月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ベクルックス・18

2014-11-30 07:11:39 | 詩集・瑠璃の籠

女性のみなさんは
女性美というものについて
もっと勉強せねばなりません
ここでは基本的なことを言いますが
美しい女性は その美しさを
我欲のために使ってはなりません
人々のために美しくありなさい
それが女性美の使命です

これからは美女と言う存在が
この世界からいなくなるので
この教えは無駄かとも思われますが
女性たちには これを忘れないで欲しいのです
なぜなら女性美には
すばらしい破壊力があるからです
平凡な女性にもその力はあるのです

人間ゆえに
自分の人生の幸福を追求するなとは言いませんが
女性は自ら持っている女性美の素質を
間違ったことに使わないように
勉強せねばなりません
女性にはそれぞれにそれぞれの美がある
その自分の本当の美を大切にし
守って行きなさい
決して汚したり 壊したりしてはいけません

そして 他人から美を盗んで
美女になりすますということは
もうやめましょう
残念ですが
他人から美を盗んだ美女は
これから次第に その美を失っていきます
そして 自らの本当の顔に
だんだんと近づいてきます
ですから 盗んだ美で
我欲のからんだ馬鹿なことはしないように
人を馬鹿にしたりして
その美を汚すようなことはしないように

美の盗みということについては
とても厳しい現実があります
それについてはここでは触れません
ただ 全く違う顔になることは教えておきましょう

これは女性にとっての大きな試練です
人に馬鹿にされるのが嫌で
人生を投げたりしてはいけません
自らの本当の顔を見て自分の生き方を考えていきなさい
本来の自分の姿が表現できる 愛ということを
考え やっていきましょう

美を盗んだ女性は それはたくさんいます
誰かが元の顔に戻ったとしても
あざけったりしてはいけません
いつかは自分もそうなるからです
傷つけあうよりも 助け合っていきなさい

目に見える現象から逃げず
真剣に考えていきなさい
それは女性としての務めです

美しい女性とは
美しいことをする女性のことです
この時代における実体験を大切にし
本当の女性美について真面目に考えていきなさい



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アルデバラン・10

2014-11-29 06:59:00 | 詩集・瑠璃の籠

宝石が飛び散るような
ライトの踊る舞台の上で 
派手な衣装を着た女が歌っている

ヘタなデザイナーが頭を絞って作った
馬鹿なユニフォームを着た投手が
マウンドの上でカッコをつける

朝刊の写真の中で
何とか賞というのをもらった
人気小説家がうれしそうに笑っている

そんなことのすべてが 馬鹿になるのだ
子供の頃に夢見ていた 幼稚なごっこ遊びに
変わってしまうのだ

なりたかった自分の仮面をかぶって
大喜びで演じていた
幻の舞台劇に 変わってしまうのだ

馬鹿が天使の真似をして
いかにもそっくりに愛を作っても
それは作るはしからこわれてゆく
すべてはもう 見破られている
猿知恵のごまかしはきかない

気づいたものは すべてを捨てて
舞台を下りてゆく
そして真実の世界は 思っていたよりも
ずっと厳しい

新しい時代は 夏の青草のように
激しく伸び始めている
馬鹿がいい気になって笑っている
舞台の裏で

ひとよ
ステータスというは
馬鹿が欲しがる甘い糞だ
何にもなりはしない
すべて ひとときの夢として
消えてゆく

それが十分に身に染みるまで
やっているがいい



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エルナト・16

2014-11-28 06:51:54 | 詩集・瑠璃の籠

終末は 
静かなる月に敬意を表して
音もなく降る雪のように
静かにやってくるでしょう

流れた血もなかった
大きな爆発も暴動もなかった
ただ いつの間にか
世界が死んでいた
まるでユミールの死体のように

透き通った衣装を着た妖精が
月光の中で風のように踊っている
それは終末という名の物語の始まり
森に行かねば 森に
だがどこにいけば 森がある

目覚め始めたものが
ようやく歩き始める頃
破滅はもうすべてを掌握している
なんと美しい破滅なのか
清らかな風が音もなく吹くだけで
なにもかもが消えてゆく
あらゆるものに宿っていた魂が
虚無に吸い込まれてゆく

去って行ったものを
追いかけてはなりません
追いかけても追いつくことはできません
それくらいはわかるほどに
大きくなりましたね

真実の真実を見ても
騒いではならないと
言われたことを
守ることができるほどに
賢くはなりましたね

物語の向こうの 開いた扉の奥から
不思議に懐かしい歌が聞こえてくる
それがだれの声かを思い出す前に
準備をなさい

真実のみを着飾り
風の中で破滅の声を待ちなさい
生と死が双子のように並んで歩いてくる
どんな運命が待っていても
逃げてはなりません
それはあなたのものだからです

もう二度と 人間は
自分たちが最高のものだった あの世界に
帰ることはできないのです



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ヌンキ・3

2014-11-27 07:04:42 | 詩集・瑠璃の籠

時代はもう 終わっています
人間がまだ やっているだけです
人間以外の者はすべて 先に行ってしまいました

振り返った猫の目に
侮蔑の色が見えるものは
何かに気づき始めるでしょう
自信たっぷりでやっていたことに
ふと不安が紛れ込むでしょう

これはなんだ
いつの間にこんなことになったのだ

気づいても やめることができない
みんなが やっているからです
これが全部ウソなのだと
わかったら なにもかもが
ぬけがらになる
操り手を失った操り人形のように
命の真ん中に 穴があく

自分は一体 誰なのだ

握り締めていた手の中に
捕まえていた夢の蜻蛉が
するすると 指の透き間から逃げてゆくでしょう
すべて 本当だと思っていたことが
砂のようにもろく崩れていくのを
太陽が静かに見おろしている
どこからやってきたのか
一頭のカモシカが
あなたをゆっくりと振り向いて 言うのです

ここはもう 本当の世界ではないのだ
だれかが書いた歴史の教科書の中の
一枚の挿絵に過ぎないのだ

教科書には何が書いてある
自分たちのことを 何と呼んでいる

振り向いてはならないという
制止の声を振り切って
無理に首を曲げたら
光が熱い湯のように流れてきて
あなたの目を洗う

人間は
いつになったら やめるのだと
空から ため息が落ちてくる

時代はもう 変わっているのです
人間がまだ 気づいていないだけです




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セギン・6

2014-11-26 07:05:13 | 詩集・瑠璃の籠

緑色の 孤児の部屋に入るには
三つの鍵と 三つの暗号がいります
持っている人は 入ってください
持っていない人は 探してきてください

すべてを失った人のために
神様が用意してくれた緑色の部屋に入るのにも
愛のお勉強がいるのですよ
どうやったら入れるか
勉強した人は 鍵と暗号を知っているのです

何もせずに
雲と泥を混ぜて作った黒い死の中に
もぐりこんでゆく人もいる
どんなにがんばっても
地球の命が重すぎて
歩くことさえできない
そういう人もいます

本当の姿とは こういうものです
それはそれは 痛い

今まで 自分が
やってきたこと
やってこなかったことが
そのままあらわれている
まるでこおろぎの幼虫のような
不思議なものが 
人間の中に いる

あなたののどに
真実がガラスのように突き刺さる時
浴びている日の光にさえ
おびえを感じるでしょう
まるで太陽に石をぶつけられているようだと

そこはあなたがいてはならない国
道の上を吹く風に追いかけられて
流れるように あなたは
たどりつくべきところにたどりつく

そこでは ミイラのような
サラリーマンが 立つことも
歩くこともできなくて
土塀にもたれて
自分の糞の中で ひとり死んでいる

冷たい水銀を頬に塗られるように
真実は静かにあなたを包んでゆくでしょう
盗んだものはすべて
羽が生えて飛んで行ってしまった

鍵と暗号を 探しなさい
そうすればまだ 生きていけるでしょう



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ヌンキ・2

2014-11-25 06:56:48 | 詩集・瑠璃の籠

終わりの知らせには 高い鐘の音ではなく
やわらかなハープをひきましょう
それにあわせて 美しいソプラノの声で
山の向こうまで響く 歌を歌いましょう

人々よ
一つの時代の 終わりが来ます
いいえ もう来ています
しかし
美しいソプラノが どんなに訴えても
あなたがたは それが見えるようになるまでは
それに気づかないのです
いえ 見えるようになっても
まだ 信じないのです

やさしいと思っていた未来の風に
不思議な煙が混じり始めるでしょう
かわいい子が生まれると信じて温めていた卵から
運命の老婆が生まれてくるでしょう

何もかもは
自分の幸せしか 考えて来なかったからです

ソプラノは 失われた人魚の声
真実を告げる美しい声
あのとき 信じてくれさえすれば
やさしい日々は まだ続いたかもしれないのに

嘘を編んだ網で むりやり漁ろうとした人魚が
泡となって消えても
愛はまだ待ってくれていた
けれども
あなたがたは なにもできなかった
なにもしなかった

むしりとられるように
自分の中から明日が消えても
驚いてはなりません
運命の老婆が とうとうあなたのもとにやってきたのです
嘘をこねて作った幻の幸福劇が
終わったのです

そしてあなたがたは
風の中にかすかにハープの音を聞きながら
生まれて初めて
自分の生きていた世界の本当の姿を見るのです




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アルマァズ・11

2014-11-24 06:48:23 | 詩集・瑠璃の籠

犀の角のようにただ独り歩めとは
このただひとつ自分にある自分というものに従い
歩いていきなさいという意味です
釈尊が言いたかったことは
魂の自由の庭で 小鹿のように
自分自身の自分である自分として
生きていることが
最高の幸せだということでした

日の光の差す林の中を
小鳥の声を聞きながら歩く
自分自身の自分として
それがどんなに幸福なことであるか
彼は深く知っていました
だから それを
なんとかして 少しでも
人々に伝わるようにと
言ったのです

犀が たった一本しかない
自分の角に従って歩いて行くように
たったひとつしかない
この自分というものに従って生きていきなさい

透き通る風を 天を支配する青を
流れてゆく雲を 静かに生きている林を
感じながら生きている
この自分自身さえあれば
大空を飛ぶことさえできる
なぜなら
風の中を飛んでいく一羽の鷲さえ
自分と同じ 自分であるからだ
だから自分も 鷲とともに飛んでゆくことができる

なんと美しい感性なのか
なんとすばらしい思索なのか
釈尊はあまりにも美しく澄んだ
鏡の淵のごとき深い心を持っていました
日向で浴びる光を厚く編んだような
暖かく優しい心を持っていました

むずかしいことではない
自分の持っている心で
自然に愛しあえばいいんだよ
そのために 一緒に勉強してみよう

その心を ひとびとよ
今度こそ 正しく 美しく
新しく この地に育てていきましょう

新仏教は仏教界から生まれる必要はありません
だれでも やりたいと思った者は
自由におやりなさい
ただひとつの 自分に従い
犀が自分の角について歩いていくように
自分の魂の庭を 自分で歩いて行きなさい



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メラク・30

2014-11-23 07:15:40 | 詩集・瑠璃の籠

地球霊的天然システムについて
大切なことをひとつ 教えておきましょう

あなたがた人類は この度の進化の試験において
見事な馬鹿をやりました
それによって 地球創造活動に参加している
多くの霊的存在に嫌われてしまいました
よって これから
地球霊的天然システムからの
人間への復讐が 
ある程度発生すると考えておいてください

自然界は人間に対し相当に怒っています
そして行動をもう起こしています
例えば前にかのじょが言ったことがありますが
鳥インフルエンザの問題は 事実上
鶏を虐げる養鶏業者への
鳥類からの復讐です

そのように 人間に害を与えようとする
いえ 厳しい態度で人間を教育しようとする
自然界の存在がこれからたくさん出てくるでしょう

それは 様々な自然災害や
大きな事故などによって
表現されるでしょう
死者も多く出ることでしょう

人間はそれをただの災害や事故と考えず
自然界からのメッセージとして
真剣に考えねばなりません
例えば最近西日本で発生したある自然災害は
多くの死者が出ましたが
罪を隠して嘘や盗みで平然と生きている人間への
自然界からの強烈なメッセージだったのです
亡くなった方には気の毒ですが
死んだ人には死ぬべき当然の理由があったのです
霊的感性を磨けば そういうこともわかってきます

このように
自然界の存在は 人間に対し相当に怒っています
故に これからは
軽い気持ちで
自然界の存在に馬鹿をやってはなりません
たたり というものは本当にあるのです
それは 自然界の愛から人間への
強烈な復讐です

気をつけなさい
自然界の存在の中で
あまりにも大きな存在が
人間に対し 真剣に怒っています



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ベテルギウス・11

2014-11-22 07:00:48 | 詩集・瑠璃の籠

鍵を回し 扉が少し開くと
破滅の神が ボレアスのように
冷たい風を 吹き始める
それまで 無料のつもりで吸っていた大気に
今までにはなかったものが 混じり始める

いいですか みなさん
空気は無料ではないのですよ
ちゃんと愛がいるのです
だがあなたがたは
それを一度も払ったことがない
感謝したこともない
息ができることなど当然だと思っていたあなたがたに
真実をわからせるために
地球の大気の中に これから不思議なものが
発生するでしょう

あなたがたが 孕んでいた罪のたまごを
静かに割っていく 見えない小さな棘が混じるでしょう
そして破滅は
柔らかい硝子の網になって
あなたがたに音もなく覆いかぶさるでしょう
運命は そのようにして
あなたがたを捕まえることでしょう

失うことに 慣れていきなさい
空気のように当然だと思っていた人が
去って行くことに 慣れていきなさい
どんな運命が来ようとも
子供のように泣き騒いではなりません
破滅の大気を吸いながら
これから自分を包んでいくだろう
新しい そして本当の世界に
目を開き 慣れていきなさい

そこにどんな厳しい真実があろうと
誰の助けも求めてはいけません
どんなにつらくとも 自分で耐えていきなさい
そして破滅というものを
十分に食べて味わっていきなさい
それがあなたの この世界での任務だと思いなさい

破滅を食べなければ
魂の愛は育っていかないのです
運命の扉が開ききる頃には
あなたがたはすっかり
違うものになっていることでしょう








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ヌンキ

2014-11-21 06:58:29 | 詩集・瑠璃の籠

もう
崖っぷちの崖っぷちに来ているというのに
まだ飛べないものは
わたしが背中を押してあげましょう
それが奈落の底に落ちていくことであっても
あなたがたのためには
その方がいいのです

いくつも飲み込んだ罪のたまごから
運命が生まれてくるのを恐れて
かぶっていた仮面も もう壊れてゆく
全身に塗りこんだ嘘の色も もう剥げてくる
そしてたまごの中で そっと運命が動き始める

人よ 馬鹿になるのを
おそれてはいけません
すばらしい法王の冠が
詐欺の鼠の住処であったことが
明らかになっても
驚いてはいけません
運命を受け入れなさい
真実はまことにやさしく
そしておそろしい

なぜなら 美しい真心の真珠が
一粒落ちただけで
瞬時に破滅する人間が
大量に発生するからです
これを静かなる核弾頭と言います

もうおわかりでしょう
あふれるほど持っていた財産が
ほんの数分で 波がひいていくように
すべて消えてしまったことを
目撃した人もいることでしょう

あらゆるものが馬鹿になる
一匹の白い猫がもっていた
一粒の真珠だけで

あきれるほどの 馬鹿をやりましたね
そろそろ
運命の扉を開けるものが
鍵を見つけた頃です

嘘でできた人生の舞台から降り
運命のたまごを開いて
真実の自分を生きなさい
それがどんなに苦しいことであっても
逃げてはならない
それはあなたのためなのです

何が起こるかはこれからわかる
風の中にひとり取り残された孤児のように
すべてを失った道化が
案山子のように呆然と立っているのを
あなたがたは見るでしょう
そして
生きているのでも
死んでいるのでもなかった者が
ようやく真実の自分を生き始めるのです



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