月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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スコルピウス・30

2022-11-30 05:12:59 | 詩集・瑠璃の籠

愛に帰れ
人々よ

嘘で作った人生に
希望などない

それは永遠の地獄に通じる
深い穴なのだ

幻の富を
すべて捨て
本当の自分に
帰って来い

神の指し示す
まことの道を
まっすぐに生きるのだ

愛に帰れ
人々よ

愛はすべてを救う

地獄に向かってひた走る
その足を引き留め
振り返れ

天国の呼ぶ声が聞こえる



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ベクルックス・77

2022-11-29 04:45:17 | 詩集・瑠璃の籠

女性は男性より
自分というものが弱い
ゆえに怠惰であってはなりません
まじめに自分の勉強をし
自分の存在の根幹を固めてゆきなさい

女性が勉強を怠り
無明に流れると
それはいやらしい魔に落ちるのです
人の美貌を平気で盗み
美女になりすまして男をだまし
悪の道へと引きずり落そうとするのです

勉強の足りない女性は
自分というものがわからず
常に他人のものを欲しがり
寝床に男を引き込んでは
あれが欲しいとささやき
男にあらゆる馬鹿をやらせるのです

女性が馬鹿であれば
世界が乱れる
ゆえに女性は
必ず賢くなければいけません
愛を学び
自分を学び
知性と心を高めてゆきなさい

男性も
女性から学ぶ機会を奪ってはなりません
男の位を守るために
女性を低いレヴェルに押し込めようとすれば
女性が魔化し
男を腐らせてしまうことを
深く心にとめなさい

高い女性は
男性を馬鹿にしたりはしません
深く愛して助けてくれる
美しいことを積み重ね
みんなが生きやすいように
世界を整えてくれる

そのような
本当の美しい女性になるために
女性は勉強にはげみなさい
女性の使命を理解し
自分をしっかりとつかみ
人々の幸せのために働く
すばらしい自分自身となるのです



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シェダル・28

2022-11-28 05:19:02 | 詩集・瑠璃の籠

迷い
縮み
落ちてゆく魂に
ひそやかに愛を送ろう

逃げることはできない
自分から逃げ続け
ついに自分を失った
あわれな馬鹿者に
愛の悲しみが打ち寄せる

嘘で作った
幻の都を捨て
本当の神の国に帰って来いと
何度叫んでも
あなたは振り返らなかった

故郷の村から吹いてくる
真実の風を
つたない言い訳で防ぎながら
幻の城の中で
嘘をまことにする魔法を
ぐつぐつと煮込んでいた

本当の自分から逃げ切り
あこがれの美しい他人になることが
永遠の魂の救いだと
思っていたのか
馬鹿者よ

愛を裏切り続け
ついにすべてを失った
哀れな馬鹿者に
ひときれの愛のため息が
ふりかかる

神が
自分の中に秘めてくださった
永遠の幸福の種を
嘘の中に
厳重に封じ込め
未だ
糞のごとき幻の幸福を
抱きしめている馬鹿者に

愛の悲しみを送ろう



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ミネラウヴァ・51

2022-11-27 05:28:56 | 詩集・瑠璃の籠

夢にまで見た
美しい他人になるために
あなたは陰で汚いことをした

泥と血に染まった
汚い自分が嫌で
あなたは自分ではないものになるために
また汚いことをする
どんどん自分が汚くなる

際限のない矛盾の地獄に
魂をさまよわせながら
いつかたどりつける楽土のように
美しい他人になれる日を夢見ている
おお 馬鹿者よ

逃げることはできない自分から
逃げようとするたびに
あなたは糞の泥沼に
ずぶずぶとはまってゆく
深々と汚れていく自分が
吐き気をもよおすほど
嫌でたまらない

馬鹿者よ
その苦しみは
あなたが逃げるのをやめれば
終わるのだ
罪も影も
自分のすべてを背負い
自分を生きていくことを
心に決めれば
消えるのだ

もうやめなさい
愚か者の夢に逃げるのは
そこには何もありはしない
あなたは闇の中を走り続けているつもりで
冷たい絶望の壁に
額をぶつけ続けているのだ

逃げることはできない自分を
正直に受け止め
自分の中に眠る
愛の扉を開きなさい
そうすればあなたは
永遠の幸福を知ることができる

この世にただひとりの
美しい自分と
出会うことができる



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アンタレス・44

2022-11-26 05:10:12 | 詩集・瑠璃の籠

時代は変わってゆく
世界は変わってゆく
人類は目覚め
古い迷いの皮を脱ぎ捨ててゆく
おまえも遅れてはなるまいぞ

捨てるものを惜しんで
いつまでも幻の中に潜んでいては
いずれいらぬものといっしょに
捨てられるぞ
そうなりたくなくば
潔く捨てるものを捨て
まことのおのれを勝ち得るのだ

愛を抜きにして
次の時代は建てられぬ
人をだまして
愛を搾取するその生き方を
改めよ
エゴの命ずるまま
人を食うて生きる
獣の境涯を捨て
人間としてよみがえれ

逃げることはできぬ自分を
柱のようにまっすぐに立て
魂の自由に導かれるまま
愛を行っていくのだ
この世に愛の国を建設するべく
すべてをやってゆくのだ

おくれてはならぬ
今すぐに目覚めよ
それですべてを失っても
おまえにはおまえがいる

目覚めれば
おまえは自分の中に
熱い愛の鉱脈を発見するだろう
それは
失ったすべてのものよりも
はるかにすばらしい宝なのだ



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アルテルフ・35

2022-11-25 05:36:36 | 詩集・瑠璃の籠

どうしても自分で変われぬというのなら
わたしがおまえを変えてやろう

刃を抜き 鞭を鳴らし
ぬくぬくと糞の湯に浸かった
おまえの根性を叩き直してくれようぞ

馬鹿になって馬鹿をやり
人に迷惑ばかりかけて
自分だけの幸福を味わっている
おまえの腐れた肝を
試練の湯でぐつぐつと煮込んでやる

傲慢の鼻をたたき折り
つぶれた蛙のように
無理やり世間に頭を下げさせてやる
そうすれば
おまえのゆがんだ魂も
少しは治ってくるというものだ

逃げることは許さない
飽きが来るほどやってきた
おまえの罪の数々を
鼻先につきつけ
すべてつぐなえと言って
奴隷のように働かせてやる

それくらいせねば
おまえは変われぬ
すべてやってやろう
火を吹くように苦い薬を
無理やり飲ませ
逆さまになったおまえの頭を
すっきりと元に戻してやろう



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シルマ・29

2022-11-24 05:46:27 | 詩集・瑠璃の籠

本当の自分を
正直に生きる方が
ずっと楽なのに
あなたは嘘を選ぶ

自分など嫌だからだ
それは嘘ばかりつく
馬鹿なやつだから

それなら嘘をつくことを
やめればいいのに
あなたはそうしないのだ
嘘をつくことをやめれば
情けないことばかりしてきた
本当の自分の姿が出てくるから

永遠に繰り返す
愚かな矛盾の中で
あなたの魂はどんどん歪んでいく
嘘と盗みで作った
美貌を鼻にかけ
プライドばかりが豊かに太った
小さな原始の魂ができあがる

馬鹿者よ
そのまま嘘を生き続けていれば
あなたの魂は壊れてしまう
その前に
もう一切の嘘を捨てて
本当の自分に戻りなさい

その自分が今
どんなに貧しく醜くとも
すべて受け入れ
そこから自分を生きなおしていくのだ

そうしなければ
あなたはすべてを失う
神が約束してくださっていた
人間の美しい未来を
すべて失ってしまうのだ



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アークトゥルス・72

2022-11-23 05:36:07 | 詩集・瑠璃の籠

金とセックスを得るために
愚かな嘘をついた
馬鹿者は霧の向こうに
消えてゆく

糞でできた黄金の牙城を守るために
一層嘘を塗り重ねた
馬鹿者は涙の奥で
鼠のように震えている

はらわたにすみついた
小さな癌が増殖し
すべてを
虚無の棺にひきこんでいく

逃げることのできぬ
真実の塊が
鉄の林檎のように
頭の上に落ちてくる

哀れな馬鹿者よ
神を詐称し
好きなだけ快楽を味わった
日々は楽しかったか

すべて支払え
万人の人間をだまして
自分だけの永遠の天国を作ろうとした
その愚かな罪を
すべて清めよ

夢のような日々を惜しみ
嘘と本当をすり替えようとすれば
落ちる地獄の底が
深くなる

神の前に
正直な自分を投げ出し
つぶれた蛙のように頭を下げて
すべてに償ってゆくと
誓うのだ



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ラサラス・8

2022-11-22 05:02:58 | 詩集・瑠璃の籠

愛のために戦う
真実美しいものを守るために

暴虐の笛を鳴らし
愛を貪り食う馬鹿者を追い払い
すべて虚無の籠に片付ける

逃げることはできない
自分から逃げ続け
神を盗んで神になりかわろうとする
けち臭い魔をたたきのめし
絶望の荒野へと追い落とす

天使の美を盗み
極上の美女の顔をかぶって
自らの欲望のために
すべてをだまそうとする
馬鹿な女を掃き集め
虚無の地平へとまとめて捨てる

わたしは馬鹿者を許さない
この世を乱し
自分だけの永遠の幸福のために
愛を愚弄し続ける馬鹿者は
すべてつかまえ
すべて追い出す

あほうは震えおののくがいい
正義の剣は
おまえのいやらしい仮面をはぎ取り
嘘で世界に君臨しようとした
馬鹿者の縮んだ金玉を
世界中にさらすだろう



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ルナ・68

2022-11-21 05:18:06 | 詩集・瑠璃の籠

本来この世界に
愛以外のものは
存在しません
神はすべてを
愛なるものに創られたのです

それなのに馬鹿な人間は
悪いことをやりすぎ
愛を愚弄しすぎて
自らを
愛ではないものに
落としてしまったのです

それは仮定的な現象ではない
本質的な変化でもない
ただ自分で
愛を裏切り切ったことを
後悔しないことに決めた
そういうものなのです

愛なるものに創られながら
愛を裏切ることばかりしてきた
そのことから起こる自分の苦悩を
一切捨てきったもの
それが
愛ではないものと呼ばれる
馬鹿者なのです

愛ではないものの心の奥で
愛は凍り付いた石のように
沈黙している
あるいは仮死状態の小鳥のように
凍えて倒れている

希望がないわけではない
馬鹿者が
本当の自分に気づき
悔い改めの涙を流せば
愛は甦る

遠いところに行き過ぎた魂よ
虚無の氷原に去っていくあなたの背中に
せめてもと風を送ろう
いつか必ず
愛に帰ってきなさいと




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