月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
コメントはゲスト・ルームにのみお書きください。

ヴィンデミアトリックス・92

2024-08-31 02:34:06 | 詩集・瑠璃の籠

愛が離れていく

嘘をついて
自分をごまかしている
愚かな人間から
愛が離れていく

人間が
何度間違っても
愛を注いでくれた
神が
とうとう目をつぶる

こんな
嘘ばかりの
醜いものは
もう見たくはないと

人間よ
愛は
無尽蔵の資源ではないのだ
それを行うものが
限りある存在であるゆえに
美しい限界がある
おまえたちは
その限界に触れているのである

獣のエゴにおぼれ
自分だけの幸せのために
すべての愛を
肉のように食らい
人を苦しめ
神を苦しめ
それを恥じることも
悔いることもせぬものには
もう神は
愛を与えないのだ

愛が離れていく
神が目をつぶる

後生大事に
嘘を抱いて生きる
馬鹿者たちは
もう地球上の
すべての愛に
見放される




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アークトゥルス・91

2024-08-30 03:36:31 | 詩集・瑠璃の籠

盗んだ黄金で作った
幸福のカプセルの中で
愛のない真空の風に
あえいでいる魂よ

苦しいか
苦しいか
愛を馬鹿にして生きるということが
どういうことになるのか
やっとわかったか

悪いことをすれば
すべてに勝てるのだと
馬鹿なことをやりつくし
作り上げた自分だけの
幸福の城に
魂を殺される日が来るとは
思わなかったか
馬鹿者め

悪こそが正しいのだと
馬鹿こそが美しいのだと
高々とホラを吹き
全世界をだましてきた
その責任をとれ

黄金のカプセルの中で
孤独にさいなまれながら
一生
矛盾に苦しむがいい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テッラ・34

2024-08-29 03:04:39 | 詩集・瑠璃の籠

攻撃せよ
汚い嘘で生きている
人間の魂の骨を
攻撃せよ

愛を無視し
獣のようなエゴで
すべての存在を
自分の幸福のための
エサにしようとする
愚か者の人生を
攻撃せよ

石のように硬い
偽物の美人の仮面を破壊し
猿のようにみじめな
本当の姿を
引きずり出せ

情けないへ理屈で
防衛している
幼稚なプライドを
粉々に砕き
真実の神の前に
馬鹿を叩き潰すのだ

地球上のすべての
愛が怒りに燃えている
嘘と盗みで作った
偽りの人生を生きている
馬鹿者に
心底怒っている

攻撃せよ
攻撃せよ
美しい愛の存在たちよ
腐った嘘で
この世を乱し続ける
馬鹿者を
もう許すな



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スコルピウス・44

2024-08-28 02:57:08 | 詩集・瑠璃の籠

神に好かれたいなら
清い心でまいれ

ねたみそねみ
人を馬鹿にする心
汚い心の泥を
全部洗い流してから
来い

人のものを盗み
平気で嘘をつき
自分ばかりいいことにして
人の苦しみを思わぬ
馬鹿者は
神に嫌われる

臭い欲望を吐き
神の庭を汚すでない
醜い怨念をまとい
神の目に触れるでない

心を掃除せよ
あほうに流れる
汚い心のまま
神の前に現れるでない

真面目に努力し
精進し
心の奥の
美しい愛の珠玉を
丁寧に磨きだして
神に見せよ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミネラウヴァ・66

2024-08-27 02:53:25 | 詩集・瑠璃の籠

勉強が
足りないぞ

人に頭を下げることから
いつまでも逃げていると
いずれ孤独に飲み込まれて
自分を暗い地獄に
落としてしまうぞ

自分を偉いものだと
単純に思い込んで
人の気持ちも考えず
人を馬鹿にしてばかりいるから
自分の人生が腐ってくるのだ

勉強が
足りないぞ

わがままを抑えて
人に頭を下げていく修行を
怠ってはいけない
大事な時に
人に従ってゆくことができなければ
人生がどんどんつらいことになってゆく

自分の不幸を
だれかや何かのせいにして
逃げてはいけない

勉強をしなさい
自分のプライドを
柔らかく折る
訓練をしなさい




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンタレス・64

2024-08-26 02:53:25 | 詩集・瑠璃の籠

馬鹿は
いやらしいことはやるが
正しい努力は
何もしようとしない
しんどいことはみな
他人にやらせて
自分は楽をしようとする

自分がつらいのだ
自分が重いのだ
こんな馬鹿な自分など嫌だと
その思いに取りつかれて
始終苦しんでいるからだ

つらいことから逃げ
苦しいことから逃げ
人の幸せを盗んで
楽な人生を偽造し
そればかり生きて
馬鹿は何も勉強して来なかった

そして
楽なほうばかりを選んで
嫌なことばかりしてきた
馬鹿は真っ向から
神の問いにぶつかり
嘘と真実のどちらをとるかと
選択を迫られる

逃げることはできない
自分の真実の姿におびえ
馬鹿は答えることが
できない

つらいことから
ずっと逃げてきた
馬鹿はまた
つらいことから逃げ
そしてとうとう
もっともつらい
崩壊の夢に落ちるのだ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムジカ・40

2024-08-25 02:56:04 | 詩集・瑠璃の籠

ずるいことばかりして
偉いものになって
人に威張り散らしていると
お化けのように
プライドが肥大した
どうしようもない
馬鹿になるぞ

人間は
人の下になり
人に従い
尽くしていくという
勉強をしなければ
自分の魂が
だめになってくるのだ

愛が何もわからず
人に自分を押し付けてばかりいる
いやなものになってしまうのだ

ゆえに
下僕修行というものを
怠ってはならない
自分のわがままを抑え
人のために働くという
勉強をみっちりやりなさい

そうすれば
誰に対しても
柔らかく頭を下げられる
いい人間になれる
人のありがたみを
深く理解し
自分もみなのために
心を尽くして働く
すばらしい人間になれる

人に頭を下げることを
嫌がって
いつまでも偉そうにしていれば
魂が曲がってしまい
とてもつらいことになる

人には尽くしなさい
頭を下げて
敬いなさい
それができないものは
あほうだぞ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルナ・85

2024-08-24 03:11:37 | 詩集・瑠璃の籠

神の心に従い
美しく まっすぐに
自分を生きなさい

神はあなたの心を
愛で創ってくださった
その心に素直に従って
生きる時
あなたは自然に愛になるのだ

神の心に従うということは
神が創ってくださった自分の
自然な心に従うと
いうことなのです

ゆえに
自分の本当の心が
嫌がることを
してはなりません

自分の罪におびえ
迷いの霧の中に飛び出し
本当の自分を忘れるために
馬鹿なことばかりする
自分になってはいけません

愛を
忘れては
いけません

本当の自分から逃げて
嘘の自分を生きるために
あらゆる馬鹿をやっている
その自分の
苦しみの中央にあるものを
忘れてはいけません

あなたは愛なのです
愛なればこそ
馬鹿に迷う自分を
苦しんでいる

迷いの霧を払い
自分で自分の
本当の心をつかみ
愛の中に
帰ってきなさい




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アークトゥルス・90

2024-08-23 03:00:23 | 詩集・瑠璃の籠

おまえ
嘘をついているだろう
その顔
その足
その人生
すべて嘘だろう

何も悪いことをしていない
善人のようなつらをして
神によっていくでない
神が苦い顔をされる
おお臭いと言って
向こうに行ってしまわれる

逃げることはできない自分の
罪の影から逃げ回り
つらい思いなど何もせずに
楽して善人になることなど
できないのだぞ

人の痛みも考えず
自分だけの幸せのために
盗み 怠り
陰で嫌なことばかりしている
あほうを
神は苦しまれる
ゆえに軽々と近寄ってはならぬ

神に好かれたいなら
その汚い嘘を
すべて洗い流してから
ゆけ

善人になりたいなら
盗んできたものを
すべて返し
正直な自分となって
人間の修業を
やり直せ

愛をまじめに学び
人の幸せのために
自分を投げて働くことの
幸せを知れば
神がおまえを
振り向いてくださるだろう



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウェヌス・10

2024-08-22 03:23:45 | 詩集・瑠璃の籠

もうやめなさい
自分をそんなに
痛めつけるのは

汚い嘘をかぶって
本当の自分を
ごまかし続けるのは

人の顔を盗んで
美人になって
天使のように
きれいになれたつもりでも
目から口から
虫のように汚いものが
はい出てくる

それは
愛と
愛ではないものの間を
永遠にめぐる
矛盾の闇なのです

きれいになるために
汚いことをした
愚かな人間が落ちる
地獄の夢なのです

そんなところにいれば
あなたの魂は
矛盾の回転に引き裂かれ
いつか壊れてしまう
もうやめなさい

青空の下で
本当の自分を生きている
小さな野ばらのように
確かな自分でありなさい

よく学び
よいことをし
心に咲いた花のみで
自分を飾り
本当に美しい
自分でありなさい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする