紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

20世紀随一の有名声楽曲…オルフ~カルミナ・ブラーナ レヴァイン&シカゴ響

2007-07-10 23:56:19 | クラシック室内楽・器楽・オペラ・古楽
世界一のシェイプ・アップ&ビルド・アップされたマッチョなオーケストラ、シカゴ交響楽団を、ジャームス・レヴァインが指揮した、20世紀の名曲オルフ作曲「カルミナ・ブラーナ」を紹介しましょう。

とにかく、この迫力ある重厚な楽曲に最もフィットするオケは、世界中でも「シカゴ響」に勝る楽団は無いでしょう。
率いるレヴァインの指揮も、演奏の詳細はオケのメンバーの自発性に委ねて、自らは自然体でオケをまとめることだけに専念していますが、これが世界一のオケをリードするのにとても素晴らしい効果を上げています。

独唱は、ことさらバリトンの「ベルント・ヴァイクル」が優れた名唱で、この楽曲のステイタスを何ランクも上げています。

アルバムタイトル…カール・オルフ作曲~「カルミナ・ブラーナ」

演奏…ジャームス・レヴァイン指揮
   シカゴ交響楽団 
   グレン・エリン児童合唱団
   ジューン・アンダーソン(ソプラノ)
   フィリップ・クリーチ(ソプラノ)
   ベルント・ヴァイクル(バリトン)

曲詳細…1.おお、運の女神よ、2.運の女神の傷手を、「第1部」3.春の愉しい面ざしが、4.万物を太陽は整えおさめる、5.見よ、今や楽しい、6.おどり、7.森は花咲き繁る、8.小間物屋さん、色紅を下さい、9.円舞曲、10.たとえこの世界がみな、「第2部」11.胸のうちは、抑えようがない、12.むかしは湖に住まっていた、13.わしは院長さまだぞ、14.酒場に私が居るとにゃ、「第3部」15.愛神はどこもかしこも飛び廻る、16.昼間も夜も、何もかもが、17.少女が立っていた、18.私の胸をめぐっては、19.もし若者が乙女と一緒に、20.おいで、おいで、さぁ来ておくれ、21.天秤棒に心をかけて、22.今こそ愉悦の季節、23.とても、いとしい方、24.アヴェ、25.おお、運の女神よ

1984年7月 シカゴにて録音

お薦めの詩(歌)は…まず第1は、最も有名なオープニング&エンディングの「おお、運の女神よ」における合唱&フルオーケストラの迫力は感涙ものです。

次いでは上記の「ベルント・ヴァイクル」が独唱しているパートはいずれも聴き物です。4曲目「万物~」、第2部の11曲目「胸のうち~」、16曲目「昼間も~」、18曲目「私の胸~」この辺りは良いですよ。

それから、「おお、女神よ」の次に有名な、22曲目「今こそ~」の恋の讃歌のフルオケ&フル合唱も、パワー全開でマッシヴな演奏です。

他には、オーケストラ&合唱の曲でありながら、ピアノが使われていたり、打楽器を多く使用したりと、オーケストレーションの妙を満喫出来る、曲&アルバムです。


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