月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アンタレス・19

2015-12-31 05:20:19 | 詩集・瑠璃の籠

人類よ
わるさができるのにも
限界があることを知れ
世界をつくる法則の風は
燃料切れを起こした悪魔を
塵と一緒にブラックホールに突き落とす

全身から血を吸いとられるように
人生から夢という夢が吸い取られてゆく
悪夢のように生きる意味が消えてゆく
もうおまえには何もできはしない

太古の昔から
あきれるほどやってきた
悪逆非道の愚行が積み重なり
おまえの真の愛が住む
神の家を法則が壊したのだ
もうどこにも行く所などありはしない

永遠の双子の姉が旗を振り
もう二度と与えられぬ愛の
名残の言葉を消してゆく
もう二度と甘えてはならぬ

水に映る救いの星を匙ですくい
微かな光を飲みこみながら
すべてを自分でやってゆくがよい
永遠の双子の妹が支配する
影の徒労を積み重ね
自己存在の光で自分を温めながら
すべてをやってゆくがよい

人類よ
わるさをするにも
限界というものがあるのだ
おまえたちはその限界を
とうとう越えてしまったのだ



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テッラ・8

2015-12-30 03:34:39 | 詩集・瑠璃の籠

宇宙開発を
やめて ください

人工衛星を
地球の周りに投げるのを
やめて ください

月はにんげんのいくところでは
ありません

冥王星のかなたに
探査機を なげるのも
愚かなにんげんの
罪なのです

火星になど
にんげんがいけるわけがありません

情熱を こめて
やってきたことの すべてを
全否定されることは
苦しいでしょうが
宇宙開発は
すべてが 愚です
やればやるほど
にんげんは 馬鹿になるのです

宇宙開発を 
やめて ください
地球を 愚弄するのを
やめて ください
にんげんは じぶんたちが
どんなに愚かなことをしているかということに
いつ 気づくのですか

宇宙開発を 
やめて ください
それは
人類の進化の道ではありません
何も知らない馬鹿がやっている
あまりにも愚かな
罪の道なのです

にんげんは
地球以外のところでは
生きてはいけません
どんなに努力しても
にんげんに
地球と同じ星は創れません

宇宙開発を
やめて ください



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ゴメイサ・4

2015-12-29 03:38:36 | 詩集・瑠璃の籠

人間のやった
悪魔の所業が
腐った葡萄の実をまとい
蛇の尾をひきずって
近づいてくる

おれを造ったのはおまえかと
言いながら
ずるずるとおまえに
近づいてゆく

やったことは やったものに
返ってゆくのだと
法則の真実は知っていたが
実際に返って来るときになると
人間は馬鹿でかい屁をひって
大急ぎで逃げはじめる

あらゆるものが
馬鹿になって逃げはじめる
いやだ あんなことになるのはいやだと
悲鳴をあげて泣きながら
逃げ惑う
馬鹿者どもが

いやらしいことを勇ましくやっておいて
自分の身に返って来るときになると
何もできないのか しないのか
絶望的だ

今日にはあったと思った城が
あくる日にはもうかけらもない
何もかもは幻となって消えた
それは嘘が本当だという
悪霊的ファンタジーが造った
偽りの城だったからだ

もうわかったか
人間よ





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アルギエバ・16

2015-12-28 03:33:09 | 詩集・瑠璃の籠

自己存在の理想が
どのように美しかろうとも
悪党はこらしめねばならぬ

豚の血をすすり
蝙蝠の脳味噌を食い
狸の糞をなめた
馬鹿どもは死ぬがよい

永遠の双子の妹が支配する
赤い地獄が
おまえたちを待っている
太い鬼の鞭が
おまえたちの尻をしこたま打つだろう
辛い酸の湯が
おまえたちの金玉を溶かすだろう
鋼鉄の林檎がおまえたちの頭を割り
殺した蛙の大群が
おまえたちの腸を食うだろう

禿げ頭に生えた草を引きちぎり
いかさまでごまかした
色男の仮面をはぎ
醜い腐れ男の正体をあばけ
ありとあらゆるものが
おまえたちを指さして嘲笑うだろう
あほうとはあれのことかと

たとえ どのように
自己存在の真実が美しかろうとも
悪党はこらしめねばならぬ

我が名はアルギエバ
獅子の星である






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アルマァズ・45

2015-12-27 03:40:19 | 詩集・瑠璃の籠

苦しいのは
自分が間違っているからです
背後を振り向き
本当の自分を探しなさい
自己存在よ

あきれた馬鹿ばかりやるのは
あまりにも自分を
小さく感じ過ぎているからです
背後を振り向き
おのれの真実に気づきなさい
自己存在よ

逆風の中にもまれ
あらゆる雑音に魂を翻弄されている
その苦しみはただ
自己存在のゆくべき本当の道を
逆に進んでいるというだけのことなのです
ただ 魂の行く方向を正しくすれば
それだけで苦しみはすべてなくなるのです

いやらしい馬鹿を死ぬほどやった大馬鹿者でさえも
この真実に気付きさえすれば
自己存在の本当の故郷である
美しい愛の庭に戻ることができるのです
あなたがたは醜いのではない
自己存在の美の真実を無理に曲げているため
あまりの苦しさにすべてが歪んでいるだけなのです
解脱によって真実の自己をつかめば
あなたはあなただけのすばらしい美をつかむことができるでしょう
それが自己存在の本質なのです

自己存在とは本来
すべてが美しいものなのです
醜いものなど一切存在しない
自分というものを醜いと感じている人は
自己存在の根本的真実を間違え
ずっと道を逆さまに進んでいるなのです

まちがえてはいけません
法則上の真実では
善のみが発展してゆき悪は消滅してゆくのです
それが逆に見えるのは
人間が悪によってばらばらに崩れていかないように
神が支えていて下さっているからです

悪徳の栄えはほんの一瞬の現象です
どんなにすばらしく見えようともあっという間に崩れてゆく
そう言う経験をあなたがたは歴史上何度も経験しているはずです
すべてが諸行無常に見えたのは
すべてが間違っていたからです
もうそろそろ気づきましょう

苦しいのは
自分が間違っているからです
背後を振り向き
自己存在の真実をつかみなさい
それが解脱です



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アルマァズ・44

2015-12-26 03:39:22 | 詩集・瑠璃の籠

地球の自然界においては
どこにどんな素晴らしい存在がいらっしゃるか
わかりません
よって そのような存在に礼を失しないように
日ごろから美しい礼儀を練習しておきなさい

裏で何をしていようと
上っ面だけきれいにしていればいいという根性では
あらゆるものを馬鹿にしていることになります
礼儀と言うものを
美しい心の態度から切り離してはいけません

樹木や花々の中にも
それはすばらしい存在がいます
そのような存在に
心から美しい礼儀を捧げてみなさい
そうすればすばらしいことを教えてくれるでしょう

魂の感性を広げ 十分に心を開き 
自然界が教えてくれる美しい真実を素直に学んでいけば
自然に態度が美しくなり
みなのためにたくさんのよいことができるようになるでしょう
できることならそうなりたいと思うような良い人に
あなたは自然になることができるのです

そのためにも 美しい礼儀を学んでいきましょう
心と言葉と所作を美しく整え 
心のこもった態度で感謝し
あらゆる美しい存在に向かって
きれいに頭を下げなさい
胸に手を当てて 正直な心を捧げるということを
真心から美しく表現しなさい

難しいことではありません
練習を繰り返せば必ずできることです
初めのうちは拙くてもよろしいが
いつまでも拙いままではいけません
美しい自然界は何よりも
人間の進歩を喜ぶからです

自然界のすばらしい存在のために
人間の美しい心を表現できる
美しい礼儀をつくっていきましょう
あらゆる存在のために
人間ができるすべてのことを
やっていきましょう

それが人間の
自然界における正しい役割を学ぶための
入り口のひとつなのです



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アルデバラン・26

2015-12-25 03:36:08 | 詩集・瑠璃の籠

本当ではないことは
虚無の小箱に吸い込まれてゆく
小箱に入りきらないものは
人間が馬鹿だった時代の幽霊として
永遠に立ち続ける

人間が馬鹿だったのは
弱かったからだ
だから少しでも自分を強く見せたくて
馬鹿なものをいっぱい作ったのだ
未来の人間は
遺跡を見てそういうことだろう

人類は
真実の小舟に乗り
虚偽の文明から離れてゆく
父母が盗んで来た宝を
神に返し
そして少しずつ
人類文明を織りなおしてゆく

心を自然界に開き
地球創造活動における役割の一つを担うべく
本当の勉強を始める
そのときにこそ
人類の人類としての真価が
現れ始めることだろう



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コカブ・9

2015-12-24 03:27:52 | 詩集・瑠璃の籠

解脱を済ませ
感性の段階の進んだ人が増えれば
人は協力し合って
程度の高い仕事が高いスピードでやれるようになります
なぜなら 人は必ず愛によって行動し
高い感性によって
口で言われずとも相手の考えていることが
かなりわかるようになるからです

これが人類の魂の進化における現象の一つの側面です
残念ながらあなたがたはまだここまではいきません
口で言わなければ心を伝えることができず
またそのための言葉の技術もあまり進んではいません

まずは言葉の技術から勉強しましょう
美しい言葉で愛を伝えられるように
読み書きの練習を真面目にしましょう
また言葉に込められた人の心を読み取れるように
美しい言葉を何度も何度も噛みしめて味わってみましょう

子供の頃からの練習は大事ですが
大人になってからの練習はもっと大事です
詩を書き 歌を詠み 美しい言葉を操る技術を学んでいきましょう
そのようにして 人の心を感じることを感じていきましょう

やがて解脱の段階を越え
己自身の心に目覚めた時
つまりは自分自身の心を本当に感じられるようになった時
あなたがたは他人の心も理解できるようになっているでしょう
なぜなら 解脱をすれば
人はもう愛そのものになってしまうからです

段階を上がるとはこういうことです
まだあなたがたにはよくわからないでしょうが
いつか必ずわかるようになる
それまでは 美しい言葉によって
人の心を感じる訓練をしていきましょう

学びの基本として
常に自分にできることのその一段上を目指すということを
心がけなさい
いつまでも今の段階に居座って
上に進まないのはよくないことだからです
人は生きている限り前進せねばならない
ですからいつも一段上に進めるように
様々に努力していきなさい
何度も何度も練習していきなさい
そのようにして自分自身を進歩させていくことは
あなたがたの心に大きな力をつけていくことでしょう

勉強の基本は 漢字練習のようなものです
くりかえし美しい言葉を書いて覚えなさい
そして自分の身につけていきなさい
そのような真面目な勉強の態度が
あなたがたを美しく変えていくことでしょう

言葉だけでなく 愛の表現力を様々に鍛えていくことは
とても大事なことです
子供ではないのだからと 馬鹿にしたりせず
大人になっても美しい本を読んで
真面目に読み書きの練習をやりなさい




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ウェズン・18

2015-12-23 03:32:46 | 詩集・瑠璃の籠

小さな小鳥の巣の中の
小さな青い卵の中に
そっとあなたを閉じ込めましょう
みなで代わる代わるに温めて
卵の中に耳を澄ましましょう
するとあなたは小さな心臓の音を聞きながら
中でとろとろ眠っているのです

時々悲しい思い出が
心の中をよぎるのか
あなたは小さな声をあげる
すると必ずだれかが卵を抱いて
ささやくように言うのです

もう何も心配はいりません
あなたは二度と苦しまなくていいのです

するとあなたは
返ってやらねばならない宿題が
どこかにあるような気がして
何か切ない気持ちになるようで
しばし赤子のように泣くのです

泣かないで
もうしばらくはじっとしていなさい
神がお許しになるまでは
わたしたちが代わる代わる
あなたの心を温めてあげましょう

小さな小鳥の巣の中の
小さな青い卵の中に
そっとあなたを閉じ込めましょう
卵の中は温かい
いつか光を見るときまでは
わたしはあなたを離さない
いつでもそばにいてあげましょう




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ゴメイサ・3

2015-12-22 03:45:28 | 詩集・瑠璃の籠

人類よ
悪逆非道のことをやっておいて
人類の全てが
順調に救われるとは
思ってはならない

それなりのことをしたものは
それなりのことになるのが当然だと
思いなさい

もちろん 神々の願いも
わたしたちの願いも
すべてのあなたがたが救われることだ
しかしその理想への道は
はるかにも遠い

そのために われわれは
永遠にも近い年月を
あなたがたのために努力してゆかねばならない
あなたがたもまた
努力してゆかねばならない

月のなした日記で
すべての者は救いの道に入れるが
ずるいことや悪いことをしたものは
当然の報いを受けねばならないのは
当たり前だと思いなさい
そうでなければあなたがた自身が救われない
苦悩の石を噛みながら 暗夜の道を
希望を見失わずに進みなさい

道はあなたがたが思っているよりも
ずっと長い そしてつらい
ひとつが終わったと思ったら
また次のひとつがやってくる

魂の救いを左手に持ち
右手で行動をしながら
自らの手で自らの救いを切り開いてゆくのだ
それがどんなに苦しくとも
あなたがたはやっていかねばならない

人々よ
あらゆるものを馬鹿にしておいて
もう彼らに愛を求めることはできない
自らの愛で光り
下僕のように あるいは奴隷のように
全てのものに仕え 全てのものを愛していきなさい



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