月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
コメントはゲスト・ルームにのみお書きください。

サビク・96

2024-09-30 01:14:19 | 詩集・瑠璃の籠

もういいだろう
もう十分に迷い尽くしたろう
そろそろ帰ってきなさい

人のものを盗んで
えらく羽振りのいい
人生を作って
それを生きるのは
楽しかったか

逃げることはできない自分を
陰に押し込めて
愛のまねをした嘘を語り
人も自分もだましていく
そんな生き方をする自分が
よかったか

あほうよ
埋めることはできない
心の穴を埋めるために
くだらないものばかり欲しがり
よけいに寂しくなっていく
おまえの馬鹿馬鹿しい人生を
神が遠くから
悲しげに見つめている

なんで寂しいのか
なんで苦しいのか
それはおまえが
本当の自分を
馬鹿にしているからだ

本当の自分こそが
神につながる
最も美しい
真実だというのに

さあもう
帰ってきなさい
永遠に忘れようと
もがいていた
本当の自分を振り返り
おまえの真実の姿に
戻りなさい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベネトナシュ・27

2024-09-29 01:14:14 | 詩集・瑠璃の籠

小鳥の魂は
まだ愛を
確かには知りません

だが小鳥は
小さな愛の巣を作ります
そしてこどもたちのために
一生懸命に
愛を運んでくる

それは
小鳥の本霊がやっているのではなく
彼らを導いている
高き愛の存在が
彼らの生を生きているからなのです

愛とは
こうすることなのだぞと
高き存在は
繰り返し小鳥の魂に
教えているのです

この世界の
すべての小鳥の魂は
そのようにして
育てられているのです
見捨てられているものなど
一羽もいない
すべてが
高き愛の存在に
暖かく包まれているのです

このようにして
世界中のすべての生き物は
育てられているのです
まだ何も知らない
無垢な魂の中に
豊かな経験を重ねさせ
繰り返し繰り返し
愛を教えられていくのです



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンゲテナル・41

2024-09-28 01:20:31 | 詩集・瑠璃の籠

もうすぐ
愛の世界が来る
心の準備をしておきなさい

嘘をかぶって
生きているものは
汚い嘘をすべて脱ぎ捨て
正直な本当の自分に
戻りなさい

矛盾の闇に
心を迷わせ
必死で逃げ続けている
本当の自分を振り返り
すべてを認めなさい

それができなければ
あなたは
黴に病んだ果実のように
腐り落ちてゆくだろう
そして
津波のような真実の水に
流されてしまうだろう

もう
愛の前に
嘘は許されないのだ

人のものを盗み
ずるいことばかりして
作った幻の幸せを
すべて捨てなさい
それはあなたのものでは
ないからだ

どんなに貧しくとも
どんなに醜くとも
今の本当の自分を
すべて受け入れ
嘘ではない
本当の自分の人生を
生きなおすのだ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルタイル・48

2024-09-27 00:42:05 | 詩集・瑠璃の籠

もう人間は変わってゆく

愛に目覚め
清らかに良いことをする
美しいものとなってゆく

未だ
迷いの霧の中に
魂をさまよわせているものよ
苦い疑念のきぬで
包み隠した
自分の真実を救い出せ

あほうに染まる
愚かな自分を
常に苦しんでいる
自分の中の痛みの
中央にあるものを
つかめ

逃げることはできない
本当の自分の奥から
ほとばしり出る光が
おまえのすべてを
変えてしまうだろう

なんと
すばらしいものなのか
自分は

なんと
美しい存在なのか
自分は

奔流のように
あふれ出てくる幸福が
おまえを
永遠の天国に
導くだろう



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アダフェラ・11

2024-09-26 01:11:01 | 詩集・瑠璃の籠

黒い無知の波に
魂をさらわれ
矛盾の闇の中を
さまようているものよ

愛を馬鹿にし
愛を裏切り
糞のように汚い
嘘ばかり吐いて
幻の幸福を
うまうまと食うている
あほうよ

神の清めの水が
津波のように流れてくる
一切の嘘を洗い流し
おまえの裸の真実を
暴き立てる

逃げることはできない自分の
本当の姿を見て
おまえは苦しい叫びをあげるだろう
神に逆らい
人を食うて生きてきた
自分の
これが真実なのかと

偉いことなど何もせずに
人の福を盗んで
自分ばかりいい目を見てきた
卑怯な自分の
結果がこれかと

神の清めの水が
世界中にあふれてくる
この世の苦しみを
すべて洗い流すために
高潮のように
押し寄せてくる



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スピカ・85

2024-09-25 01:31:09 | 詩集・瑠璃の籠

人間よ
本当の自分から
逃げるのはやめなさい

ずるいことばかりして
作った偽物の自分を
衒いながら
きつい嘘を
世間に振りまいている
その生き方を
やめなさい

背骨の陰に押し込めて
忘れようとしてきた
本当の自分を取り戻し
愛に目覚めなさい

長い時を
悪いことばかりしてきて
何も良いことは
勉強してこなかった
その自分のすべてを認め
すべてを受け入れ
真正直な自分の姿に戻り
自分を生きなおすのだ

悲しいことを
いくつも乗り越え
本当の自分を
まっすぐに生きていく
その自分の美しさが
あなたの未来を
支えていくだろう

もうやめなさい
逃げるのは

とっくの昔にすたれた
流行りの美人の
仮面を脱ぎ捨て
本当の自分に戻り
神の前に
馬鹿なことは二度としないと
誓いなさい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォマルハウト・35

2024-09-24 01:45:59 | 詩集・瑠璃の籠

あほうはやめよ
人のために働け
そうすれば幸せになれる

人間が
幸せになれないのは
自分のことばかり考えて
人の心を
ないがしろにするからだ

愛が
少なすぎるのだ

愚かなエゴに乱れ
自分の好きなことばかり
やっているから
幸せが逃げていくのだ

美しい幸せが欲しいなら
愛を出し惜しみせず
人々の幸せのために働け
そうすれば
幸せになれる

幸せとは
みなの幸せのために働く
美しい自分であることなのだ

幸せになれないと
不満ばかりたれて
すねる暇があったら
愛のために働け
人々の
本当の幸せのために
働け



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プルケリマ・38

2024-09-23 02:05:45 | 詩集・瑠璃の籠

麗しい
愛のうてなに
馬鹿が繁茂している

いてはならないところに
いてはならないものが
岩に張り付くフジツボのように
こびりついている

あれらはみんな
嘘なのだ
玉のような
美しい人の涙を盗み
自分をごまかしている
あほうなのだ

美しい人のふりを
いかにも上手に演じるが
すべては汚い馬鹿なのだ
神の蒼いため息を浴び
笑うに笑えない
むごい落ちの中に
吸い込まれてゆく

よいものになりたかった
そのために汚いことをした
矛盾の闇に魂を食われ
馬鹿者は崩れてゆく

逃げることはできない
本当の自分の
痛みにさいなまれ
永遠の苦悩の地獄に
挟みこまれてゆく



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コカブ・46

2024-09-22 02:04:00 | 詩集・瑠璃の籠

もう疲れた
あなたを愛することに

あなたはいつまで
迷いの地獄に
魂をさまよわせるつもりなのか

馬鹿が一番偉い
幻の天国を目指して
いつまで
いやらしい馬鹿をやり続ける
つもりなのか

逃げることはできない
本当の自分から逃げ続け
盗んだもので作った
偽物の聖者の着ぐるみをまとい
あらゆる人間を
永遠にだましていくつもりなのか

あほうよ
馬鹿者よ
迷いの魂を導くために
神がこの世に放った救いの光を
あなたは否定し続けた
そんなものは馬鹿だと言って
何も信じなかった

あなたは
嘘で作った自分を選んで
永遠に
世界に君臨していく
馬鹿の神になろうとしたのだ

もう疲れた
あなたを愛することに

神が与えて下さった
本当の自分を
嫌だというのなら
もう永遠に
あなたを愛しはすまい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルヤ・106

2024-09-21 01:22:56 | 詩集・瑠璃の籠

さあ
静かにしなさい

神があなたを
ご覧になっている

嘘で包んで
隠している
あなたの魂のゆがみを
深々とご覧になっている

嫉妬と傲慢の
かさぶたの奥に隠れた
あなたの弱さを
見抜いておられる
何もごまかすことはできない

万年の時を
与えられていながら
盗みばかりして
まじめに勉強してこなかった
あなたの愚かさに
神は失望のため息をつかれる

さあ
静かにしなさい

神があなたに
裁きを下される

魂の勉強が足りず
いまだに愛がわからない
馬鹿者はもう
厳しく神にはじかれる



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする