛らわしいラウンドはほとんどなく、普通に誰が見ても村田の完勝だと思います。
Unknown (k)
2017-05-20 22:21:36
うーんブロッキング主体のディフェンスってこういう結果になる事は昔から割とあるんですよ
スタッツ見なきゃはっきりとはわかりませんが運が悪かったと思います
Unknown (TITO)
2017-05-20 22:23:46
選手をこれほど可哀そうだと思うのは久しぶりでした。もう、それ以外にありません。ボクシングで、この種の判定が時にでてしまうことがあるのを、もちろん分かってはいるわけですが、、、分かっていますが、それがよりによって村田の世界戦で起きるとは、、、彼が気の毒でなりません。。。
管理人さんが仰るように、彼には今一度チャンスが巡ってきてくれることを切に望みます。
Unknown (y)
2017-05-20 22:46:21
エンダムが足使いながらパンチを出してたラウンドがいくつかあったし、そういうラウンドでは村田も有効打が少なかった。それらをエンダムに取られたんだろうね。三つ目のレフェリーは2ラウンド差だから、序盤1,2ラウンドをみすみす相手にあげちゃったのが痛かったね。
Unknown (Unknown)
2017-05-20 22:52:00
陣営の戦略ミスなんじゃないかなぁ
いくらダメージ与えてもRごとで区切られちゃうし
Unknown (ガジョ)
2017-05-20 22:56:38
帝拳プロモーションのイベントでまさかこんな事が起こるとは…。
脇が甘かったとしか言えませんね。
ジャッジは勿論のこと、近年稀に見る酷いレフェリングだったと思います。
エンダムが終盤見せたホールディングやスリップは明確に前中盤を支配した選手がポイントと引き換えに有効打やピンチから逃れる術。どつきまわされて膝が笑ってる選手がそれをして口頭注意すらしない事に大変驚きました。
しかしながら、世界の一線級にも通じる物を村田が持っていると証明した試合でもあったので、村田がこれから自らのボクシングの幅を広げるのか、ブラッシュアップして突き詰めていくのか、今後が楽しみです。
Unknown (PPP)
2017-05-20 22:59:40
村田のブロッキング、フィジカルがミドル級の一線級にも充分通じること、ダウンを奪った右ショートのタイミングの素晴らしさなど、村田の実力を証明した試合だっただけに、この結果は非常に残念です。
手数の全く出ていない1-3、8ラウンドや、ヌジカムが決死の反撃をした5ラウンドが相手に流れるのは理解できますが、9-12ラウンドが全く取れていないとは。。
ちょっと不可解に過ぎますね

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