ここの所、クラシックの紹介が多くなっていましたね。
前回、ご案内の通り、輸入の超廉価、超名盤を多く購入しておりまして、日々聴く事も多いんですねぇ。
しかし、今日は悪天候でしたが、昨今の桜満開で、いよいよ本格的な春到来と言う事で、温かくなったら、やっぱりラテン・ミュージックでしょう。
そこで、今日は久しぶりに、本格的なラテンで行きましょう。
とにかく、超人的なテクニックで、フラメンコ・ギターを弾き切る、スーパー・ギタリスト、「サビーカス」の演奏をご堪能下さい。
アルバムタイトル…フラメンコ・ギターの至芸
パーソネル…サビーカス(g)ソロ
曲目…1.アレグリーアスの変奏、2.セビーリャの幻惑(ブレリーアス)、3.わがソレア(ソレアーレス)、4.鐘の響き(ファルーカ)、5.ガリシアへのピローポ(ガジェガーダ)、6.レクオーナのマラゲーニャ、7.リナーレスのこだま(タランタス)、8.トリアーナの悲しみ(シギリージャス)、9.宴を終えて(ロンデーニャ)、10.ヘレスのクリスマス(ビジャンシーコ)
1972年スペインにてモノラル録音
原盤…ポリドール 発売…ユニバーサル・ミュージック
CD番号…POCF-2002
演奏について…1曲目「アレグリーアスの変奏」では、てとも明るいイメージの曲で、スペインの…と言うより、イタリアのナポリを連想させる曲調と演奏です。
「サビーカス」は、トレモロをメインにフラメンコ・ギター・テクニックをノッケから、満開で気持ち良く弾き切ります。
明るい曲の裏に、わずかに垣間見れる、哀愁や影に何を感ずるでしょう。
2曲目「セビーリャの幻惑」…もう、この曲はフラメンコ臭さぷんぷんで、超絶技巧のギター・テクニックで、情熱の炎を燃やし続ける。
この曲に浮かぶ情念は…??
ギター1本の演奏にも拘らず、眼を閉じれば、何かバラを銜えたカルメンが、フラメンコ・ステップを踏んでいる姿が眼に浮かぶ。
「サビーカス」の技術と、演奏に滾る精神…恐るべし!
3曲目「わがソレア」…CD解説(濱田滋郎氏 著)によると、ソレアはフラメンコの核心をなす形式の一つで、メジャーにもマイナーにも属さない調整が、独特の音楽を生み出すとの事。
「サビーカス」のテクが冴え渡る。
4曲目「鐘の響き」…一言で言って、良い曲だ!
このアルバムで一番、私のお好みですねぇ。
とにかく、哀愁たっぷりで、叙情性豊かな曲に、「サビーカス」の演奏が映える。
哀愁のスペイン映画の、ワンシーンに登場する、映画音楽の様に、日本人の心の琴線と涙腺を刺激し捲くる。
このメロディを聴いて何を思うのか?
それは、遥か故郷だろうか?
別れた彼女(妻)?それとも亡くなった母親だろうか?
素晴らしい演奏&曲に拍手喝采!!!
5曲目「ガリシアへのピローポ」…この曲はガリシア地方の曲と言う事で、厳密にはフラメンコでは無いとの事。
「サビーカス」は、ガリシアやカタルーニャ地方の舞曲を、華麗に親近感たっぷりに聴かせる。
終盤の華麗なテクニックには圧倒されますよ。
6曲目「レクオーナのマラゲーニャ」…キューバの作曲家、「エルネスト・レクオーナ」が書いた、良く知られた名曲。
「サビーカス」は、技術は言うに及ばず、郷愁に駆られた様な演奏スピリットが、とにかく素晴らしくて、耳を奪われる。
極彩色とパステルカラーが交互に展開される様に、カラフルな中の懐かしさと幻想性が心に沁みます。
7曲目「リナーレスのこだま」…この曲はフラメンコの形式で、「タランタス」と言うのだそう。
「サビーカス」は、この「タランタス」に従って、不協和音的なコードで、ほの暗いイメージを描き出す。
フラメンコのマイナー調演奏の極みで有り、来る悲劇を予感させる。
曲は勿論、全く異なるのだが、思わず「プッチーニ」の蝶々夫人が思い浮かぶ。
美しくて悲しい物語だ!
8曲目「トリアーナの悲しみ」…この曲は「This is Flamenco.」といって良い、「シギリージャス」形式の演奏の最高峰との事。
「サビーカス」が、とにかくすごテクで、正しくフラメンコ・ギターが唸り、叫び、吼えて、パッションが爆発する。
9曲目「宴を終えて」…とても幻想的な曲で、「サビーカス」の情念がギターに乗り移る。
ギター一音一音に込める「サビーカス」の演奏スピリットが、とてもディープです。
10曲目「ヘレスのクリスマス」…とても郷愁を感じるようなマイナー・チューンで、スペイン(ラテン)の曲って、何て日本人の郷愁感情にマッチするのか?と改めて認識させられる1曲。
最後は泣いて下さいってか?
コード・チェンジでファイナルに盛り上がる時の瞬間が最高です。
やっぱり、哀愁のマイナー・メロディはいつ聴いても良い。
私は好きだなぁ…こう言う曲。
総括ですが、ラテンでもフラメンコは陽気じゃないね!
ここで聴けるのは、やっぱり哀愁がメインです。
まじで泣けます。
前回、ご案内の通り、輸入の超廉価、超名盤を多く購入しておりまして、日々聴く事も多いんですねぇ。
しかし、今日は悪天候でしたが、昨今の桜満開で、いよいよ本格的な春到来と言う事で、温かくなったら、やっぱりラテン・ミュージックでしょう。
そこで、今日は久しぶりに、本格的なラテンで行きましょう。
とにかく、超人的なテクニックで、フラメンコ・ギターを弾き切る、スーパー・ギタリスト、「サビーカス」の演奏をご堪能下さい。
アルバムタイトル…フラメンコ・ギターの至芸
パーソネル…サビーカス(g)ソロ
曲目…1.アレグリーアスの変奏、2.セビーリャの幻惑(ブレリーアス)、3.わがソレア(ソレアーレス)、4.鐘の響き(ファルーカ)、5.ガリシアへのピローポ(ガジェガーダ)、6.レクオーナのマラゲーニャ、7.リナーレスのこだま(タランタス)、8.トリアーナの悲しみ(シギリージャス)、9.宴を終えて(ロンデーニャ)、10.ヘレスのクリスマス(ビジャンシーコ)
1972年スペインにてモノラル録音
原盤…ポリドール 発売…ユニバーサル・ミュージック
CD番号…POCF-2002
演奏について…1曲目「アレグリーアスの変奏」では、てとも明るいイメージの曲で、スペインの…と言うより、イタリアのナポリを連想させる曲調と演奏です。
「サビーカス」は、トレモロをメインにフラメンコ・ギター・テクニックをノッケから、満開で気持ち良く弾き切ります。
明るい曲の裏に、わずかに垣間見れる、哀愁や影に何を感ずるでしょう。
2曲目「セビーリャの幻惑」…もう、この曲はフラメンコ臭さぷんぷんで、超絶技巧のギター・テクニックで、情熱の炎を燃やし続ける。
この曲に浮かぶ情念は…??
ギター1本の演奏にも拘らず、眼を閉じれば、何かバラを銜えたカルメンが、フラメンコ・ステップを踏んでいる姿が眼に浮かぶ。
「サビーカス」の技術と、演奏に滾る精神…恐るべし!
3曲目「わがソレア」…CD解説(濱田滋郎氏 著)によると、ソレアはフラメンコの核心をなす形式の一つで、メジャーにもマイナーにも属さない調整が、独特の音楽を生み出すとの事。
「サビーカス」のテクが冴え渡る。
4曲目「鐘の響き」…一言で言って、良い曲だ!
このアルバムで一番、私のお好みですねぇ。
とにかく、哀愁たっぷりで、叙情性豊かな曲に、「サビーカス」の演奏が映える。
哀愁のスペイン映画の、ワンシーンに登場する、映画音楽の様に、日本人の心の琴線と涙腺を刺激し捲くる。
このメロディを聴いて何を思うのか?
それは、遥か故郷だろうか?
別れた彼女(妻)?それとも亡くなった母親だろうか?
素晴らしい演奏&曲に拍手喝采!!!
5曲目「ガリシアへのピローポ」…この曲はガリシア地方の曲と言う事で、厳密にはフラメンコでは無いとの事。
「サビーカス」は、ガリシアやカタルーニャ地方の舞曲を、華麗に親近感たっぷりに聴かせる。
終盤の華麗なテクニックには圧倒されますよ。
6曲目「レクオーナのマラゲーニャ」…キューバの作曲家、「エルネスト・レクオーナ」が書いた、良く知られた名曲。
「サビーカス」は、技術は言うに及ばず、郷愁に駆られた様な演奏スピリットが、とにかく素晴らしくて、耳を奪われる。
極彩色とパステルカラーが交互に展開される様に、カラフルな中の懐かしさと幻想性が心に沁みます。
7曲目「リナーレスのこだま」…この曲はフラメンコの形式で、「タランタス」と言うのだそう。
「サビーカス」は、この「タランタス」に従って、不協和音的なコードで、ほの暗いイメージを描き出す。
フラメンコのマイナー調演奏の極みで有り、来る悲劇を予感させる。
曲は勿論、全く異なるのだが、思わず「プッチーニ」の蝶々夫人が思い浮かぶ。
美しくて悲しい物語だ!
8曲目「トリアーナの悲しみ」…この曲は「This is Flamenco.」といって良い、「シギリージャス」形式の演奏の最高峰との事。
「サビーカス」が、とにかくすごテクで、正しくフラメンコ・ギターが唸り、叫び、吼えて、パッションが爆発する。
9曲目「宴を終えて」…とても幻想的な曲で、「サビーカス」の情念がギターに乗り移る。
ギター一音一音に込める「サビーカス」の演奏スピリットが、とてもディープです。
10曲目「ヘレスのクリスマス」…とても郷愁を感じるようなマイナー・チューンで、スペイン(ラテン)の曲って、何て日本人の郷愁感情にマッチするのか?と改めて認識させられる1曲。
最後は泣いて下さいってか?
コード・チェンジでファイナルに盛り上がる時の瞬間が最高です。
やっぱり、哀愁のマイナー・メロディはいつ聴いても良い。
私は好きだなぁ…こう言う曲。
総括ですが、ラテンでもフラメンコは陽気じゃないね!
ここで聴けるのは、やっぱり哀愁がメインです。
まじで泣けます。
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