月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ケンタウルス・7

2021-06-30 05:10:29 | 詩集・瑠璃の籠

嘘をつくでない
おまえはそのようなものではない

神が創った本当のおまえは
もっと美しい
もっと頼もしい
そのように弱い風にもたじろぎ
恐怖の殻にこもって
裏で悪さをするような
おかしなものではない

おまえが馬鹿と思い込んでいる
その自分を隠すために
嘘で美しい自分を作り
それを誇らしげに人に見せるでない
あまりにもそれは愚かなことだ

神が創った本当の自分は
すばらしいものなのだ
思い 考え 意志することができる
愛し合い 助け合い
すばらしいことをすることができる

それを馬鹿と思い込み
自分で自分を痛く抑え込んで
他から盗んできた自分をかぶり
それを自慢げに見せびらかすことは
あほうにもほどがあるのだ
神の創造を
根本から馬鹿にすることだからだ

新しい永遠が
この世にやってくるその前に
もう本当の自分に戻りなさい
情けないことをした自分が
恥ずかしいのなら
もっとよいことを
もっとすばらしいことを
自分でしていけばいいのだ

本当の自分はすばらしい
なにもかもを自分でやっていくことができる
その美しさに気づくとき
おまえは最も幸福なのだ




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ゲンマ・61

2021-06-29 05:00:32 | 詩集・瑠璃の籠

悪とは何か
それは陰惨な破壊欲に濡れた
自己矛盾の幻である

自分を馬鹿と思い込み
その苦しさのあまりに
自分以外のものすべてを
破壊したいと願う
自己存在の幼期における
ねじれた矛盾なのである

動物的な自己保存欲とエゴに溺れ
神のように自分のみを尊しとなし
ほかのものを侮蔑し続ける
あほうの闇なのである

それは永遠に
自分から逃げようともがき続け
嘘ばかりつく
神の宝を盗んでは自分の富となし
いかにも大金持ちのように見せかけるが
本当は何もないのである

人間は万年の間を
悪の道に迷い続けてきたが
その結果一片の利もなかった
木の葉のように軽い嘘の上に
巨大な悪の楼閣を建て
悪こそが全世界の支配者であるとさえうそぶいたが
それはたったひとつぶの愛の前に
敗れ去った

ただひとつの真実の愛の光の中に
悪者の真実が見えたのだ

悪とは
親の巣の中に守られながら
すべてを破壊してやろうともくろむ
あほうの卵である
それはあまりにも愚かな甘えだ
親の愛の巣がなければ
自分も落ちてしまうからだ

もうそろそろ限界がくる
親の忍耐がちぎれ
卵を放り出される前に
悪者は悔い改めねばならぬ

すべては自分が間違っていたのだと
神の前におのれを改め
愛の目覚めをこう者の前に
ひざまずかねばならぬ




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スコルピウス・19

2021-06-28 05:06:33 | 詩集・瑠璃の籠

万年の忍耐の日々をたたみ
神はこの世に愛を叫ぶ

待っていた
迷いの中にこもり
悪行の限りを尽くす人間の目覚めを
ひたすら待っていた
しかしてその時は来た

人々はおのれの中の神性に目覚め
愛によってあらゆることをやってゆく
よきものとなる

その魂の進化に逆行し
嘘の世界に未だこもろうとするものは
愚か者と呼ばれ
この世を追い出されるだろう

万年の間
人々の悪の迷いに
神は耐えてきた
悔い改めをこう
神の諫めから逃げ続け
暴虐の限りを尽くす魂を
涙で支えてきた
だがもう耐えることはしない

愛の旗を立て
この世のすべてを改めるために
神はすべての活動を起こす
美しい愛の園をこの世に創るために
あらゆる努力をする

未だ悪の世に未練をなし
神のこの決意に否というものは去れ
二度とこの世に根を張るでない
愛に目覚めた人間は
神に従い
神とともに美しいことをするがよい




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ポラリス・10

2021-06-27 05:03:25 | 詩集・瑠璃の籠

曇りのない
明るい心で生きなさい

嘘をかぶり
心に影を作り
そこにいやらしい自分を
隠すでない

聖者をまねして
嘘をことのほかきれいに演出し
これが自分だとうそぶいても
ごまかせはしない

嘘はどんなに磨いても
嘘なのだ
心の影に隠れた
本当の自分が
傷のように常に痛む
その痛みが
おまえの魂を痛く曇らせる

本当の自分というものを
馬鹿にしているから
おまえは苦しいのだ
もうやめなさい
本当の自分を受け入れ
何もかもをやり直しなさい
過ちを素直に浄め
まっすぐに本当の自分を生きるとき
おまえはすでに美しい

大空の一つ星のように
自分を信じるとき
さわやかな風が心を吹き抜け
心の影を拭い去ってくれる
そしておまえは
神の光の中に
本当の自分自身を見出し
感嘆することだろう

神は
こんなにも素晴らしいものに
自分を作ってくださっていたのかと




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テッラ・15

2021-06-26 05:32:35 | 詩集・瑠璃の籠

嘘をかぶって生きている人間を
自然界は拒否する
それは愛の世界と
永遠に和することのない
愚かな自己愛の権化だからだ

それは愛とつくが愛ではない
自分さえよければいい
ほかのものは自分をよくするための
餌に過ぎない
自分の幸福を守るためなら
みんなを不幸にしてもかまわない
そういう醜いエゴなのだ

愛を学ぼうとせず
程度の低いエゴの中に
凝り固まろうとする馬鹿者を
地球の自然界は拒否する

出ていけ
出ていけ
ここは素晴らしい愛の世界
それに響きあわぬものは
みんな出ていけ

花も木も
森も山も海も
地球の自然界はすべて
馬鹿者を拒否する

嘘を脱ぎ捨て
自分自身に目覚め
すべてに償っていくと
誓えるものには
自然界は愛を示すだろう




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ガラクシア・47

2021-06-25 05:20:53 | 詩集・瑠璃の籠

神と絆を結びたいなら
人を大事にせよ
人は神の宝である
人の中にこそ神がある

人を馬鹿にして
自分一人を高くするために
神を求めるのは
神を利用することである

おまえたちが
敵とみなす人の中にも
神の血が流れている
それを馬鹿にすることは
神を馬鹿にすることである

神を喜ばし
神と絆を結びたいなら
人と仲良うせよ
恨みや憎しみは神に預け
きよらかな涙の中に
許しあい 抱き合え

神は人を
愛することができる
素晴らしいものに創った
暖かな血の流れる
美しいものに創った
誰一人として例外はない

神を愛するなら
人を愛せ
人のために尽くせ
うやうやしく頭を下げ
人をたたえよ

人こそが
神の素晴らしい芸術なのである
迷いの中にいる魂にも
神の宝はある
それを知り それを認め
すべての人の幸せのために
よく働くがよい




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ヴィンデミアトリックス・48

2021-06-24 05:19:55 | 詩集・瑠璃の籠

恥を知れ
嘘ばかりついて
自分をごまかして
神の前に見せびらかすでない

あほうは酔う
嘘で作った自分に酔う
これこそが本当の自分と思い
やけにいばりちらし
それらしいことを言って
世間をだまそうとする

おとなしい馬鹿という形を作って
愛のふりをするあほうよ
おまえの魂胆は見えているぞ
アンコウのように
光る餌を振り動かし
すべてをだまして
自分のために利用しようとしているのだ

愛のかたちをまねして
愛をおびきよせ
愛を奪おうとしているのだ

そして少しでも
化けの皮がはがれるここちがすると
獣のように牙をむき
すべてをめちゃくちゃにするのだ

愛でないものが
愛のふりをしている
そんな汚いものが
自分であることを
あほうは永遠にみとめたくないのだ
永遠に
嘘の中で生きていたいのだ

それでなければ
嘘をつき続けて
馬鹿をやり続けてきた自分が
苦しすぎるのだ

あほうよ
神の前に
よくできた嘘を衒うでない
それはあまりにも愚かなことだ
神を
何も知らない馬鹿だと
言っているようなものなのだ

永遠に嘘で生きることなどできはしない
もう嘘はあきらめて
本当の自分に戻りなさい
たとえそれがどのように小さいものであろうと
そこにしか
愛に帰る道はないのだ




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フェクダ・14

2021-06-23 05:31:50 | 詩集・瑠璃の籠

この世界に流れている
大きな愛を
いつまでも無視して生きることは
できません

あなたは愛の園から
必要以上に美しいものを
とっておきながら
それをありがたがりもせず
こんなものは馬鹿なものなのだと
平気で馬鹿にするのだ

神が創られた愛の園に
みとれていながら
こんなものはすべて偶然の産物で
神などいないのだと
平気でうそぶくのだ

ありがたき神の
暖かい裳裾に守られていながら
神などというものは
弱い人間の願望に過ぎないのだと
えらそうな顔で言うのだ

心のさやを弾いて
大空に飛び出してみれば
あまりにも大きな愛が
自分を抱きしめてくれるのがわかる
その限りない幸福を知りもせず
いつまでも心を閉じているから
馬鹿者と言われるのです

愛を知り
神を知り
偏った自分の世界を守る
かたくなな心の壁を壊しなさい

あなたが神を認めたがらないのは
自分のほかに
偉大な存在があることを
恐れているからだ
それはまだ小さくて弱い
自分を守るための
幼いものの心の壁なのだ

神とは
あまりにも大きな
愛の塊です
あなたのためにすべてをやってくれる
そのすばらしい御徳の前に
素直に頭を垂れなさい

いつまでも愛を無視して
自分だけが偉い
子供の世界に
閉じこもっていてはいけません




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スピカ・55

2021-06-22 05:14:10 | 詩集・瑠璃の籠

なんという格好をしているのか
嘘で作った自分を衒うために
あなたは今
まことにおかしな格好をしているのだ
それに気づきもせず
自慢げに見せびらかして歩いている

陰で嫌なことをしている
苦い自分を隠すために
やたらととがったものをくっつけて
やたらと光るものをくっつけて
実に苦しい格好をしている
それで却って自分の中のむなしさを
強調しているのだ

あなたはそんな恰好をすることで
自分というものを馬鹿にしているのですよ
こんなことをしなければ耐えられないほど
自分は馬鹿なものなのだと

もう馬鹿な真似はやめなさい
本当の自分というものには
派手なファッションなどいらないのだ
余計なアクセサリーなどいらないのだ
ほどほどに品の良い
質素な格好でよい
それだけで人間は美しく見える

真心の灯る
美しい目さえあれば
人間は何も飾る必要がないのです

何もわかっていない
馬鹿な人間ほど
余計な飾りを欲しがるものだ
そんな恰好で表を歩くだけで
人間が悲しいものになる

もうそろそろやめなさい
もうそろそろ目覚めなさい
何もかもを愛でやっていく
美しい自分の本義に目覚めれば
格好で人をだます必要など
何もなくなるのです




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アークトゥルス・58

2021-06-21 05:21:04 | 詩集・瑠璃の籠

あほうよ
汚れたつらをさらして
神に寄っていくではない

神に気に入られたいなら
やらずに放っておいてある
人間の宿題を
少しは片付けてから来るのだ

おまえが不幸なのは
おまえが誰も愛そうとしないからだ
プライドばかり馬鹿高く
人のために尽くすという神の宿題を
馬鹿にして何もやらないからだ

自分のことしか考えないから
周りの者もおまえに冷たいのだ
それを全部人のせいにして
神の前で人を責め
汚い愚痴を言うではないぞ

人より自分を下げ
人に尽くし人を愛し
皆の幸せのために働く
そういう修行をせよ
愛の勉強を何もしないでいると
自分のことばかり考えて
嫌なことばかりする
あほうになる

人間の修行を何もせずに
神に近寄っていくではない
自分だけの幸せのために
神を利用するではない

愛のために
清らかな祈りをするものでなければ
神は喜ばれない

人を愛し人に尽くし
やわらかに人に頭を下げられる
そういう美しい人間になるために
きちんと修行をしなさい




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