box観戦記録

100%自分用のリストです

フェルナンド・ベルトランJr対タカラニ・ヌドルブ(2008/08/22)

2008-08-24 14:11:59 | ボクシング
IBOフェザー級タイトルマッチ

スーパーバンタム級のランカー同士がフェザー級にクラスを上げて臨んだIBO王座決定戦。
メキシコのフェルナンド・ベルトランJr(Fernando Beltran Jr)選手が南アのタカラニ・ヌドルブ選手(Takalani Ndlovu)に12回際どいスプリットの判定で勝利して空位の王座を獲得した一戦でした。

共にスティーブ・モリター選手の持つIBFスーパーバンタム級王座に挑み敗退した経歴を持つ同士の一戦の立ち上がりは、サウスポーのベルトラン選手のジャブがリードする展開。ヌドルブ選手も左のジャブで対抗しますが、ジャブの刺し合いでより正確にジャブを当てていたのはベルトラン選手でした。
左ジャブが当たらずに序盤のペースを奪われたヌドルブ選手でしたが、中盤からは右ストレートをリードブローに用い始めたのですが、これがハマリました。
両者の距離が序盤に比べ近くなり、ヌドルブ選手の右ストレート、左フックが徐々に有効度を増していきます。
距離を詰めることでペースを完全に奪い返したヌドルブ選手でしたが、やや疲れもあったのか、9回からは足を使いながら離れてのアウトボクシングを展開。
序盤は当たらなかったジャブがペースを握ったこの局面ではよく当たります。
下がるヌドルブ選手に対しプレスを強めるベルトラン選手の攻めに、ロープに詰まる場面も増えていったヌドルブ選手でしたが、正確性を欠くベルトラン選手の攻めに対しヌドルブ選手の正確なカウンターが有効に私には見えました。

試合終盤必死に追い上げたものの、10回にはローブローでの減点も受けたベルトラン選手にとって採点は苦しいものになると思えたのですが、公式のジャッジは1人が114-113でヌドルブ選手の勝利を支持したものの、残る2人が115-112でベルトラン選手の勝利と見た意外なものでした。
ちなみにわたくしめの素人採点は115-112ヌドルブ。試合の解説を務めていた元ヘビー級王者シャノン・ブリッグス氏の採点は115-113ヌドルブ、というものでした。

ベルトラン選手は31勝(18KO)3敗1分。不運な星を落としたヌドルブ選手は28勝(18KO)5敗。

Beltran edges Ndlovu!
Beltran Barely Beats Ndlovu; Yorgey Outworks LeHoullier
Beltran Jr. takes split decision from Ndlovu

スティーブ・モリター対フェルナンド・ベルトランJr(2008/04/05)
スティーブ・モリター対タカラニ・ヌドルブ(2007/07/14)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿