月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アラドファル・25

2021-07-31 05:05:26 | 詩集・瑠璃の籠

馬鹿者よ
自分を偽るな
いつまでも人を馬鹿にして
自分ばかりいいことにしていると
いずれすさまじい後悔が
やってくるぞ

おまえは
本当の自分は醜くて嫌だからと
醜いことばかりする
人の美貌を欲しがって
人のよいものを欲しがって
盗んでは自分にくっつけ
えらく羽振りのいい美人になっている

もうやめなさい
そのまま流れていけば
もうおまえはすべてを失う
神が与えて下さった
人間のよいものをすべて失う

新たなものとなるために
今偽りの自分を脱ぎ捨て
本当の自分に戻りなさい
そして迷惑をかけた人たちに
心をこめて謝り
すべてを償ってゆくのだ

嘘で得ていたものは
すべて神に返し
真裸の自分となって
本当の自分を
生きなおしていくのだ

もう二度と
ひとのものを盗むような
悪さをしてはならぬ
神が創ってくださった
本当の自分を大事にし
すべてに愛とまことをつくし
永遠をかけて
自分をやっていくのだ




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ヴェガ・20

2021-07-30 05:33:27 | 詩集・瑠璃の籠

悟りとは
愛を離れて
自分だけの完成をめざすことなのか
わたしはそういうことを
言った覚えはない

この世のものは
すべてむなしいと
ほかにもっと良い世界があるのだと
いやらしい嘘をついて
みなをだましたことなどない

この世界が苦しいものに見えるのは
愛を確かには知らない人間が
欲にかられていやなことをするからだ
わたしはただそこから離れて
自分の中にある美しい愛のままに
みんなのために
良いことをしていただけなのだ

自分の自分を自分の中心にすえ
犀が自分の角に従って歩くように
自分に従って
愛を行ってゆくことが
まことにわたしは幸せだった

本当の悟りとは
それに気づくことなのだ
永遠の浄土とは
すべての人間が本当の悟りを得
自分のまことの幸せに気づき
すばらしい愛を
行っていくようになることだ

わたしは
愛することが苦しみを呼ぶのだなどと
言った覚えはない
愛することこそが
すべてを幸福に導く
黄金の城なのだ




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アルヤ・64

2021-07-29 05:20:10 | 詩集・瑠璃の籠

心の底に隠してある
わだかまりを解き
もうすっきりと
自分に戻ってしまいなさい

わかっているはずだ
今のあなたが
本当のあなたではないこと
つらい自分を覆い隠して
嘘で作った自分を生きていること

その嘘の自分を
自分だと偽って
楽しんでいるふりをしても
心の底にあるもやもやしたものは
消えない
あなたはいつも不安げな目をして
何者かに向かって
なぜ?と問うているのだ

なぜ?
なぜこれはわたしではないの?

あなたはいい人になりたかったから
嘘をとても上手に作った
見栄えはほどほどに整え
人が感心するようなよいこともして
実にいい人間を作った
でもそれは全部嘘なのです
本当のあなたはそんな顔ではない
そんな足ではない
そんな人ではない

もういいかげんにやめましょう
嘘をきれいに整えて
きれいな人間のふりをするのは
どんなに立派に嘘を整えても
神はだませない

本当にきれいな人間になりたいのなら
嘘をすっきりと脱ぎ捨て
本当の自分に戻りなさい
そして迷惑をかけたすべての人に謝り
すべてをやり直していきなさい

もう上手な嘘にだまされる人は
だんだんと少なくなっていくのです
その嘘が
上手であればあるほど
あなたはいやらしい嘘つきになるのです




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アルテルフ・25

2021-07-28 05:04:46 | 詩集・瑠璃の籠

凡庸のくびきを打ち砕き
まことのおのれとなって
高きことをせよ
猛きことをせよ

できる精いっぱいのこと
などとほざいて
いい加減なところで
自分を甘やかすでない

おまえはもっとできるのだ
おまえはもっととべるのだ
自分を惜しまず
まるごとの自分で
神の中に飛び込んでみよ

自分をまるごと
神の武器にするのだ
そうすれば神が
高きことのために自分を使ってくださる

おまえは愛のかたまりとなって
すべての幸福のために
すばらしいことをやるのだ

神の中に自分を捨て
神とひとつになり
すべてのためにやるとき
おまえは一筋の光となって
世を照らすことだろう




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フェクダ・15

2021-07-27 05:14:41 | 詩集・瑠璃の籠

落ちゆく者よ
神が去ってゆく
あれほどに深く愛してくださり
すべてをやってくださっていた
神々が
あなたのもとから去ってゆく

もう二度と愛しはすまいと

神々はもう
あなたを愛することに疲れ果てたのだ
愛しても愛しても
あなたは振り返らなかった
かえって愛を馬鹿にし
好きなだけ食える肉のようなものにしようとした

そして愛の姿を盗みとり
自分が愛であるかのようなふりをして
すべてをだまし
すべてを支配しようとさえした

あなたは
自分以外のすべてを犠牲にしてでも
自分だけをいいことにしたがった
それは愛ではない
愛ではないものが愛を盗み
愛のふりをして愛になりかわろうとすれば
この世界がすべて馬鹿になってしまう

ゆえに
神はあなたを見捨てることになさったのだ
おろかものよ
まだわかってはいまい

あなたは
神が与えてくださっていたものを
すべて失い
何もない黄昏の荒野へ
赴かねばならぬ

そうなって初めて
あなたは
神が自分のために何をしてくださっていたのかを
知ることだろう
だがもう遅い

永遠の壁が
あなたと神を隔てるまで
あなたは
馬鹿なことをやりつくしたのだ




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ゲンマ・64

2021-07-26 05:32:25 | 詩集・瑠璃の籠

長い迷いの時代は終わり
人間は目を覚ました
本当の自分の真実を知り
すべてが愛であることを知った

人間は今まで
自分たちが一番賢いものと
思っていたが
それが間違いであることを知った
この地球の自然界には
人類より賢いものなど
山ほどいる

しかして自分たちが
決してひとりではないことも知った
愛を発し心を投げ込めば
美しいものたちが自分たちを
受け入れてくれることも知った

人間は自分たちが
神が創った
すばらしいものであることを
知った
よきことをいくらでもやっていく
心の美しいものであることを知った

長い長い間
すべてが待っていた
人間の目覚めがとうとうやってきた
地球上のすべての存在が
それを喜ぶ

何もかもが変わってゆく
人間は美しい自然の子となり
この地球世界のために
あらゆることをやっていく
すばらしいものとなることだろう




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ミネラウヴァ・34

2021-07-25 06:02:20 | 詩集・瑠璃の籠

壊れた自分を抱いて
永遠を生きていく
苦い後悔のみが
その胸をむしばむ

神の愛を失い
暗い黄昏の大地に
追い出された者よ
あなたがたの運命を
わたしたちはしばし悲しむ

何もない大地の上で
何をすることもできず
虚無のように過ごす
あなたがたの心に
何が去来するかを思い
しばし心がふさぐ

あなたがたは嘘ばかりつき
愛を馬鹿にし続けた
愛の存在からすべてを盗み
自分が愛であるかのようなふりをして
すべてをだまそうとした
それで自分だけの永遠の栄華を
作ろうとしたのだ

ゆえに神が心を閉じた
もう永遠に愛しはしないと
あなたがたのための
すべての活動をやめたのだ

愛ではないものが
愛のふりをして
愛になりかわり
すべてを支配しようとする
それは神が
最も嫌うことなのだ

神の愛を失った者よ
これからのあなたがたの永遠を
わたしたちは悲しむ
しかしそれもしばしの間だけだ
わたしたちもまた
神のように
あなたがたを忘れ
あなたがたのための愛をやめる

すべての愛に見捨てられた
あなたがたを愛する者がいるとすれば
それはもう
あなたがた自身しかない




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トリアングルム・43

2021-07-24 05:33:48 | 詩集・瑠璃の籠

人よ
もう二度と
悪いことをするでない
神の大忍耐にも
限界がある
限界を超えれば
神は愛をひっくり返す

苦い嘘をかぶり
本当の自分をごまかす馬鹿者を
神はことごとくこの世から追い出す
そのものたちは
自分だけをよいことにするために
あらゆる人間を食うからだ

馬鹿者はひとりいるだけで
この世に不幸の種を
いくらも振りまく
ゆえに神は
この世を愛と幸福の世界にするために
馬鹿者を追い出すのだ

偽りの自分に驕り
偽りの幸福に酔うている
馬鹿者よ
おまえが自分の足元に掘っている
深い穴に気づかないのか
自分だけの幸福を作るために
犠牲にした数々の人々の叫びを
聞こうともしないのか
それは愛ではない

愛ではないものになったものを
愛の世界は拒否する
もう二度と馬鹿者を愛することはしない

馬鹿者は
愛が何もない黄昏の世界に落ちて
そこで何もないもののように
何もせず何もせず何もせず
永遠を食べて生きていくがよい




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アンドロメダ・29

2021-07-23 05:21:29 | 詩集・瑠璃の籠

神は
馬鹿者を愛することに
疲れ果てた
もう待つことはしない

神の与えた自分を嫌がり
ほかのものになろうとして
神の宝人の宝を盗むものは
もうみんな出ていくがよい

愛を馬鹿にし
愛を殴り捨て
愛の発展を阻むものを
神はもう見捨てる
もう二度と愛することはない

万年の間を
神は耐えてきた
人類の暴虐の吹き荒れる世界を
涙で支えてきた
だがもう耐えることはしない

神はこの世を
うるわしい愛の世界にする
その神の決意についてこれぬものを
神は拒否する

おお
自分は良い人間だと言って
てらてらした嘘を見せびらかし
神をだまそうとするか
愚か者よ

もう二度とその
きたならしい嘘の仮面を
神に見せるでない




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サビク・53

2021-07-22 05:04:32 | 詩集・瑠璃の籠

かたちのいい言葉を使って
上手に人を馬鹿にしてはなりません

どんなに高い心のふりをしても
あなたには隠せない心の影がある
あなたは自分がつらいのだ
思うように自分が開運しないからだ
だから自分よりいい人を見ると
苦い嫉妬が発生し
いやらしい批判をしてしまうのだ

いやらしいことというのは
愛のふりをして嫌なことをすることです
高い心のふりをして
醜い嫉妬で人を攻撃することです
それは神が最も嫌うことなのです

本当に高い心で
その人を愛しているのなら
口よりもまず行いで心を表現しなさい
永遠の愛のために
自分ができることをまじめにやりなさい

何も自分は努力しないのに
人を批判する口だけは上手なのは
いけない
高い心を目指して
影でまじめに努力しなさい
神が目を止めて下さるほど
一生懸命に自分を生きなさい

軽い気持ちで
愛のない批判をしてしまえば
それが自分に帰ってきたとき
あなたはとてもつらいことになる
あなたが発したことばそのままのことが
あなたの身に起こるのです

思うように自分が開運しないのは
すべてあなたの
努力不足が原因です
それをだれかのせいのように考えて
人を馬鹿にするから
よけいに自分がおかしなことになるのです

口をつつしみ
行いを正しなさい
愛を中心にすえて
みんなのためによく働きなさい

そうすれば
この上ない幸福が
あなたの中から沸き起こるでしょう




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