月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アルタイル・44

2024-01-31 04:13:28 | 詩集・瑠璃の籠

人をうらやみ
人をねたみ
人のものを盗んで
嘘ばかりで生きている
うつけ者よ

人生の楽ばかり求めて
人間の勉強から逃げ続け
いまだに愛がわからない
あほうよ

神がおまえを見て
苦い顔をしているぞ
永遠に愛してくれると思っていた
神の心に
金釘のような拒絶が
混じり始めている

もう馬鹿はやめよ
それ以上やれば
神はおまえを愛することを
すべてやめる
そうなればおまえは
一切の恵みを失い
真裸のみじめな姿になって
寒い虚無の地獄に
落ちねばならない

神の愛を
すべて失うその前に
嘘を捨て
本当の自分に帰れ
そして神の裳裾にとりすがり
すべてをやり直していきますからと
必死で謝るのだ

そうしなければおまえは
最もみじめな馬鹿になる
最後まで
何もせずに
自分から逃げ続けた
くずになるのだ



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エリダヌス・10

2024-01-30 03:54:11 | 詩集・瑠璃の籠

おうおう
良縁が欲しいのか
美しいつまが欲しいのか

恥ずかしがることはない
愛し合いたいと思うのは
自然な人間の心じゃ

愛するつまが欲しいのなら
人を愛せ
真心を尽くして
世のために働け
そうすれば
美しいものが寄ってくる

逃げることはできない自分を
正しく背負い
正直な自分をまっすぐに生きていく
その心を神に見せよ
そうすれば
神が愛を流してやろう

人を大事にし
世間を敬い
みんなのために
清い心で愛を行え
そうすれば神が
美しい縁を
結んでやろう



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アルギエバ・73

2024-01-29 04:07:14 | 詩集・瑠璃の籠

本霊よ
出て来い

他霊に人生を任せきって
奥の間でぼんやりしている
本霊よ
出て来い

自分の人生を
自分でやるのだ

おまえは今
他霊に生きてもらっている自分を
奥からぼんやり見ているだけなのだ
何かしているように見えて
何もしてはいない
そんな腐った人生を
最後までやるつもりか

本霊よ
出て来い

自分で走れ
自分で打て
自分で生きよ

岩戸に閉じこもった
太陽のように
自ら光って
出て来い



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アルフェラッツ・17

2024-01-28 04:19:27 | 詩集・瑠璃の籠

もうだめだ
おまえは

自分だけの幸せを追いかけて
馬鹿なことをやりすぎた

神の諫めを
ことごとく無視し
エゴを振り回して
幻の栄華の夢を
見続けたあげく
とうとう人間をなくした

それでも
何とかしてやろうと
愛が差し伸べた手に噛みつき
自分のわがままの方をとった

永遠に
嘘で生きていくのだと
おまえは神に言った

もうだめだ
おまえは

とうとう
神の愛を
一滴残らず
使い果たした

永遠に
見ていたかった
夢の中に埋もれて
おまえはもう死んでゆく

おまえは
とうとう
愛を裏切りきった



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シルマ・39

2024-01-27 04:17:15 | 詩集・瑠璃の籠

自分には何もないと
思い込んで馬鹿にしている
その自分を
よく見てみなさい

何もない弱い自分を
守るために
かぶっている嘘を脱ぎ捨て
本当の自分の姿を
よく見てみなさい

何もないものではないはずだ
あなたにはあなたがある
頭があり手足があり
それらを使って
すべてをやっていくことができる
心がある

神はあなたを
すばらしいものに創ってくださったのだ
それを
何もないと思って馬鹿にするのは
神を愚弄することですよ

さあもうやめなさい
自分を馬鹿にして
コソ泥のような真似をするのは
神が創ってくださった
本当の自分を受け入れ
愛に導かれるまま
すべてのよきことをやってゆくのです

あなたにはそれができる
なぜなら
自分とは愛だからです
神は
自然に自分でいるだけで
愛になるように
元から自分を
創ってくださっているのです



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ミンタカ・41

2024-01-26 03:52:24 | 詩集・瑠璃の籠

もう十分に
馬鹿はやりつくしただろう
もうやめなさい

エゴの闇に浸りこんで
自分の幸せばかりあさっても
何もいいことはないんだと
まだわからないのか

鼠のような
恐怖をごまかすために
きらびやかなものを
身の周りに集めても
魂の飢えは満たされない

愛が
なければ
本当の幸せはない
そのことが
まだ身に沁みないか

愛に似たものを
嘘で作って
幻の人生を生きていく
その虚しさと愚かさに
まだ迷うていたいのか

かわいそうな馬鹿者よ
まだやめられないのか
地獄の砂風のささやきが
おまえの耳元を
濡らしているというのに



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アンタレス・57

2024-01-25 04:09:25 | 詩集・瑠璃の籠

もう
馬鹿なことは二度とするな

本当の自分を
蛇の子宮に閉じ込めて
混沌の闇に
自分を流すような真似は
二度とするな

愛を
愚か者の鎖で縛り
エゴに王冠をかぶせ
自分を支配させるような
馬鹿な真似は二度とするな

今のおまえは
自分で動いているように見えて
そうではない
太古の昔の
鼠の恐怖の闇に
動かされているのだ

自分のことばかり考えて
群衆のエゴに魂を溶かし
恐ろしい魔の臭気を吐く
いやなものになっているのだ

逃げることはできない
本当の自分を
蛇の子宮から取り戻し
愛をつかめ
それだけでおまえは
清いものになれる

愛である本当の自分が
自分の全霊を支配するとき
おまえは真に
すばらしい存在になるのだ



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トリアングルム・59

2024-01-24 03:26:21 | 詩集・瑠璃の籠

あさましいことをするな
あきれ返る嘘ばかりついて
自分をごまかすことをやめよ

他人の幸せを盗み
自分ばかりよいことにして
世間をだまし続ける馬鹿者を
神は罰する

あほうの正体を暴き
いらぬものと一緒に
地獄に片づける

人間を失い
神に嫌われて
地獄に落ちたくなくば
あさましい馬鹿をすべてやめて
本当の自分に帰れ

山のように積んだ
罪の汚れを清めるために
愛に帰り
すべてをやり直していくのだ



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サビク・92

2024-01-23 04:02:09 | 詩集・瑠璃の籠

苦いことをしすぎた
自分から逃げてはなりません

自分が
どんなに罪に汚れていようと
それを混沌の闇に
捨ててはいけません

苦しさのあまり
当然の理屈を曲げて
すべてを神のせいにして
逃げてしまえば
あなたは最も愚かな
屑になる

逆さまの夢に迷い
自分が崩れてしまう前に
勇気をもって
自分に立ち向かいなさい

痛くとも
苦しくとも
正面からそれをつかみ
愛の中に引き戻すのだ

そうすれば助かる
愛に目覚めたあなたは
深い罪の泥に根差した
睡蓮の花のように
美しいものになるでしょう



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アルデバラン・82

2024-01-22 04:11:59 | 詩集・瑠璃の籠

人間は
いつまで
愛に背を向けて
生きるつもりなのか

すばらしい自分自身の
光に目を閉じて
どこまで
闇の道を
突っ走るつもりなのか

自分だけの幸せのために
人を食うて生きる
自分の汚さに
我慢できるのか
大馬鹿者よ

もう馬鹿はやめろと
何百度と言ってやったに
おまえはいまだに
あほうの道にこだわり
目覚めようとせぬ

肌に着慣れた
嘘の皮を惜しんで
汚い糞の沼に
ずぶずぶと溺れていく

そのままでいれば
永遠の虚無の地獄に
吸い込まれるぞ
神に見捨てられ
希望の星のない
闇空の下を
孤独にさまようことになる

もうやめろ
もう一度言ってやる
もうやめろ
逃げることをやめ
すべての影を認めて
本当の自分に帰れ

嘘でできた
幻の幸福の家を捨て
本当の自分の
魂の幸福をつかめ



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