クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

菌との共存が健康維持へ秘訣!?

2019年04月13日 | セーヌ・シリーズ(ヘアケア商品)
敏感肌やアレルギーの方にとって化粧品選びで大切な事は抗菌性です。

そのため最も重要な事は防腐剤の見極めです。

私は初めてセーヌやラ・ポーデュベベを作る時、製品の抗菌についてもニッシン化研さんに独自の考えを提案しました。

それは育毛やアレルギーにとって『皮膚常在菌』が重要だという事です。

昨夜、山下智久さん主演の『インハンド』と言うドラマを見ていたら「現代人のアレルギーは清潔にしすぎ病」との台詞がありました。

これについて今から約20年ほど前に勉強した松尾博士による医療用強酸性水による殺菌理論を学んでいた時に同じことを聞きました。

一般の化粧品に良く配合されている防腐剤にパラベンや安息香酸などがありますが、それらの防腐剤はほんの微量でも何年も腐敗する事はありません(カビ菌を直接入れても繁殖しない)

そのくらい防腐効果が高いのですが、それにより皮膚常在菌も死滅し、本来必要なバリア層が作れなくなる事で安易にアレルゲンの侵入するそうです。

つまり殺菌と聞くと清潔で良さそうに思えるのですが、その事で免疫バランスを崩している事も事実です。

大手化粧品メーカーは一度の製造で大量に製品を作るため、在庫に菌が繁殖すると大きな損失が出る事を恐れ、危険性が高くても確実な防腐剤を添加しています。

でも、それはアレルギー体質の人にとっては重大な問題になる可能性も十分に考えられるのです。

それらの皮膚トラブルの回避のために、セーヌやラポーデュベベのシリーズの商品について植物由来原料のみの抗菌性をギリギリまで弱めています。

それが皮膚常在菌にとって住みよい環境であり、皮膚の健康を守るのにも適していると思うからです。

大手の化粧品メーカーとの違いは、新鮮な製品をお届けする事に拘り大量製造をしない方針をニッシン化研さんにお願いしています。

その為にちょこちょこ品切れになるご迷惑をお掛けしておりますが。


これは化粧品の抗菌性のチャレンジテストのデータ票です。

毎日このようなデータと睨めっこです。

パラベンや安息香酸などの強力な抗菌剤を入れてしまえば一回のテストで難なくクリアできるのですが、より安全で安心な製品を作るために植物由来の原材料で抗菌性を保つ為には何度も、このテストを繰り返す事もあります(1回が7万円もするんですよ)

そんな私の拘りにも快く引き受けてくれるニッシン化研さんもまた、消費者の本当の安全を願う素晴らしいメーカーさんなのです。




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