アルテルフ・３２

もうすぐ終わる
こんな世界は
馬鹿ばかりが繁栄する
こんな世界は

逃げることのできぬ自分を逃げ続け
嘘とごまかしで作った自分を衒い
さも美しい人間であるかのような
ふりをする馬鹿者よ
おまえに神の鉄槌が下る

人を盗み神を盗み
なりたかった自分という
馬鹿馬鹿しい被り物を被り
盗んだ栄光の上に
永遠に座り込もうとする馬鹿者よ
おまえは神に見捨てられる

神が人間に与えていた
すべての恵みをはぎとられ
きのこのようにぼんやりしたものとなり
神の世界を追い出されるだろう

つらいことはいやだからと
人間を捨て
いやらしい悪魔に落ちた馬鹿者を
神はすべて掃除する
何もない砂と風の荒野に落とし
永遠に振り返らない

もうすぐ終わる
こんな世界は
馬鹿ばかりが繁栄する
こんな世界は

メンカリナン・３１

人間を
正しい姿に戻す

今の人間は
自分がつらいばかりに
自分を改造しすぎている
必要以上に手足を長くし
天使のように顔を白くし
おかしな蜘蛛のようなものになっている

神が創られた本当の人間の姿は
もっと小さい
もっと丸い
芽生えたばかりの
美しい自分を表すのに
ちょうどいいかたちなのだ
神の愛がこもっている

その本来のかたちを嫌がり
もっとかっこよくなりたいと
もっときれいになりたいと
あさはかなわがままを言って
自分を勝手に改造することは
神の愛を馬鹿にすることだ

逃げることはできない自分を
逃げ続け　逃げ続け
人間はどんどんおかしなものになってゆく
とうとう神に嫌われる
そんなものは創った覚えはないと

人間よ
嘘と盗みで作った迷いのかたちを捨て
本当の自分の姿に戻りなさい
その方が百倍も美しいのだ
おまえの今の正直な心の姿だからだ

長い手足も
天使のような顔も
すべて捨てなさい
それは嘘だ
人を神をだますために
人間が作った
汚らしい嘘なのだ

フォマルハウト・２２

愛の世界がやってくる
神はすべてを変える

いじましく嘘にこだわり
糞臭い幻の城に
頭を突っ込んでいる馬鹿者よ
早く目を覚ませ
神の軍団がやってくる

神はあらゆる嘘をひっくり返し
すべてを真実の姿に戻す

逃げることのできぬ自分を逃げ続け
この世に苦悩をまき散らすものは
神の軍団に打ち払われる

まごうかたなき真実の荒波が
この世を洗い清めるだろう
美しいものだけがこの世に生き残る

嘘の衣を厚く着込み
自分を正しいものに偽装するでない
神は厳しく真実を見抜き
馬鹿のしるしをつけて
すべて追い払うだろう
逃げることはできない

神の軍団に追い払われたくなくば
本当の自分を正視し
自分のすべてを受け入れ
その自分をまっとうに生きていくのだ

愛の世界がやってくる
神はすべてを変える

嘘のしみこんだ半身をちぎり捨て
本当の自分に帰ってこい

ゲンマ・８３

もういやらしいことはやめなさい
人も自分も苦しめるような
つまらぬ馬鹿はやめるのだ

嘘で作った檻を脱ぎ捨て
本当の自分に戻りなさい
そして愛に目覚め
よいことをたくさんやっていきなさい

たとえその自分が
つまらぬことばかりやってきた
馬鹿な自分でも
ひとたび愛に目覚めれば
それはすばらしい自分になる

怠惰の衣を切り裂き
すべてを愛でやってゆく
働き者の美しい自分に
なることができる

それを信じ
つまらぬものは捨て
愛に目覚めなさい

逃げることのできぬ自分を
逃げ続けているから
あなたは苦しいのだ
その自分こそが
いいことをなんでもやっていける
最もすばらしいものなのに
あなたは今それがつらくてしょうがないのだ
なぜなら自分は
いやらしいことばかりしているから

もういやらしいことはやめなさい
あなたは自分の意志で
自分を決めることができる
迷うことをやめ
自分を神の中に放り込み
愛に目覚めなさい

カノープス・７０

美女というものは
本来神の使いである

神の心を受け
神の愛をこの世に表現する
大切な神の依り代なのだ
ゆえに神の美を授かり
たとえようもなく美しくなる

だが
今のこの世では
その神の美を横から盗み
それを自分の幸せのためだけに利用する
馬鹿な女が美女の位を独占している

神はそれを悲しみ
大いに憤っていらっしゃる
ゆえに
汚いことをして自分を美女にする
馬鹿な女はことごとく滅ぼすと
おっしゃる

逃げることのできぬ自分を逃げ続け
人の美貌を盗んで
美女になりすます馬鹿女は
すべてその正体を見破られ
人でも女でもない
暗いものに落ちて
この世のほかのところを
さまよわねばならない

人間というものを
正しい姿に戻すために
汚い嘘はすべて掃除される
神はすべてをおやりなさる

大いなる神の指にはじかれ
この世を追い出されたくなくば
盗んだ美貌を神に返し
本当の自分に戻りなさい
そしてすべての幸福のため
はしためのように
身を粉にして働くのだ

ガラクシア・５９

永遠の愛の世界がやってくる
永遠の愛の世界がやってくる
もはや神は悪を許さない

人々よ
臭い嘘とごまかしはやめ
本当の自分に戻り
清らかに明るい人生を生きなさい
神の目を汚すような
醜いことをしてはならない

すべてを愛と幸福に導く
神の心に逆らい
この世に不幸と苦悩をまき散らすものは
もうこの世界を追い出される
ゆえにもう二度と悪さをしてはならない

永遠の愛の世界がやってくる
永遠の愛の世界がやってくる
神が夢見ていた美しい愛の世界が
この地上に広がってゆく

真実の愛に目覚め
本当の自分をまっとうに生きていくものは
この世に生き残ることができるだろう

アークトゥルス・６４

もう馬鹿な真似はやめなさい
それはおまえではない

おまえは
自分以外の自分になりたくて
人からよいものを盗み
毛皮のようにそれをかぶって
なりたい自分などというものに
化けているのだ

本当のおまえは
そんな無様な人形のような
拙いものではない
神が心をこめて創った
すばらしいものなのだ

それをおまえは
勝手に馬鹿なものと決め込んで
逃げ回っているのだ
そして嘘ばかりで作った自分を
嬉しそうに磨きこんで
人に見せびらかしているのだ
愚か者よ

嘘できれいな人間になろうとしても
おまえは汚れていくだけだ
本当の自分を大事にしていけば
それはよいものになれるものを
おまえはそれを嫌がって
振り返ろうともしない

つらいからだ
馬鹿なことをしている間に
醜くなってしまった
自分の真実を見るのが
怖いからだ

もうやめなさい
そのまま嘘の自分を生きとおせば
おまえは神が創ってくださった自分を
壊してしまう
そうなればもう二度と
元の自分には戻れないのだ

本当の自分が壊れてしまう前に
その馬鹿馬鹿しい嘘を脱ぎ捨てなさい
何もかもを失って
遠い虚無の荒野に落ちる前に
本当の自分に戻って
すべてをやり直しなさい

アルデバラン・５７

やめよ
もう二度と
曲がったことをしてはならない

愛を馬鹿にし
自分をごまかし
神を騙って
すべてに君臨しようとすることを
やめよ

人類は自分を馬鹿にし
その苦しさのあまり
あらゆる悪行をなした

神を侮り
世界を逆さまにし
悪こそが勝者なのだとうそぶき
人を馬鹿にし人をだまし
あらゆる苦悩を世界に投げかけた

その罪を
すべて支払え
傷つけ続けてきた
世界を癒すために
あらゆることをやるのだ

逃げることのできぬ自分を
正しく受け止め
その自分によって
見事にやって見せよ

目覚めの時は来た
人類は
すばらしい自分自身の真実を知った
これからすべてが始まる

自らのなした
うず高い罪の山に挑戦せよ
内部からほとばしる愛の力のままに
すべてをやってゆくのだ

ゲンマ・８２

この世に愛を吹き鳴らせ
すべてを救う
永遠の愛を吹き鳴らせ

暗闇に溺れ迷うている
魂を洗い出し
光の中に並べよ

目覚めた魂は
愛に燃えあがり
すべてをやっていくだろう

すばらしい自分自身の
大いなる旗を掲げ
進め
人間よ
あらゆるものを救うために

この世に愛の国が立つ
この世に愛の国が立つ
美しい神の
永遠の夢をかなえるために
今こそ働け
すばらしい人類よ

ミンタカ・２８

永遠に
愛に背いて生きていくことなど
できません

あなたは
自分ばかりをいいことにするために
すべてを犠牲にしようとしている
それは愛ではない

愛であるはずの存在が
愛ではないことをするとき
そこに果てしない矛盾が生じる
あなたはその繰り返しの中で
魂を疲弊させてゆくばかりなのだ

逃げることのできない真実から
逃げ続けている限り
あなたの苦しみは続く
あなたはそれをごまかすために
妙な薬に溺れていく
なんとあさはかなのか

もうやめなさい
愛に逆らって生きるのは
盗んだもので作った
偽物の幸福を浴びて
勝者を気取った栄光を衒うのは
それは嘘だ

永遠に
愛に背いて生きていくことなど
できません

その人生を
これ以上汚さないためにも
盗んできた愛を神に返し
本当の自分に帰りなさい

神の目が閉じる前に
すべての嘘を投げ捨て
愛に帰ってきなさい