月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ラーン・45

2024-05-31 02:15:59 | 詩集・瑠璃の籠

疲れ果てた月を
癒すために
黄色いアイリスを
岩戸の周りに植えよう

花はあなたの夢に
忍び込み
美しい色と香りで
あなたの痛い心の傷を
つつんでくれるだろう

何度裏切られても
人間を信じることを
やめなかったあなたの心は
今ぼろぼろに傷ついている
まるで鞭を浴びた犬のように

その傷のひとつひとつを
慰めるために
人は愛の花を
あなたに贈り続けるだろう
永遠に

やさしすぎた月よ
大きな貝のような
岩戸の中で
今しばらくは
秘められた光の珠のように
眠っていなさい



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ダリム・16

2024-05-30 02:09:53 | 詩集・瑠璃の籠

偽りの王統は
絶えてゆくだろう

真っ赤な偽物は
恥の衣を着て
玉座から落ちるだろう

貧乏人の魂が
贅沢な暮らしがしたいばかりに
王家の血筋に生まれてきた
その真実の姿が暴かれ
偽物は負け犬のように
すごすごと退いてゆくだろう

人々よ
嘘で塗り上げた
黄金の玉座を壊し
星を打ち上げるように
まことの王のしるしを
空に見よ

徳高く
愛に満ち
人々の幸せのために
真心で働く
まことの王のしるしを

鄙びた草の庵に住み
心に清らかな星を宿し
人々のために
一心に祈る
愛の王のしるしを



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ジュピター・11

2024-05-29 02:42:49 | 詩集・瑠璃の籠

宇宙は
愛の海
無限に広がる
光の渦

宇宙開発を
やめなさい
それは
愛なる星々を
単なる物体として扱う
あまりにも愚かな
所業なのだ

あなたがたは
人類の英知と称して
宇宙の愛を侮辱する
恐ろしく醜いことを
やっているのだ

星々は
あまりにも偉大な
愛の魂を持つ
清らかな聖地
人間の欲望で
汚してはいけない

宇宙開発を
やめなさい
月に行ってはいけない
火星を目指してはいけない
人類は
地球以外のところでは
生きてはいけない
なぜそれがわからないのか

宇宙開発を
やめなさい



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ポラリス・20

2024-05-28 02:34:09 | 詩集・瑠璃の籠

逃げることはできない自分を
正しく守り
清らかに生きなさい

自分のことばかり考えて
悪いことをすれば
魂が濁って
とても嫌な人間になる
そうなれば神に嫌われて
神が離れていき
あまりに馬鹿なことになるのだ

幸せになりたければ
自分だけのことを考えるのではなく
みなの幸せを考えなさい
そして自分にできる
精一杯のことをして
世間に尽くすのだ

清らかに善いことをして
みなの幸せのために働けば
おまえはたいそう立派な
よいものになる
神が微笑んで
近寄ってきてくださる

気持ちのよい光が
魂の中に満ちて
おまえは
本当の幸せそのものになる

神のため
愛のため
人のために
美しいことばかりする
それは美しい人間になる




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スコルピウス・42

2024-05-27 02:01:28 | 詩集・瑠璃の籠

愛ではないものが
愛のふりをして
人をだまし
人を食うてきた
この世の苦しみは
そこから起こったのだ

猿のように暗愚な魂が
高い美人になりたがって
人の美貌を盗み
美人になってきた
そのせいでこの世は
いやらしく乱れてきたのだ

ゆえに人よ
神は偽物の美人を
滅ぼす
自分だけをいいことにするために
平気で人の美を盗み
愛のふりをして人を食う馬鹿者を
正体を暴いた上で
すべてこの世から追い出す

愛ではないもののしるしを
顔に押し
永遠の別れを告げる
もう二度と愛しはしない

暗い獣のエゴに
どっぷりとつかりこみながら
盗んできた天使の美を衒う
あつかましい偽物よ

おまえはもう人間ではない
神の愛児ではない

逃げることはできぬ
自分の真実だけを連れて
もうここから出ていくがよい



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アンタレス・63

2024-05-26 02:18:01 | 詩集・瑠璃の籠

永遠の
愛の里を
この世に造れ

人々が
愛しあい
信じあい
助けあう
魂の天国を
この世に造れ

逃げることはできない
本当の自分こそが
永遠の愛の天国の
入口なのだと
すべての人間に教えよ

迷いの闇に沈み
ため込んだ糞の中に溺れている
無知無明の魂に
真実の光の道を教えよ

愛がこの世を席巻する
すべての醜い嘘を
破壊してゆく
何もかもは
暗いさなぎの中で見ていた
夢だったのだと
人間は初めて知る

愛と自由の翼を広げ
天国の空を飛べ
人間よ
もう迷いの時代は終わった

この世に
永遠の愛の里を
造るために
そのすばらしい自分を
実行せよ



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トリアングルム・61

2024-05-25 01:43:55 | 詩集・瑠璃の籠

神はこの世に
大改革を叫ぶ

嘘の泥に
どっぷりと濡れているものは
とく心を改めよ

自分一人の幸せのために
人のものを盗み
自分に飾り付けて
平気で善人のふりをする
馬鹿者は
もうみな神の世界から
追い出す

逃げることはできない
自分から逃げ続け
人の皮を盗んでかぶり
何か別のものになろうとして
醜いあやかしとなっている
馬鹿者を
神はもう愛さない

神はこの世に
大改革を叫ぶ
この世を汚す
嘘という嘘を洗い流し
世界を清めつくす

いつまでも馬鹿をやり
嘘の自分にこだわって
悔い改めぬものは
ことごとく神に嫌われ
寒い虚無の地獄に
落とされるだろう



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アルデバラン・86

2024-05-24 02:17:50 | 詩集・瑠璃の籠

金持ちになりたいとか
いい女が欲しいとか
愚かな幸せばかり
追いかけていると
馬鹿の闇に落ちるぞ

獣のような
馬鹿な欲にまみれて
くだらないものばかり
身の周りに集めて
人に見せびらかしては
得意がる
みっともない阿呆になるぞ

人間の
本当の幸せを
追い求めよ
魂が望む
真の幸せは何かと
真剣に考えよ

どんなにきらびやかなものを
集めても
決して埋められない
心の隙間があるだろう
その隙間から吹く風が
痛く自分を責めるだろう
本当の幸せは
こんなものではないのだと

神が与えてくださった
その自分を使って
何かをしたくはないか
自由の翼を広げ
広い空に飛び出してみたくはないか

本当の幸せは
何か尊いもののために
自分を投げて働ける
そのことの中にあるのだ

いつまでも
糞のようにくだらないものを
抱きしめているのではない
人間になれ
真の人間に



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アークトゥルス・87

2024-05-23 02:15:58 | 詩集・瑠璃の籠

砂漠の中に落とされた
一滴の水が
海を引き起こす

悪に乱れた人間世界の
濁り切った闇を
一滴の水が
洗い流してゆく

永遠に続くかと思われた
魂の矛盾の地獄が
次々と止まってゆく
朝日を迎えるように
自分自身の光に気付いた人間が
驚きの産声を上げる

世界は
こんなに美しいものだったのか
自分は
こんなに素晴らしいものだったのか
羽化を終えた蝶のように
人間の魂は
次々と高い空に飛び立ってゆく
おお神よ

すべては
一滴の愛の水から
始まった
ただ一粒の
まことの愛が
世界を変えたのだ

人類よ
その背中に記された
一粒の愛の記憶を
永遠に忘れてはならない



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アンドロメダ・51

2024-05-22 02:15:24 | 詩集・瑠璃の籠

神の門より入れ
愛の傘下に入れ

魔の境涯に迷い
本当の自分を忘れ
嘘と盗みでつくった
善人の顔を生きている
その馬鹿を脱ぎすて
神の前に出よ

逃げることはできない
自分の真実を教え
最も正しい道に
導いてやろう

恐れるでない
ためらうでない
神のまことを信じ
おまえの存在のすべてを
神の前に出せ

神の愛の光が
おまえの全身を濡らし
おまえは真実の自分に
生まれ変わるだろう

神の門より入れ
愛の傘下に入れ

永遠に生きていく自分の
天国の幸せが
おまえの全存在を
満たすだろう



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