クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

マイスターのように

2006年04月13日 | 美容について

『ポルシェ』の販売が世界中で好調です。

1963年この世に生まれたポルシェ(911型)は、その基本のデザイン・レイアウト・を貫き、40年以上も変わることなく熟成を重ね、進化し続け、今でも世界中のカーマニアから愛され続けています。

それはポルシェの精度・信頼性・乗り味が機械で測ることの出来い、人の五感に訴える「何か」を持ち続けているからです。

その『ポルシェ』と同じように、頑固にコンセプトを貫き続ける部品メーカーや職人がいる事を、ご存知ですか?

ドイツのエナペタルと言う小さな街に、自動車部品であるショックアブソーバーを作る小さなメーカがあります。

今では大手メーカーがコストダウンや合理化を図る中、そのメーカーだけは、手間やコストの掛かる鍛造や手組みにこだわり続け、機械での計測では図ることの出来ない、独特の乗り味を出しているのです。

今でも日本の数々の高級スポーツカーに、この部品が採用されている事で、同じものが出来ないことを証明しているようです。

この技術への「こだわり」があるからこそ、小さな町工場の小さな部品メーカーは『世界のビルシュタイン』と呼ばれるようになりました。

そして、その部品メーカーを支え続けた職人(マイスター)と呼ばれる人達は地味だけど、変わることの無い確かな仕事を続けてきました。

そんな職人(マイスター)がいたからこそ『ビルシュタイン』は信頼されるブランドになったのです。

一時期は、会社の存続をも危ぶまれ、幾つもの自動車メーカーに吸収合併されそうになった『ポルシェ社』の危機を救ったものは、合理化や利益追求という悪魔のささやきに『魂』を売らず、純粋に「良い車を作る」と思うメーカーの思想と、それを支え続けてきた数多くのマイスター達が、それを求めるユーザーに確かなものとして認められているからだと思います。

私達の美容業界でも大型チェーン店などの躍進により合理化
や利益優先に魂を奪われ、危険な施術を行うサロンが増え続けています。

そんな時代だからこそ『マイスター』のように職人魂を忘れず「健康な髪」や「安全な美容」に、こだわり続ける美容を目指す職人が増えてほしいと願っています。


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