夢中人

sura@cosmic_a

理性

2010年08月15日 | Weblog
辞典によると「理性」とは、
①真偽・善悪を識別し、正しく判断する能力。
②他の動物と区別する人間特有の【本能や欲望に左右されないで行動する】能力。また、人間最高の思考能力。

①の意味からすると、やはり「正義」にも関わってるような気もする。何事にも惑わされず、真偽・善悪を識別する。
そして、人間最高の思考能力。。。それが理性。
他の動物にはなくて、人間特有の能力。。。それが理性。

ネットで「理性」を検索してみたら、「人間存在に本来的に備わるとされる知的能力の一つである。平たく言えば推論能力である」とありました。
では、推論とはということでみてみたら、「既知の事柄を元にして未知の事柄について知ろうとすることである」。
別の言い方に変えると、「ある命題から他の命題を導くこと」。

「既知の事柄を元にして未知の事柄について知ろうとすることである」とありますが、「既知」とは「すでに知られていること。また、すでに知っていること」。
そして「未知」は「まだ知らないこと。まだ知られてないこと」。
「既知」とは、それまでの経験だとか、歴史をさしてると思ったんですけど、それまでの歴史を知ることによって、未来が予測できるということかな。
だとすると、「温故知新」という言葉もあてはまりそうだと思った。昔の事(既知)をじっくり調べていけば、新しいこと(未知)を知ることができる。
また、「ふるきをたずねて新しきを知る」も同じ意味だと思う。

じゃぁ、今の瞬間、自分の身の回りにあるもので、歴史を感じるものって何だろうと思って探してみたら「文字」がありました。
まぁ「漢字」なんですけどね。漢和辞典を引いてみました。


理・・・①おさめる(をさむ・治・修)。イみがく。玉をみがく。ロただす。整える。ハさばく。裁判する。二はからう。処する。処置する。「処理」
ホつくろう。修理する。へわける。区別する。区分する。トかざる。装飾する。②おさまる(をさまる)。
③きめ。イあや。ある種の玉の表面にある細かいたくさんのすじ。ロ木のもくめ。木目(きめ・モクめ)。木理。ハ物の表面のなめらかさの度合い。
二皮膚のきめ。膚理。ホ物を形成している粒や繊維などの大小・巨細・粗密の度合い。
④すじ。物事の筋道。条理。⑤みち。人のより従うべき道。道義。⑥ことわり。道理。⑦わけ。理由。⑧宇宙の本体。⑨さが。性質。天性。本能。
⑩区別。区分。⑪さとる。理解する。理会する。⑫なかだち。媒介。媒介人。なこうど。⑬たのむ。たよる。⑭したがう。⑮裁判官。⑯つかい。使者。
○あや・おさ・おさむ・さだむ・すけ・たか・ただ・ただし・ただす・とし・のり・まさ・まろ・みち・よし
【解字】形声。王たまが意府。里りが音符で、また、みがく(レイ)意を表わす。玉をみがくこと。

性・・・①さが。生まれつき。「習性」②たち。もちまえ。物の本質。「品性」③こころ。「理性」④いのち。生命⑤生きていること。生活。
⑥男女の別⑦色欲の本能⑧仏ショウ。不変。普遍な万物の原因。国ショウ。陰陽家の説で、五行ゴギョウ(木火土金水)を人の生年月日に配当したものの称。
「木の性。土の性。合い性」○なり・もと
【解字】形声。(心)が意府。生が音符で、また、生まれる意を表わす。生まれながらにもっている心。引いて、生まれつき。

「理」という字の意味って深い。。。「理」は「王」と「里」に分かれますが、「王」はたま。美しい玉。価値の高い石。宝石などの意味。
「里」は、さと。むらさと。いなか。などの意味もあり、また、古代の行政区画といのもある。そして、道のりをはかる単位。
これからすると、「理」という字は。「王」と「里」の意味が混ざり合って、さらに意味深くなっている感じっぽい。
そして「性」と言う字の意味も深い。「性」という字は「心」と「生」に分けられる。それは、生まれながらに持っている心の意味か。
「理」には「さが」という意味があるし。「性」には「理性」という意味があるみたい。

「理性」と言う字をバラバラにして意味をみてみましたが、「理性」の意味には、「本能や欲望に左右されないで行動する」というのがあるんですが、
「理」も「性」も「本能」とあるんですよね。だからして思ったのは、「理性」には最初に挙げた意味とは別の意味があるのかなぁって。。。
いや、それはよくわからないんですけど、一つ一つの字を見ていくとそんな気もしなくもないなぁって。
コメント
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