先日、USJのクリスマスツリーを見に行きました。
その日は韓国の修学旅行生が、たくさん来ていて、楽しそうに遊んでいました。どこの国でも学生さんは、とても元気で可愛いものですね。
良く見ると、韓国の女子学生さんの、髪がとても美しいことに気づきました。
これは、日本と韓国の、化粧品の違いによることを象徴しています。
現在、日本ではメイク・ヘアカラー・パーマを施すのが低年齢化し、髪やお肌の損傷が激しくなりました。
その為、それを擬似的な「艶」や「手触り」でごまかす為の、シリコン剤が瞬く間に普及しました。
実は、その事が日本の女性の髪の抜け毛や薄毛の増加の要因でもあるのです。
最近では、さらにコーティング力の強いポリマーなどが配合されているシャンプー剤も増え、パーマやカラーの施術が困難になり、多くの美容師さんが「14日間で修復・・・」とか、人気グループの歌に合わせて髪が揺れているCMのシャンプー剤には「困ったものです」と嘆いています。
これらのコーティング剤が普及した理由はコストが安く、簡単に「艶や手触り良く見せる」と言う化粧品メーカーの思惑と、過度の美容施術により毛髪の損傷が激しくなり、コーティングをしないと、枝毛や切れ毛を隠せないからです。
つまり、進化した薬品の恩恵を受ける代わりに健康は奪われてしまっているのです。
現在、アジア諸国での化粧品の製造量や流通量は日本が圧倒的にトップです。
その為、その分野においては、少し遅れている、韓国の女子高生のノーメイクと真っ黒のストレートヘアが、とても初々しく美しく思えましたのかも知れませんね。
でも、これは昔の日本人女性の象徴では無かったのでしょうか?
その日は素材美の持つ「素」の美しさを改めて感じると共に、その価値を韓国の少女たちに教えられたような気がします。