射殺されたコヨーテたち

今日、高速道路で渋滞にはまり、トロトロと運転してたら、またもや、何かの死体が。。　犬かな？　とおもってみたら、コヨーテだった。。

車をサイドに止め、まだ生きてるかどうか、調べたけどもうすでに引かれてから何時か経過しており、この暑い中、ウジ虫もわくのが早い。。犬用のタオルをかぶせてあげて、また車にもどった。。

はぁ。。。出てきたらあかんやんか。。こんな車の多いところ。。と一人でつぶやきそして、”ごめんな。。人間が山を切り開いてしまって、餌がなく、こんなところまで、来てもうたんやね。。”　

心が痛かった。。。

ふっと思い出したのは、２，３年前、ゴールデンゲートパークで、（サンフランシスコ内にある、とてつもないでかい公園）射殺されたコヨーテのことが、頭をよぎった。。

このＮｅｗｓは地元のテレビや新聞でも取り上げられた。

なぜ、コヨーテが射殺されたかというと、ある女性がパグ（きっとパグだったよなきがする。。）を散歩中、突然コヨーテが現れて、連れて行かれたということ。。

そのＮｅｗｓの何ヶ月も前に、私は仕事に行く前、ゴールデンゲートパークにＫａｉとＫｏｎａ（当時は２匹）を朝５時ごろ散歩をさせていたら、薄暗いところから、突然現れた動物がいた。。

私はまた浮浪者の犬だろうと思い、そのまま行こうとすると、Ｋａｉが立ち止まり、動こうとしない。　とおもったら、Ｋｏｎａがその２匹の動物たちと遊びはじめた。

３匹でなにやら楽しそうに走り出した。　ワンワンとはいわなかった。。なんだか、ぴゅぴゅという音に近い声を出してて、そのときに、あ、コヨーテだ！とおもって、薄暗い中、よ～く見てみると、Ｋｏｎａより少し小さい。。

やっぱりコヨーテだ。。と確信。　あららら。。オオカミ犬とコヨーテか。。本来ならオオカミとコヨーテは仲良くなれないのにな。。

３０分ぐらいして、Ｋｏｎａを呼び、車の方向に歩き出したら、コヨーテもついてくる。。　どうしよう。。きっとおなかがすいてるのだろうな。。
でも、ここで、えさなんてあげたら、よくないし。。

車にもどり、ふっと振り向くと、いなかったから、ほっとしたら、目の前にいた。　お水かな？　遊んだからのどか乾いたのかな。。

お水を入れてあげたら、少し遠くのほうにぴて上げたら飲んだ。
そして、少しのお肉のおやつもあったからそれもあげた。。

２匹はじ～っと私のほうをみて、どこかに消えた。

次の日に同じ時間にゴールデンパークに行って見た。。

”まさかね。。いるわけないか。。”

歩き始めて４０分ぐらいかな。。遠くのほうに見えるのは犬のような。。

”え？うそ。。またいてる。。”　　Ｋｏｎａはうれしそうに走り出した。
今回は私のほうにもコヨーテが近づいてきた。。

何ヶ月ぐらいだろう。。コヨーテのカップルと遭遇したのは。。

そして、”コヨーテ射殺”のＮｅｗｓ．．　賛否両論の意見が殺したアニマルケアコントロールのアニマルコップに寄せられた。


”殺す必要がなぜあるのだ”
”殺してくれてありがとう。これで私たちは安心して、犬を散歩に連れて行ける”


あれ以来、同じ時間、同じ場所にいってもコヨーテは現れなかった。。

私の意見。。。

犬を襲われて、連れて行かれた方にはなんともいえない。。こんな悲しいことはない。。もし、自分の犬だったら、本当に悲しい。　コヨーテのことを憎むだろう。　けど、これはあくまでも、野生動物のおきてというか、こうしていかないと、野生動物は生きていけないのだ。　コヨーテがこの都会まで進出するほど、山はなく、餌も取れない状態。　それをわかってもらいたい。

コヨーテを殺さずに、麻酔銃などで、眠らせて、山にもどすということは、なぜ考えなかったんだろうか。。それが悔しい。。

と私は新聞社の意見箱に送った。


野生動物愛護協会からは、”あなたの意見はすばらしい”などと返事が寄せられた。。複雑の気持だった。。



野生動物と人間は共存できない。けど、わざわざ殺すことはないだろう。。

なんとなく、そう思った。。