人類よ
わるさができるのにも
限界があることを知れ
世界をつくる法則の風は
燃料切れを起こした悪魔を
塵と一緒にブラックホールに突き落とす
全身から血を吸いとられるように
人生から夢という夢が吸い取られてゆく
悪夢のように生きる意味が消えてゆく
もうおまえには何もできはしない
太古の昔から
あきれるほどやってきた
悪逆非道の愚行が積み重なり
おまえの真の愛が住む
神の家を法則が壊したのだ
もうどこにも行く所などありはしない
永遠の双子の姉が旗を振り
もう二度と与えられぬ愛の
名残の言葉を消してゆく
もう二度と甘えてはならぬ
水に映る救いの星を匙ですくい
微かな光を飲みこみながら
すべてを自分でやってゆくがよい
永遠の双子の妹が支配する
影の徒労を積み重ね
自己存在の光で自分を温めながら
すべてをやってゆくがよい
人類よ
わるさをするにも
限界というものがあるのだ
おまえたちはその限界を
とうとう越えてしまったのだ