ミドル級10回戦
ロンドン五輪金メダリストの村田諒太選手(Ryota Murata)がアドリアン・ルナ選手(Adrian Luna Flores)に大差の10回判定で勝利しています。
重い右ストレート、左フックのボディブローでのプレスで初回からペースを支配した村田選手。4回には右ストレートでチャンスを掴んでからの攻撃でルナ選手を倒し(裁定はスリップ)ペースを圧倒していきます。しかし非常に柔らかい上体の動きで村田選手の攻撃の威力を軽減するルナ選手。軽いもののリズムに乗ったコンビネーションブローでの攻撃を数多く出す懸命な抵抗で村田選手の分厚いプレッシャーをなんとか凌いでいきます。
とは言うもののパンチの重さ、攻撃力の差は歴然で、中盤以降疲れの色を濃くしていきながらも右ストレートや左フックで度々チャンスを演出した村田選手が大差の判定を掴んでいます。
公式のスコアは98-92、99-91、100-90の3-0村田。9回10回はかなりバテていた村田選手で、固いブロッキングでのディフェンスがやや崩れる場面も見られましたが、攻撃力はバテていても全く損なわれていませんでした。またブロック主体ながらもパンチに反応して顔を背けたり、ブロックの位置を動かしていたりとディフェンスの勘というもののを感じさせた動きが印象的でした。
村田選手は5勝(4KO)。ルナ選手は17勝(11KO)3敗1分。
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ロンドン五輪結果
村田諒太対柴田明雄(2013/08/25)
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