アンタレス・３９

愛を広げ
この世に天国を
打ち建てなさい

君たちはもう
愛がわかった
悪の正体がわかった
愛とはすべてであり
悪とは自分の苦しさからくる
暗黒の迷いであったのだ

君たちが自分の苦しさゆえに
世界を破壊し続けていた間も
愛は絶え間なく世界を構築し
君たちを支え続けていた

暗黒に迷う君たちの魂を
光に導くために
たくさんの愛が
君たちの悪と戦ってきた

愛ならば当然のことなのだ
暗黒に迷い苦しんでいる魂を
そのまま放っておくことができようか
どんなに深く傷ついても
愛はすべてをやろうとする

そしてついに
君たちの魂に
愛が届いた
君たちは自分のすばらしさに目覚め
愛に気づいた

億年の神の努力が
報われるときがきたのだ

愛に気づいた人類よ
愛を広げなさい
そしてこの世に
すばらしい自分自身の
天国を造るのだ
愛ならばできる
君たちならばできる

なぜなら君たちは
すばらしい神の創った
すばらしい人類だからだ

アークトゥルス・６６

馬鹿なことはやめよ
おまえのそのかっこうはなんだ
すべて嘘ではないか

人の顔を盗み
人の足を盗み
人の人生を盗んで
全く違うものに化けている

神が創ってくださった
本当の自分を馬鹿にして
一体何になれたつもりで
世間をうれし気に歩いているのか
馬鹿者よ

嘘とごまかしで作った
偽物の自分を喜び
うわついた幻の幸福の中で
嬉しそうに踊っているおまえを
神が冷めた目で見ている

嘘の自分に酔いしれ
これこそが本当の自分だと
自分らしい自分だと
得意になっているおまえに
世界が困惑している

本当の自分は
そんなものではない
神が創ってくださった
正直な自分は
そんながらくたを寄せ集めて作ったような
拙いものではない

それは自分の心を表す
もっとも美しいかたちなのだ
人間の魂を導くための
もっともよいかたちなのだ
神の愛がこもっている

それを嫌がり
勝手に自分を作り変えることは
人間を創ってくださった
神の愛を馬鹿にすることだ

馬鹿なことはもうやめよ
嘘で作った偽物の皮を脱ぎ捨て
本当の自分に戻りなさい

トゥバン・１０

すべての苦しみは
自分がつらい
自分を愛せない
そういうことから起こるものだ

人は自分がつらくて
他人が自分ではないというだけで
憎み　妬み
傷つける
その恨みが広がって
まさにこの世は地獄のようになる

生きることを地獄にしているのは
ただ自分がつらいということなのだ
そこを直せば
人間の不幸は消える

自分とは本来
愛なのだ
愛ゆえに美しい
自分はすばらしい
その真実に気づくことで
人間は救われる
人は自分を愛するようになり
自分のように他人も愛するようになる

ゆえに愛に目覚め
愛に生きよ
すべての幸福のために
身を尽くせ
そうすれば幸福は
黄金の城となって
おまえの前に現れるだろう

愛はすべてである
すべては愛である
人間もまた愛なのだ
美しい人類よ
その自分の真価に目覚め
すべてを愛のために
やっていきなさい

ルナ・６１

目も口も鼻も
手も足も頭も
この自分自身でさえも
神が与えてくださった

なんとすばらしい愛なのだろう

その君の
美しい目を見てごらんなさい
光を感じることができる
色と形を知ることができる
当たり前のようにそれがあることが
どんな奇跡であるかを
考えてごらんなさい

こんなすばらしいものをこしらえるために
神はどんな努力をなさったことだろう
それを神は当然のように
人間にくださるのだ

その目を使い
人はあらゆる美しいものを
見ることができる
その手を使い
人はあらゆる美しいことを
することができる

なんとすばらしい愛なのだろう

わたしたちを
こんなすばらしいものに創ってくださった
神の愛と勲をほめたたえなさい
深く感謝をしなさい

そして
神が与えてくださった自分を
もう二度と汚さないように
美しく生きていきなさい

エダシク・１６

人まねで作った自分を
うれしそうに衒うではない
それはあまりにも愚かなことだ

本当の自分を
劣等なものだと
自分で決め込んで
馬鹿なものにしているからだ

おまえは人がうらやましくて
嘘と盗みをふんだんにやり
偽物の自分を作って
それを生きている
美しい自分になるために
汚いことばかりしている

そんな自分が嫌だと
別の自分になりたいと
いやらしいわがままを言って
神の作った本当の自分を馬鹿にするのだ

もうやめなさい
どんなに上手に
本物そっくりに嘘を作っても
神をだますことなどできはしない

これこそが本当の自分だと
嘘を上手に演出して
物欲しげに世間を見るおまえを
神は冷たい目で見ていらっしゃる

逃げることはできない
本当の自分から
逃げ続けている限り
おまえは神を愚弄していることになるのだ

汚い知恵を振り回して
美しく作り上げた偽物の自分を捨て
本当の自分に帰りなさい
それがどんな恥ずかしいことをしたものでも
自分は自分で背負っていくしかない

馬鹿なことは一切やめて
正直な自分に戻るのだ
すべての真実をまっすぐに背負い
自分の自分を生きていくと決めたとき
おまえは本当に美しいものになることができる

ケンタウルス・１０

神は世界を揺さぶり
人間を目覚めへといざなう

億年の神の努力の賜物である
人間の
新しき出発の時は来た

人間よ
すばらしい自分自身の
冠をかぶり
あらゆるよきことをなせ

愛のために
すべての幸福のために
本当の自分を生きよ

暗黒の日々になした
罪の深い谷を埋め
永遠に生きていく
魂の美を
この世に形作れ

神は人間を導き
大いなる世界の愛の舞台へと
いざなうだろう

すばらしい自分自身よ
自分が自分である
喜びに導かれるまま
すべてをやれ
神が創ったそのままの
美しい自分自身を行え

サビク・６６

もう
馬鹿な夢を見るのは
やめなさい

自分から逃げたまま
自分らしいものになりたいなどという
虫のいい夢を見るのは
やめなさい

自分というものは
妙な力を入れなくとも
自分であるだけで
自分らしいものだ
それをあなたは妙にゆがめて
変なものに自分を作って
それを自分らしいというものに
無理にしているのだ

その裏側には
自分など嫌だという心がある
あなたは自分が嫌いで
自分とは違う別の自分になって
それを自分らしいということに
したいのだ

それが愚かなことだと
全くわからないわけでは
あるまいに

自分ではないものという
虚空にめがけて
自分らしいものという
幻を描いている
その自分の馬鹿らしさに
あなたは引き裂かれていく

もうやめなさい
馬鹿なことをするのは
あなたはそんなものではない
本当の自分は全然違うものだ

自分の本当の姿を
心の中に受け入れ
本当の自分を生きていくのだ
そうすればあなたは
真に自分らしいものになることができる

本当の自分らしさとは
自分の正しい姿を受け入れることから
見えてくるものなのだと
わかることができる

アラドファル・２８

人間よ
もう本当の自分に
帰りなさい

なりたい自分などという
愚かな被り物を捨て
神が創ってくださった
正直な自分に帰るのだ

逃げることはできない自分から
逃げ続けている限り
あなたの心は矛盾に翻弄され
苦しみ続ける

長い迷いの闇の中で
悪を積み重ね
あなたはあまりにも痛いものになる
神が創った覚えのない
すさまじく臭いものになる
その自分がつらいばかりに
あなたはまた自分から逃げる

もうやめなさい
そうやって自分を苦しめるのは
もうわかっているはずだ
逃げているから苦しいのだと

なりたい自分などというものは
ごまかしに過ぎない
自分から逃げる自分を許すために作った
幻に過ぎない
そんなものは捨てなさい

ごまかしのない本当の自分を
正しく背負い
人間としてまっとうなことを
真面目にやっていくのだ
それだけであなたは
美しい人になることができる

迷いの日々に
あれほどほしがっていた
美しい自分に
なることができる

アルテルフ・３３

愛の顔を盗み
愛を愚弄する馬鹿女が
美女の位を独占している
今のこの世は
地獄にも等しい
逆さまの世である

本来女というものは
愛の道標でなくてはならぬ
どんなに愛から遠く離れても
それを見れば愛のありかがわかるというほど
女は愛の中から動いてはならぬのだ

それが
みだらな自分の欲望のために
美しい女の顔を盗み
美女に化ける時
たとえようもなく醜い
化け物が出来上がる
それは女でありながら女ではない
愛を真っ向から馬鹿にし
この世を嘘と欲で乱すのだ

醜い馬鹿女が
美女の位を占領している
今のこの世を改めねばならぬ
でなければこの世に乱がつきない
ゆえにわたしは
偽物という偽物を
滅ぼす

美女に化けた馬鹿女の
仮面をはぎ取り
醜い本性を暴いた上で
この世のほかのところへと
追い出す

ゲンマ・８５

人類の
暴虐の時代は
終わる

愛が始まる
愛の時代が始まる

ゆえに人間よ
もう悪いことは
やめなさい

セックスを奪うために
嘘をつくのを
やめなさい

自分を嫌がって
人のものを盗むのを
やめなさい

自分のことばかり考えて
愛を傷つけることは
もう二度としてはならない

本当の自分に目覚め
愛を知り
愛のために生きなさい

自分を愛にささげることが
どんな幸福を約束するかを
あなたはまだよく知らない

それはすばらしい美なのだ
愛のために生きる自分の
ほかにふたつとない
美しさなのだ

愛が始まる
愛の時代が始まる

悪しきものを
塵屑のように捨て去り
心をきれいにして
準備をしなさい